縄文時代に人の暮した洞窟。大谷寺(おおやじ)を訪れてまず誰もが驚くのが、自然の創り出した巨大な奇岩の山だろう。そのふもとには、岩の下に食い込むように大谷寺の観音堂が建てられている。思わず「なぜここに建物が?」と感じる人は多いかもしれない。しかしこの奇岩こそ、この土地の歴史に大きく関係している。 |
岩の壁の「磨崖仏」の存在。大谷寺は平安時代810年に弘法大師・空海が、本尊である「千手観音菩薩立像」を彫り開山したと言い伝えられている。このほかに「釈迦三尊像」、「薬師三尊像」、「阿弥陀三尊像」と、全部で4組10体の石仏が今も残されているのだ。 ご住職に洞窟の中を案内していただくことができた。 |
ACCESS
- 天開山 大谷寺
- 栃木県宇都宮市大谷町1198
- URL http://www.ooyaji.jp/