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	<title>ガラス - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>ガラス - NIHONMONO</title>
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		<title>日本の文化と美しい色彩をガラスに溶かし込んで。ガラス作家・花岡央さん／岡山県備前市</title>
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		<pubDate>Fri, 19 Apr 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5118a8c5679d122acfd13a3942fe8776.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>岡山市中心部から東へクルマで約1時間の場所に位置し、備前焼の里として知られる岡山県備前市。その穏やかな海の近くに吹きガラス工房を構える、花岡央（はなおかひろい）さん。美しい色彩と優しい雰囲気をまとった日常使いのガラスの器 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5118a8c5679d122acfd13a3942fe8776.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>岡山市中心部から東へクルマで約1時間の場所に位置し、備前焼の里として知られる岡山県備前市。その穏やかな海の近くに吹きガラス工房を構える、花岡央（はなおかひろい）さん。美しい色彩と優しい雰囲気をまとった日常使いのガラスの器で人気を集めている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">芸術への憧れからガラスの道へ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8.jpg" alt="" class="wp-image-42177" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f233166487e2b45eba778f83298734f8-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>花岡さんが生まれ育ったのは、岡山を代表する焼物・備前焼の産地である備前市。そのため、一番身近な存在のアートは備前焼だったという。加えて、趣味で絵を描く父親の姿に子どもの頃から憧れを抱いていた。<br><br>それらの影響から高校卒業後は、美術大学で備前焼を学ぼうと考え、倉敷芸術科学大学への進学を果たす。専門分野を決めるまでの課程では、焼物やガラス、染織などさまざまな工芸を学ぶことに。そのなかで、「焼物と違って、作った翌日には作品が完成するというスピード感が、自分の性格に合うと感じた」のが、ガラスだったという。その感覚を信じ「ガラスコース」に進み、当時、教授を務めていた倉敷ガラスの創始者・小谷眞三氏に師事する。<br><br>在学中は、早く自分が思い描くものを形にできるようになりたいと、授業以外にも時間を見つけては練習に励み、全国各地で行われていた勉強会にも参加するなど、まさにガラス作りに邁進する日々を送った。</p>



<h3 class="wp-block-heading">誰に向けて、どう作るか</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06.jpg" alt="" class="wp-image-42178" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/92cbb4b1a09a77058ec609bda7b58f06-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>大学卒業後は、大阪でガラス作家・辻野剛氏の吹きガラス工房「fresco」に就職。その工房は、ガラスの器を使う人の生活にどう取り入れてもらうかまでをトータルデザインして、世に出していくというスタンスを大切にしていた。「誰に向けて作るのか、手に取ってもらう相手をイメージしながら作る。まずそこを固めてから制作をスタートする。そういうやり方を学べたことが自分にとってかけがえのない経験となりました」と花岡さんは当時を振り返る。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「自分ならでは」「この地ならでは」のガラスを</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4.jpg" alt="" class="wp-image-42179" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/3ca644c0bf6d0897f4afe6c8fa3e85d4-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>9年間「fresco」に勤務した後、2013年に独立。故郷・備前市に戻り、ギャラリーを併設した<a href="https://www.hiroyglass.com/" title="">吹きガラス工房「HIROY GLASS STUDIO」</a>を構えた。</p>



<p>花岡さんが用いるのは、吹き竿に息を吹き込み、型を用いずに整形していく「宙吹き」の技法。「宙吹きだと、その日によって『これがいい』が違ってくる。体調や気分によって、よくも悪くもなるというところが、吹きガラスのおもしろさだと思うんです」と、楽しそうにその魅力を教えてくれた。</p>



<p>自身の工房を構えてから軌道に乗るまでは、ガラス教室を開催する傍ら、作品を携えてギャラリーやショップを回り、少しずつ販路を開拓していったという。</p>



<p>そのなかで、花岡さんが大切にしたのは、「これを作りたい」「これを売りたい」という自分の思いだけを優先させるのではなく、先方の要望を聞いて作品に取り入れること。そうした柔軟な姿勢が、結果として作品の幅を広げていくことにつながっていったのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">スリットが印象的な代表シリーズ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e.jpg" alt="" class="wp-image-42180" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8bd955afa472f40d047d7236d8e8a89e-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>昔から日本の伝統的なものに美しさを感じて育った、花岡さん。その感性を生かして誕生したのが、古い日本家屋に見られる「連子（れんじ）格子」をイメージしたスリット模様が印象的な「ren（レン）」シリーズだ。多彩な色彩と、光を受けて落ちる影をも楽しめるだけでなく、スリットがもたらす境界線のあいまいさによって、どこに置いてもしっくりとなじむ不思議な魅力をたたえている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">人がやらないことに挑戦</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756.jpg" alt="" class="wp-image-42181" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/5082531cf1ad4524b78866057a5df756-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「ren」シリーズは、一見、切子ガラスのように見えるが、その製法はまったく異なる。まず透明ガラスに色ガラスをかぶせて温めてガラス玉を作り、いったん冷ます。その後、表面を線状に削り落とした上で磨きをかけるという工程を経て、再び熱を加えて吹いて成形していく。このやり方は、スウェーデンで生まれた「グラール技法」を参考しているという。「削ってから吹くという点が、切子とは大きく違います。それにより、切子ではできないような部分にまでカット模様を入れられるんです」と花岡さん。一般的な吹きガラスよりは工程が多いため、完成までに手間も時間も要する。人がやらないことにあえて挑戦することで、花岡さんならではの作品が誕生したのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">この地とのつながりのある作品を</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="835" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65.jpg" alt="" class="wp-image-42182" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65.jpg 835w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65-300x198.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/47efa2667da9d57d07b3edd87819ac65-768x506.jpg 768w" sizes="(max-width: 835px) 100vw, 835px" /></figure>



<p>そしてもうひとつ、花岡さんが大切にしたかったのは、地元とのつながり。自身が親しんで育った備前焼のように、この地ならではのガラス作品を生み出せないかと模索していた。</p>



<p>そんなある年、米作りを行う両親が作った米が不作の年があった。そこで、捨てられてしまう米を溶かして作品に取り入れてみることに。普段、口にしている米をガラスに取り入れることで、使う人にも身近に感じてもらえるのではという狙いもあった。そうして誕生したのが、「GRICE（グライス）」。淡い青色が美しい人気のシリーズだ。現在は、粒が小さいものや色選別ではじかれた、市場に出回らない米を灰にして、ガラスに溶かし込んで制作している。</p>



<p>実は、工房を構える備前市穂浪井田地区は、江戸時代に入り江を干拓して作られた土地。そこに、岡山藩直営の庶民のための学校・旧閑谷学校の学校田「井田（せいでん）」が広がっていたのだ。「GRICE」を通じて、そうしたこの地に息づく歴史にも思いを馳せてほしいとの願いも込められている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">美しい色へのこだわり</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265.jpg" alt="" class="wp-image-42184" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/db9843c9b25e1dd70a6b7bcbfdde1265-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>花岡さんが日々ガラス作りに励む工房へ足を踏み入れると、窓際につり下げられた色とりどりのガラスの玉が目に飛び込んでくる。一見、作品のようだが、実は約300色にものぼるガラスの色見本なのだ。彩色には粉ガラスを用いるが、粉の状態とガラスになった時の色が異なるものもあるという。そこで、一目でわかりやすいように、あらかじめガラスの状態にしているのだとか。「日本はもちろん、ドイツやアメリカのメーカーの粉ガラスを使っています。透明のガラス部分はスウェーデン製の原料を使用していて、ここまでくると、もはや僕の趣味のようになっていますね」。花岡さんの作品の美しい色彩は、ここから生まれている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">季節に合わせて楽しめる器を</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934.jpg" alt="" class="wp-image-42185" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2058c32627918fe727d744c547b04934-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /><figcaption class="wp-element-caption">PHOTO by Tomoko Osada</figcaption></figure>



<p>そんな花岡さんの色へのこだわりが光る最新シリーズは「Dusty（ダスティ）」。くすんだカラーの落ち着いた雰囲気で、日々の暮らしのさまざまなシーンにマッチする。「ガラスの器は夏のもの」というイメージを払拭するべく、透明感だけではないガラスの魅力を表現している。<br><br>「最近では、季節に合わせてガラスの器を使い分けて楽しんでくださる方もいらっしゃるんです」と、うれしそうに教えてくれた花岡さん。そんな使い手との交流こそ、彼にとって一番幸せなひとときなのだとか。</p>



