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	<title>ガラス工芸 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>ガラス工芸 - NIHONMONO</title>
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		<title>バーナーワークで作る繊細な器と大胆なデザインが魅力のガラス作家･河野千種さん／群馬県高崎市</title>
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		<pubDate>Sun, 24 Nov 2024 08:34:25 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工房]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_957.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>群馬県高崎市内の自宅兼工房で、日常使いの器類を作りながらアート作品も製作しているガラス作家の河野千種さん。河野さんはガラス製作ではめずらしい、バーナーワークという手法を用いて創作活動を行っている。薄く繊細なガラスの器と、 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_957.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>群馬県高崎市内の自宅兼工房で、日常使いの器類を作りながらアート作品も製作しているガラス作家の河野千種さん。河野さんはガラス製作ではめずらしい、バーナーワークという手法を用いて創作活動を行っている。薄く繊細なガラスの器と、その表面に描かれるモチーフを点と線で表現する河野さんの作品は、オリジナリティーあふれる作品として注目されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ガラス作家として独立するまで</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_901.jpg" alt="" class="wp-image-50587" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_901.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_901-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_901-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>群馬県で生まれ育ち、現在は高崎市に工房を構えるガラス作家の河野千種さん。そもそもガラスに興味を持ったきっかけが、「本多孝好さんの短編小説に出てくるガラス作家に憧れて、ガラス作家になりたいと思った」からだという。<br>その後、テレビでガラス製作の特集を見る機会があり、ガラスへの興味が加速していく。<br>家族をはじめ、回りにガラスはおろかアートに携わる人間はおらず、どうしたらガラス作家になれるかわからなかったため、ガラス工芸が学べる美大を目指し、多摩美術大学に入学した。</p>



<h3 class="wp-block-heading">基礎を学び、やりたいことが見えてきた大学時代</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_855.jpg" alt="" class="wp-image-50588" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_855.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_855-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_855-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>在学中は誰かに師事した訳ではなく、いろいろな人に教わりながらガラスを学んでいったという河野さん。ガラス工芸というと息を吹き込んで形成する宙吹きや型吹きなどの吹きガラスや、グラインダーでガラスの表面を切削して文様を表現するカットグラスのイメージがある。しかし河野さんは、酸素バーナーでガラス管を熱して作品を作るバーナーワークという手法に興味を持ち、さまざまな人に教わっては自分で試してやり方を模索していったという。</p>



<p>当時、通っていた大学にバーナーワークを常駐で教える講師がいなかったため、休みの度に大学以外のワークショップなどに通い、そこで学んだことを元に自分なりに試行錯誤して作品を作り続けた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">金沢卯辰山工芸工房で学んだ3年間</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_878.jpg" alt="" class="wp-image-50589" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_878.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_878-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_878-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2013年、多摩美術大学大学院博士前期課程ガラス工芸領域を修了後、一度は就職するも「もう一度、本腰を入れてガラスを製作したい」と創作活動を再開する。そんなとき、古くから工芸の街として知られる金沢で、優れた伝統工芸の継承発展と文化振興を図るための総合機関である、金沢卯辰山工芸工房の技術研修者に応募し、見事合格した。</p>



<p>「工房での3年間は、創作をしながら展示の機会を与えていただいたり、作品の販売をしたりと、本当に貴重な体験をたくさんさせていただきました」と河野さん。</p>



<p>さまざまな経験を経て視野が広がり、今までの創作活動に工房での経験が加わったことで、作品に対して少しずつ反響が得られるようになっていく。工房での3年間が終わる頃には自分の進みたい方向性も決まり、ガラス作家としての生活がスタートした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">バーナーワークの難しさ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_868.jpg" alt="" class="wp-image-50590" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_868.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_868-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_868-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>自分の作風を確立し、イメージを形にできるようになるまでトライ＆エラーを繰り返してきた河野さんは、バーナーワークで器を作るという独自の手法を編み出し、表面に植物を中心としたモチーフをガラスで描き、独自の世界観を作り上げていく。</p>



<p>「デザインが決まったら土台となる器を作るために、筒状の細いガラス管を両手で持てるように自分で加工します」</p>



<p>バーナーワークでの器作りは、150cmのガラス管を使いやすい長さに切り、火で溶かして加工し、材料としてのガラスを自分で下ごしらえするところからスタートする。<br>一般的なガラスの器作りの大半を占める吹きガラスでは、ガラスを溶かす溶解炉や長い吹き竿に息を吹き込んで形成するため、制作にはかなりの広さが必要となり、大きな工房や専用の工場を構えて制作している場合が多い。</p>



<p>しかし、手元のバーナーを使ってガラスを加工する河野さんのスタイルは大きな工房を必要とせず、自宅内の一室ですべてが完結する特殊なスタイルでもある。</p>



<h3 class="wp-block-heading">1日3個が限界の創作活動</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_875.jpg" alt="" class="wp-image-50591" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_875.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_875-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_875-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>河野さんの作品は、ガラスの繊細な薄さと独創的なデザインでガラスの美しさを表現している。この繊細な薄さの秘訣は耐熱ガラスでの製作である。耐熱ガラスは吹きガラスよりも硅砂の割合が多いため、通常の吹きガラスを溶かすのに必要な約1,300℃よりも高い、約2,000℃の高温が必要となる。それでも耐熱ガラスは加工途中で割れるリスクが少ないため、河野さんの作品の特徴である、薄く繊細な器を作るのに適しているという。<br>自分で下ごしらえをしたガラス管に息を吹き込み、最初に描いたラフスケッチ通りに土台となる器を製作していく。<br>土台の器作りから表面のデザインまで、高温のバーナーでガラス管を熱しながら常に回し続ける作業は、目や肩への負担が大きい。</p>



<p>「大きめのグラスですと、1日に3個しかできなかったりします。1つ作るのに２時間かからないくらいなのですが、ものすごく体力を消耗するので、3個くらいにとどめています」</p>



<p>クオリティーを保つためにもしっかりと休息を取り、次の日にやった方が効率よく作業できるという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">点と線が作り出すガラスの世界</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_866.jpg" alt="" class="wp-image-50592" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_866.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_866-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_866-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>イメージした器ができたら、表面にガラスの点と線でモチーフを描き、独自の世界観を表現していく。表面に施した独創的なデザインは植物を中心としたモチーフが多く、シリーズ化されているものもある。</p>



<p>「植物が好きですね。昆虫や動物もいいですけど、草や木、花や種など、植物をモチーフにすることが多いです」</p>



<p>器の表面にガラスでモチーフを描くには、土台となる器を温めてから装飾用のガラス棒の先端を溶かし、ガラス棒が点になるように器に乗せていく。すると装飾用のガラスの点が土台の器と馴染む瞬間があるので、そのまま火の中でガラスを切り、ガラスの点と土台の器が融合して整っていくのを確認する。この作業を繰り返し、ある程度ガラスでモチーフを描けたところで全体をバーナーで温めて息を吹き込み、境目をなじませてから再び絵を描いていく。</p>



<p>ガラスの線も同様に、バーナーで溶かしたガラス棒を温めた器に置き、そのまま塗るようにガラス棒を引っ張りながら器に乗せ、息を吹き込んで境目をなじませていく。</p>



<p>ラフスケッチ通りに器を作り、表面のデザインまで終わったら、火の中で口側のガラス管が自然とちぎれるまで引っ張って落とし、口を広げて整えて仕上げていく。</p>



<h2 class="wp-block-heading">日常使いの器とアート作品</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_851.jpg" alt="" class="wp-image-50593" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_851.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_851-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_851-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ガラス作家の中には、実用的な器を作る人とアート作品を作る人がいる。どちらか一方に特化する人が多い中で、河野さんは両方の作品を作り続けている。</p>



<p>「どちらかを追求する方もいますが、私は両方をやっていた方が自分の中でバランスが取れるんです。アート作品を作ることで器の方にも良い影響がありますし、日常使いの器を作ることでアート作品にも良い影響があるので、あまり区別することなく作品を作っています」</p>



<p>ギャラリーや百貨店の展示販売会などからも、器類とアート作品の両方を出展して欲しいとリクエストがくることもあるという。</p>



<p>「世界観をアートで見せなければいけない、という縛りがない」という河野さん。ガラスに対する柔軟な姿勢が、彼女の作品の魅力にもつながっている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">器の使い方、捉え方は自由</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_890_edited.jpg" alt="" class="wp-image-50594" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_890_edited.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_890_edited-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_890_edited-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>河野さんの作品のひとつに、飲み口をガラスの点で仕上げた器がある。最初はちょっとした出来心で、口が真っ直ぐでなかったのを整えるために、ガラスを足したり減らしたりできる“点”で、真っ直ぐに見えるようにしたいというところから始まったという。</p>



