日本一のすり鉢「マルホン製陶所」/岐阜県土岐市

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「すり鉢」のふるさと。

ごま和えのごまをする。とろろをすりおろす。イワシをつみれにする。和食を作るときに欠かせない、すり鉢。
最近はすり鉢を持っていない家庭も多いが、フードプロセッサーでは出せない粘りや、香りの高さ、小さなすり鉢なら手軽に使えて器代わりにもできるなど、すり鉢のよさを見直す動きもある。
そんなすり鉢の全国シェア70%を占めるのが、ここマルホン製陶所だ。
創業は1911年というから、100年を迎えた老舗である。ここのすり鉢が愛される理由は、鉢の硬さと丁寧に入れられた櫛目。美濃地方は古くから陶磁器の里として知られているが、マルホン製陶所のすり鉢もその伝統を受け継いでいる。

櫛目の出来が美味しさを左右する。

焼きを入れる前につける櫛目は、実際に櫛を使い、ひとつひとつの鉢に手で引いていく。
力加減、櫛を当てる角度など、どれかひとつでも違ってしまえば、まったく違うすり鉢ができあがってしまうほど、熟練を要する技だ。中田もこの作業を体験。さらに、釉薬をつける工程まで体験させていただいた。

すり鉢は、賢く使えばこれほど使い勝手のいい道具はない。ニンニクやハーブをすってドレッシングを作ったり、バジルをすりおろしてパスタソースを作ったり、洋食にだって使える。
もし、あなたのキッチンにすり鉢がなかったら、導入してみてはいかがだろう?

ACCESS

有限会社 マルホン製陶所
岐阜県土岐市駄知町2321-55
URL http://suribachi.co.jp/
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