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500基の石灯籠の荘厳な光景
1691(元禄4)年に、長州藩第4代藩主・毛利吉就が建てた菩提寺。第3代~11代までの奇数代の藩主夫妻が眠っている。
木立に囲まれた長い参道を登ると、本殿の大雄宝殿が見えてくる。これは中国風の華麗な建築で、重要文化財にも指定されているものだ。その奥には毛利家の墓所があり、数十の墓碑が立ち並んでいる。ここには重臣諸家の献上した500基もの石灯籠も立っていて、じつに荘厳な光景。
毎年8月15日のお盆には、送り火の行事「万灯会」が催され、この石灯籠すべてに灯がともされるそうだ。あいにく訪ねた時期ではなかったので見られなかったが、想像するだに幻想的。
ちなみに、初代藩主の秀就と偶数代藩主の墓所は、萩駅近くの大照院にある。こちらも見ごたえ充分。