
概要
2024年に発生した能登半島地震から1年。今もなお復興へ向けて歩みを進める能登の地には、受け継がれてきた美しい風景、職人の技、そして人々の温かな営みがあります。「にほんもの学校 2025」では、日本の“ほんもの”を未来へ残すために歩んできた「にほんもの」を通して、能登の“今”を感じ、未来へつなぐ特別な体験の場をお届けします。
この3日間限定のイベントでは、石川県・能登から現地直送の食材を販売する「朝採れ朝市」、能登が誇る農、漁、宿、酒蔵の魅力と震災を経た現在の姿を学ぶ体験型トークイベント「にほんもの学校」などといったイベントコンテンツをご用意しています。
このイベントは、JR東日本が「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として位置づける「TAKANAWA GATEWAY CITY」にて開催。2025年3月のまちびらきに合わせ、ただ伝えるだけではなく、能登の今に触れ、感じ、そして未来へつなぐ「にほんもの」ならではの体験を、ぜひご体感ください。
「にほんもの学校 2025」開催概要
イベント名:にほんもの学校 2025
期間:2025年3月28日(金)〜3月30日(日) 11:00〜18:00
会場:TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 SOUTH 6階 Conference Hall A
料金:「にほんもの学校」受講チケット 8種各¥1,000
事前チケット購入サイト:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02k4fpjwaea41.html
主催:NIHONMONO実行委員会
特別協賛:東日本旅客鉄道株式会社
協賛:ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
後援:J-WAVE 81.3FM
運営:株式会社サニーサイドアップ
チケットについて
「にほんもの学校」受講チケットは、3月7日(金)よりパスマーケットにて事前販売いたします。
にほんもの学校 受講チケット(8 種):各¥1,000
にほんもの学校
「にほんもの学校」は、能登のものづくりの魅力と2024年1月に発生した能登半島地震の影響を受けた現状について学ぶための体験型トークイベントです。ここでは、各時間割を設け、能登からゲストを お招きし、ナビゲーターと一緒に学ぶことができます。参加には受講チケットが必要となります。
【1日目】3 月28 日(金)
1限目(11:30〜12:30) 工芸・kota glass 有永浩太さん

能登島を拠点とするガラス作家・有永浩太さん。吹きガラスを中心に、多彩な技法で生み出される作品は、自然の造形美と機能美を兼ね備えています。国内外で高く評価され、工芸公募展でも受賞歴を持つ実力派です。授業内の体験時間では、形状の異なるグラスで日本酒の飲み比べをしていただけます。
2限目(13:30〜14:30) 農業・鵬学園高等学校 生徒の皆さん

石川県七尾市の伝統菓子である「大豆飴」。鵬学園高等学校 生徒の皆さんは、能登半島地震と七尾市の豆菓子の文化の継承を目石川県七尾市の伝統菓子である「大豆飴」。鵬学園高等学校 生徒の皆さんは、能登半島地震の復興と七尾市の豆菓子の文化の継承を目的に、これまで東ハト、キットカット、ロッテなど様々な商品開発をしてきた中田英寿の監修のもと、お酒に合う豆菓子「Fucco」を開発。授業内の体験時間では、お披露目の場として「Fucco」をご試食いただけます。
3限目(15:30〜16:00) 旅館・百楽荘

創業90年の歴史を誇る、神秘的な洞窟風呂と日本百景九十九湾の絶景を楽しめる旅館・能登九十九湾百楽荘。全客室から日本百景にも選ばれた「九十九湾」の穏やかな絶景を一望でき、贅を尽くした空間で至福のひとときを堪能できます。大きな魅力の一つであった釣り桟橋をはじめ、大きな被害を受けてから一年。復興に向けての歩みについてお話を伺います。
ナビゲーター:小川紗良さん

1996年東京生まれ。文筆家・映像作家・俳優。NHK『まんぷく』、ひかりTV『湯あがりスケッチ』等に出演。初長編監督作『海辺の金魚』は全州国際映画祭に出品され、自ら小説化も手がけた。2023年、活動拠点として「とおまわり」を設立。
【2日目】3 月29 日(土)
1限目(11:30〜12:30) 工芸・赤木明登うるし工房 赤木明登さん

編集者から塗師へ転身した異色の漆作家、赤木明登さん。伝統技法を継承しつつ、モダンな感性を融合させた作品は国内外で高く評価され、東京国立近代美術館やドイツ国立美術館でも展示されています。授業内の体験時間では、赤木さんの輪島塗の作品と、市販の輪島塗のお椀にて、お味噌汁の食べ比べをしていただけます。
2限目(13:30〜14:30) 農業・NOTO高農園

能登島の赤土を生かした土づくりから味にこだわり、有機野菜を育てる「高農園」。力強い香りと旨みを持つ野菜は主役級の存在感を放ち、都内の名だたるシェフたちから絶大な支持を受けています。授業内の体験時間では、採れたて野菜を能登の伝統調味料である「いしり」に付けてお召し上がりいただけます。
3限目(15:30〜16:30) 酒蔵・櫻田酒造