<h2 class="wp-block-heading">柔軟な姿勢が新しい作品を生み出す</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="823" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805.jpg" alt="" class="wp-image-42191" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805.jpg 823w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/8679935028234143667441da6fede805-768x513.jpg 768w" sizes="(max-width: 823px) 100vw, 823px" /></figure>



<p>独立し、工房を構えてから10年。器作りはひととおりやってきたので、今後はオブジェにも力を入れていきたいと考えている。もともとは、造形的な作品はあまり得意ではなかったという花岡さん。アート作品よりも、日常で使えるものを作りたいという思いが胸にあったからだ。</p>



<p>しかし、オブジェを手がけ始めたことで、新たな気づきが。オブジェに興味を持ってくれた人が器を購入してくれたり、その逆があったり。「『これはやらない』って突っぱねるのではなく、やってみたことが新しい出会いにつながり、作品にもさらに広がりが生まれたように思います」。こうした柔軟さこそが花岡さんの強みであり魅力なのだろう。</p>



<p>そして今後は、これまで手がけてきたさまざまなシリーズをかけ合わせた作品にも挑戦してみるつもりだ。日本の文化を大切にする思いと美しい色をガラスに溶かし込みながら、花岡さんはこれからもガラスを吹き続けていくのだろう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="823" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70.jpg" alt="" class="wp-image-42192" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70.jpg 823w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/d7fd04808990a5cbe67d6a1f99751e70-768x513.jpg 768w" sizes="(max-width: 823px) 100vw, 823px" /></figure><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/42175/">日本の文化と美しい色彩をガラスに溶かし込んで。ガラス作家・花岡央さん／岡山県備前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>“弛まず”、心が“ゆれる”グラス作り「COMAKI GLASS」／山梨県甲州市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 19 Jan 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/top-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>山梨県の北東部、日本百名山のひとつ「大菩薩嶺（だいぼさつれい）」に代表される豊かな自然と、重要伝統的建造物群保存地区「塩山下小田原上条」の集落や、江戸後期の国宝・重要文化財「旧高野家住宅」などの豊富な歴史的資産に恵まれた [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/top-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>山梨県の北東部、日本百名山のひとつ「大菩薩嶺（だいぼさつれい）」に代表される豊かな自然と、重要伝統的建造物群保存地区「塩山下小田原上条」の集落や、江戸後期の国宝・重要文化財「旧高野家住宅」などの豊富な歴史的資産に恵まれた甲州市塩山地域。その山間に佇むガラス工房「<a href="https://www.instagram.com/komakikohei.pecori/" title="">COMAKI GLASS（コマキグラス）</a>」を訪ねると、右へ左へと「<strong>ゆれる」</strong>ようにボウルを傾ける<strong>グラス</strong>が並んでいた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">山間の農村に息づくガラス工房</h2>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export45-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39866" width="900" height="599" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export45-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export45-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export45-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export45.jpg 1280w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p> </p>



<p>甲州市塩山地域の工房の周辺には、古くは畑作や養蚕業が営まれた風情を残す民家と風光明媚な山合の景観を望む農村集落が広がる。「製作に没頭した後にはこの景色と涼やかな空気に癒されています」。額に大粒の汗を浮かべながら窓の外を眺めるガラス作家の小牧広平（こまきこうへい）さん。高温で溶かしたガラスを吹き竿に巻き付け、息を吹き込む「吹きガラス」による作品製作を手がけている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「思いもよらない」吹きガラスの魅力</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export6-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39867" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export6-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export6-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export6-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export6.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p>一口に<strong>「吹きガラス」</strong>といっても、その技法は2通りに分かれる。ひとつは型にガラスを差し込み息を吹き入れることで、同形状のものを効率的に製造することができる<strong>「型吹き（かたぶき）法」</strong>。もうひとつが、<strong>COMAKI GLASS</strong>で用いられている」<strong>「宙吹き（ちゅうぶき）法」</strong>だ。空中で空気を吹き込み、ガラスに働く重力と吹き竿を回す遠心力だけで成形するため型吹き法に比べて製造効率は落ちるが、その分、職人の技量や加減で仕上がりに個性が表れ、つくり手が意図しない偶然の産物が産まれるのもこの技法の魅力。</p>



<p>「ガラス自らが思いもよらない形を作っていくところが、<strong>宙吹き法</strong>の面白いところ」と話す小牧さん。“独創的”と評されるCOMAKI GLASSのワイングラスやビアグラスには、個体によって硬さがあり比較的熱が冷めやすい<strong>「再生ガラス」</strong>が使用されているものもあり、透明感の中に表れるほのかな色味や、短時間で冷え固まる素材の特性を活かした味わい深い様相の作品も見られる。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export19-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39868" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export19-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export19-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export19-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export19.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p>「<strong>それぞれのグラスに性格が出るんです。</strong>同じものはひとつとして作れないし、敢えてそのガラス自身が形作ったフォルムや様相を活かした表現を心がけています」</p>



<p>首を傾げるように曲げられた<strong>ステム（脚）</strong>や、違った口当たりをもたらす湾曲した飲み口など、まさにその形状は唯一無二。「並んだグラスを眺めていると、まるでゆれながら愉快に踊っているようにも見える」と、愛おしそうに作品を見つめる。</p>



<p>元々、陶芸や木工、絵画などが好きだったという小牧さん。写実的で精巧なものというよりは、見て感じるもの、特に抽象画や独創的な表現に心が動かされるのだとか。ガラス作りをはじめ、こうした美術品や工芸品に関心を持つようになった背景には、幼き日に見た祖父の存在がある。</p>



<h2 class="wp-block-heading">祖父の言葉と、ガラス作家･舩木倭帆さんとの出会い</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export31-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39869" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export31-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export31-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export31-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export31.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p>幼い頃から趣味で絵を描く祖父の姿が身近にあったという小牧さん。美術品や工芸品に引き込まれていく中で、「もし若返ることができるならガラス作りをしてみたい」と日頃から口にしていた祖父の言葉を受け、次第に<strong>ガラス職人</strong>になることを夢見るようになっていく。</p>



<p>ようやくガラスに触れるようになったのは大学生の時。一般向けに設備を提供していた工房を見つけ、念願のガラス作りをスタートさせた。その後、本格的にガラス作りの道へ進もうと考え始めた頃、<strong>後の師匠となるガラス作家･舩木倭帆（ふなきしずほ）氏の作品に出会う。</strong></p>



<p><strong>「優しく温かみのあるフォルムの中にもガラス特有の清涼感があり、見ていると心が澄んでいくような感覚があった」</strong>と話す小牧さん。すぐに手紙で舩木氏への師事を願い出たところ偶然アシスタントの欠員があり、卒業と同時に広島県深安郡神辺町へ転居。<strong>舩木氏の工房「グラスヒュッテ舩木」で本格的にガラス作りを学ぶ修業期間が始まった。</strong></p>



<h3 class="wp-block-heading">偶然を予期すること、真面目に生きること</h3>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export15-1-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39870" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export15-1-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export15-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export15-1-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export15-1.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p>花瓶･皿･鉢･グラス･茶碗など、素材の特性を生かし、デザインから仕上げまで一貫製作の手仕事によって生み出される舩木氏の作品は、実用性の高い堅牢さを備えつつ、温かみを帯びたアーティスティックさが特徴。他界した今もなお工芸業界内外から高い評価を受けつづけている。「アシスタントとして阿吽の呼吸を合わせられるようになるまでにかなりの苦労があった」と6年間を振り返る小牧さん。円熟した技術を持ちながらも、常に謙虚な姿勢で作品と向き合う舩木氏について小牧さんは「愛情深い優しさがありつつも<strong>作品製作に対しては厳しくストイックな方だった」</strong>と語る。</p>



