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信仰を集めた霊場奈良県のほぼ中央、大和と伊勢を結ぶ初瀬(はせ)街道を見降ろすように、山の中腹に建つ寺。西国三十三カ所観音霊場の第八番札所であり、日本でも有数の観音霊場として知られる、長谷寺だ。創建は686年(朱鳥元年)。平安時代以降に観音霊場として貴族から信仰を集めたが、とくに1024年に藤原道長が参詣してからその信仰はさらに広まり、中世以降は武士や庶民たちからも崇敬された。 |
歌に詠まれた美しい境内その風景は、古くから人々の心を動かした。「花の御寺」と親しまれ、「枕草子」や「更級日記」といった多くの古典文学に幾度となく長谷寺は登場する。なかでも有名なのが「源氏物語」玉鬘(たまかずら)巻で、長谷寺で右近が玉鬘と再会し、それを喜んだ歌だろう。 |
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ACCESS
- 長谷寺
- 奈良県桜井市初瀬731-1
- URL http://www.hasedera.or.jp/