<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>竹工芸 - NIHONMONO</title>
	<atom:link href="https://nihonmono.jp/tag/%e7%ab%b9%e5%b7%a5%e8%8a%b8/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
	<lastBuildDate>Wed, 12 Feb 2025 02:07:10 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.8.5</generator>

<image>
	<url>https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/cropped-favicon-32x32.png</url>
	<title>竹工芸 - NIHONMONO</title>
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>竹の美しさと伝統の技で世界を魅了する竹工芸家･松本破風さん／千葉県南房総市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/51673/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/51673/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 21 Jan 2025 06:17:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[工芸]]></category>
		<category><![CDATA[LOEWE]]></category>
		<category><![CDATA[松本破風]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=51673</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC1205.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>竹は古くから人々の生活と関わってきた植物だ。竹の持つ美しさやしなやかさ、成長の早さなどの特長を生かし、人々は巧みに竹を加工し生活用具や建材、美術品として利用してきた。竹に深く敬意を払い、竹の魅力を最大限に引き出す作品を生 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/51673/">竹の美しさと伝統の技で世界を魅了する竹工芸家･松本破風さん／千葉県南房総市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC1205.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>竹は古くから人々の生活と関わってきた植物だ。竹の持つ美しさやしなやかさ、成長の早さなどの特長を生かし、人々は巧みに竹を加工し生活用具や建材、美術品として利用してきた。竹に深く敬意を払い、竹の魅力を最大限に引き出す作品を生み出し続ける竹工芸家の松本破風（まつもとはふう）さん。近年、海外の有名ブランドであるLOEWE（ロエベ）とコラボレーションをするなど松本さんの作品は多くの人を魅惑の竹工芸の世界へと誘う。</p>



<h2 class="wp-block-heading">竹工芸に新たな美を拓く</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0994.jpg" alt="" class="wp-image-51674" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0994.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0994-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0994-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>千葉県南房総市を拠点に、日本国内だけでなく、ニューヨークやイタリアなど海外でも活躍を見せる竹工芸家の松本破風さん。竹ならではの造形美を追求し、細かな網代編みの作品からのした竹をデザインした作品まで多種に制作。2007年には 第54回日本伝統工芸展「新人賞」、2008年には第48回東日本伝統工芸展最優秀賞「東京都知事賞」、そして2014年には 第61回日本伝統工芸展「日本工芸会会長賞」など数々の栄誉ある賞を受賞する。2017年には海を越えIppodo New Yorkで個展も開かれた。<br></p>



<p>松本さんは、日本の竹工芸の第一人者である重鎮、飯塚琅玕斎（いいづかろうかんさい）氏の孫弟子として、人間国宝（重要無形文化財保持者）の巨匠、飯塚小玕斎（いいづかしょうかんさい）氏の弟子として竹工芸の伝統派のもとで学んだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">師匠との出会い</h3>



<p>「人に訴える仕事がしたい。そして一生追求できる仕事がしたい」と考えていたが、ある日、日本伝統工芸展に足を運び、師匠となる小玕斎氏の展示作品を見て衝撃を受けたという。</p>



<p>「（師匠の）“刺し編み飾り箱”を見た時に、竹でこんなにも精緻な作品ができるのか、と驚きました。一生追及できるものを探していた私は『これだ！』と思い込みました」と、柔和な笑顔で語った。</p>



<p>それは運命に導かれるような竹工芸との出会いでもあった。</p>



<p>翌日には師匠の元を訪れて弟子入り。半年間は草むしりや家の掃除、お使い等々で、中々、竹にも触れられずにいたが、その後、材料作り、そして編み目が6つになる六つ目編みを見よう見まねで覚えていく。</p>



<p>松本さんは当時のエピソードを次のように教えてくれた。師匠の編む作品の影を見て覚え、帰宅時には真っ先にグラフ用紙にそれを描いた。「体で覚える」。それは基本を踏まえ、より創造性のあるものを作り出す手仕事の文化でもある。松本さんは「技術を求めていくと、どんどん体に染み込んでいくんですよね」と語ると「よくね、見て盗めって言うんですけど、昔の徒弟制度の良いとこなんでしょうけどね。厳しかったけれど、今考えると優しい方でした」と話す。「今、こうして仕事ができるのは先生のおかげです。親の愛情と一緒ですね」と懐かしそうに当時を振り返った。</p>



<h2 class="wp-block-heading">竹の性質を知り、多彩な技法で作品にする</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC1019.jpg" alt="" class="wp-image-51676" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC1019.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC1019-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC1019-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>松本さんは住み慣れた東京の砂町から1988年に千葉の房総地域に活動拠点を移した。それは千葉が古くから良質な竹の産地でもあるからだ。</p>



<p>竹には真竹（まだけ）、孟宗竹（もうそうちく）、淡竹（はちく）、女竹（めだけ）など多くの種類がある。その用途は広く、籠（かご）などの容器や藁ぶき屋根の骨格などの建築材、垣根や造園、そして焼けば竹炭など、日常生活の各所に使われる万能素材で、いかに人間の生活に竹が使われていたのか想像ができる。</p>



<p>しかし、房総地域に20軒近くあった竹問屋も、今では1軒に減ってしまったとのこと。材料を仕入れるため松本さんは知り合いに山を紹介してもらい自ら青竹を切りにいくこともあるという。そして竹を1本ずつ丁寧に洗うと特製のガスバーナーで炙りながら吹き上げると天日に干す晒竹（さらしたけ）作りも始めた。</p>



<p>松本さんは、実際に晒竹の工程は頭では分かっていたが、逆に竹の性質の良さに気付き「面白くなってきた」と笑顔で話す。竹の特質を十分に知り尽くした上で多彩な技法を駆使し、イメージ通りの作品へと昇華していく。</p>



<h2 class="wp-block-heading">唯一無二の美</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0950.jpg" alt="" class="wp-image-51677" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0950.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0950-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0950-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>自宅に併設されたギャラリーには、半世紀分の松本さんの技術のすいを尽くした作品の一部ではあるが、花籠や花器、飾り箱、竹と皮とのコラボ製品、のし竹のオブジェなど力強くダイナミックなもの、細かく裂いて精緻に編み込んだもの、幅広くバラエティーに富んだ作品が展示されている。</p>