<p><strong>「『偶然を予期すること』『真面目に生きること』、舩木さんから学んだことは今も作品作りの根幹に生かされていると思います」。</strong>修業を通して技術と作家としての在り方を学んだのちに独立。ガラス製作をするのに適した広々とした場所を求め、父親の故郷である山梨県南アルプス市に自身の工房を構えることとなる。</p>



<p>「ようやく自身の作品のみで生活できるようになったのはここ数年のこと。思えば『売ること』についてはほとんど学ばなかった」と、苦笑いを浮かべる。独立してすぐはアルバイトをしながら製作活動に当たっていたそうだ。各地のギャラリーなどで個展を開き、少しずつ同じ価値観を持つ人たちとの繋がりを広げていく。そうした地道な活動を通して、次第に製作依頼も増えていったのだという。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「たまたま」が心を動かす</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export28-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39875" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export28-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export28-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export28-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export28.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p>2020年にはさらに広い作業スペースを求め、現在の<strong>甲州市塩山へ工房を移設。</strong>技術的･表現的な<strong>「面白さ」</strong>を追求し、今や代名詞となった<strong>独創的な脚付きグラス（ステムグラス）の製作に力を入れていく。</strong></p>



<p><strong>「唇に触れる面積や口当たりの質感でその味わいは変化するんです」</strong>、小牧さんはビールを注いだ自らのグラスを傾ける。工房には数多くのグラスが並べられているが、実はそのほとんどが試作品。例えば厚みの調整や模様付けを行うのにも、洋ばし（ジャック）と呼ばれる金属器具の僅かな力加減によって、仕上がりは大きく変わってくるのだ。いくら技術を磨き続けても、自分がいいと思う作品に出会える瞬間はいつも<strong>「たまたま」</strong>なのだという。</p>



<p>「暮らしの中で、使うシチュエーションや目的によって印象は変わる。自分が作ったグラスは自分で使ってみたいし、人からも積極的に感想を聞くようにしています」。多くの試作品から、実際に自分が使ってみることで改善点やヒントを模索していく。こうしたストイックで柔軟な姿勢が、見る人、使う人の心を動かす作品を生み出しているのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">流されがちな日々に、ふっと</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export30-1-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39876" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export30-1-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export30-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export30-1-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export30-1.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p>積極的に地域のコミュニティなどとも関わりを持つようにしている小牧さん。地元の味噌屋や瓦職人、ワイナリーなど、地域で自身の活動を応援してくれる人と出会えたのは大きかったのだそうだ。そうした関わりの中で得られるヒントや刺激は多く、ランプシェード製作など今までに無かったオーダーも次第に舞い込むように。近年地域の飲食店などからも「脚の曲がったグラスが欲しい」と依頼を受けることも増えてきたのだという。</p>



<p>少しずつ自身の作品が浸透していることを実感しながらも、こうした交流や、各地で行われる個展での出会い、旅先で偶然目にするものなど、様々なインプットを通してアイディアや自身の感性に磨きをかけていきたいと、今後の展望を語る。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export44-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39879" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export44-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export44-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export44-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export44.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p><strong>「きっと僕の心も曲がっているんですよ。思ってもみなかった形になるって面白いじゃないですか」</strong></p>



<p>と最後に小牧さんは笑う。地に足をつけ、弛まずにつみあげた信念がありながらも、どこか掴みきれない“ゆらぎ”をはらんだ眼差しがとても印象的だった。<strong>COMAKI GLASSの作品には、まさにそういった小牧さん自身のパーソナリティが吹き込まれているのだろう。</strong>企画製品や、大量生産品が目まぐるしく生産･消費される時代だからこそ、暮らしの中にふっとひと息。日々の移ろいや季節の変化に寄り添う、<strong> “ゆれる”一点もの</strong>を愛でるひと時を楽しんでみてはいかがだろうか。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export18-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-39880" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export18-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export18-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export18-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/01/export18.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/39859/">“弛まず”、心が“ゆれる”グラス作り「COMAKI GLASS」／山梨県甲州市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>真剣に遊び、滋賀で生まれた出会いをつなぐギャラリー「季の雲」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 18 Jul 2023 01:00:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[金属]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
		<category><![CDATA[建築]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-26-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>滋賀県長浜市の住宅街にこつ然と現れるモダンな建築が、ギャラリー「季の雲（ときのくも）」。器を中心とした、現代作家による多彩な工芸品の展示や販売を行っています。またギャラリーのオーナー自身も、シンプルな美しさをまとった暮ら [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-26-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p><a href="https://nihonmono.jp/article/37814/" target="_blank" rel="noreferrer noopener"></a></p>



<p class="has-text-align-center"><strong>滋賀県長浜市の住宅街にこつ然と現れるモダンな建築が、ギャラリー「季の雲（ときのくも）」。<br>器を中心とした、現代作家による多彩な工芸品の展示や販売を行っています。<br>またギャラリーのオーナー自身も、<br>シンプルな美しさをまとった暮らしの器を作る陶芸家として活躍しています。</strong></p>







<p>やわらかな自然光が差し込むコンクリート打ちっぱなしの空間に、さまざまな作風の器が並ぶ。滋賀県長浜市にある「季の雲（ときのくも）」は、国内外で活躍する作家の作品や古道具、そして日本ではめずらしく、中国茶器を常設で扱うギャラリーだ。全国各地から訪れるファンからはもちろん、作家達からも“帰ってくる場所”と呼ばれ愛されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">どんな作品も受け入れる凛とした空間</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="601" height="400" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-12.jpg" alt="" class="wp-image-37820" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-12.jpg 601w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-12-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 601px) 100vw, 601px" /></figure></div>


<p>季の雲がある滋賀県長浜市の中心部は、豊臣秀吉の建てた長浜城がある城下町。観光客で賑わう駅前通りを抜け、静かな住宅地を進むと、ひときわ目を引く白い建物が現れる。鉄製の大きなドアを開くと、そこに広がるのは<strong>天井高5メートルの開放的なギャラリー空間</strong>。ギャラリーでは月に2回のペースで企画展が開催されており、<strong>陶磁器や漆器、ガラス、木工、金属</strong>など、さまざまな作家の作品を展示、販売している。</p>



<p>「新婚旅行でニューヨークに行った時、レストランやお店など、どこに行っても天井がすごく高くて。開放感とモダンな雰囲気に憧れて、それを形にしました。内装は最初からあまり作り込まず、その時々のイメージに合わせて装飾などで変えられる余白を残しています」と話すのは、オーナーの中村豊実さん。<strong>「他では展示できない大きな壺や、壁から吊るすような作品も持って来られる」</strong>と作家からも喜ばれているそうだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「子どもに誇れるような、本当に好きな仕事がしたい」</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37825" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>30代まではごく普通の会社員だったという中村さん。結婚し、子どもが生まれる時に<strong>「子どもに誇れるような、本当に好きな仕事がしたい」</strong>と考えたのが、この場所に店を構えたきっかけだった。とはいえ最初からギャラリーを始めたわけではないという。「最初にオープンしたのは、ずっと夢だったダイニングバー。どうせやるなら<strong>日本中のお客さんに来てもらえるお店にしたい</strong>と思って、七輪を使った焼きたての料理を食べながら日本酒が味わえるお店を開きました」。当時から器が好きだったそうで、作家ものの器を使ってめずらしい日本酒や料理を提供しているうちにファンが増え、うわさを聞きつけた人々が東京や神奈川など遠方からも遥々訪れるようになった。数年後には器を展示するギャラリーを併設し、ダイニングバーからイタリアンレストランに転向。その後、ギャラリーとしてのニーズが増えたこと、そして器に対する興味のウェイトが大きくなったことをきっかけに、レストランだった場所までギャラリーに作り変え、現在の季の雲が誕生した。2023年にはギャラリーを始めて20年になるという中村さん。「ずっと来てくれている常連さんとは一緒に歳を重ねていく楽しさがありますし、最近は若い人が『SNSで見て、やっと来られました』と言ってくれることもあります。やっぱり、いろんな年齢層の方が来てくださるのは嬉しいですよ」と笑顔がこぼれる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">器好きの先にあった、古道具の世界</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37828" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>2階建ての店内は、1階が企画展と常設の作品が並ぶギャラリースペース、2階は中村さんが買い集めた<strong>古道具</strong>の販売スペースになっている。古いものを好きになったのは店を始めてからだそうで、日々作家ものの器を見ているともっと昔に作られたものにも興味が出てきて、骨董市などを見て回っているうちに自分でも買い付けて販売するようになったという。「うちに置いているのは、骨董というより古道具やガラクタ（笑）。何に使うかわからない</p>



