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平成の名水百選で造るお酒
瀧自慢酒造の蔵元の脇を流れる川をたどっていくと、その屋号のもとともなった赤目四十八滝にいきあたる。日本の滝百選にも選ばれているこの滝は、「平成の名水百選」にも選ばれたおいしい水の名所でもあるのだ。瀧自慢はこの名水からつくられる。
しかし、それだけでは愛される酒はつくれない。瀧自慢酒造が目指すのは「百人が一杯飲む酒よりも、一人が百杯飲む酒」。「うちの味はこうだ」と掲げるのではなく、飲む人のことを最優先に考える。だから、米の旨みが特徴の酒もあれば、さらりとした飲み口の酒もある。
細かな管理を徹底する
とはいえ、「言うは易し行なうは難し」だ。瀧自慢酒造の酒づくりを見ると、その言葉を実感できる。米洗いは極寒のなか手作業で行われ、仕込みタンクは管理をしやすいように通常よりも小さいものを使用する。
瓶詰めにまでこだわるというのは、大量生産を目指した蔵では到底できない作業だ。
製造量こそ少ないが、「一人が百杯飲む酒」をつくる。食事をしながら、知らず知らずに杯を重ねる。そんな姿の見える酒だ。
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