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伊賀米だけで造る地元に密着したお酒
伊賀といえば、すぐに頭に浮かぶのが「忍者の里」。けれど、じつは伊賀は「米の里」でもある。気候風土に恵まれた伊賀で生産される米は、味、香り、粘りに優れており、「伊賀米」と呼ばれる。
今回伺った澤佐酒造は、その伊賀米のみを使って酒造りをしている。使用している水も、観光地ともなっている香落渓(こおちだに)から滲み出た地下水を利用。
地元に密着した酒造りが澤佐酒造の特徴である。
有機酸のたっぷり含まれた美酒
さらにここでは、機械に頼らず、ひとつひとつが手作り。だから生産量は少ないが、その味は全国新酒鑑評界において7年連続で金賞を受賞するなど、高い評価を得ている。
とくに、純米吟醸の「アンプレヴュ」という酒。特殊仕込みで造られるというアンプレヴュは、白ワインのような風味を持つ。その風味が出せるのは有機酸が豊富に含まれているから。そのため体にも優しい。
地元の伊賀米にこだわって、ひとつひとつ丁寧に作り上げる。「米の里」だからできる酒がここにある。
うまさけの国、鈴鹿の日本酒「清水清三郎商店」/三重県鈴鹿市 – NIHONMONO
伝説に残る酒の国 鈴鹿の酒の歴史は古い。古い文献、「倭姫命世記」(やまとひめのみことせいき)には、「味酒鈴鹿国
蓋麹にこだわったお酒の味「合名会社森喜酒造場」/三重県伊賀市 – NIHONMONO
蓋麹にこだわるお酒 平成11年から、生産量のすべてが「純米」となった森喜酒造場。つくる酒はすべて手づくりで、「