<p>ものも混じっていますが、僕はそういうものの方が好きで。<strong>何の道具か、どうやって使うのか想像するだけでおもしろい</strong>じゃないですか」。</p>



<p>日本の古道具と西洋のアンティークが混ざり合った空間は、屋根裏に作られた秘密基地のよう。中村さんが<strong>金継ぎ</strong>を施した古い器も一緒に並んでいて、まるで宝探しをしているような楽しみが味わえる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">つながりのある作家は100人以上</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37829" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>季の雲では、年間20回以上もの企画展が開催されており、これまでに<strong>通算100人を超える現代作家の企画展や作品の販売を行ってきた</strong>。他にも白磁作家として世界的に知られる<strong>黒田泰蔵氏</strong>のサインがエントランスに残されていたり、「ギャルリ百草」を主宰する<strong>安藤雅信氏</strong>とはオープン当初から交流が続いていたりと、多くの作家と一緒に楽しみながら仕事を続けているという。「もうこれ以上増やすのはやめよう」と思っても、いい作家を見つけるとどうしてもお客さんに紹介したくなるのが中村さんの性分だ。しかも、新しく扱う作家のもとには必ず夫婦2人で訪問してから取引を依頼する。「いいなと思ったら、作品だけでなくその人自身を知りたくなるんです。20年も続けていると、出会った頃はまだ20代の駆け出しだった作家さんでも、今では40代の立派な中堅作家になっている。今は世界を舞台に活躍している<strong>青木良太さん</strong>もそのひとりです。人気が出たり大成功したり、そういうのを見ていると『やっててよかったな』としみじみ思います」。まだ知られていない作家を発見し、その成長過程に立ち会えるのもギャラリーとしての醍醐味だろう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">新しい風やインスピレーションが生まれる場所に</h3>



<p>季の雲は、<strong>作家達の貴重な交流の場</strong>にもなっている。「展覧会の初日は在廊してくださる作家さんが多いのですが、その日の夜は必ず『うちで食べて飲もうよ』って声をかけるんです。みんなでご飯を食べてお酒を飲んで、うちに泊まっていくのがもう定番になっています。普段は工房にこもっている人が多い分、展覧会があったら自分で納品に来てそのまま在廊して、現地の人達と一緒にお酒を飲んだり、時間があったら釣りをしてみたり。ちょっとしたリフレッシュも兼ねて楽しみにされている方も多いです」と中村さん。毎年恒例の新年会には数十名の作家が集まるという。みんなで集まって酒を酌み交わせば、初めて会った作家同士が仲良くなって<strong>「二人展をやろうか」</strong>と言い出したり、陶芸家と漆器の作家が夜遅くまで話し込んだり。そんな出会いから、<strong>新しい風やインスピレーションが生まれていくのが嬉しいし、それがギャラリーの役目でもある</strong>と、中村さんはほほ笑む。</p>



<h2 class="wp-block-heading">飲食店の日常から始まった器づくり</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37839" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-37840" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-1024x683.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>じつは、中村さん自身にも作り手としての一面がある。「僕は、作家活動はしていないので……」と言う中村さんに、自宅の工房を見せてもらった。</p>



<p>中村さんが器づくりを始めたのは、季の雲がまだ飲食店だった頃。店で使っている器が頻繁に割れたり欠けたりするのを目の当たりにして、<strong>「こんなにしょっちゅう買い替えるぐらいなら、自分で作ろうか」</strong>と思ったのがきっかけだったそう。好きなこと、興味があることは何でもやってみるという中村さんならではの挑戦だ。焼き物といえばろくろを思い浮かべる人が多いが、中村さんの技法は<strong>「タタラ作り」</strong>。まず石膏型を掘り、その型に粘土をあてて乾燥させた後、型から抜いて焼き上げる方法だ。実用性を求めて始まった作陶は、<strong>割れにくく、使いやすく、何より料理が映える器づくり</strong>を基準にしている。「自分が使いたいと思うものを作る」という中村さんの思いが表れたシンプルで美しい器や直火にかけられるプレートは、季の雲のギャラリーにも並び、人気を博している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">中国茶器との出会い、つながる縁</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37841" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>台湾の茶人が日本の作家のものを買っていくのを見て興味を持ち、妻の敬子さんと一緒に茶人を招いた<strong>中国茶</strong>の教室を始めた。中国人客が来たら話を聞いたり、自分でも中国に行ったりして勉強するなかで、<strong>日本では中国茶器を専門に作っている作家も扱っているギャラリーも見当たらない</strong>ことに気づく。「それならうちでやってみようか」と考えて交流のある日本人作家達たちに中国茶器の制作を依頼したところ、これが大ヒット。日本人が普段使う食器ばかり作り続けてきたから、中国茶器の制作は新鮮だったのか、ほとんどの作家が<strong>「ぜひやってみたい」</strong>と快く引き受けてくれたという。</p>



<p>また、敬子さんはギャラリーで行う中国茶の教室ばかりでなく、いろいろな土地や場所に赴いて茶人と一緒に作り上げていくお茶会の企画「茶遊記」も開催している。日本国内をはじめ、中国の各地やモンゴルでも開催されたこのイベントは、「お茶で真剣に遊び、その魅力を行く先々で伝え、感じる旅」がコンセプト。訪れるのはもちろん現地の人で、お茶と器を通じて人々の縁がつながれている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">手に取ることで作品をより身近に感じてほしい</h3>



<p>「僕達がやっているのはギャラリーなので。やっぱり<strong>手で触れて、重さや質感を感じて買っていただきたい。作品をより身近に感じてもらえるのがギャラリーの良さ</strong>だと思っています」と中村さんは話す。</p>



<p>何を買うにもオンラインで検索し、そのまま購入することが当たり前になりつつある現代。欲しいものにピンポイントでたどり着ける便利さの一方で、なぜか無性に心惹かれるものと偶然に出会い、視野が広がるという経験は少なくなっているのではないだろうか。“無駄”が排除される時代だからこそ、可能性を含んだ“余白”が求められている。このように、まだ見ぬ素晴らしい作品との出会いを提供し世界観を広げてくれるギャラリーの存在は、ここを訪れる人やコレクターばかりではなく、作品の作り手たちからも大いに注目され、その価値を高め続けていくだろう。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-1024x683.png" alt="" class="wp-image-47724" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-1024x683.png 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-300x200.png 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-768x512.png 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012.png 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">季の雲 代表取締役 中村豊実さん</figcaption></figure></div>


<p>ギャラリーでは、私たちだからこそできる展示やイベントをこれからも模索していきたいですね。私自身でも器を作るようになってから15年余りになりますが、料理など受け入れるものの邪魔をしないシンプルなものを目指しています。手に取った方や実際使った方によかったと思っていただけるよう、日々精進するのみです。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/37814/">真剣に遊び、滋賀で生まれた出会いをつなぐギャラリー「季の雲」</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>手で触れて温かさを感じるガラス作品　小路口屋　小路口力恵さん　/富山県富山市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 06 Apr 2022 02:18:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/DSC3299_Atari_-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>小路口 力恵さんは、富山県に工房を構えるガラス作家です。「やさしく、やわらかく、ここちよい。」というコンセプトの下、ガラスを削ることで表現される繊細な白さと手肌に馴染む独特の触り心地が魅力的な器を作り続けています。 なぜ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33543/">手で触れて温かさを感じるガラス作品　小路口屋　小路口力恵さん　/富山県富山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/DSC3299_Atari_-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>小路口 力恵さんは、富山県に工房を構えるガラス作家です。<br>「やさしく、やわらかく、ここちよい。」というコンセプトの下、<br>ガラスを削ることで表現される繊細な白さと手肌に馴染む独特の触り心地が魅力的な器を作り続けています。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">なぜ富山のガラスは有名なのか</h2>



