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語り継がれるひたむきな米作りと酒造り 天保4(1833)年、初代・久須美作之助が創業。170年余の歴史を持つ「久須美酒造」のある和島村は新潟県の中央部の海岸線に位置し、良寛和尚の終焉の地と知られる海となだらか山間の静かな場所だ。これまで手づくりの伝統を頑なに守り、雪国・新潟の自然に恵まれた小さな村里で酒造りを続けてきた。過去20年の間に自然災害に3度遭うが、現在もこだわりの酒造りを続けている。 |
執念で勝ち取った幻の米「亀の尾」で造り上げた美酒日本酒の将来を案じていた久須美酒造6代目・久須美記廸さんが、越後杜氏の長老から「亀の尾で造った吟醸酒の味が忘れられない」と聞いたことから、「その米でぜひ酒を造りたい!」とロマンをふくらませ、この幻の米「亀の尾」を探しにかかり、昭和55年にようやく穂にして10本、約1,500粒のわずかな種もみを手に入れることに成功。その種もみを元に、地元農家を説き伏せて有機栽培して銘酒『亀の翁(かめのお)』を誕生させた。 |
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酒はその土地の米と水と人情と自然が醸す風 「酒はその土地の米と水と人情と自然が醸す風」とは「自らが作ったお米で、自らが育てた水を使い、地元の人々との和が美味しいお酒を造り出す」という酒蔵の信念。「久須美酒造」の裏山には樹齢150年を超す老杉がそびえたち、そこからは清く澄んだ湧き水が湧き出ている。「久須美酒造」のお酒は、この名水と新潟米を磨いて丁寧に仕込んでいる。 |
ACCESS
- 久須美酒造株式会社
- 新潟県長岡市小島谷1537-2
- URL http://www.kamenoo.jp/