近江昔話で歴史を感じるお宿「里湯昔話 雄山荘」/滋賀県大津市

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昔話を読み、情緒と寛ぎのひとときを

琵琶湖西岸、近江の地域に伝わる昔話をテーマにして独自の空間を作り出しているのが「里湯昔話 雄山荘」だ。近江国の歴史は古く、古事記には「近つ淡海国」「淡海国」「近淡海国」とも記録がある。人の歴史が深ければ、色濃く残る「昔話」の数々。
お宿のロビーには龍や武士を模した絵が飾られ、館内の通路には昔話が描かれた場所があり、ついついゆっくり散策したくなる。
寛ぎのスペースである「近江昔話らいぶらり」は滋賀県の昔話や歴史、文化の書籍が集められており、アニメーションの上映も行っているのだとか。囲炉裏を前にして、昔話を読む。日常ではできない、旅ならではの体験だろう。

雄琴温泉の伝説

温泉大浴場は男湯「弁慶の引摺り鐘」、女湯「天女の舞」。泉質はアルカリ性単純泉、神経痛や疲労回復に効果がある。実は、源泉である「雄琴温泉」にも昔話がある。昔、八つの頭を持つ大蛇が住んでいる谷があり、その近くに念仏池という池があった。この池は病気に効くとされ、人々は念仏を唱えながら賽銭を投げ入れていた。そして、この念仏池こそ、「雄琴温泉」の由来だと言われている。

雄山荘の食事へのこだわり

地元へのこだわりはお食事の生産者にも及ぶ。契約農家から届く地元のお野菜とお米を使ったお料理はお宿の自慢でもあるという。
「里湯昔話 雄山荘」は近江の文化に触れ、生きた「味」を食すことができるお宿だ。

ACCESS

里湯昔話 雄山荘
滋賀県大津市雄琴町見晴らし台
URL http://www.yuzanso.co.jp/
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