<p>富山と言えば<strong>「富山のくすり売り</strong>」が有名である。300年以上の歴史をもつ富山の薬文化を支えるために富山市周辺では明治・大正時代にかけて薬を入れるガラス瓶の製造が盛んになり、そのシェアは<strong>全国トップ</strong>を誇った。そのような時代背景が豊かな資源を生み、富山をガラスの街へと発展させてきた。ガラス作家を育成する研究所や制作を支援する工房など、恵まれた環境を有し、世界でも有数のガラスの街といわれている。そんなガラスの街富山市に<strong>小路口力恵さんの「小路口屋（しょうじぐちや）」</strong>という工房がある。小路口さんは「<strong>やさしく、やわらかく、ここちよい。</strong>」というコンセプトを持ち、肌にフィットして、身につけるようなガラス作品を生み出している。小路口さんはこれまでに富山をはじめとする日本各地のほか、<strong>国際的にも多くの賞を受賞している</strong>ガラス作家である。彼女の生み出すガラス作品の独特の優しい表情を見れば、誰もが作品のコンセプトに納得することは間違いない。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/kiji4-1.jpg" alt="" style="width:825px;height:550px"/><figcaption class="wp-element-caption"><br></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">ガラス作家になるまでの道のり</h2>



<p>小路口さんはガラス職人たちがガラスを吹いている姿やその作業工程を見るのが好きだったという。ちょうど高校時代に<strong>富山ガラス造形研究所</strong>ができた事もあり、ガラスへの憧れが加速した。しかし、その当時は富山ガラス造形研究所に受験できるほどの知識や技術が無かったこともあり、まずは美術系の学校への進学を考えて富山美術工芸専門学校に入学した。そして専門学校を卒業するころに高校生時代に抱いたガラスへの憧れが、<strong>ふと立ち寄った富山ガラス工房で再燃した。</strong>ガラスを作る作業風景を目にしたとたん<strong>「これをやりたい！</strong>」その時富山ガラス造形研究所の受験を決めたという。そこから1年間は猛勉強し、無事高校生時の憧れをかなえ富山ガラス造形研究所への入学切符を手にしたのだ。今振り返ってみると、専門学校時代のある授業で椅子を作る際<strong>「木材をヤスリがけする時の手触り」</strong>の感覚が忘れられなかったという。手で触れ、手で視ながら創造することを求めてガラスという素材を選んだのはこの経験が影響しているのかもしれない。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/kiji2-1.jpg" alt="" style="width:825px;height:550px"/><figcaption class="wp-element-caption"><br></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">小路口さんのガラス作品の魅力</h2>



<p>小路口さんのガラスの魅力といえば派手ではない優しい白色と独特の手触りである。最初は小路口さんも「<strong>ガラスは色付きのものしか売れない</strong>」という風潮から色付きの作品を作っていた。しかし、それでは形で<strong>遊び心が発揮できない</strong>ことがわかった。そこで今のような色のない作品を作るようになると、個展などでの評価は思いのほか高くなっていった。そして何よりも彼女自身が作っていて心地よく、納得できる作品だったのだ。</p>



<p>また小路口さんが作品づくりで大事にしているのは五感の中の<strong>「視覚」「触覚」「聴覚」</strong>である。吹きガラスのみで仕上げるのではなく、削り、磨くといった加工を施しながら、小路口さんの持つ独特の感覚で仕上げられていくガラスは、その作品制作の要となる<strong>「手で視る。」</strong>を体現しているようだ。こうしてさらさらとした他のガラスでは感じることのできない手触りが実現している。</p>



<p>丁寧に作られたグラスの<strong>「はつり」</strong>は日本酒、ウィスキーなどお酒を入れると、味だけでなく、手触りでも美味しく感じることだろう。結婚祝いや還暦といった<strong>記念日のプレゼント</strong>にもその温かさは役立つこと間違いない。</p>



<p>このように小路口さんのガラス作品は私たちの生活に温かさを与えてくれている。今後も独特の手触りと優しい色合いで「<strong>やさしく、やわらかく、ここちよい。</strong>」空間を私たちに与えてくれるだろう。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/04/kiji3-1.jpg" alt="" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45849" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/71_kao.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">ガラス作家 小路口 力恵さん</figcaption></figure></div>


<p>視覚だけではなく手で触れて感じられることを大切に、使う人の気持ちが温かくなるような作品作りを目指しています。器は、日々の生活の中で使っていただいてこそ活きるもの。仕舞い込んだりせずにたくさんお使いいただき、笑顔や楽しい時間をお届けできたら嬉しいです。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33543/">手で触れて温かさを感じるガラス作品　小路口屋　小路口力恵さん　/富山県富山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>土も金属も流し込む独自のガラス作品·熊谷峻さん／秋田県秋田市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 21 Mar 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[器]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[コップ]]></category>
		<category><![CDATA[作品]]></category>
		<category><![CDATA[皿]]></category>
		<category><![CDATA[秋田県]]></category>
		<category><![CDATA[秋田市]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/main-1-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>ガラスの魅力に惹き込まれる 秋田市を拠点にガラス作家として活動する熊谷峻さん。独特な表情を持つ作品に魅せられ、国内外での個展を開き、その存在感を増している作家である。熊谷さんの自宅兼工房を訪ねると、四季の色彩を映すかのよ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/31604/">土も金属も流し込む独自のガラス作品·熊谷峻さん／秋田県秋田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/main-1-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">ガラスの魅力に惹き込まれる</h2>



<p>秋田市を拠点にガラス作家として活動する<a href="https://www.instagram.com/shunkumagai_glass/">熊谷峻</a>さん。独特な表情を持つ作品に魅せられ、国内外での個展を開き、その存在感を増している作家である。熊谷さんの自宅兼工房を訪ねると、四季の色彩を映すかのような美しい庭に囲まれた工房に、熊谷さんのガラス作品の数々が並んでいた。<br>熊谷さんは秋田県に生まれ育ち、美術大学でガラス工芸を学んだあと、ガラスの街富山へ移りさらに富山ガラス工房に所属しながらガラスの基礎を固めた。そこで4年ほど活動したのち、同じくガラス作家の妻・境田亜希さんの妊娠を機に、秋田へと帰郷することを決めた。<br><span class="swl-marker mark_yellow">熊谷さんのガラス作品はとても珍しい。一見それがガラスでできているかも分からないような形状、質感、色合いを放っている。古代エジプトの遺跡から発掘されたかのような神秘的な雰囲気を醸し、パート・ド・ヴェールの技法を用いたようにも見え、引き込まれるような不思議な世界観が漂っているのだ。<br></span>「ガラス作家は、きれいなガラスへ向かう人が多い。でも私は、透明感や美しさより、ガラスに入った不純物による変化やムラに興味が湧く。そういうものになぜか惹かれます」と熊谷さんは話す。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji2-6.jpg" alt="" class="wp-image-31607" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji2-6.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji2-6-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">唯一無二のガラス作品を求めて</h2>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">熊谷さんの作品作りの基本は鋳造技法によるものだ。そこに陶芸や中金の技術を応用していることが特徴である。</span>誰もまだ見たことにない作品を作りたいとこの独創的な技法へとたどり着いたのだそうだ。<br>まず石膏の型を作り、造形用のロウで作品をイメージしながら成形する。あとは小さな箱に入れてまわりに石膏を流し込めば、型が完成する。出来上がった石膏の型に液体状の熱いガラスを流し込み、冷やし固めて成形していく。<span class="swl-marker mark_yellow">使用する原料は友人のガラス作家が廃材にするものを譲り受けたものなどを使い、そこに土や金属などの粉を混ぜ合わせていく。もともとついていたガラスの色彩が土や金属とともに1000度に熱せられる為、性質の違うそれぞれの原料が複雑な色や質感を生み出し、出来上がった作品の唯一無二の表情を創り出す。</span><br>1週間以上冷やしたあと、石膏を割り削ってガラスを取り出す。作品を型に入れてから時間が経っていることもあり、どんなものを作ったか、どんな姿になっているか、開けて見るまで自分でも忘れてしまっていることが多いのだそうだ。不純物が混ざっている事で予想もしない色ムラができていたり、汚れているかのように見える表情が現れていると、それに心が躍るのだという。ガラス作品について語る時、熊谷さんの笑顔は大きくなる。「なにより石膏を割って、作品を取り出す時が純粋に一番おもしろい」。そう言いながら、熊谷さんは1つの石膏を木槌で割り始めた。<br>慎重に木槌で石膏を叩いていくと、やがて中から仏様のような人型のガラス作品が姿を現した。少しザラついた鈍色の質感や色だれ、ゆがんだフォルム、たしかに透明なガラスにはない、異形ならではの魅力がそこにはあった。<br>「小さな作品に関しては、ここ数年でずいぶんと慣れた。今後は大きな作品にも取り組んでみたいと思っています」と熊谷さん。鋳造技法による制作を究め、熊谷さんならではの作品づくりに今後も挑んでいく。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji3-6.jpg" alt="" class="wp-image-31608" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji3-6.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji3-6-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji4-6.jpg" alt="" class="wp-image-31609" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji4-6.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/03/kiji4-6-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/31604/">土も金属も流し込む独自のガラス作品·熊谷峻さん／秋田県秋田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>美と実用性の追求を両立するガラス作家·有永浩太さん／石川県能登</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 18 Aug 2021 13:50:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[石川県]]></category>
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		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/main-4.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>能登の自然を感じながらつくるガラス工芸品 能登島が浮かぶ七尾湾は、日本海に位置しながらも荒波の影響を受けることなく、まるで湖のようなさざなみがあるだけで、海鳥や魚たちもゆったりと過ごしているような印象だ。ガラス作家の有永 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30298/">美と実用性の追求を両立するガラス作家·有永浩太さん／石川県能登</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/main-4.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">能登の自然を感じながらつくるガラス工芸品</h2>