<p>師である小玕斎氏の影響を受け多種多様な技法を用い、生み出される作品は竹本来の素材を生かし、繊細で優美、そして品格が備わっている。</p>



<p>また松本さんの手から生み出される作品で、特に目を見張るのは師匠の飯塚家に脈々とつながる束ね編みの技術だ。「師である飯塚小玕齋の門を叩いて50年が過ぎました、刺し編みの技術に驚き、その美しさに導かれ、この道に入り、琅玕齋の束ね編みを見て奥深さを知りました」。薄く均一な竹ヒゴを何本も束ねて編む非常に高い技術を要するものだが、出来上がった作品には竹の質感や美しさが溢れ出ており、竹細工の基本である素材が最大限に生かされている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">竹工芸を通して日本の魅力を発信</h3>



<p>一方、買い手やコレクターはヨーロッパやアメリカなど海外の方が多く、日本文化や竹の歴史についても海外のコレクターは造詣が深いという。日々の生活道具といった日本での一般的なイメージを超え、「アート」として高く評価されているのだ。それは、アメリカ人のコレクター、故ロイド･コッツェン氏がニューヨークで竹工芸のコレクションを紹介し、世界の人々に竹が持つ唯一無二の美しさを伝えてくれたからだろう。それを踏まえ松本さんは竹細工の価値を高めるためにも海外に目を向け、竹を通して日本の魅力を伝えている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">素材の特性から美しさを引き出す</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0987.jpg" alt="" class="wp-image-51678" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0987.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0987-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/01/Matumto-Hafuu_DSC0987-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2019年には、スペインのファッションブランドLOEWE（ロエベ）とのコラボレーション作品を発表した。ロエベのクリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソン氏から声をかけられ竹と皮のコラボ作品を制作。その中でもまるで本物の竹のような色合いのロエベ製の皮を使い松本さんが編み上げた作品は、これまで培ったエッセンスと新時代の息吹を感じるものだった。</p>



<p>また2024年にはミラノサローネ国際家具見本市にランプシェードを出展。長年の鍛錬を経て得られた竹の伸張性を巧みに扱う技術は「竹藪（たけやぶ）からの木漏れ日」をイメージ。優しい光を表現していた。</p>



<p>「西洋的な視点から見れば竹は東洋的で神秘的なもの。LOEWEとのコラボで改めて竹が持つ美しさを再認識しました」と松本さん。その中でも竹の節の美しさに気づかされたと言い、現在は、のし竹の作品に打ち込んでいるという。</p>



<h2 class="wp-block-heading">竹工芸と歩み半世紀、これからも向き合い続ける</h2>



<p>竹と向かい合い半世紀が経ち、海外ブランドとのコラボレーションもそうだが、その創作意欲は留まることがない。松本さんは「竹の持つ自由さと不自由さが分かってきた中で、もっと竹というものを表現したいと思っています」という。そして「昔、良い仕事というのは足し算の部分もありますが、今は引き算の方が美しいと感じます」と、日々精進する中で、足し算の効果と引き算の美学にたどり着いた。余計なものを引くことで、本質を引き立たせようとする考えがあるのではないだろうか。</p>



<p>その中で松本さんは「20歳の頃から自分が通ってきた道を振り返ること、それが今後の目標ですね」。師の志を貫き、初心を忘れずに探求心、遊び心、そして意欲的な挑戦を続けていく。竹が持つ自然の造形美を生かし作品を作り続ける。これからも松本さんは竹本来の美しさと伝統の技の可能性を作品に閉じ込め、多くの人を魅了していく。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/51673/">竹の美しさと伝統の技で世界を魅了する竹工芸家･松本破風さん／千葉県南房総市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/51673/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>かごのある里山の風景を世界の人に見せたい。竹工芸収集家･斎藤正光さん／栃木県塩谷町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/42197/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/42197/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 22 Apr 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[鑑賞]]></category>
		<category><![CDATA[栃木県]]></category>
		<category><![CDATA[塩谷町]]></category>
		<category><![CDATA[コレクター]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=42197</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/1d34275d6f27c044cac151008c6c843a.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>世界的にも有名な竹工芸品の収集家が栃木県の塩谷町にいる。古代から現代の美術品･民具･衣服･装飾品をヨーロッパ以外の世界から集めて所蔵するパリのケ･ブランリ美術館でコレクションの展覧会を開催。また、世界最大級の規模を誇るニ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/42197/">かごのある里山の風景を世界の人に見せたい。竹工芸収集家･斎藤正光さん／栃木県塩谷町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/1d34275d6f27c044cac151008c6c843a.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>世界的にも有名な竹工芸品の収集家が栃木県の塩谷町にいる。古代から現代の美術品･民具･衣服･装飾品をヨーロッパ以外の世界から集めて所蔵するパリのケ･ブランリ美術館でコレクションの展覧会を開催。また、世界最大級の規模を誇る<a href="https://www.metmuseum.org/plan-your-visit/met-fifth-avenue" title="">ニューヨークのメトロポリタン美術館</a>では竹かご展開催に協力するなどの功績が輝かしいコレクターだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>竹工芸収集家･斎藤正光さんとはどんな方なのだろうか</strong></h2>



<p>竹工芸収集家･斎藤正光さんは<s>、</s>前述の美術館の他にも、日本の竹工芸品コレクターのパイオニアであるロイド・コッツェン氏の東京や大分をはじめとする国内6カ所でおこなわれた「竹の造形 ロイド･コッツェン･コレクション展」や国内外の美術館でおこなわれる展覧会のコーディネートをおこない、多数の出版物やNHKの「美の壺」の「竹かご」編などにも携わるなど多彩な経歴をもっている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">生まれ育った栃木県塩谷町</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/847234b3d33a06d20bb381ebabaccefb.jpg" alt="" class="wp-image-42199" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/847234b3d33a06d20bb381ebabaccefb.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/847234b3d33a06d20bb381ebabaccefb-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/847234b3d33a06d20bb381ebabaccefb-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>世界屈指の竹工芸コレクターである斎藤さんが生まれ育ったのは、栃木県塩谷町。周辺の日光、那須塩原、矢板にまたがる高原山（たかはらさん）のふもとに位置する塩谷町は湧水の里として知られる。高原山は「水源の森百選」に選ばれ、環境省によって名水百選の一つに選定されている「尚仁沢湧水（しょうじんざわゆうすい）」があり、日本有数の名水が湧き出ている土地だ。</p>