<p>「意外とみなさん、この点々の口当たりが良くて癖になると言ってくださいます（笑）」</p>



<p>重厚感のあるヨーロッパのアンティークゴブレットのような河野さんのデザインにマッチした飲み口の処理と、薄く繊細な器のギャップに驚かされる人も多い。さらに耐熱ガラスのため、熱い飲み物にも使用できるという使い勝手の良さも、日常使いの器として重宝されている。</p>



<p>最近、マレーシアで寿司屋を営んでいる方が、河野さんのステムグラスに醤油を入れて、握った寿司にハケで醤油を塗って出しているのをSNSで見たという。</p>



<p>「この小さな工房で生まれたものがマレーシアまで行って役目を果たしていると思うと、自分の作ったものが旅しているような感じがしておもしろいです」</p>



<p>自分の作品が海を渡り、購入した人がそれぞれの使い方で日常を彩る。それも河野さんが望む、作品の在り方のひとつである。</p>



<h3 class="wp-block-heading">建築空間にアート作品を置きたい</h3>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_859-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-50595" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_859-1024x683.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_859-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_859-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_859-1536x1024.jpg 1536w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/231211_NIHONMONO_859-2048x1365.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>サンドブラストや金彩、パール彩やプラチナ彩を施してアート作品を制作している河野さん。将来的にはマンションやホテルのエントランスなど、建築空間の一部にアート作品を置かせてもらう機会を増やしたいという。<br>「アート作品を個人のコレクターの方々に買っていただくのもすごくうれしいしいのですが、公共のスペースでたくさんの方に見ていただける機会が増えたらいいなって思います」<br>現在、携わっている建築空間では、小さな作品の集まりを作り、その組み合わせでサイズの大きさや疎密を考え、バランスを見ながら設置している。<br>こういう作品を作りたいという気持ちや、作品を手にした方がこういう気持ちだったらいいなという希望が、最近徐々に増しているという河野さん。</p>



<p>「最初はガラス製作だけで生活できるようになりたいというのが目標でした。そこから少しずつ生活が安定し、できることが増えるたびに目標が増えている感じです」<br>今、若手ガラス作家として、ギャラリーや百貨店の展示販売会などで注目を集めている河野さん。創作活動をする上で、日常使いの器類とアート作品をバランス良く作り続けていきたいという。そして自分の作った作品を受け取った人が、自由な発想でその人の日常を彩り、豊かな気持ちになるような作品を作っていきたいと豊富を語る。</p>



<p>「今後は公共のスペースでも自分の作品を見ていただけるよう、自分の世界観を大切にしながら新しい作品にも挑戦していきたいです」<br>バーナーワークという独自の技法で、薄く繊細な器にデコラティブな装飾を施した河野さんの作品は、独特の世界観を放ちながら、より個性を際立たせている。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/50586/">バーナーワークで作る繊細な器と大胆なデザインが魅力のガラス作家･河野千種さん／群馬県高崎市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>日本の文化と美しい色彩をガラスに溶かし込んで。ガラス作家・花岡央さん／岡山県備前市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 19 Apr 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
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		<category><![CDATA[ガラス作家]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5118a8c5679d122acfd13a3942fe8776.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>岡山市中心部から東へクルマで約1時間の場所に位置し、備前焼の里として知られる岡山県備前市。その穏やかな海の近くに吹きガラス工房を構える、花岡央（はなおかひろい）さん。美しい色彩と優しい雰囲気をまとった日常使いのガラスの器 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5118a8c5679d122acfd13a3942fe8776.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>岡山市中心部から東へクルマで約1時間の場所に位置し、備前焼の里として知られる岡山県備前市。その穏やかな海の近くに吹きガラス工房を構える、花岡央（はなおかひろい）さん。美しい色彩と優しい雰囲気をまとった日常使いのガラスの器で人気を集めている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">芸術への憧れからガラスの道へ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8.jpg" alt="" class="wp-image-42177" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>花岡さんが生まれ育ったのは、岡山を代表する焼物・備前焼の産地である備前市。そのため、一番身近な存在のアートは備前焼だったという。加えて、趣味で絵を描く父親の姿に子どもの頃から憧れを抱いていた。<br><br>それらの影響から高校卒業後は、美術大学で備前焼を学ぼうと考え、倉敷芸術科学大学への進学を果たす。専門分野を決めるまでの課程では、焼物やガラス、染織などさまざまな工芸を学ぶことに。そのなかで、「焼物と違って、作った翌日には作品が完成するというスピード感が、自分の性格に合うと感じた」のが、ガラスだったという。その感覚を信じ「ガラスコース」に進み、当時、教授を務めていた倉敷ガラスの創始者・小谷眞三氏に師事する。<br><br>在学中は、早く自分が思い描くものを形にできるようになりたいと、授業以外にも時間を見つけては練習に励み、全国各地で行われていた勉強会にも参加するなど、まさにガラス作りに邁進する日々を送った。</p>



<h3 class="wp-block-heading">誰に向けて、どう作るか</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06.jpg" alt="" class="wp-image-42178" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>大学卒業後は、大阪でガラス作家・辻野剛氏の吹きガラス工房「fresco」に就職。その工房は、ガラスの器を使う人の生活にどう取り入れてもらうかまでをトータルデザインして、世に出していくというスタンスを大切にしていた。「誰に向けて作るのか、手に取ってもらう相手をイメージしながら作る。まずそこを固めてから制作をスタートする。そういうやり方を学べたことが自分にとってかけがえのない経験となりました」と花岡さんは当時を振り返る。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「自分ならでは」「この地ならでは」のガラスを</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4.jpg" alt="" class="wp-image-42179" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>9年間「fresco」に勤務した後、2013年に独立。故郷・備前市に戻り、ギャラリーを併設した<a href="https://www.hiroyglass.com/" title="">吹きガラス工房「HIROY GLASS STUDIO」</a>を構えた。</p>



<p>花岡さんが用いるのは、吹き竿に息を吹き込み、型を用いずに整形していく「宙吹き」の技法。「宙吹きだと、その日によって『これがいい』が違ってくる。体調や気分によって、よくも悪くもなるというところが、吹きガラスのおもしろさだと思うんです」と、楽しそうにその魅力を教えてくれた。</p>



<p>自身の工房を構えてから軌道に乗るまでは、ガラス教室を開催する傍ら、作品を携えてギャラリーやショップを回り、少しずつ販路を開拓していったという。</p>



<p>そのなかで、花岡さんが大切にしたのは、「これを作りたい」「これを売りたい」という自分の思いだけを優先させるのではなく、先方の要望を聞いて作品に取り入れること。そうした柔軟な姿勢が、結果として作品の幅を広げていくことにつながっていったのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">スリットが印象的な代表シリーズ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e.jpg" alt="" class="wp-image-42180" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>昔から日本の伝統的なものに美しさを感じて育った、花岡さん。その感性を生かして誕生したのが、古い日本家屋に見られる「連子（れんじ）格子」をイメージしたスリット模様が印象的な「ren（レン）」シリーズだ。多彩な色彩と、光を受けて落ちる影をも楽しめるだけでなく、スリットがもたらす境界線のあいまいさによって、どこに置いてもしっくりとなじむ不思議な魅力をたたえている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">人がやらないことに挑戦</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756.jpg" alt="" class="wp-image-42181" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「ren」シリーズは、一見、切子ガラスのように見えるが、その製法はまったく異なる。まず透明ガラスに色ガラスをかぶせて温めてガラス玉を作り、いったん冷ます。その後、表面を線状に削り落とした上で磨きをかけるという工程を経て、再び熱を加えて吹いて成形していく。このやり方は、スウェーデンで生まれた「グラール技法」を参考しているという。「削ってから吹くという点が、切子とは大きく違います。それにより、切子ではできないような部分にまでカット模様を入れられるんです」と花岡さん。一般的な吹きガラスよりは工程が多いため、完成までに手間も時間も要する。人がやらないことにあえて挑戦することで、花岡さんならではの作品が誕生したのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">この地とのつながりのある作品を</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="835" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65.jpg" alt="" class="wp-image-42182" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65.jpg 835w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65-300x198.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65-768x506.jpg 768w" sizes="(max-width: 835px) 100vw, 835px" /></figure>