<p>能登島が浮かぶ七尾湾は、日本海に位置しながらも荒波の影響を受けることなく、まるで湖のようなさざなみがあるだけで、海鳥や魚たちもゆったりと過ごしているような印象だ。ガラス作家の<a href="https://www.kotaglass.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">有永浩太</a>さんは、この自然豊かな能登島の七尾湾に面した工房で作品を作り続けている。すぐ近くには、<a href="https://nanao-af.jp/glass/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">石川県能登島ガラス美術館</a>があるため、その縁でこの地に着たのかと思いきや、「親戚がこの家を使っていたのを譲り受けました」とのこと。<br>「もともとは大阪出身なんですが、倉敷の大学でガラス工芸を学び、福島や東京の新島のガラス工房で働いた後、４年前にこの能登島にやってきました」（有永さん）</p>



<p>空気は澄んでいて、音といえば風と波と鳥の鳴き声くらい。島内のなだらかな丘陵地には水田や畑が広がり、冬でも豪雪にならないため、四季折々、様々な農作物にも恵まれている。また、街灯が少ないため夜は星空が美しく、天然のプラネタリウムさながら、ため息が出るほど豊かな自然に囲まれている。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">「能登半島は、“陸の孤島”と言われていたようですが、最近は交通網が発展していて、金沢からクルマで１時間ほどですし、能登空港から東京にもすぐ行けます。無理をすることなく、仕事に集中するには最高の環境なんです」</span>（有永さん）リビングに飾られていたのは、触るのも怖いくらいに繊細なガラスの器。布地のように見えるガラスが重なりあい、周囲の光を柔らかく拡散、ガラスの透明感にやさしい色のベールを纏いなんとも言えないニュアンスを醸し出している。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1970.jpg" alt="" class="wp-image-30301" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1970.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1970-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">芸術と実用性の両方を目指す</h2>



<p>「<a href="https://www.aizuya.co.jp/SHOP/73433/169989/list.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">gaze</a>」と名付けられたシリーズは、その名の通り、ガーゼのような柔らかな生地をガラスの中に封じ込めているように見える。「ベネチアで伝統的に使われているレースガラスという技法なんですが、それを日本人の感性でアレンジしたいと思ったんです」（有永さん）自宅に併設されたガラス工房に行くと、ガラス窯が赤く燃えたぎっていた。普段はここにこもって作業をしているという。</p>



<p>「さきほどの作品も素敵でしたが、こういう素朴な器もいいですね」（中田）<br>中田英寿が目をとめたのは、<span class="swl-marker mark_yellow">何気ないグラスや水差し。色ガラスでつくられたそれらの作品は、たしかに素朴な雰囲気だが、繊細な造形と手作業ならではの味わいの両方を感じさせるものだった。</span>リビングで見た作品群とはまた異なる趣がある。</p>



<p>「展示会に出すような作品をつくるのと、日常のための器をつくる作業の両方があるからバランスが取れているような気がします」（有永さん）<span class="swl-marker mark_yellow">作家として美を追求することと、職人として実用性を追い求めることを両立するのはけっして簡単なことではない</span>だろう。しかし黙々とガラスを吹き、カタチを整える有永さんの仕事ぶりを見ていると、そのふたつが違和感なく存在しているように思えた。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_2010.jpg" alt="" class="wp-image-30302" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_2010.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_2010-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1992.jpg" alt="" class="wp-image-30303" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1992.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/08/11042020_tabi_1992-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30298/">美と実用性の追求を両立するガラス作家·有永浩太さん／石川県能登</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<item>
		<title>形を変えて江戸切子の温もりを現代に残す　田島硝子株式会社/東京都江戸川区</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/33341/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 07 Aug 2020 06:14:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス]]></category>
		<category><![CDATA[江戸切子]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工房]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸品]]></category>
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		<category><![CDATA[江戸硝子]]></category>
		<category><![CDATA[田島硝子]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/main-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>今は数少ない吹きガラス工房 昭和30年代には東京に50軒以上のガラス工房があったというが、安価な輸入物におされ、現在は昔ながらの吹きガラスの工房は３軒しか残っていないという。その中の一つに1956年、昭和31年に創業した [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/main-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">今は数少ない吹きガラス工房</h2>



<p>昭和30年代には東京に50軒以上のガラス工房があったというが、安価な輸入物におされ、現在は昔ながらの吹きガラスの工房は<strong>３軒しか残っていない</strong>という。その中の一つに1956年、昭和31年に創業した江戸川区<strong>の田島硝子（株）</strong>がある。</p>



<p>田島硝子（株）は江戸時代から受け継がれている<strong>「江戸硝子」</strong>を扱う工房だ。江戸硝子とは江戸時代に生まれた伝統的な技術を用いて手作りされるガラス製品のことで、それを切子加工すると<strong>「江戸切子」</strong>になる。</p>



<p>この江戸切子は現在では国の<strong>「伝統工芸品」</strong>に指定されているほど有名であり、それだけ未来へ残す価値は高いものになっている。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/kiji1-1.jpg" alt="" width="630" height="420"/><figcaption class="wp-element-caption"><br></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">人気のきっかけになった「富士山グラス」</h2>



<p>「番頭だった祖父が独立して開業しました。最初は工房を借りてスタートしたそうです。昔はガラスづくりには石炭が欠かせず、そのため運搬に便利だった川沿いに多くの工房がつくられたようです」と田嶌大輔社長。</p>



<p>工房を訪ねると、昔ながらの窯に向って多くの職人が汗を流しながらガラスを吹いている。伝統の江戸切子も作り続けられているが、この田島硝子（株）を一躍有名にしたのは、富士山をかたどった<strong>「富士山シリーズ」</strong>だ。ビールグラス、おちょこ、ロックグラスなどのお酒を入れるグラスは、外国人の土産物としても人気が高いという。</p>



<p>「富士山が世界遺産に登録されたときに、ホテルからの依頼で作ったのがきっかけでした。最初はビールグラスを作り、ヒットしたのでシリーズ化しました。おかげさまで<strong>生産が間に合わない</strong>くらいの状態になっています」</p>



<p>このように伝統的な江戸切子のみにとどまらず、富士山をかたどった<strong>普段使いにもおしゃれといわれるようなグラス</strong>にも力を入れている。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/kiji2-1.jpg" alt="" width="640" height="420"/><figcaption class="wp-element-caption"><br></figcaption></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">ガラスの良さを進化させ現代へ</h2>