<h3 class="wp-block-heading">塩谷の里山に訪れたケ･ブランリの館長</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/b1c4da82ce282c60f5deca6039751d26.jpg" alt="" class="wp-image-42200" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/b1c4da82ce282c60f5deca6039751d26.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/b1c4da82ce282c60f5deca6039751d26-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/b1c4da82ce282c60f5deca6039751d26-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>緑ゆたかで里山の原風景が残るこの地に佇む古民家が、斎藤さんの栃木の拠点である。その古民家の空間に、ぴったりと似合うコレクションの数々が用意されていた。美しい竹かごを前にしてうっとりと眺めていたら、驚くことを斎藤さんは口にした。「ケ･ブランリ美術館の館長もここにきて、かごを選んでいったんですよ」。<strong>ケ･ブランリ美術館の館長自ら</strong>が、この<strong>塩谷町の古民家を訪れて</strong>、用意しておいたコレクションの中から<strong>展覧会に出す品を選んでいった</strong>のだという。まさか栃木の片田舎で、世界中が注目する展覧会のやり取りがおこなわれていたと誰が想像できようか。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>江戸時代から注目されていた日本の竹工芸</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/7bdbba6e071d1b4565508e0246521d63.jpg" alt="" class="wp-image-42201" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/7bdbba6e071d1b4565508e0246521d63.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/7bdbba6e071d1b4565508e0246521d63-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/7bdbba6e071d1b4565508e0246521d63-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>かごは古くから生活道具としてあったが、斎藤さんが収集しているかごはそれらとは別の系統のもので、室町時代に中国から渡ってきたという「花籠（はなかご）」。中国から入ってきた花籠は唐物（からもの）と呼ばれ、江戸時代の終わりから明治時代にかけて煎茶の道具として広まったが、その人気に対して数が足りなくなったため、唐物の写しをつくる日本人がでてきたとされる。「唐物より繊細につくられた花籠に、作家が名前を入れるようになったのが日本の竹工芸の始まりなのです」と、斎藤さん。生活用品から作品へと昇華した<strong>日本製のかごは、江戸時代から海外に輸出されるようになっていった。</strong>シーボルトのコレクションの中にも日本の竹かごがたくさんあり、今でもオランダのライデン国立民族学博物館、<strong>日本製のかごが世界で評価されている</strong>ことがうかがえる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">なぜ栃木県は竹工芸で有名なのか</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/320c7b089a33410c51ec727f185f2824.jpg" alt="" class="wp-image-42202" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/320c7b089a33410c51ec727f185f2824.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/320c7b089a33410c51ec727f185f2824-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/320c7b089a33410c51ec727f185f2824-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p><strong>じつは、栃木県は日本で竹工芸が盛んで有名な場所のひとつ</strong>。その理由として考えられるのは、明治23年栃木市に生まれ、戦前戦後に活躍した、<strong>飯塚琅玕斎（いいづかろうかんさい</strong>）という竹工芸の作家がいたからだ。琅玕斎の家は代々竹工をなりわいにし、近隣では知られたかご師一家だった。父は初代 飯塚鳳齋（いいづか ほうさい）、兄は二代目 飯塚鳳齋。その弟子筋の人たちが栃木にはたくさんいて、さらに広まり、栃木県が竹工芸で有名になっていったのではないかと思われる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">飯塚琅玕斎がつくるかごや竹工芸とは</h3>



<p>飯塚琅玕斎のかごとはどのようなものなのか。琅玕斎は1925年に<strong>パリ万国博覧会で銅賞を受賞</strong>。さらに、1933年に<strong>シカゴ万国博覧会に出品</strong>している。大正天皇の即位式用品や昭和天皇の大礼献上品などの製作もした作家である。斎藤さんの研究によると、琅玕斎のかごは、日本的な解釈でかごをつくった上で外国の要素を取り入れるなど、他の作家とは少しアプローチが違うという。パリ万博で有名になった琅玕斎のかごは、一躍有名になり海外からも注目された。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>無名のものを世に知らしめる仕事を竹工芸の世界に</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/099c54814c66900118ab077b9f17a26e.jpg" alt="" class="wp-image-42203" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/099c54814c66900118ab077b9f17a26e.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/099c54814c66900118ab077b9f17a26e-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/099c54814c66900118ab077b9f17a26e-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>日本の古い竹工芸品は文献のないものが多く、斎藤さんは収集をする一方で研究を重ねた。自ら工芸品をつくった方の遺族に会いにいきデータを収集、それらをまとめるなどして竹工芸品を美術品の域まで高めて展覧会に尽力。斎藤さんの活動があったからこそ、世界の名だたる美術館で展示される価値のあるものになったのではなかろうか。</p>