珠洲市蛸島で家族4人で営む酒蔵、櫻田酒造。代表作「初桜」や「大慶」は、能登の風土を映す繊細で奥深い味わいが特徴。震災で蔵が全壊するも、石川県白山市の車多酒造で酒造りを継続。授業内の体験時間では、櫻田酒造の搾りたてのお酒を試飲していただけます。
ナビゲーター:クリス智子さん

5月1日ハワイ生まれ。幼少期を京都、フィラデルフィア、横浜などで過ごし、上智大学卒業後、J-WAVEでナビゲーターとしてデビュー。現在は同局で「TALK TO NEIGHBORS」(月〜木13:00〜13:30)を担当。ラジオやTVナレーション、雑誌執筆など多方面で活躍中。
【3日目】3 月30 日(日)
1限目(11:30〜12:30) 漁業・日の出大敷

年間2,000トン超の漁獲高を誇る能登町随一の漁家「日の出大敷」。多種多様な魚が水揚げされる最高の漁場・能登にて、大型定置網漁で営み、豊かな海の恵みを守ります。授業内の体験時間では、新鮮なお魚で調理したお味噌汁をお召し上がりいただけます。
2限目(13:30〜14:30) 工芸・篠原敬さん

15世紀末に姿を消したのち、1979年に地元作家の手によって珠洲焼作家、また作家団体「創炎会」の代表の篠原敬さん。珠洲焼特有の黒灰色の焼締めが生む力強い風合いを追求しています。能登半島地震では、篠原さんが営む「游戯窯」は全壊。「創炎会」では、釜の再建や、作家が共同で使用できる公営窯を通して、珠洲焼を未来へつなぐための活動を行っています。授業内の体験時間では、珠洲の土に触れ、陶芸体験をしていただけます。
3限目(15:30〜16:30) 酒蔵・車多酒造 車多一成さん

1823年の創業以来、能登杜氏の伝統の技を受け継ぎ、加賀平野で酒造りを行う「車多酒造」。代表作「天狗舞」は、石川県白山の地を超え、世界中で愛されています。代表・車多一成氏は石川県酒造組合の会長として、震災後の能登の酒蔵の復興支援にも尽力。蔵を失った酒蔵を受け入れるなど、酒造りを通じた支援を続けています。授業内の体験時間では、搾りたての天狗舞を試飲していただけます。
ナビゲーター:笹木かおりさん

スポーツ等幅広い知識でテレビやラジオなど様々な場面で活動中。現在配信中のポッドキャスト「NIHONMONO 中田英寿 にほんのほんものを巡る旅」ナビゲーターを務める。その他NHKBS1「サッカーの園」などの番組にもMCアシスタントとして出演。
朝採れ朝市
イベント期間中、能登で採れた生産物をイベント会場で販売いたします。
毎日、14時ごろより、商品がマルシェブースに並びます。

NOTO高農園さん
販売商品例:さつまいも、にんじん、大根


車多酒造さん
販売商品例:天狗舞 零、天狗舞 純米大吟醸50 生酒


日の出大敷さん
販売商品例:当日に獲れた鮮魚
TAKANAWA GATEWAY CITYとは
TAKANAWA GATEWAY CITYは、品川開発プロジェクトの一環として、開発コンセプトに「Global Gateway」を掲げ、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として新たなビジネス・文化が生まれ続けるまちづくりです。 2025年3月27日まちびらきより、THE LINKPILLAR 1の開業および高輪ゲートウェイ駅が全面開業し、その他の棟(THE LINKPILLAR 2・MoN Takanawa: The Museum of Narratives・TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE)および各棟周辺エリアを2026年春に開業します。 今後も続くTAKANAWA GATEWAY CITYおよび品川駅周辺エリア(品川駅北口駅改良・品川駅街区)のまちづくりと一体となった価値向上に向けて、品川開発プロジェクトを推進していきます。

NIHONMONO -「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン

中田英寿が日本全国を巡り、その中で実際に見聞きし、時には体験を経て出逢った、その土地ならではの工芸、農業、醸造など脈々と受け継がれてきた伝統や文化。その知られざる魅力を発信するのが、ウェブメディア「NIHONMONO」です。
その地域ごとの気候や風土の中で自然と育まれてきた伝統や文化、日本ならではの美しい四季がつくり出す素材、叡智を宿した職人の手によって生み出されるものづくりの技術など、書籍や観光ガイドでは知り得ない、世界に誇るべき“Japan Quality”を「“にほん”の“ほんもの”=にほんもの」という言葉で表現し、編み、伝えることが私たちの目的。私たちは、その土地に足を運び訪れ、感じたありのままを文章にすることで、実際に訪れないとわからない地域や生産者が醸し出す空気感や背景をしっかりと伝えていきます。まるでその場所を訪れているような臨場感のある物語をデザインしています。
交通アクセスと会場案内
JR山手線、JR京浜東北・根岸線
高輪ゲートウェイ駅直結
電車利用の場合
・JR京浜東北・根岸線 東京駅より約8分
・JR山手線 渋谷駅(内回り)より約14分
・JR山手線 新宿駅(内回り)より約21分
空港利用の場合
京急線 羽田空港第1・第2ターミナル駅より約17分
※品川駅でJR山手線・京浜東北線乗り換え