<p>ショールームには、昔ながらの江戸切子からオーダーメイドの商品など、さまざまなグラスが並んでいる。<strong>幅広いオーダーにこたえられる</strong>のが手作りで作っている田島硝子（株）の強みといえるだろう。</p>



<p>「現代の大量生産の技術では不可能なことでも、職人の技術があれば実現できたりする。ガラスにとっては厳しい時代ですが、この<strong>技術は守っていかなければならない</strong>と思っています」と力強く語った。</p>



<p>多くの人にもっと気軽に手に取ってほしいという熱い想いが、この厳しい現状でも様々なもの作り続けている大きなモチベーションになっているのだろう。</p>



<p>ガラスならではの美しさを作り上げるのは、<strong>伝統の技術</strong>が必要である。またそれを衰退させずに現代に残すには職人の<strong>情熱、アイデア</strong>も必要だ。このように確かな技術と世代を超えた人々にも使ってもらいたいという職人の情熱が相まって、田島硝子（株）の原動力になっている。これからも伝統の技術で新たなアイデアを実現させていく田島硝子（株）の活躍に期待したい。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/kiji3-1.jpg" alt="" width="640" height="420"/><figcaption class="wp-element-caption"><br><br><br></figcaption></figure></div>


<p class="has-text-align-center"><strong>こちらでもご紹介しています。</strong></p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=obyu9ngNxlU&amp;list=PLfAIi0YzQmtav-GQjlaSYwHp24J2udoI1&amp;index=7"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/04/youtube-1.jpg" alt=""/></a></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33341/">形を変えて江戸切子の温もりを現代に残す　田島硝子株式会社/東京都江戸川区</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>色が飛び交う「ガラスアート作品」ガラス工芸家·鍋田尚男さん／宮城県仙台市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/12219/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Nov 2012 03:37:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[宮城県]]></category>
		<category><![CDATA[和]]></category>
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		<category><![CDATA[ガラスアート]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>色とりどりのガラスアート作品 大きなお皿や器。きれいな色がたくさん使われていて、ひと目でハッと吸い込まれる。ただし、ガラス工芸家の鍋田尚男さんの作品は、それだけではない。器は美しい曲線をみせ、ガラスの中に色が「流れている [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/12219/">色が飛び交う「ガラスアート作品」ガラス工芸家·鍋田尚男さん／宮城県仙台市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">色とりどりのガラスアート作品</h2>



<p>大きなお皿や器。きれいな色がたくさん使われていて、ひと目でハッと吸い込まれる。<br>ただし、ガラス工芸家の<a href="https://teshigoto-akiu.jp/m04_sho/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">鍋田尚男</a>さんの作品は、それだけではない。<span class="swl-marker mark_yellow">器は美しい曲線をみせ、ガラスの中に色が「流れている」のだ。色ガラスを組み合わせ、熱を加えて溶かし結合させる技法が、その流れる色を作り出している。</span>その仕組みを説明してもらって驚いた。重力を使って、変形させているのだ。</p>



<p>まず板や棒状の色ガラスを組み合わせて色のデザインを決める。穴の空いた耐火石膏の型を用意し、その下に足を付けて高さをもたせる。その石膏の型に色ガラスを乗せて、電気炉に入れる。炉の温度が上がるとガラスがゆっくりと溶けて、重力で石膏の穴からゆっくりと伸びるように落ちていく。それが器の流れるような姿を作っているのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img02.jpg" alt="" class="wp-image-12499" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">ゆっくりと時間をかけて形づくられる器</h3>



<p>炉から出して冷ましたものを見せてもらうと、鍋田さんのいう重力というのがよくわかる。<br>石膏の枠のなかにガラスが滑り落ちるようになっている。なるほど、これは面白い、と思うのだが、これを作り出すのは並大抵の作業ではないのだ。例えば花瓶のようなものを想像してほしい。ちょっといびつな形をした花瓶というのも趣があるが、鍋田さんの器は洗練された曲線。ということはつまり、<span class="swl-marker mark_yellow">石膏から板ガラスが均一に滑り落ちなくてはいけないのだ。<br>そのためにゆっくりと、他のガラス作品では考えられないぐらいにゆっくりと時間をかけて熱を加えなくてはいけない。<br>さらに熱の伝わり方が一定である必要があるので、炉の端で熱を加えることができない。中央付近でどこからも同じように熱が加わるようにするというのだ。このために、一度に何個もできるものではない。</span><br>「しかも、石膏から外して、ガラスのフチを切るのが大変な作業。半日作業ですよ。下手に切ればガラスですから、割れてしまうおそれもありますからね」<br>まさに時間と手間をかけて作られる逸品なのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img01.jpg" alt="" class="wp-image-12500" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">ガラスで和を表現する</h2>



<p>鍋田さんの主に使う、<span class="swl-marker mark_yellow">板ガラスを合わせてデザインを作る技法はフュージング技法</span>というもの。古くからある技法だが、ガラスの膨張率の違いなどにより高度な技量を必要としたため、歴史的には吹きガラスといった技法に主役の座を奪われた。鍋田さんも吹きガラスをはじめ他の技法も用いる。<br>ただし、フュージング技法の世界は吹きガラスでは作れないもの。どれだけ時間がかかっても、手間がかかっても、板ガラスを並べるところから始めて、それをゆっくりと溶着していかなくてはいけないのだ。<br>そして、<span class="swl-marker mark_yellow">鍋田さんの作品で目を引くのはやはり色とデザイン。様々な色、とくに明るい黄色や赤などは、それだけでも目を奪われる。さらに特徴的なのは 「日本的」 というところ。着物や日本建築から発想したデザインなど、日本の要素を巧みに取り入れた作品が多いのだ。</span><br>ガラスというと、やはり輸入された芸術という印象がある。だからこそ 「和」 をガラスで表現する鍋田さんの作品は興味を惹かれるのかもしれない。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img03.jpg" alt="" class="wp-image-12498" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_img03-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12225/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">美しいガラス作品に出会う「藤田喬平ガラス美術館」／宮城県松島町 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">藤田喬平のガラス作品に惚れ込んで 日本三大名所として多くの人が訪れる松島町。この地で長年にわたり温泉宿を営むホ</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div>

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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12223_main2.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12223/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">仙台箪笥で目を引く装飾 仙台箪笥金具職人·八重樫榮吉さん／宮城県仙台市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">仙台箪笥の「金具」を作る仕事 今回の旅で、仙台箪笥を取り扱うお店も訪れたので、仙台箪笥の歴史などの説明そのもの</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/12219/">色が飛び交う「ガラスアート作品」ガラス工芸家·鍋田尚男さん／宮城県仙台市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>美しいガラス作品に出会う「藤田喬平ガラス美術館」／宮城県松島町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/12225/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Nov 2012 03:25:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ガラス工芸]]></category>
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		<category><![CDATA[東京芸大]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>藤田喬平のガラス作品に惚れ込んで 日本三大名所として多くの人が訪れる松島町。この地で長年にわたり温泉宿を営むホテル 「松島一の坊」 には、世界にその名を知られたガラス工芸家の作品を展示する美術館が併設されている。中田が今 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/12225/">美しいガラス作品に出会う「藤田喬平ガラス美術館」／宮城県松島町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">藤田喬平のガラス作品に惚れ込んで</h2>



<p>日本三大名所として多くの人が訪れる松島町。この地で長年にわたり温泉宿を営むホテル 「<a href="https://www.ichinobo.com/matsushima/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">松島一の坊</a>」 には、世界にその名を知られたガラス工芸家の作品を展示する美術館が併設されている。<br>中田が今回訪れた 「<a href="https://www.ichinobo.com/museum/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">藤田喬平ガラス美術館</a>」 だ。館長の高橋征太郎氏が藤田氏の作品に惚れ込み、本人へ美術館の構想を相談したところ承諾を得て実現、1996年に開館した。<br><span class="swl-marker mark_yellow">藤田氏のあらゆる年代の作品が収蔵されており、常設されている作品は季節ごとに展示替えを行うほかに、現代のガラス工芸家による企画展も行われている。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img04.jpg" alt="" class="wp-image-12797" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img04-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">ガラス工芸家 藤田喬平</h3>