<h3 class="wp-block-heading">竹工芸との出会いから収集にいたるまで</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/163f4bff042ff3e1766b4bf8686686ea.jpg" alt="" class="wp-image-42204" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/163f4bff042ff3e1766b4bf8686686ea.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/163f4bff042ff3e1766b4bf8686686ea-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/163f4bff042ff3e1766b4bf8686686ea-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>世界で活躍する斎藤さんが、そもそも竹工芸品の収集をはじめた理由は約40年前にさかのぼり、偶然出会った一人のかご作家がはじまりだったという。「彼に見せてもらったかごがとても綺麗で、現代美術品に見えたんです」。てっきり、現代美術品をつくっている人なのかと思いきや、その作家は現代美術を知らなかった。斎藤さんは「現代美術を知らなくても、こういった美しいものが作れるのか！」と衝撃を受け、興味を持ち、そこから今にいたるまでの長い収集の道が始まった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">モノを集めるより、モノを伝えたい</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/af785dbbf64fdca3acdbcb5df90b3498.jpg" alt="" class="wp-image-42205" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/af785dbbf64fdca3acdbcb5df90b3498.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/af785dbbf64fdca3acdbcb5df90b3498-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/af785dbbf64fdca3acdbcb5df90b3498-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>はじめてかごを見た時に感じた「<strong>工作としての素晴らしくて高い技術と造形美</strong>」は、現代美術品にも勝るという確信に変わり、現代美術の文脈にこのかごを持ち込んだらおもしろいと閃いた。そこからは、竹工芸作家の展覧会を現代美術の画廊でおこなうなどの活動を開始。すると、アメリカでも同じように竹かごをたくさん集めている人たちがいて、出会うきっかけにもなった。交流を深めると彼らに影響を受けるようになり、「展覧会をやるにはもっと集めないと」とさらに収集が進んでいき、気がつけば40年の月日が流れていたそう。「展覧会をやる為には数が必要なので集めましたが、<strong>集めるより伝えたい気持ちが強かった</strong>のかもしれません」。斎藤さんは20代の頃にレコード会社へ勤めた経験からプロモーションの知識があった。そのノウハウでテレビや雑誌で特集を組むなど、意図的にメディアを使ったプロモーションを行い、展覧会などを軒並み成功させていった。今ほど有名ではない時代から、竹工芸の魅力を広められた秘訣はこのあたりにあるのではないだろうか。もちろん苦労もあったと思うが「結局は楽しいからやってこれたんです」と笑顔で話す。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>古民家を中心に里山を整備して、海外や国内から人をよびたい</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/38eafdaa18ccebb6d6cba3765ed10b94.jpg" alt="" class="wp-image-42206" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/38eafdaa18ccebb6d6cba3765ed10b94.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/38eafdaa18ccebb6d6cba3765ed10b94-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/38eafdaa18ccebb6d6cba3765ed10b94-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>しなやかで繊細な竹を工芸として扱うのは、世界を見ても日本だけだろうと話す斎藤さん。しかし、竹工芸品をコレクションするのは主に海外の方だという。それは、アメリカを中心に故ロイド･コッツェン氏のコレクションが竹工芸の素晴らしさを人々に伝えてくれたからだろう。コレクションは現在、サンフランシスコのアジア美術館に寄贈され、今も見ることができる。その影響もあり、現在はアメリカやヨーロッパ、中国をはじめとするアジアでコレクターが増えているという。それらをふまえて、竹工芸を美術品として価値を高めながら、マーケットがどこにあるかを見極めて多方面に挑戦してみたいと語る。</p>



<h3 class="wp-block-heading">竹工芸とファッションや建築のコラボ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/639ae2806743886b75e4e1f3f03393db.jpg" alt="" class="wp-image-42207" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/639ae2806743886b75e4e1f3f03393db.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/639ae2806743886b75e4e1f3f03393db-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/639ae2806743886b75e4e1f3f03393db-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>竹工芸はテキスタイルや建築とも通じるとし、ファッションや建築物などとのコラボなどを考案中。作家に提案したり、オーダーしたりして、<strong>竹の可能性を無限大に探る</strong>。それでいて、身近なものであってほしいとも願う。竹工芸は技術力を必要とし、難易度が高く数がつくれない上に高価だ。それを異なる素材の組み合わせやデザインでカバーし、竹工芸を新しく身近なものにしていく。コンセプトやデザインを際立たせることで、若い人にも手にしてもらいたいとアイデアを巡らせて、竹工芸の世界を広げるという豊かな発想だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">竹かごが本来「あるべき所」にある姿</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f05fd7afa727044d48da0294804f2023.jpg" alt="" class="wp-image-42208" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f05fd7afa727044d48da0294804f2023.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f05fd7afa727044d48da0294804f2023-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f05fd7afa727044d48da0294804f2023-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>竹工芸を求めるコレクターはもちろん、興味を持っている外国人や日本人すべての人にかごの「あるべき姿」を見てもらいたいと斎藤さんは語る。本来「あるべき姿」とは、この塩谷町に残るような「里山の風景に自然と置かれる姿」。それは、昔懐かしい日本の風景。その想いを実現させるために、この古民家や敷地内を整備して人を呼べるようにしたいと考える。竹かごの世界を身近に感じてもらうための斎藤さんの夢は計り知れない。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/42197/">かごのある里山の風景を世界の人に見せたい。竹工芸収集家･斎藤正光さん／栃木県塩谷町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/42197/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>伝統の技で実用的な作品を生み出す「竹工芸 翠屋」武関翠篁さん／東京都荒川区</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/31157/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/31157/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 13 Dec 2021 01:08:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[作品]]></category>
		<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[東京都]]></category>
		<category><![CDATA[伝統]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[コレクター]]></category>
		<category><![CDATA[荒川区]]></category>
		<category><![CDATA[美術館]]></category>
		<category><![CDATA[実用品]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=31157</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1534-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>しなやかさを生かした竹工芸 シルクのように繊細な表情を見せたり、自然のままのような荒々しさを感じさせたり、編み方次第で自由自在に造形することができる。花籠やカゴバッグのような便利な実用品にもなるし、抽象的な芸術作品にもな [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/31157/">伝統の技で実用的な作品を生み出す「竹工芸 翠屋」武関翠篁さん／東京都荒川区</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1534-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">しなやかさを生かした竹工芸</h2>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">シルクのように繊細な表情を見せたり、自然のままのような荒々しさを感じさせたり、編み方次第で自由自在に造形することができる。花籠やカゴバッグのような便利な実用品にもなるし、抽象的な芸術作品にもなる。丈夫でしなやか、抗菌性もある。竹という素材は、本当に興味深い素材だ。</span>JR日暮里駅から徒歩5分、下町の風情を残し谷中銀座のシンボルともいえる「夕焼けだんだん」の近くに、竹工芸の専門店「<a href="https://busekisuikou.com/midori-ya/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">翠屋</a>」がある。近くには週末になればいつも行列ができる有名なかき氷屋があり、観光地として賑わう活気あふれる商店街の入り口にあるのだが、一歩足を踏み入れると竹の魅力を存分に感じることができる名店だ。創業110年を超えるこの店の主は、竹工芸作家の武関翠篁（ぶせきすいこう）さん。1958年に生まれ、祖父・父に学び、東京の竹工芸の歴史を守ってきた。<br>「いまでも竹から教わることがたくさんあります。<span class="swl-marker mark_yellow">竹の種類や生育地によってそれぞれ特徴がありますし、どう手を加えるかで色艶や表情も変わります。</span>竹ってどこまでも曲がる印象がありますよね。でも無理やり曲げると、竹が痛がるんですよ。だから作品を思い浮かべても、そのための竹選びから時間がかかるんです」（武関翠篁さん）</p>