<p>そしてもうひとつ、花岡さんが大切にしたかったのは、地元とのつながり。自身が親しんで育った備前焼のように、この地ならではのガラス作品を生み出せないかと模索していた。</p>



<p>そんなある年、米作りを行う両親が作った米が不作の年があった。そこで、捨てられてしまう米を溶かして作品に取り入れてみることに。普段、口にしている米をガラスに取り入れることで、使う人にも身近に感じてもらえるのではという狙いもあった。そうして誕生したのが、「GRICE（グライス）」。淡い青色が美しい人気のシリーズだ。現在は、粒が小さいものや色選別ではじかれた、市場に出回らない米を灰にして、ガラスに溶かし込んで制作している。</p>



<p>実は、工房を構える備前市穂浪井田地区は、江戸時代に入り江を干拓して作られた土地。そこに、岡山藩直営の庶民のための学校・旧閑谷学校の学校田「井田（せいでん）」が広がっていたのだ。「GRICE」を通じて、そうしたこの地に息づく歴史にも思いを馳せてほしいとの願いも込められている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">美しい色へのこだわり</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265.jpg" alt="" class="wp-image-42184" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>花岡さんが日々ガラス作りに励む工房へ足を踏み入れると、窓際につり下げられた色とりどりのガラスの玉が目に飛び込んでくる。一見、作品のようだが、実は約300色にものぼるガラスの色見本なのだ。彩色には粉ガラスを用いるが、粉の状態とガラスになった時の色が異なるものもあるという。そこで、一目でわかりやすいように、あらかじめガラスの状態にしているのだとか。「日本はもちろん、ドイツやアメリカのメーカーの粉ガラスを使っています。透明のガラス部分はスウェーデン製の原料を使用していて、ここまでくると、もはや僕の趣味のようになっていますね」。花岡さんの作品の美しい色彩は、ここから生まれている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">季節に合わせて楽しめる器を</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934.jpg" alt="" class="wp-image-42185" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /><figcaption class="wp-element-caption">PHOTO by Tomoko Osada</figcaption></figure>



<p>そんな花岡さんの色へのこだわりが光る最新シリーズは「Dusty（ダスティ）」。くすんだカラーの落ち着いた雰囲気で、日々の暮らしのさまざまなシーンにマッチする。「ガラスの器は夏のもの」というイメージを払拭するべく、透明感だけではないガラスの魅力を表現している。<br><br>「最近では、季節に合わせてガラスの器を使い分けて楽しんでくださる方もいらっしゃるんです」と、うれしそうに教えてくれた花岡さん。そんな使い手との交流こそ、彼にとって一番幸せなひとときなのだとか。</p>



<h2 class="wp-block-heading">柔軟な姿勢が新しい作品を生み出す</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="823" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805.jpg" alt="" class="wp-image-42191" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805.jpg 823w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805-768x513.jpg 768w" sizes="(max-width: 823px) 100vw, 823px" /></figure>



<p>独立し、工房を構えてから10年。器作りはひととおりやってきたので、今後はオブジェにも力を入れていきたいと考えている。もともとは、造形的な作品はあまり得意ではなかったという花岡さん。アート作品よりも、日常で使えるものを作りたいという思いが胸にあったからだ。</p>



<p>しかし、オブジェを手がけ始めたことで、新たな気づきが。オブジェに興味を持ってくれた人が器を購入してくれたり、その逆があったり。「『これはやらない』って突っぱねるのではなく、やってみたことが新しい出会いにつながり、作品にもさらに広がりが生まれたように思います」。こうした柔軟さこそが花岡さんの強みであり魅力なのだろう。</p>



<p>そして今後は、これまで手がけてきたさまざまなシリーズをかけ合わせた作品にも挑戦してみるつもりだ。日本の文化を大切にする思いと美しい色をガラスに溶かし込みながら、花岡さんはこれからもガラスを吹き続けていくのだろう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="823" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70.jpg" alt="" class="wp-image-42192" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70.jpg 823w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70-768x513.jpg 768w" sizes="(max-width: 823px) 100vw, 823px" /></figure><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/42175/">日本の文化と美しい色彩をガラスに溶かし込んで。ガラス作家・花岡央さん／岡山県備前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
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		<title>金沢の空の気配を閉じ込めた、ガラス作家･笹川健一さんの器／京都府井手町</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 28 Feb 2024 01:00:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
		<category><![CDATA[京都]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[多摩美大]]></category>
		<category><![CDATA[アンティーク]]></category>
		<category><![CDATA[吹きガラス]]></category>
		<category><![CDATA[卯辰山工芸工房]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/0bbdf8b9e05a29f8be6996b7729bd147.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>アンティークを思わせるグレーがかった色味に、現代の暮らしに合う洗練された佇まい。ガラス作家の笹川健一さんの器は、その作風で国内外から注目を集めるが、彼がもともと手掛けていたのはアート作品だったという。現在の作風にはどのよ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/40981/">金沢の空の気配を閉じ込めた、ガラス作家･笹川健一さんの器／京都府井手町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/0bbdf8b9e05a29f8be6996b7729bd147.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>アンティークを思わせるグレーがかった色味に、現代の暮らしに合う洗練された佇まい。ガラス作家の笹川健一さんの器は、その作風で国内外から注目を集めるが、彼がもともと手掛けていたのはアート作品だったという。現在の作風にはどのようにしてたどり着いたのだろうか。</strong></p>







<h2 class="wp-block-heading">“直感”に導かれ、美大からガラス作家の道へ</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/b592f00ea7feb9f5dfea55be273a6994.jpg" alt="" class="wp-image-40983" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/b592f00ea7feb9f5dfea55be273a6994.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/b592f00ea7feb9f5dfea55be273a6994-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/b592f00ea7feb9f5dfea55be273a6994-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure></div>


<p>神奈川県出身の笹川さんが最初にガラス制作を始めたのは、<strong><a href="https://www.tamabi.ac.jp/kougei/" title="">多摩美術大学工芸学科</a></strong>在学中のこと。笹川さんが受験した当時は、願書提出の際に専攻をガラス･金属の中から選ぶ必要があり、直感でガラスにしたと振り返る。ガラスはきれいだし、道具を介して制作するというある種の“不自由さ”が性に合っているのではないかという予感がしたそうだ。</p>



<p><br>美大で制作していた作品は、現在の作風とは異なるものだったと笹川さんは振り返る。当時は色味のあるガラスではなく無色透明なガラスの作品を作っていて、オブジェ制作やインスタレーションを行っていた。また、制作の際に使っていたのは、透明度の高い鉱物である石英（せきえい）を砂状に砕いた珪砂（けいしゃ）や、ガラスが水に溶けないようにするために加える石灰など、ガラスの原料として一般的に使われる素材だった。</p>



<p>当時在籍していた研究室の先輩や指導教官には、個展を開くなど作家活動を行う人が多かったこともあって、笹川さんは自身も作家を目指して大学院へ。大学院在学中には<strong>「国際ガラス展･金沢2004」</strong>で奨励賞を受賞したほか、2005年にはアメリカのコーニング美術館が主催した<strong>「New Glass Review26」</strong>で入選、<strong>「第2回現代ガラス大賞展･富山2005」</strong>で入選を果たすなど、数々の国内外のコンテストで実績を残した。</p>



<p>そして修士課程修了後、笹川さんはより多くガラスに触れられる環境を求めて、<strong>石川県金沢市</strong>に拠点を移す。同市にある陶芸、漆芸、染色、金工、そしてガラスといった幅広い工芸の担い手を育成する<strong>「卯辰山（うたつやま）工芸工房」</strong>の研修生として2年間学ぶことにしたのだが、ここで笹川さんは大きな転機を迎えることになる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">卯辰山工芸工房の日々が「用の美」を教えてくれた</h3>



<p>美大では「ガラスという材料をどう見せるか」といったことを念頭に置きながら、オブジェを中心とした制作を行っていたが、芸術性の高さを重視する美大と、日常性・実用性を重視する卯辰山とでは作品に求めるものが異なったため、アート性の高いそれまでの作風では、卯辰山で指導を行う専門員や同期の研修生には伝わらないことが多かったと笹川さんは振り返る。この「作品でコミュニケーションが取れない」という状況が、笹川さんを別の表現方法に向かわせた。</p>



