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器自体が光るような「光器」
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真っ白で薄手の器。その中に光がはいると、表面に光の点描が浮かびあがる。「光器」という、この作品で注目を集める陶芸家が新里明士(にいさとあきお)さんだ。
千葉県に生まれ、2001年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了して以来、陶芸家として活動されている新里さん。
国内外を問わず作品を発表し、2008年 「第8回国際陶磁器展美濃」審査員特別賞、「第3回パラミタ陶芸大賞展」大賞を受賞された。現在も岐阜県多治見市を制作の拠点にしている。
新たな存在感を持つ。
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新里さんの作品の特徴である、光が透ける器。
非常に薄く光が透けて見える部分は、素焼きした磁器に穴をあけてその上から透明の釉薬をかけ、穴に釉薬を充填させて焼成させる、「蛍手・とうで」といわれる技法だ。
古くは12世紀のペルシャ陶器や、中国の明代に作られた茶碗に用いられている。この技法を「点描」や「螺旋」という、シンプルかつ繊細な表現で応用したことで、新しい存在感を持った陶芸作品が生まれたのだ。
新里さんは中田と同じ年代の陶芸家。今後、どんな作品が生まれるのか注目していきたい。
NIHONMONO – 「にほん」の「ほんも…
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