<p>翠屋のすぐ近くのギャラリーには、そんなふうに竹の声を聞きながら作り上げられた翠篁さんの作品が並んでいた。翠篁さんの作品は黒や褐色に色をつけた竹のヒゴを編み、美しく複雑な編組をしている花篭などが多くみられる。<br>「すごく複雑に編まれているのに、形状としてはとてもシンプルなんですね。竹が無理をしていない感じが伝わってきます」（中田）</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1626.jpg" alt="" class="wp-image-31160" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1626.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1626-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">海外で人気な竹工芸</h2>



<p>作品のアイデアは、自然からヒントを得ることが多いという。<br>「夜、散歩をしながら月を眺めて、その曲線を描きたいと思ったり。水や光、空気……やっぱり自然がいちばんの先生ですね」<br><span class="swl-marker mark_yellow">日本の竹工芸は、あまり知られていないが海外コレクターが多く、国内以上に海外で高く評価されている。翠篁さんも文化庁文化交流使としてドイツに派遣された経験もあり、メトロポリタン美術館やスコットランド国立美術館など、海外の美術館や工芸館に作品が収蔵されている、日本を代表する竹工芸家の一人だ。<br></span>「海外の美術館などに行くと、日本の150年前の竹工芸が展示してあったりして驚きます。もちろんそういうことはとてもうれしいんですが、もっと日本の若い方々にも興味を持ってもらいたいですね」<br>まずは散歩がてら翠屋を訪ね、竹工芸の奥深さに触れてみるのもおすすめだ。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1558.jpg" alt="" class="wp-image-31161" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1558.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1558-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1667.jpg" alt="" class="wp-image-31162" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1667.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/12/12042019_tabi_1667-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/31157/">伝統の技で実用的な作品を生み出す「竹工芸 翠屋」武関翠篁さん／東京都荒川区</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/31157/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>無限の造形美「四代田辺竹雲斎」／大阪府堺市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/30092/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/30092/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 14 Jul 2021 09:33:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[大阪府]]></category>
		<category><![CDATA[堺市]]></category>
		<category><![CDATA[四代田辺竹雲斎]]></category>
		<category><![CDATA[竹細工]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[造形]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[芸術]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=30092</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/main-3.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>各世代で独自のスタイルを持ちつつ継承してきた竹工芸 竹工芸作家・四代田辺竹雲斎さんの作品は、大阪府堺市にある小さな工房で生まれている。格子戸を抜けると小さな中庭。敷石が並ぶ通路の左にあるガラス張りの部屋が工房だ。作務衣を [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30092/">無限の造形美「四代田辺竹雲斎」／大阪府堺市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/main-3.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">各世代で独自のスタイルを持ちつつ継承してきた竹工芸</h2>



<p>竹工芸作家・<a href="https://chikuunsai.com/">四代田辺竹雲斎</a>さんの作品は、大阪府堺市にある小さな工房で生まれている。格子戸を抜けると小さな中庭。敷石が並ぶ通路の左にあるガラス張りの部屋が工房だ。作務衣を着た四代田辺竹雲斎さんと３人の若者が黙々と作業をしている。彼の作品は、大英博物館やボストン美術館、フィラデルフィア美術館に収蔵されている。玄関やリビングには、そんな彼や歴代竹雲斎の作品が飾られている。細く削られた無数の竹を編んでつくられた花器やオブジェ。竹ならではの曲面には、繊細でありながら独特の緊張感がある。<br>「子どものころから竹工芸とともに生きてきました。家の中で祖父と父が作業をしていて、僕も見様見真似でやっていました。茶道とか華道、書道も教わっていましたが、それらがいまになって役立っています。東京で過ごした美大生時代は他の道に進みたいと思ったこともありましたが、結局DNAに埋め込まれていたのか、実家に帰り竹雲斎を継ぐことになりました」</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">田辺竹雲斎というのは、堺で襲名されている竹工芸家の名前。明治末期から昭和初期にかけて国内のみならず国際的な博覧会にも参加した初代、光と影がもたらす美しさを竹の透かしによって表現する透かし編みという技を生み出し紺綬褒章を受章した二代、矢竹を使った点と線の構成により面を作るスタイルを構築した三代と、各世代で独自のスタイルを築きあげながら、竹工芸の高度な技を伝承してきた。</span></p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2494.jpg" alt="" class="wp-image-30095" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2494.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2494-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">日本に竹工芸の魅力を残したい</h2>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">田辺さんは伝統的な花かごや茶道具を作る一方、世界各地で行われる展示会やインスタレーションでは、広い空間を竹細工で埋め尽くすような作品を発表する。竹工芸は編み方でいかようにもカタチを作ることができるが、高さ8メートル以上、1万本以上の竹ひごをつかった巨大なオブジェは、写真だけ見てもとてつもない迫力だ。</span>「竹ひごとともに移動して、その空間を見て感覚的に組んでいきます。展示期間が終わったら解体してまた移動。そうやって何度でも再生可能なのも竹ならではといえるのかもしれません」</p>



<p><br>作品だけでなく、人材も育てる。彼は、10年間で12人の弟子を受け入れ、次世代の育成に力を入れてきた。「僕が父のもとで修行したときは、休みなしで24時間竹と向き合うような感じでした。でもいまの時代にそんなことをやっていたら誰もついてこない。作品も修行の方法も時代とともに変えなければならない。竹工芸の本質さえ伝えられれば、システムはどんどん変わっていいと思っています。自分の作品をつくりながら弟子を育て、海外にいけばいろいろな人と出会うこともでき、そこからまた新しい可能性が広がる。最高の仕事だと思いませんか？」<br>彼の作品もほとんどを海外のコレクターが購入している。</p>



