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日の出とともに海へやはり漁は朝が早い。しかも今回同行させてもらったのは養殖わかめの収穫だ。 |
わかめの「刈入れ」に挑戦岩手県はわかめ養殖の盛んな土地だ。現在、日本国内の生産量は、生換算で約6万トン、三陸産の生産量が岩手県が2.5万トン、宮城県が1.5万トン、合計4万トンで、岩手県が生産量日本一。その内、重茂産は3,000トンの水揚げがある。毎年、6月~8月に天然のめかぶの胞子をシュロ縄につけて、海の中で育てたあとに、11月ごろにそのシュロ縄を太い幹縄に巻き付けする。1月、2月に山の雪解け水が海に流れてきて一気に成長し、3月に刈り取りのが一般的なわかめ。わかめは1年草なので4月中ごろまでに全部刈り取りするのだという。 |
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暖流のわかめ、寒流の昆布船いっぱいに収穫したわかめは陸に水揚げると最初に海水で茹でる作業を行う。そして塩漬けにして保管する。こうした加工まで行って、1日の作業が終わる。わかめの季節が終わると次は昆布というように一年はまだ続いていくのだ。 |
家族みんなで行うわかめ養殖重茂半島も東日本大震災の被害は大きかった。浜の岩場に残る津波の痕跡も教えていただく。しかし、甚大な被害のなかでも早い時期に共同で船を購入及び船を修繕し、震災後の5月末には共同で天然わかめの採取が行われ、更にわかめ、こんぶの養殖施設や加工場が整備されたことで、震災前に養殖漁業を181名が営んでいたのが、現在、128名が養殖漁業を再開している状態だという。 |
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ACCESS
- 重茂漁業協同組合
- 岩手県宮古市重茂第1地割37番地の1
- URL http://www.jfomoe.or.jp/