<p>多くの人に伝わる表現とは何かを模索する中で、笹川さんが気づいたのは、金沢という街の美しさだった。<strong>伝統工芸や茶の湯文化</strong>の美意識が日常的に存在するこの街で、笹川さんは日本文化の魅力に開眼し、その後は工芸の世界や「<strong>用の美</strong>」への関心を深めた。また、金沢ではさまざまなアートイベントや展示販売の機会が多く、出品依頼を受けて実用的な器を作る機会も何度かあった。このような経験を経て、大学在学中に目指してきた尖った表現よりも、<strong>生活にあふれたさりげない美しさ</strong>へと関心が移り、次第にオブジェの制作から<strong>器の制作</strong>へと力点が移っていったという。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="819" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/7483841e2449c231e8f65830802dfad6.jpg" alt="" class="wp-image-40984" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/7483841e2449c231e8f65830802dfad6.jpg 819w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/7483841e2449c231e8f65830802dfad6-300x201.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/7483841e2449c231e8f65830802dfad6-768x516.jpg 768w" sizes="(max-width: 819px) 100vw, 819px" /></figure>



<p>笹川さんが卯辰山工芸工房にいた頃に制作した作品「<strong>うつわのこと</strong>」（2007年）は、器を見ることとアートを見ることの違いについて考察した作品で、<strong>「第3回現代ガラス大賞展･富山2008</strong>」の<strong>優秀賞</strong>に輝き、現在は作品の一部が、ガラス作家の育成と支援に積極的な富山市にある「<strong>富山市ガラス美術館</strong>」に収蔵されているが、古代文明の土器を思わせる形のオブジェからなるこの作品群は、まさに笹川さんの転換点を象徴する重要な作品といえるだろう。</p>



<p>ちなみに、作品のヒントは、金沢市内の大小さまざまな美術館や博物館に通う中で得たという。神奈川県のニュータウンで生まれ育ち、大学でも現代アートに関心を持ってきた笹川さんだが、当時はどこかしら否定的に捉えていた「歴史や伝統」といったエッセンスを、いつしか作品に取り込むまでになっていた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">京都と奈良の中ほどに位置する小さな町で“自分の窯”を手に入れる</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/e06b6e0208e92c37c06fcc7b2de88461.jpg" alt="" class="wp-image-40985" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/e06b6e0208e92c37c06fcc7b2de88461.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/e06b6e0208e92c37c06fcc7b2de88461-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/e06b6e0208e92c37c06fcc7b2de88461-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure></div>


<p>2008年、卯辰山工芸工房での2年間を終えた笹川さんは、北陸での作家活動を経たのち、母校の多摩美術大学の助手のポストを得たことを機に、再び神奈川県に戻って2010年から4年間を過ごす。<br>その期間も笹川さんは、先輩の工房の窯や、職場である多摩美術大学の窯、そしてレンタル工房の窯を借りながら作品制作に励んでいたというが、次第に「<strong>自分の窯を持ちたい</strong>」という思いを強めていったという。<br>というのも、窯借りをしていると使えるガラスは共用のものに限られ、それらは無色透明なガラスが中心。笹川さんはそうした“きれいな”ガラスに物足りなさを感じていた。卯辰山工芸工房時代の仲間だった陶芸家たちがそうしているように、自分の作風に合った生地を自分で作りたいと考えたのだ。そんなとき、知人のツテで故郷から遠く離れた<strong>京都府井手町</strong>にある物件を紹介され、2016年に移住を果たした。京都･奈良というふたつの古都の中ほどに位置する、京都府南部の人口約7,000人の町。都会育ちの笹川さんにとって、山里の自然に囲まれた静かな環境はとても新鮮で気に入っているという。</p>



<p>そして、この地で念願の「自分の窯」が持てたことで、笹川さんは国内外から支持を得る、<strong>唯一無二の器</strong>を完成させることになる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ワイングラスや酒器。繊細な気泡の入った、再生ガラスを使った器</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/c15efc5bf32bfe7a08ec87700e77c6ba.jpg" alt="" class="wp-image-40986" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/c15efc5bf32bfe7a08ec87700e77c6ba.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/c15efc5bf32bfe7a08ec87700e77c6ba-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/c15efc5bf32bfe7a08ec87700e77c6ba-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure></div>


<p>井手町の工房で笹川さんが完成させたのは「<strong>再生ガラス</strong>」を用いて作る、グラスや酒器などの暮らしの器だ。</p>



<p>ちなみに再生ガラスとは、廃ガラスを回収して砕いたもの（カレット）を高温で溶かして作るガラスのこと。笹川さんは<strong>使用済みの蛍光管</strong>のカレットを材料として作品制作を行っている。ちなみに、再生ガラスに注目したのは、助手の仕事をしていた頃、ガラスのリサイクルをする機会が多かったから。再生ガラスは、作る工程で使用する鉄の棒の先がガラスの原料に付くため、水色がかった色になる。その色を作品に生かしたかったという。また、再生ガラスのアンティークっぽい質感に「今っぽさ」を感じていたことも理由だ。&nbsp;</p>



<p>笹川さんの器の色は、再生ガラスの元の色にコバルトや銅などの酸化金属を独自の配合で加えることで、絶妙なニュアンスの灰青色になっている。また、同時に「<strong>色の薄さ</strong>」にもこだわっている。笹川さん自身がお酒好きということもあって、飲み物がおいしく見える色になるよう調整を重ねた。<br>さらに、再生ガラスを作る工程で<strong>気泡</strong>が入りやすいといった特徴もそのまま生かし、あえてガラスの中に気泡が閉じ込められた状態にしている。「泡一つないガラスも美しいが、物足りなさも少し感じる」との自身の感性に従った。</p>



<h3 class="wp-block-heading">絶妙な色味を引き立たせる生地の薄さ</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/6310a407cacdb5e4fc624a6fd1dfb081.jpg" alt="" class="wp-image-40987" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/6310a407cacdb5e4fc624a6fd1dfb081.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/6310a407cacdb5e4fc624a6fd1dfb081-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/6310a407cacdb5e4fc624a6fd1dfb081-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure></div>


<p>もう一つ、笹川さんの器の魅力となっているのが、<strong>薄手の質感</strong>だ。以前から厚みのあるかたちよりシャープなフォルムを好んでいたこともあり、この薄さに行き着いたそうだが、薄手の生地が再生ガラスから生まれた灰青色と組み合わさると、絶妙な効果を生んでくれるという。</p>



<p>淡い色がついたガラスは、器の縁などに色がたまって器の中をのぞき込んだときに奥行き感を与えてくれるのだが、ガラスの生地が薄手だと、よりシャキッと研ぎ澄まされた印象になるというのだ。また、薄い生地のグラスや杯は、唇に触れたときの違和感が薄いため、飲み物の繊細な風味を引き立ててくれることは言うまでもない。<br>薄く仕上げるには相当の技術と温度のコントロールが必要で、特に大切なのは道具をしっかり熱くすることだという。このような工夫によって、唯一無二と賞される絶妙な質感の器が生まれたのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">国内外問わず人気。料理や飲み物と織りなす“景色”も魅力</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/3f4cb9af8724727087f0b72b949b1585.jpg" alt="" class="wp-image-40988" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/3f4cb9af8724727087f0b72b949b1585.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/3f4cb9af8724727087f0b72b949b1585-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/03/3f4cb9af8724727087f0b72b949b1585-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure></div>


<p>金沢の卯辰山での日々を経て、井手町の工房で完成された笹川さんの灰青色の器。「<strong>冬の金沢のような弱い光の中でも、美しく光る器を</strong>」と意図して現在のスタイルに至ったそうだが、心なしかその色合いは、雨や雪の粒をたっぷりと含んだ、冬の日本海地方の空の色のようにも見える。<br>透過性のあるガラスは、光によってその表情を変えるのが大きな魅力だ。また、ガラスの器は、盛り付けた料理や飲み物と響き合いながら<strong>器の中の景色</strong>を作り出す。国内外どちらからも支持されている笹川さんの器は、気候風土が異なる土地土地の美味や光と響き合い、さまざまな景色を生み出しながら、使う人たちの日常に幸せをもたらしているに違いない。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/73-kao.jpeg" alt="" class="wp-image-45991" width="825" height="550" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/73-kao.jpeg 920w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/73-kao-300x200.jpeg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/73-kao-768x513.jpeg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /><figcaption class="wp-element-caption">ガラス作家 笹川健一さん</figcaption></figure></div>