<p>「ビジネスだけを考えたら全部海外に売ったほうがいい。でもそれでは日本に竹工芸の作品が残らないことになってしまいます。だから２割程度は、国内で買ってもらって、少しでも竹工芸の魅力を伝えていきたいと思っています。竹工芸の作家が、みんなが憧れるような仕事になることがいまの目標です」<span class="swl-marker mark_yellow">美しく、どこかはかなげでありながら、曲がっても曲がっても折れない強さを持つ。そんな竹工芸の魅力を海外の人だけに独占させるのは、あまりにももったいないだろう。</span>田辺さんは国内でも精力的に展覧会やワークショップ、工房での体験教室なども行っているので、機会があればぜひ触れてみて欲しい。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2511.jpg" alt="" class="wp-image-30096" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2511.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2511-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2575.jpg" alt="" class="wp-image-30097" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2575.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/07/10282019_tabi_2575-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30092/">無限の造形美「四代田辺竹雲斎」／大阪府堺市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/30092/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>1000年の歴史を持つ「鳥越竹細工」作家·柴田恵さん／岩手県一戸町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/14730/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/14730/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 31 Mar 2013 06:00:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[岩手県]]></category>
		<category><![CDATA[一戸町]]></category>
		<category><![CDATA[鳥越竹細工]]></category>
		<category><![CDATA[竹細工]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[木工芸]]></category>
		<category><![CDATA[竹]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸品]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=14730</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>鳥越竹細工ってどんなもの？ 「鳥越竹細工は1000年も続いている工芸品だと言われています」。そう教えてくれたのは、岩手県二戸郡一戸町の鳥越地区で鳥越竹細工を制作している柴田恵さん。鳥越観音を開山した僧が伝えたとされ、その [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/14730/">1000年の歴史を持つ「鳥越竹細工」作家·柴田恵さん／岩手県一戸町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">鳥越竹細工ってどんなもの？</h2>



<p>「鳥越竹細工は1000年も続いている工芸品だと言われています」。そう教えてくれたのは、岩手県二戸郡一戸町の鳥越地区で鳥越竹細工を制作している柴田恵さん。鳥越観音を開山した僧が伝えたとされ、その起源は平安に遡ると言われている。<br><span class="swl-marker mark_yellow">鳥越竹細工は地元に自生する「すず竹」といわれる細い竹を四等分に割り肉をそぎ、しっかりと編み込んでいくことで強さを出す。今も昔も変わらず、かご、ざる、行李など日用の「道具」を主に作る、生活に密着した工芸品だ。</span>また、使い込むことで独特の色つや、風合いがでることでファンやリピーターも多い。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img01.jpg" alt="" class="wp-image-15056" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img01-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">時代によって変化するもの</h3>



