暮らしをクリエイトする「graf」
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目次 graf bldに集まる魅力的な空間
暮らしに関わるあらゆるものづくりをする、クリエイティブユニット「graf」。オリジナル家具でその名を知っている人も多いかもしれないが、彼らは建築、空間デザイン、グラフィック、アート、そして食にいたるまで、文字通り「暮らし」をクリエイトする集団だ。もともとは「decorative mode no.3」という名前で1993年に活動を開始。1998年には、大阪の南堀江にショールーム「graf」をオープンした。2000年にショールームを中之島に移転。
「graf bld」という名の5階建てのビルには、設計、グラフィックの事務所の他に、オリジナル家具・プロダクトをはじめ、各地から厳選された雑貨などを取り扱うshop/showroom、様々なクリエーターとの出会いや経験の交換から新しい発見を試みる企画スペースのsalon。
grafが各地での活動を通じて出会った人や場所とのつながりを食に表現し、grafの家具やプロダクトを実際に体験することのできるカフェfudoが併設されている。
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よりよい「暮らしのための構造」を目指して
なかでもレストランはとくに人気で、連日大勢の人で賑わっている。クリエイターたちが作るレストランだけあって、こだわりのインテリアと照明、プラス地場産の食材を使ったバツグンに美味しい料理。
シンプルながらもアーティスティックさが漂う空間は、なんとなく居心地がよくて、ついつい長居をしてしまう店なのである。
彼らの活動は大阪だけにとどまらず、全国各地の店舗デザインなど、多くのプロジェクトを手がけている。また、アーティストの展覧会用の建物や展示室の空間デザインなど、幅広い活動を展開している。
家具を「生活の道具」と位置づけるgraf。目指すものは、よりよい「暮らしのための構造」なのだ。
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