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太鼓判を押す安曇野放牧豚
夕食で訪れたのは松本市にある「レストロ リン プラス ユイット」。シェフの小林昌和さんが自ら農場に足を運んで食材を仕入れた、長野産の肉と野菜料理を楽しめるフレンチレストランだ。一皿目は小林さんが「非常に良い環境で育っている」と太鼓判を押す安曇野放牧豚。シェリービネガーのソースが肉の味を引き立てる。付け合わせは軽井沢にほど近い北御牧で採られた白土芋だ。この土地の特産品で甘みがありほくほくとした食感が楽しめる。
長野の激戦した食材たち
二皿目はミディアムレアの信州プレミアム牛フィレをいただく。この牛肉は美味しさを左右する成分オレイン酸の含有率数値が基準を満たす厳選牛だ。ナイフがするっと入るほど柔らかく、ジューシーな味わいが口いっぱいに広がっていく。満を持して登場したのは木曽アルテック社のワインエアレーター。ワインを注ぐと横の小さな穴からワインに適度な空気が含まれる仕組みだ。さっそく赤ワインでテイスティングしてみることに。エアレーターを通したワインは「微妙に軽い感じがある。空気が入って、ふわふわするような感じ」と中田。繊細な舌を持つシェフなら、ということで小林さんにも試してもらう。一口含むと「違いますね」と小林さんも頷いた。