NIHONMONO「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン

アートと自然が融合した癒しの宿「リバーリトリート雅樂倶」

アートと自然が融合した癒しの宿「リバーリトリート雅樂倶」

富山市の南、岐阜県との県境近くに、神通川が造り出す、美しい渓谷があるのをご存じだろうか。富山県内有数の景勝地として知られていて、清らかな川の流れと山並みが作り上げた渓谷は、富山県の県定公園になっている。その豊かな自然をいたるところから一望できる川のほとりにひっそりと「リバーリトリート雅樂倶」はある。

元々は、2000年5月に”川のほとりの癒しの宿”をコンセプトにオープン。その後、芸術・お風呂・食事が楽しめる場所を目指し、2005年にメインロビーをリニューアル。東京ステーションシティホテル内にある和菓子の名店『TORAYA CAFÉ』や、2019年、岩手県陸前高田市に一部の施設が完成した『高田松原津波復興祈念公園』などを手掛けた建築家・内藤廣氏が設計した。館内外各所にちりばめられたアート作品と相まって、まさに「大自然の中のアート空間」と言える宿になった。2021年3月には岸辺に沿って「Garden Terrace」を新設し、川の流れをより間近に感じながら、四季折々の景色が見られる癒しのスペースとして、ゆったりとした時間を過ごすことができる。さらに、「ミシュランガイド北陸2021」では富山県で唯一4レッドパビリオンの旅館として紹介されている。

客室は全23室。一部屋ずつそれぞれちがうコンセプトで設えられている。部屋の中には今を輝く現代アーティストの作品が飾られおり、まるで美術展に来たような感覚になれる。プライベートサウナが付いたスイートルームもまた魅力的だ。その部屋を利用する事でしか見られないアート作品も施されており、滞在ごとに別の部屋に泊まり、一番好みの部屋を見つけてみるのも楽しみ方の一つといえるかもしれない。また、寝具にもこだわりを見せている。最上級の寝具素材と言われている馬毛ベッドパッドや敷布団を全客室に採用。アート空間の中での上質な眠りと、翌朝の目覚めの清々しさはここでしか味わえない特別体験になるはずだ。

「リバーリトリート雅樂倶」のもう一つの魅力、食については、2箇所のレストランで楽しむことができる。「和彩膳所樂味」では、ホタルイカや白エビをはじめとする富山の海の幸や、料理長によって厳選された地元の野菜を使用した会席料理が人気だ。富山の地酒と一緒に、と想像するだけで頬がゆるんでしまう。

そしてもう一つはフレンチレストラン「トレゾニエ」。季節ごとの最上の食材を大切にしたいというコンセプトから、食材はシェフ自ら山や漁港に出向き厳選したものを使っている。また、どちらのレストランでも拘り抜かれた現代作家の器が使用されており、料理をあじわいながら器を愛でる楽しさも用意されている。

お風呂も楽しみの一つ、「リバーリトリート雅樂倶」には2か所の大浴場がある。お風呂に浸かりながら眺める神通峡の景色は、旅の思い出の一つになるだろう。浸かった後は、スパでさらにリフレッシュするのがおすすめだ。その日の体調や気分に合わせた漢方オイルや、100%天然のエッセンシャルオイルを使用したトリートメントは、”薬都”とも言われる富山ならではのおもてなしと言えるだろう。

大自然の中の美術館のような宿。アートと自然が生み出す、ここでしか味わえない極上の体験がそこにはある。

ACCESS

リバーリトリート雅樂倶
富山県富山市春日56-2
TEL 076-467-5550
URL https://www.garaku.co.jp/