<p>器は、使うことでさらにその魅力を増すアイテムです。透過性のあるガラスは光によってその表情を変え、盛り付けた料理や飲み物と響き合いながら器の中の景色を作ります。繊細な気泡と灰青の色味を持つ私のガラス作品だからこそ見られる景色を、美しいと感じていただける瞬間があれば嬉しいです。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/40981/">金沢の空の気配を閉じ込めた、ガラス作家･笹川健一さんの器／京都府井手町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>手で触れて温かさを感じるガラス作品　小路口屋　小路口力恵さん　/富山県富山市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 06 Apr 2022 02:18:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工房]]></category>
		<category><![CDATA[富山県]]></category>
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		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/DSC3299_Atari_-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>小路口 力恵さんは、富山県に工房を構えるガラス作家です。「やさしく、やわらかく、ここちよい。」というコンセプトの下、ガラスを削ることで表現される繊細な白さと手肌に馴染む独特の触り心地が魅力的な器を作り続けています。 なぜ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33543/">手で触れて温かさを感じるガラス作品　小路口屋　小路口力恵さん　/富山県富山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/DSC3299_Atari_-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>小路口 力恵さんは、富山県に工房を構えるガラス作家です。<br>「やさしく、やわらかく、ここちよい。」というコンセプトの下、<br>ガラスを削ることで表現される繊細な白さと手肌に馴染む独特の触り心地が魅力的な器を作り続けています。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">なぜ富山のガラスは有名なのか</h2>



<p>富山と言えば<strong>「富山のくすり売り</strong>」が有名である。300年以上の歴史をもつ富山の薬文化を支えるために富山市周辺では明治・大正時代にかけて薬を入れるガラス瓶の製造が盛んになり、そのシェアは<strong>全国トップ</strong>を誇った。そのような時代背景が豊かな資源を生み、富山をガラスの街へと発展させてきた。ガラス作家を育成する研究所や制作を支援する工房など、恵まれた環境を有し、世界でも有数のガラスの街といわれている。そんなガラスの街富山市に<strong>小路口力恵さんの「小路口屋（しょうじぐちや）」</strong>という工房がある。小路口さんは「<strong>やさしく、やわらかく、ここちよい。</strong>」というコンセプトを持ち、肌にフィットして、身につけるようなガラス作品を生み出している。小路口さんはこれまでに富山をはじめとする日本各地のほか、<strong>国際的にも多くの賞を受賞している</strong>ガラス作家である。彼女の生み出すガラス作品の独特の優しい表情を見れば、誰もが作品のコンセプトに納得することは間違いない。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/kiji4-1.jpg" alt="" style="width:825px;height:550px"/><figcaption class="wp-element-caption"><br></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">ガラス作家になるまでの道のり</h2>



<p>小路口さんはガラス職人たちがガラスを吹いている姿やその作業工程を見るのが好きだったという。ちょうど高校時代に<strong>富山ガラス造形研究所</strong>ができた事もあり、ガラスへの憧れが加速した。しかし、その当時は富山ガラス造形研究所に受験できるほどの知識や技術が無かったこともあり、まずは美術系の学校への進学を考えて富山美術工芸専門学校に入学した。そして専門学校を卒業するころに高校生時代に抱いたガラスへの憧れが、<strong>ふと立ち寄った富山ガラス工房で再燃した。</strong>ガラスを作る作業風景を目にしたとたん<strong>「これをやりたい！</strong>」その時富山ガラス造形研究所の受験を決めたという。そこから1年間は猛勉強し、無事高校生時の憧れをかなえ富山ガラス造形研究所への入学切符を手にしたのだ。今振り返ってみると、専門学校時代のある授業で椅子を作る際<strong>「木材をヤスリがけする時の手触り」</strong>の感覚が忘れられなかったという。手で触れ、手で視ながら創造することを求めてガラスという素材を選んだのはこの経験が影響しているのかもしれない。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/kiji2-1.jpg" alt="" style="width:825px;height:550px"/><figcaption class="wp-element-caption"><br></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">小路口さんのガラス作品の魅力</h2>



<p>小路口さんのガラスの魅力といえば派手ではない優しい白色と独特の手触りである。最初は小路口さんも「<strong>ガラスは色付きのものしか売れない</strong>」という風潮から色付きの作品を作っていた。しかし、それでは形で<strong>遊び心が発揮できない</strong>ことがわかった。そこで今のような色のない作品を作るようになると、個展などでの評価は思いのほか高くなっていった。そして何よりも彼女自身が作っていて心地よく、納得できる作品だったのだ。</p>



<p>また小路口さんが作品づくりで大事にしているのは五感の中の<strong>「視覚」「触覚」「聴覚」</strong>である。吹きガラスのみで仕上げるのではなく、削り、磨くといった加工を施しながら、小路口さんの持つ独特の感覚で仕上げられていくガラスは、その作品制作の要となる<strong>「手で視る。」</strong>を体現しているようだ。こうしてさらさらとした他のガラスでは感じることのできない手触りが実現している。</p>



<p>丁寧に作られたグラスの<strong>「はつり」</strong>は日本酒、ウィスキーなどお酒を入れると、味だけでなく、手触りでも美味しく感じることだろう。結婚祝いや還暦といった<strong>記念日のプレゼント</strong>にもその温かさは役立つこと間違いない。</p>



<p>このように小路口さんのガラス作品は私たちの生活に温かさを与えてくれている。今後も独特の手触りと優しい色合いで「<strong>やさしく、やわらかく、ここちよい。</strong>」空間を私たちに与えてくれるだろう。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/kiji3-1.jpg" alt="" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45849" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">ガラス作家 小路口 力恵さん</figcaption></figure></div>


<p>視覚だけではなく手で触れて感じられることを大切に、使う人の気持ちが温かくなるような作品作りを目指しています。器は、日々の生活の中で使っていただいてこそ活きるもの。仕舞い込んだりせずにたくさんお使いいただき、笑顔や楽しい時間をお届けできたら嬉しいです。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33543/">手で触れて温かさを感じるガラス作品　小路口屋　小路口力恵さん　/富山県富山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>土も金属も流し込む独自のガラス作品·熊谷峻さん／秋田県秋田市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 21 Mar 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[コップ]]></category>
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		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/main-1-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>ガラスの魅力に惹き込まれる 秋田市を拠点にガラス作家として活動する熊谷峻さん。独特な表情を持つ作品に魅せられ、国内外での個展を開き、その存在感を増している作家である。熊谷さんの自宅兼工房を訪ねると、四季の色彩を映すかのよ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/31604/">土も金属も流し込む独自のガラス作品·熊谷峻さん／秋田県秋田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/main-1-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">ガラスの魅力に惹き込まれる</h2>



