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牛肉の旨みをひきだす“ワイン”の力
ワインビーフ……?料理の名前かと思いきや、なんとワインを食べさせて育てた牛のことだった。栄養が赤味に行き渡るころに、飼料にワインの搾りかすを加える。すると、肉の臭みがなくなり、旨みが引き出されるという。
「最初にブドウかすを与えたときに、びっくりしたのは、糞尿に臭いが出なくなったこと」そう話すのは小林牧場の小林輝男さん。「それとともに、肉の臭みもなくなって、口当たりのいい肉になったんです」。
甲州牛はやっぱりステーキがおすすめ、ランチにBBQも
中田が「おすすめの食べ方は?」と聞くと、間髪いれずに「やっぱり、シンプルな味つけ。塩とこしょうで焼くっていうのが一番かな」と返ってきた。それだけ、“肉”そのものに自信があるということだ。
甲州ワインビーフではBBQも楽しむことができる。ぜひ一度足を運んでほしい。
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小林牧場の甲州牛の特徴は、安全な飼料を使うこと
「同じ穀物を使っても、より安全性の高いものを選ぶ。ワインかすもそうです。子どもたちのことを考えるとやはり安全というのが一番ですね」小林さんは、飼料の安全性にも気を配っている。「本当のことをいうと、孫たちには自分が育てた牛以外の牛肉は食べてほしくない」というほど、その品質には自信がある。
ワインの里ならではの「甲州ワインビーフ」。ここ小林牧場のみで育てられる、ブドウで育つ安全でおいしい牛肉だ。
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