<p>だが、<span class="swl-marker mark_yellow">作り手は若い人がなかなか増えず、高齢化しているということを柴田さんは危惧</span>していた。「趣味として習いに来てくれる人は増えたんですが、仕事にするというとなかなか…。だからもっともっと若い世代にも広げていきたい」と柴田さんはいう。<br>そのためにも現代の生活に合わせたデザインが必要になる。どのあたりが変わってきたのかと中田が聞くと「これまで丸いかごっていうと本当に丸いものしかなかったんです。でも現代の台所の形にあわせて楕円形のかごも作るようになった」と柴田さんは答えてくれた。またほかの素材と組み合わせるということもしていきたいという。<br>「ただそのあたりのプロではないのでなかなか難しい。ほかの漆や木工の人たちとも一緒にやりたいねって話しています」<br>その話を受けて、中田もいろいろなアイディアを出す。<br>「基本的には丸いものが多いですよね。とがった角をいっぱいつけることもできますか？」<br>「なるほどね。でも、この技術では難しいかも」<br>「あとは食器籠を下の籠、上の籠で重ねられるようにするとか。下に茶碗を置いて、上にお箸をおけるように。網目の大きさを変えて、組み合わせられるようにバリエーションを作るとか」<br>「それはすごくいいですね。こうやって話すとこちらが考えもしないこと、やらないことっていうのがいっぱいでてきて楽しい。ぜひ作ってみますよ。ぜひお送りします」</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img02.jpg" alt="" class="wp-image-15057" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img02-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img03.jpg" alt="" class="wp-image-15058" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img03-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">鳥越竹細工の作り手がいなくなるのは寂しい</h2>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">古くは農家の農閑期の副収入としての作業という立ち位置でもあった鳥越竹細工。農家の貴重な現金収入源であったのだ。</span>それが江戸時代頃には特産品として注目されるようになったが、柴田さんによれば、「やっぱり農家で冬だけ作っていました。ほとんどの家庭で作っていたんではないでしょうか」という。<br>柴田さんは生まれも育ちも鳥越。だから鳥越竹細工は身近にあったということだ。小さな頃から母が作るのを見ていたという。ただし「教えてくれなかったんですよね。作業が忙しくて、そんな暇がないんですよ」という。その母が病気で倒れ、家の中に作り手がいなくなるのが寂しいと思い、自分でがむしゃらになって作り方を覚えたのだという。<br>古くから伝わる暮らしの道具、地域に根付いた工芸品がいまどのくらい私たちの身の回りにあるのだろうか。岩手の県北の小さな集落で、いまも1000年の歴史を持つ竹細工が受け継がれていた。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img04.jpg" alt="" class="wp-image-15059" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/06/14730_img04-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/14730/">1000年の歴史を持つ「鳥越竹細工」作家·柴田恵さん／岩手県一戸町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/14730/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>繊細な美からソファの驚きまで。「竹工芸家 八木澤正」／栃木県大田原市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/3089/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/3089/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 Dec 2011 02:56:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[工芸]]></category>
		<category><![CDATA[栃木県]]></category>
		<category><![CDATA[大田原市]]></category>
		<category><![CDATA[ソファ]]></category>
		<category><![CDATA[籠]]></category>
		<category><![CDATA[花器]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[木工芸]]></category>
		<category><![CDATA[竹]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=3089</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3089_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>竹で編まれたソファ。 まずは棚に飾ってある八木澤さんの作品を見せてもらう。花器やかごが中心で、細密画のように緻密に編みこまれた作品の、繊細な美に目を奪われる。かと思えば、ざっくりと編んで竹の素材を前面に出した作品も見受け [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3089/">繊細な美からソファの驚きまで。「竹工芸家 八木澤正」／栃木県大田原市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3089_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">竹で編まれたソファ。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3089_img07.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>まずは棚に飾ってある八木澤さんの作品を見せてもらう。花器やかごが中心で、細密画のように緻密に編みこまれた作品の、繊細な美に目を奪われる。かと思えば、ざっくりと編んで竹の素材を前面に出した作品も見受けられる。細かい編みのものよりも力強さが感じられて、また違った魅力を放っている。<br>ただし、数ある作品のなかでも中田が驚いたのが、竹のソファだ。長い竹を丁寧に曲げ、編み込んで作られたこのソファ。ソファであるからには、もちろん座ることができる。<br>ギッチリと編み込んであるならわかるが、向こうがはっきりと見えるぐらいにざっくりと編みこまれたソファに座るのは少し勇気がいる。中田も恐る恐る座るが、まったく違和感なし。本物のソファなのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ソファを可能にする竹。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3089_img08.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>ざっくり編んであるので、なかに照明を入れれば間接照明ともなり、足元から不思議な光に照らされることになり、幻想的な世界が生まれる。「これは本当に面白い」と中田は少しの間、動こうとしなかった。座っても平気な強度を保つためには、精密な設計図が必要なのだろうと思うが、図案等は作らないずに、頭の中にだけ設計図があるという。<br>それは竹を知ることでできることだという。自分たちが使う竹は、自分たちで山に入って切ってくるそうだ。<span class="swl-marker mark_yellow">目安は３年物。</span>若い竹は柔らかすぎ、古い竹は固すぎて使えない。だから竹を見る目も養わなくてはいけない。見せていただいた立派な竹は、大田原市の杉林の中に育った真竹だという。竹林で育った竹と違い、表面に傷がほとんど見当たらない、大変状態の美しい竹なのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">人の輪で、竹の魅力を広める。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3089_img011.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>工房では、数名の作家さんが作業を行っていた。巧みな手さばきで淡々と竹を編み続ける。<br>八木澤さんはこれまで多くの人に竹の魅力を伝えるべく教室を持ち竹工芸の技術を教えてきた。作家としてひとり一人が全ての工程を行うことが出来るように、また、細かいものが得意であれば、細かいものを作らせ、ざっくりしたものが得意ならばそういったものを作らせるというふうに個性を尊重しながら。今ではお弟子さんが集まって勉強会も開かれ、合同の展示会を行われるようになり、竹工芸に携わる人と共に竹の魅力が脈々と広がっている。</p>



<p>最後に、八木澤さんの師であり父である、故・八木澤啓造氏の製作を追ったドキュメンタリー映像を見せていただいた。故・八木澤啓造氏は戦後に竹工芸の技術を学び、大田原市の竹工芸の礎を築いた方だ。その熱意は国内に留まらず、タイやフィリピン、中国等、産業を持たない貧窮した地域に竹工芸の技術を伝える活動にもご尽力された。<br>中田はその映像の中の見事な手さばきを見て、何度も「すごい」「きれいだよね」と言葉を発していたが、八木澤さんもひとつうなずいて「本当にすごいですよ。」とつぶやいた。<br>「何度も何度も、数をこなしてきたっていうのが手つきでわかります」<br>作家として竹工芸の可能性を追求しながら、多くの人に竹の魅力を伝える。八木澤正さんもまた、父から受け継いだ熱意を持ち活動を続けているのだ。</p>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3086_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/3086/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">海外で認められる日本。「竹工芸家 藤沼昇」／栃木県大田原市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">美術品としての竹工芸。 東京国立近代美術館にその作品が所蔵される竹工芸家の藤沼昇さん。日本伝統工芸展で日本工芸</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div>

<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/1d34275d6f27c044cac151008c6c843a.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/42197/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">かごのある里山の風景を世界の人に見せたい。竹工芸収集家･斎藤正光さん／栃木県塩谷町 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">竹工芸の世界的コレクター斎藤正光氏に、ふるさとの栃木県塩谷町で話を伺った。コレクションはケ･ブランリ美術館やメトロポリタン美術館で展覧会開催。日本の古い竹工芸品&#8230;</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3089/">繊細な美からソファの驚きまで。「竹工芸家 八木澤正」／栃木県大田原市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/3089/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>海外で認められる日本。「竹工芸家 藤沼昇」／栃木県大田原市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/3086/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 Dec 2011 02:53:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[栃木県]]></category>
		<category><![CDATA[大田原市]]></category>
		<category><![CDATA[日本工芸会長賞]]></category>
		<category><![CDATA[美術品]]></category>
		<category><![CDATA[人間国宝]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[木工芸]]></category>
		<category><![CDATA[竹]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[アート]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=3086</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3086_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>美術品としての竹工芸。 東京国立近代美術館にその作品が所蔵される竹工芸家の藤沼昇さん。日本伝統工芸展で日本工芸会長賞を受賞し、紫綬褒章も受けるなど国内でも高い評価を受けるが、NOBORU FUJINUMAの名前はむしろ海 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3086/">海外で認められる日本。「竹工芸家 藤沼昇」／栃木県大田原市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3086_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">美術品としての竹工芸。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3086_img03.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>東京国立近代美術館にその作品が所蔵される竹工芸家の藤沼昇さん。日本伝統工芸展で日本工芸会長賞を受賞し、紫綬褒章も受けるなど国内でも高い評価を受けるが、NOBORU FUJINUMAの名前はむしろ海外でのほうが知られている。<br>十数年ほど前にアメリカからエージェントが来て、藤沼さんの竹工芸を見て感動し、それを展開していきたいと思ったそうだ。そして2001年からはシカゴのアートショーに毎年出品するようになったという。そこは文字通り「アート」が集まる場所。同じショーにモディリアニの絵画が出品されていたこともあったという。160店舗ほどが出店し、作品を買うことができるというアートショーで、NOBORU FUJINUMAの作品も評価されていったのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">緊張感を持つ作品群。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3086_img04.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>そのようにアートとして捉えられる藤沼さんの作品は、力強く迫力がある。その迫力を生み出しているのが緊張感だ。その緊張感はどこから生まれるかというと「竹に近づく」ことだという。<br>「自分の意思で形を作るよりも、竹を活かして作りたい。人間が強引に作ろうとすると違う。例えば明治時代の竹と今の竹は環境などで、微妙に違ってきてるんです。だから明治時代と同じような作品を強引に作ろうとしても、実際に竹が折れてしまったりする。今の竹に沿った作品を作らなくてはいけないんです」<br>「例えばこれも」といって取り出してくれた花入れは、竹の節を活かしてデザインされたもの。かごには使えない竹だが、むしろその節を生かすことで、緊張感のあるデザインが生まれるのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">”日本人”の作家であること。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3086_img02.jpg" alt=""/></figure></div>