<p>秋田市を拠点にガラス作家として活動する<a href="https://www.instagram.com/shunkumagai_glass/">熊谷峻</a>さん。独特な表情を持つ作品に魅せられ、国内外での個展を開き、その存在感を増している作家である。熊谷さんの自宅兼工房を訪ねると、四季の色彩を映すかのような美しい庭に囲まれた工房に、熊谷さんのガラス作品の数々が並んでいた。<br>熊谷さんは秋田県に生まれ育ち、美術大学でガラス工芸を学んだあと、ガラスの街富山へ移りさらに富山ガラス工房に所属しながらガラスの基礎を固めた。そこで4年ほど活動したのち、同じくガラス作家の妻・境田亜希さんの妊娠を機に、秋田へと帰郷することを決めた。<br><span class="swl-marker mark_yellow">熊谷さんのガラス作品はとても珍しい。一見それがガラスでできているかも分からないような形状、質感、色合いを放っている。古代エジプトの遺跡から発掘されたかのような神秘的な雰囲気を醸し、パート・ド・ヴェールの技法を用いたようにも見え、引き込まれるような不思議な世界観が漂っているのだ。<br></span>「ガラス作家は、きれいなガラスへ向かう人が多い。でも私は、透明感や美しさより、ガラスに入った不純物による変化やムラに興味が湧く。そういうものになぜか惹かれます」と熊谷さんは話す。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji2-6.jpg" alt="" class="wp-image-31607" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji2-6.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji2-6-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">唯一無二のガラス作品を求めて</h2>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">熊谷さんの作品作りの基本は鋳造技法によるものだ。そこに陶芸や中金の技術を応用していることが特徴である。</span>誰もまだ見たことにない作品を作りたいとこの独創的な技法へとたどり着いたのだそうだ。<br>まず石膏の型を作り、造形用のロウで作品をイメージしながら成形する。あとは小さな箱に入れてまわりに石膏を流し込めば、型が完成する。出来上がった石膏の型に液体状の熱いガラスを流し込み、冷やし固めて成形していく。<span class="swl-marker mark_yellow">使用する原料は友人のガラス作家が廃材にするものを譲り受けたものなどを使い、そこに土や金属などの粉を混ぜ合わせていく。もともとついていたガラスの色彩が土や金属とともに1000度に熱せられる為、性質の違うそれぞれの原料が複雑な色や質感を生み出し、出来上がった作品の唯一無二の表情を創り出す。</span><br>1週間以上冷やしたあと、石膏を割り削ってガラスを取り出す。作品を型に入れてから時間が経っていることもあり、どんなものを作ったか、どんな姿になっているか、開けて見るまで自分でも忘れてしまっていることが多いのだそうだ。不純物が混ざっている事で予想もしない色ムラができていたり、汚れているかのように見える表情が現れていると、それに心が躍るのだという。ガラス作品について語る時、熊谷さんの笑顔は大きくなる。「なにより石膏を割って、作品を取り出す時が純粋に一番おもしろい」。そう言いながら、熊谷さんは1つの石膏を木槌で割り始めた。<br>慎重に木槌で石膏を叩いていくと、やがて中から仏様のような人型のガラス作品が姿を現した。少しザラついた鈍色の質感や色だれ、ゆがんだフォルム、たしかに透明なガラスにはない、異形ならではの魅力がそこにはあった。<br>「小さな作品に関しては、ここ数年でずいぶんと慣れた。今後は大きな作品にも取り組んでみたいと思っています」と熊谷さん。鋳造技法による制作を究め、熊谷さんならではの作品づくりに今後も挑んでいく。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji3-6.jpg" alt="" class="wp-image-31608" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji3-6.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji3-6-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji4-6.jpg" alt="" class="wp-image-31609" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji4-6.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji4-6-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/31604/">土も金属も流し込む独自のガラス作品·熊谷峻さん／秋田県秋田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>美と実用性の追求を両立するガラス作家·有永浩太さん／石川県能登</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 18 Aug 2021 13:50:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス作家]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/main-4.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>能登の自然を感じながらつくるガラス工芸品 能登島が浮かぶ七尾湾は、日本海に位置しながらも荒波の影響を受けることなく、まるで湖のようなさざなみがあるだけで、海鳥や魚たちもゆったりと過ごしているような印象だ。ガラス作家の有永 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30298/">美と実用性の追求を両立するガラス作家·有永浩太さん／石川県能登</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/main-4.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">能登の自然を感じながらつくるガラス工芸品</h2>



<p>能登島が浮かぶ七尾湾は、日本海に位置しながらも荒波の影響を受けることなく、まるで湖のようなさざなみがあるだけで、海鳥や魚たちもゆったりと過ごしているような印象だ。ガラス作家の<a href="https://www.kotaglass.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">有永浩太</a>さんは、この自然豊かな能登島の七尾湾に面した工房で作品を作り続けている。すぐ近くには、<a href="https://nanao-af.jp/glass/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">石川県能登島ガラス美術館</a>があるため、その縁でこの地に着たのかと思いきや、「親戚がこの家を使っていたのを譲り受けました」とのこと。<br>「もともとは大阪出身なんですが、倉敷の大学でガラス工芸を学び、福島や東京の新島のガラス工房で働いた後、４年前にこの能登島にやってきました」（有永さん）</p>



<p>空気は澄んでいて、音といえば風と波と鳥の鳴き声くらい。島内のなだらかな丘陵地には水田や畑が広がり、冬でも豪雪にならないため、四季折々、様々な農作物にも恵まれている。また、街灯が少ないため夜は星空が美しく、天然のプラネタリウムさながら、ため息が出るほど豊かな自然に囲まれている。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">「能登半島は、“陸の孤島”と言われていたようですが、最近は交通網が発展していて、金沢からクルマで１時間ほどですし、能登空港から東京にもすぐ行けます。無理をすることなく、仕事に集中するには最高の環境なんです」</span>（有永さん）リビングに飾られていたのは、触るのも怖いくらいに繊細なガラスの器。布地のように見えるガラスが重なりあい、周囲の光を柔らかく拡散、ガラスの透明感にやさしい色のベールを纏いなんとも言えないニュアンスを醸し出している。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1970.jpg" alt="" class="wp-image-30301" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1970.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1970-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">芸術と実用性の両方を目指す</h2>



<p>「<a href="https://www.aizuya.co.jp/SHOP/73433/169989/list.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">gaze</a>」と名付けられたシリーズは、その名の通り、ガーゼのような柔らかな生地をガラスの中に封じ込めているように見える。「ベネチアで伝統的に使われているレースガラスという技法なんですが、それを日本人の感性でアレンジしたいと思ったんです」（有永さん）自宅に併設されたガラス工房に行くと、ガラス窯が赤く燃えたぎっていた。普段はここにこもって作業をしているという。</p>



<p>「さきほどの作品も素敵でしたが、こういう素朴な器もいいですね」（中田）<br>中田英寿が目をとめたのは、<span class="swl-marker mark_yellow">何気ないグラスや水差し。色ガラスでつくられたそれらの作品は、たしかに素朴な雰囲気だが、繊細な造形と手作業ならではの味わいの両方を感じさせるものだった。</span>リビングで見た作品群とはまた異なる趣がある。</p>



<p>「展示会に出すような作品をつくるのと、日常のための器をつくる作業の両方があるからバランスが取れているような気がします」（有永さん）<span class="swl-marker mark_yellow">作家として美を追求することと、職人として実用性を追い求めることを両立するのはけっして簡単なことではない</span>だろう。しかし黙々とガラスを吹き、カタチを整える有永さんの仕事ぶりを見ていると、そのふたつが違和感なく存在しているように思えた。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_2010.jpg" alt="" class="wp-image-30302" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_2010.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_2010-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1992.jpg" alt="" class="wp-image-30303" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1992.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1992-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30298/">美と実用性の追求を両立するガラス作家·有永浩太さん／石川県能登</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<item>
		<title>色が飛び交う「ガラスアート作品」ガラス工芸家·鍋田尚男さん／宮城県仙台市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/12219/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Nov 2012 03:37:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[宮城県]]></category>
		<category><![CDATA[和]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>色とりどりのガラスアート作品 大きなお皿や器。きれいな色がたくさん使われていて、ひと目でハッと吸い込まれる。ただし、ガラス工芸家の鍋田尚男さんの作品は、それだけではない。器は美しい曲線をみせ、ガラスの中に色が「流れている [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">色とりどりのガラスアート作品</h2>



<p>大きなお皿や器。きれいな色がたくさん使われていて、ひと目でハッと吸い込まれる。<br>ただし、ガラス工芸家の<a href="https://teshigoto-akiu.jp/m04_sho/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">鍋田尚男</a>さんの作品は、それだけではない。<span class="swl-marker mark_yellow">器は美しい曲線をみせ、ガラスの中に色が「流れている」のだ。色ガラスを組み合わせ、熱を加えて溶かし結合させる技法が、その流れる色を作り出している。</span>その仕組みを説明してもらって驚いた。重力を使って、変形させているのだ。</p>



<p>まず板や棒状の色ガラスを組み合わせて色のデザインを決める。穴の空いた耐火石膏の型を用意し、その下に足を付けて高さをもたせる。その石膏の型に色ガラスを乗せて、電気炉に入れる。炉の温度が上がるとガラスがゆっくりと溶けて、重力で石膏の穴からゆっくりと伸びるように落ちていく。それが器の流れるような姿を作っているのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img02.jpg" alt="" class="wp-image-12499" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">ゆっくりと時間をかけて形づくられる器</h3>



<p>炉から出して冷ましたものを見せてもらうと、鍋田さんのいう重力というのがよくわかる。<br>石膏の枠のなかにガラスが滑り落ちるようになっている。なるほど、これは面白い、と思うのだが、これを作り出すのは並大抵の作業ではないのだ。例えば花瓶のようなものを想像してほしい。ちょっといびつな形をした花瓶というのも趣があるが、鍋田さんの器は洗練された曲線。ということはつまり、<span class="swl-marker mark_yellow">石膏から板ガラスが均一に滑り落ちなくてはいけないのだ。<br>そのためにゆっくりと、他のガラス作品では考えられないぐらいにゆっくりと時間をかけて熱を加えなくてはいけない。<br>さらに熱の伝わり方が一定である必要があるので、炉の端で熱を加えることができない。中央付近でどこからも同じように熱が加わるようにするというのだ。このために、一度に何個もできるものではない。</span><br>「しかも、石膏から外して、ガラスのフチを切るのが大変な作業。半日作業ですよ。下手に切ればガラスですから、割れてしまうおそれもありますからね」<br>まさに時間と手間をかけて作られる逸品なのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img01.jpg" alt="" class="wp-image-12500" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">ガラスで和を表現する</h2>