<p>藤田喬平氏は1921年に東京に生まれた。東京美術学校 （現・東京藝術大学） で彫金を学び、卒業後にガラス製品メーカーに就職。すぐに独立し、ガラス作品の制作へ没頭して行く。<br>1970年代にはガラス工芸の歴史を持つイタリア・ヴェネチアに渡り、色ガラスや金箔を用いる技術を学びながら制作を重ねた。以来、長きに渡りヴェネチアガラスの伝統技法も学び続け、生涯をガラス作品の制作に捧げた人物だ。</p>



<p>花器、ハコ、グラス、器、茶器、造形作品などあらゆる造形に挑戦し、<span class="swl-marker mark_yellow">ガラスに命を吹き込んだように艶やかで色彩豊かな作品を発表。自らのインスピレーションと“日本の美”をありありと表現するなかで、独自の芸術世界を確立した。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img01.jpg" alt="" class="wp-image-12459" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">夢を入れるガラスのハコ「飾筥」</h2>



<p>茨城県北茨城市で訪れたガラス工房SILICAで藤田氏のガラス作品を見たときに、「衝撃を受けた」 と中田が語る作品がこちらにも展示されている。<br>それは、<span class="swl-marker mark_yellow">江戸時代の華やかな琳派芸術を表現した 「飾筥 (かざりばこ)」 というシリーズ。<br>「紅白梅」、「紅葉」、「朱雀」といった数々の飾筥は、色ガラスに加えて金箔やプラチナ箔を閉じこめ、日本の伝統的なハコを作り上げている。「フジタのドリームボックス」 と呼ばれ、見る者を虜にする作品だ。</span><br>「藤田先生の作品のひとつの特徴として、フッ化水素という薬品を用いてすりガラスに仕上げています」 とスタッフの方にご案内を頂く。その質感もまた、“ガラス”という既成概念を超えた美しさを見せてくれる。美術館では、飾筥に光を透過させる方法で展示されており、作品のまた別の姿が浮かび上がっていた。</p>



<p>「イタリアで制作されたものと日本で制作された作品では、色彩感覚が違うように感じますね」 と中田。イタリアで制作し、ヴェネチアガラス伝統のカンナ技法を用いた、 「カンナ文様」 のシリーズも数多く展示されている。流線はどこまでも伸びやかに、色はおおらかにその魅力が溢れるよう。<br>藤田喬平ガラス美術館は数々のガラス作品を間近に見ることで、日本のガラス工芸界を牽引した作家が生み出した芸術に触れることができる美術館なのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img03.jpg" alt="" class="wp-image-12457" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img03-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img02.jpg" alt="" class="wp-image-12458" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12225_img02-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12219_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12219/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">色が飛び交う「ガラスアート作品」ガラス工芸家·鍋田尚男さん／宮城県仙台市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">色とりどりのガラスアート作品 大きなお皿や器。きれいな色がたくさん使われていて、ひと目でハッと吸い込まれる。た</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/12225/">美しいガラス作品に出会う「藤田喬平ガラス美術館」／宮城県松島町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「江戸切子」の新しいデザイン 篠崎晴一さん·篠崎英明さん／東京都江東区</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/6608/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 25 Jun 2012 06:11:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[江戸切子 特徴]]></category>
		<category><![CDATA[江戸切子]]></category>
		<category><![CDATA[江戸切子 魅力]]></category>
		<category><![CDATA[全国伝統的工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[デザイン]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>万華鏡のような江戸切子のカットグラス 中田がグラスを手に取り、覗き込む。そこには万華鏡のような世界が広がっている。ぐるりとグラスをひとまわりさせると、さまざまに違った紋様が浮かび上がる。篠崎ガラス工芸所の篠崎清一さん、英 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/6608/">「江戸切子」の新しいデザイン 篠崎晴一さん·篠崎英明さん／東京都江東区</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">万華鏡のような江戸切子のカットグラス</h2>



<p>中田がグラスを手に取り、覗き込む。そこには万華鏡のような世界が広がっている。ぐるりとグラスをひとまわりさせると、さまざまに違った紋様が浮かび上がる。<a href="https://www.shinozaki-garasu.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">篠崎ガラス工芸所</a>の篠崎清一さん、英明さんの親子が制作した作品だ。<br>これは<span class="swl-marker mark_yellow">江戸切子のグラス。江戸切子というと、線を主体とした複雑な幾何学紋様ものものがすぐに思い浮かぶかもしれない。</span>「昔は矢来という、線の紋様を描けるだけで飯が食えたんです」と清一さんが話してくれた。</p>



<p>「でもそれは昔のこと。シンプルなものは海外へ発注するなどして、日本の職人は淘汰されていってしまった。それから昔は有名なデザイナーがデザインしたという付加価値がなければ、百貨店などで取り扱ってもらえなかったんですよ。だから職人は大変だったんです」<br>そのお話の途中で息子の英明さんが持ってきてくれたのが、最初に中田が眺めていた万華鏡のようなグラスだった。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img01.jpg" alt="" class="wp-image-6833" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">清一さんが作る江戸切子の特徴とは</h2>



<h3 class="wp-block-heading">技で生み出された江戸切子の魅力</h3>



<p>「これはオヤジの代表作なんです。この花模様は今でも人気があります」<br><span class="swl-marker mark_yellow">清一さんの作り出す切子は、緻密な細かいカットが特徴。その技術が作り出すのが、ガラスのなかに点と円を描いた万華鏡の江戸切子だ。しかも単にグラスに花模様を描くだけではない。手前のガラスの花模様のなかに、向こう側の花模様が映り込むのだ。</span>それで万華鏡にように見えるというわけ。これはすべて計算されたデザイン。曇りガラスのような加工を入れてアクセントを付けることもある。この花模様のほかにも円を描いたり、華やかなデザインがあり、目を楽しませてくれる。<br>「昔の切子は線で始まって線で終わるから、昔の切子職人はこれは江戸切子じゃないと言うかもしれない」というが、江戸切子の職人が作りなら発見したガラスの魅力のひとつではないだろうか。技術が先にあり、それならこういうこともできると考えてデザインをする。こうして職人の頭のなかから、新しい独特の江戸切子は生まれたのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img02.jpg" alt="" class="wp-image-6834" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">集中して重さを忘れる</h3>



<p>さらに篠崎さんはサイズの大きな作品を作る。江戸切子というと、手に収まるコップやワイングラスが思い浮かぶ。しかし篠崎さんは、数人前の食べ物が乗るのではないかと思える大皿や料理用の鍋ぐらいあるのではないかと思う水差しも作っている。中田がその水差しを持ってみると「重い」とつい言葉に出てしまうぐらいの重量があった。<span class="swl-marker mark_yellow">材質はクリスタルガラス。当然大きくなれば重い。何と10キロ以上もある器もあるそうだ。</span><br>「削りを入れるときは当然、これを持って作業をするんですよね。重い、ですよね…」<br>「もちろん。重い。でもね、どんどん作業にのめり込んでいくと、その重さを感じなくなるんですよ。それよりももっといいものをって集中してしまうんでしょうね」<br><span class="swl-marker mark_yellow">10キロもあるガラスを抱えながら繊細な紋様を入れていく。失敗すれば一貫の終わりという作業に、集中すればするほど重さは気にならなくなるのかもしれない。拝見した数々の器は、まさに職人の心意気がつまった作品なのだ。<br></span>「ただ集中しすぎてＧＷだっていうのに仕事ばかりしてしまって、妻に友達と旅行にいってきますと愛想をつかされたこともありましたよ」そういって苦労をまるで感じさせないような明るさで清一さんは笑っていた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img03.jpg" alt="" class="wp-image-6835" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img03.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6608_img03-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/10/6626_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/6626/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">新しいガラスデザインと伝統の技「江戸切子の店 華硝」／東京都江東区 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">江戸切子のこだわり抜いた作り方 江戸切子の店 華硝は、江戸切子の工房として1964年に創業した。現在は2代目熊</span>					</div>
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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2020/07/main-1.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/33341/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">形を変えて江戸切子の温もりを現代に残す 田島硝子株式会社/東京都江戸川区 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">今は数少ない吹きガラス工房 昭和30年代には東京に50軒以上のガラス工房があったというが、安価な輸入物におされ</span>					</div>
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