<p>鍋田さんの主に使う、<span class="swl-marker mark_yellow">板ガラスを合わせてデザインを作る技法はフュージング技法</span>というもの。古くからある技法だが、ガラスの膨張率の違いなどにより高度な技量を必要としたため、歴史的には吹きガラスといった技法に主役の座を奪われた。鍋田さんも吹きガラスをはじめ他の技法も用いる。<br>ただし、フュージング技法の世界は吹きガラスでは作れないもの。どれだけ時間がかかっても、手間がかかっても、板ガラスを並べるところから始めて、それをゆっくりと溶着していかなくてはいけないのだ。<br>そして、<span class="swl-marker mark_yellow">鍋田さんの作品で目を引くのはやはり色とデザイン。様々な色、とくに明るい黄色や赤などは、それだけでも目を奪われる。さらに特徴的なのは 「日本的」 というところ。着物や日本建築から発想したデザインなど、日本の要素を巧みに取り入れた作品が多いのだ。</span><br>ガラスというと、やはり輸入された芸術という印象がある。だからこそ 「和」 をガラスで表現する鍋田さんの作品は興味を惹かれるのかもしれない。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img03.jpg" alt="" class="wp-image-12498" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img03-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12225/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">美しいガラス作品に出会う「藤田喬平ガラス美術館」／宮城県松島町 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">藤田喬平のガラス作品に惚れ込んで 日本三大名所として多くの人が訪れる松島町。この地で長年にわたり温泉宿を営むホ</span>					</div>
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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
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						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12223/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">仙台箪笥で目を引く装飾 仙台箪笥金具職人·八重樫榮吉さん／宮城県仙台市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">仙台箪笥の「金具」を作る仕事 今回の旅で、仙台箪笥を取り扱うお店も訪れたので、仙台箪笥の歴史などの説明そのもの</span>					</div>
				</div>
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		<item>
		<title>美しいガラス作品に出会う「藤田喬平ガラス美術館」／宮城県松島町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/12225/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Nov 2012 03:25:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラスアート]]></category>
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		<category><![CDATA[ガラス工芸家]]></category>
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		<category><![CDATA[松島]]></category>
		<category><![CDATA[東京芸大]]></category>
		<category><![CDATA[美術館]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>藤田喬平のガラス作品に惚れ込んで 日本三大名所として多くの人が訪れる松島町。この地で長年にわたり温泉宿を営むホテル 「松島一の坊」 には、世界にその名を知られたガラス工芸家の作品を展示する美術館が併設されている。中田が今 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">藤田喬平のガラス作品に惚れ込んで</h2>



<p>日本三大名所として多くの人が訪れる松島町。この地で長年にわたり温泉宿を営むホテル 「<a href="https://www.ichinobo.com/matsushima/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">松島一の坊</a>」 には、世界にその名を知られたガラス工芸家の作品を展示する美術館が併設されている。<br>中田が今回訪れた 「<a href="https://www.ichinobo.com/museum/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">藤田喬平ガラス美術館</a>」 だ。館長の高橋征太郎氏が藤田氏の作品に惚れ込み、本人へ美術館の構想を相談したところ承諾を得て実現、1996年に開館した。<br><span class="swl-marker mark_yellow">藤田氏のあらゆる年代の作品が収蔵されており、常設されている作品は季節ごとに展示替えを行うほかに、現代のガラス工芸家による企画展も行われている。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img04.jpg" alt="" class="wp-image-12797" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img04-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">ガラス工芸家 藤田喬平</h3>



<p>藤田喬平氏は1921年に東京に生まれた。東京美術学校 （現・東京藝術大学） で彫金を学び、卒業後にガラス製品メーカーに就職。すぐに独立し、ガラス作品の制作へ没頭して行く。<br>1970年代にはガラス工芸の歴史を持つイタリア・ヴェネチアに渡り、色ガラスや金箔を用いる技術を学びながら制作を重ねた。以来、長きに渡りヴェネチアガラスの伝統技法も学び続け、生涯をガラス作品の制作に捧げた人物だ。</p>



<p>花器、ハコ、グラス、器、茶器、造形作品などあらゆる造形に挑戦し、<span class="swl-marker mark_yellow">ガラスに命を吹き込んだように艶やかで色彩豊かな作品を発表。自らのインスピレーションと“日本の美”をありありと表現するなかで、独自の芸術世界を確立した。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img01.jpg" alt="" class="wp-image-12459" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">夢を入れるガラスのハコ「飾筥」</h2>



<p>茨城県北茨城市で訪れたガラス工房SILICAで藤田氏のガラス作品を見たときに、「衝撃を受けた」 と中田が語る作品がこちらにも展示されている。<br>それは、<span class="swl-marker mark_yellow">江戸時代の華やかな琳派芸術を表現した 「飾筥 (かざりばこ)」 というシリーズ。<br>「紅白梅」、「紅葉」、「朱雀」といった数々の飾筥は、色ガラスに加えて金箔やプラチナ箔を閉じこめ、日本の伝統的なハコを作り上げている。「フジタのドリームボックス」 と呼ばれ、見る者を虜にする作品だ。</span><br>「藤田先生の作品のひとつの特徴として、フッ化水素という薬品を用いてすりガラスに仕上げています」 とスタッフの方にご案内を頂く。その質感もまた、“ガラス”という既成概念を超えた美しさを見せてくれる。美術館では、飾筥に光を透過させる方法で展示されており、作品のまた別の姿が浮かび上がっていた。</p>



<p>「イタリアで制作されたものと日本で制作された作品では、色彩感覚が違うように感じますね」 と中田。イタリアで制作し、ヴェネチアガラス伝統のカンナ技法を用いた、 「カンナ文様」 のシリーズも数多く展示されている。流線はどこまでも伸びやかに、色はおおらかにその魅力が溢れるよう。<br>藤田喬平ガラス美術館は数々のガラス作品を間近に見ることで、日本のガラス工芸界を牽引した作家が生み出した芸術に触れることができる美術館なのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img03.jpg" alt="" class="wp-image-12457" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img03-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img02.jpg" alt="" class="wp-image-12458" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img02-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12219/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">色が飛び交う「ガラスアート作品」ガラス工芸家·鍋田尚男さん／宮城県仙台市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">色とりどりのガラスアート作品 大きなお皿や器。きれいな色がたくさん使われていて、ひと目でハッと吸い込まれる。た</span>					</div>
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			</item>
		<item>
		<title>職人の技に潜む繊細さ「松徳硝子」／東京都墨田区</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/6580/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 26 Jun 2012 05:18:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[酒器]]></category>
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		<category><![CDATA[グラス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>電球ガラスから始まった「松徳硝子」 創業は1922年。もともとは電球用ガラスの生産工場として立ち上げられた、松徳硝子。時代の波に押され、電球用のガラスは機械製造がメインとなり、職人たちの手作りであった松徳硝子は電球用ガラ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">電球ガラスから始まった「松徳硝子」</h2>



<p>創業は1922年。もともとは電球用ガラスの生産工場として立ち上げられた、<a href="https://ssl.stglass.co.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">松徳硝子</a>。<br>時代の波に押され、電球用のガラスは機械製造がメインとなり、職人たちの手作りであった松徳硝子は電球用ガラスから撤退を余儀なくされていった。<br>そこでメインとなったのが器。機械化が大きく押し寄せた時代だったが、金型に向けてガラスを吹き、形を整える「型吹き」という手仕事を貫いて、評判を高めていった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">電球製造の技術で作るグラス</h3>



<p>一般に「一口ビールグラス」と呼ばれる、古くからある江戸硝子のグラスがある。料亭や割烹で広く愛用され続けている薄吹きグラスだ。「まずは一杯」といって、ビールを注ぎ、それをくいっと一口で飲み干す。宴会の席でいつも使うグラスより小さなビールグラスを見たことがある人も多いと思う。そのグラスに電球製造で培った薄吹きの技術を注ぎ込み、多くのお店で評判を得た。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img01.jpg" alt="" class="wp-image-7010" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">繊細さを要求される「うすはり」シリーズ</h2>



<p>現在でも松徳硝子が酒器をメインに扱っている理由はそこにある。そしてその技術をさらに発展させて「うすはり」というブランドを作ったのだ。<span class="swl-marker mark_yellow">うすはりはその名の通り、非常にうすいことが特徴</span>。だからこそ口に当たる飲み口の感触がきれいに伝わってくる。それから、氷のカランという音がそのまま伝わってきて、心地よさをよりいっそう引き立ててくれるのだ。<br>はじめに、ショールームでグラスを拝見し、次に隣にある工場へ案内してもらった。そこでは数十人の職人さんがうすはりシリーズを始め、ガラスの器を作っていた。<br>「うすはりを作るときには、普段より気を遣わなくてはいけないことがあるんです」と案内してくれた広報担当の齊藤能史さんは説明してくれた。<br>「まずはガラスを溶かす段階。どれだけ最上の状態に仕上げるかというのが勝負なんです。うすはりのデザインはシンプル。そしてもちろん、厚さは均一なので、ガラスそのもののアラが目立ってしまうんです」<br>そのため、窯や原材料の状態、風や気温などの条件で、「うすはりを作れない日」というのも出てきてしまうのだという。それだけ、繊細に条件を見極めるのだ。<br>「それと、職人の技術。例えば100gのグラスを作るなら、切断する部分等も計算して、仕上がりが100gになる量のガラスを窯から巻いてこなくてはいけないんです。そうしないと、厚さや重さに影響が出てしまって、これも目立ってしまう」<br>徹底した管理と職人さんの繊細な技が、うすはりを支えているのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img02.jpg" alt="" class="wp-image-7011" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">まずは知ってもらうこと。機械にはないものを</h2>



<p>再度ショールームに戻ってお話を聞いた。<span class="swl-marker mark_yellow">松徳硝子では金型をオーダーメイドで作って、オリジナルのグラスを作るという相談もできる</span>そう（数量・予算等、応相談）。中田もこれには興味津々。デザインもあらゆる形に対応できるという。松徳硝子は手作りにこだわる。だから齊藤さんは「機械ではできないことをして、どこかに特徴を出していかないといけない」と言う。<br>「機械で作ったものが1000円。手作りのものが1500円。でもこの500円の部分は“手作りだから”ということではいけない。同じものを作っていてはいけないと思うんです。<span class="swl-marker mark_yellow">機械ではできない付加価値を、1500円でも納得していただけるものを作らないといけないんです</span>」<br>職人の技が作り出す「うすはりシリーズ」はそのひとつだろう。細かく、繊細な作業は機械のほうが得意というイメージもあるかもしれない。しかし、その日の天候に合わせてガラスの溶け具合を調整する。毎回同じ100gを持ち出すという、本当に大事な繊細さは職人の熟練された技のなかにあるのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img03.jpg" alt="" class="wp-image-7012" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6580_img03-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6600_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/6600/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「ガラスアート」の可能性を探るガラス造形作家·狩野智宏さん／東京都港区 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">まるで生きているようなガラスアート 自由な、という言い方が的確かどうかはわからないが、狩野智宏さんの作るガラス</span>					</div>
				</div>
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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/main-1.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/33341/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">形を変えて江戸切子の温もりを現代に残す 田島硝子株式会社/東京都江戸川区 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">今は数少ない吹きガラス工房 昭和30年代には東京に50軒以上のガラス工房があったというが、安価な輸入物におされ</span>					</div>
				</div>
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		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/6580/">職人の技に潜む繊細さ「松徳硝子」／東京都墨田区</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「江戸切子」の新しいデザイン 篠崎晴一さん·篠崎英明さん／東京都江東区</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/6608/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 25 Jun 2012 06:11:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[江戸切子 魅力]]></category>
		<category><![CDATA[全国伝統的工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[デザイン]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工房]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[グラス]]></category>
		<category><![CDATA[万華鏡]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
		<category><![CDATA[江東区]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
		<category><![CDATA[江戸切子 特徴]]></category>
		<category><![CDATA[江戸切子]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=6608</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>万華鏡のような江戸切子のカットグラス 中田がグラスを手に取り、覗き込む。そこには万華鏡のような世界が広がっている。ぐるりとグラスをひとまわりさせると、さまざまに違った紋様が浮かび上がる。篠崎ガラス工芸所の篠崎清一さん、英 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/6608/">「江戸切子」の新しいデザイン 篠崎晴一さん·篠崎英明さん／東京都江東区</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">万華鏡のような江戸切子のカットグラス</h2>



<p>中田がグラスを手に取り、覗き込む。そこには万華鏡のような世界が広がっている。ぐるりとグラスをひとまわりさせると、さまざまに違った紋様が浮かび上がる。<a href="https://www.shinozaki-garasu.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">篠崎ガラス工芸所</a>の篠崎清一さん、英明さんの親子が制作した作品だ。<br>これは<span class="swl-marker mark_yellow">江戸切子のグラス。江戸切子というと、線を主体とした複雑な幾何学紋様ものものがすぐに思い浮かぶかもしれない。</span>「昔は矢来という、線の紋様を描けるだけで飯が食えたんです」と清一さんが話してくれた。</p>



<p>「でもそれは昔のこと。シンプルなものは海外へ発注するなどして、日本の職人は淘汰されていってしまった。それから昔は有名なデザイナーがデザインしたという付加価値がなければ、百貨店などで取り扱ってもらえなかったんですよ。だから職人は大変だったんです」<br>そのお話の途中で息子の英明さんが持ってきてくれたのが、最初に中田が眺めていた万華鏡のようなグラスだった。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img01.jpg" alt="" class="wp-image-6833" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">清一さんが作る江戸切子の特徴とは</h2>



<h3 class="wp-block-heading">技で生み出された江戸切子の魅力</h3>



<p>「これはオヤジの代表作なんです。この花模様は今でも人気があります」<br><span class="swl-marker mark_yellow">清一さんの作り出す切子は、緻密な細かいカットが特徴。その技術が作り出すのが、ガラスのなかに点と円を描いた万華鏡の江戸切子だ。しかも単にグラスに花模様を描くだけではない。手前のガラスの花模様のなかに、向こう側の花模様が映り込むのだ。</span>それで万華鏡にように見えるというわけ。これはすべて計算されたデザイン。曇りガラスのような加工を入れてアクセントを付けることもある。この花模様のほかにも円を描いたり、華やかなデザインがあり、目を楽しませてくれる。<br>「昔の切子は線で始まって線で終わるから、昔の切子職人はこれは江戸切子じゃないと言うかもしれない」というが、江戸切子の職人が作りなら発見したガラスの魅力のひとつではないだろうか。技術が先にあり、それならこういうこともできると考えてデザインをする。こうして職人の頭のなかから、新しい独特の江戸切子は生まれたのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img02.jpg" alt="" class="wp-image-6834" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">集中して重さを忘れる</h3>



<p>さらに篠崎さんはサイズの大きな作品を作る。江戸切子というと、手に収まるコップやワイングラスが思い浮かぶ。しかし篠崎さんは、数人前の食べ物が乗るのではないかと思える大皿や料理用の鍋ぐらいあるのではないかと思う水差しも作っている。中田がその水差しを持ってみると「重い」とつい言葉に出てしまうぐらいの重量があった。<span class="swl-marker mark_yellow">材質はクリスタルガラス。当然大きくなれば重い。何と10キロ以上もある器もあるそうだ。</span><br>「削りを入れるときは当然、これを持って作業をするんですよね。重い、ですよね…」<br>「もちろん。重い。でもね、どんどん作業にのめり込んでいくと、その重さを感じなくなるんですよ。それよりももっといいものをって集中してしまうんでしょうね」<br><span class="swl-marker mark_yellow">10キロもあるガラスを抱えながら繊細な紋様を入れていく。失敗すれば一貫の終わりという作業に、集中すればするほど重さは気にならなくなるのかもしれない。拝見した数々の器は、まさに職人の心意気がつまった作品なのだ。<br></span>「ただ集中しすぎてＧＷだっていうのに仕事ばかりしてしまって、妻に友達と旅行にいってきますと愛想をつかされたこともありましたよ」そういって苦労をまるで感じさせないような明るさで清一さんは笑っていた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img03.jpg" alt="" class="wp-image-6835" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img03.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img03-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>


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					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6626_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/6626/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">新しいガラスデザインと伝統の技「江戸切子の店 華硝」／東京都江東区 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">江戸切子のこだわり抜いた作り方 江戸切子の店 華硝は、江戸切子の工房として1964年に創業した。現在は2代目熊</span>					</div>
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					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/main-1.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/33341/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">形を変えて江戸切子の温もりを現代に残す 田島硝子株式会社/東京都江戸川区 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">今は数少ない吹きガラス工房 昭和30年代には東京に50軒以上のガラス工房があったというが、安価な輸入物におされ</span>					</div>
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