<p><span class="swl-marker mark_yellow">作家として心がけていることはという問いには「日本人として徹底的に」と答えた。</span><br>「日本人として徹底的に強く世界にアピールしていきたい。それができるのは文化だけ。文明は、どこでも追いついてくることができるけど、文化はその国独自のものだと思うんです。だから、竹工芸を通して日本という国をアピールできたらうれしいですね」と話す。<br>もうすでに、アメリカの博物館に何点もの作品が所蔵され、高い評価を得ている藤沼さんだが、まだまだその志は高いところにある。<br>「次の世代の人が簡単に超えられないようなことをやりたいと思うんです。だって、そうしたら新しくこの世界に入った人もなかなか飽きないでしょ。低い壁だったらすぐに越えて飽きちゃうんじゃなですかね。だからまだまだいろいろなことをやりたいと思っています」<br>自分自身もそうだったという。カメラマンとして働いていたときに、工芸家の取材をすることがよくあった。「これなら、自分でもできる」などと思って始めたが、その壁の高さに未だにこの世界を離れることができないのだ。</p>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3089_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/3089/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">繊細な美からソファの驚きまで。「竹工芸家 八木澤正」／栃木県大田原市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">竹で編まれたソファ。 まずは棚に飾ってある八木澤さんの作品を見せてもらう。花器やかごが中心で、細密画のように緻</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div>

<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/1d34275d6f27c044cac151008c6c843a.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/42197/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">かごのある里山の風景を世界の人に見せたい。竹工芸収集家･斎藤正光さん／栃木県塩谷町 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">竹工芸の世界的コレクター斎藤正光氏に、ふるさとの栃木県塩谷町で話を伺った。コレクションはケ･ブランリ美術館やメトロポリタン美術館で展覧会開催。日本の古い竹工芸品&#8230;</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3086/">海外で認められる日本。「竹工芸家 藤沼昇」／栃木県大田原市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>優雅で繊細な伝統工芸 「駿河竹千筋細工 黒田英一」／静岡県静岡市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/331/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/331/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 Jul 2011 12:38:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[竹]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[静岡県]]></category>
		<category><![CDATA[静岡市]]></category>
		<category><![CDATA[駿河竹千筋細工]]></category>
		<category><![CDATA[駿河]]></category>
		<category><![CDATA[東海]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[木工芸]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=331</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/01/331_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>江戸時代から伝わる駿河の竹細工 伝統工芸士 黒田英一さんの指導を受けながら、中田が真剣な顔で作業している。繊維に沿って割った竹を石油コンロで熱した胴乱に押し当てて丸く輪の形にする。その輪に、直径1ミリほどの穴を次々に開け [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/331/">優雅で繊細な伝統工芸 「駿河竹千筋細工 黒田英一」／静岡県静岡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/01/331_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">江戸時代から伝わる駿河の竹細工</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter is-resized"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/01/331_img_01.jpg" alt="" style="object-fit:cover;width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>伝統工芸士 黒田英一さんの指導を受けながら、中田が真剣な顔で作業している。<br>繊維に沿って割った竹を石油コンロで熱した胴乱に押し当てて丸く輪の形にする。<br>その輪に、直径1ミリほどの穴を次々に開けていくのが黒田さん。<br>中田は細い竹ひごを電気ゴテでなだらかに曲げ、黒田さんが作った穴に１本１本はめ込んでいく。<br>竹ひごに少しでもゆがみがあると、仕上がったときに、全体の線がきれいに見えない。とても繊細さが求められる作業だ。</p>



<p>中田がチャレンジしたのは、江戸時代から駿府に伝わる「駿河竹千筋細工」（するがたけせんすじざいく）と呼ばれる竹細工。<br>竹ひごを湾曲させたり、編み上げたりと様々な加工を組み合わせ、花器や菓子器、あんどん、虫かごなどが作られる。江戸時代に武士の内職として作られ始め、東海道を行き交う人たちにみやげ物として重宝された伝統工芸だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">伝統と新しさを兼ねそろえた黒田さんの作品</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter is-resized"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/01/331_img_02.jpg" alt="" style="object-fit:cover;width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>黒田さんの家では、黒田さんが生まれる前から、駿河竹千筋細工の作品に漆を塗って仕上げる仕事をしていた。母方の実家では祖父や叔父が竹細工に携わり、家の周りもみんな職人さんという環境。しかしそんな町も、黒田さんが14歳のとき、静岡大空襲で何もかも焼けてしまった。<br>16歳で疎開先から戻った黒田さんは、「とにかく手に職をつけよう」と叔父に弟子入りし、5年後に独立を果たした。それ以来60年以上、駿河竹千筋細工ひと筋で制作を続けている。</p>



<p>黒田さんの作品は、独創的な新しい形が特長だ。<br>「常に時代に合わせた新しい物を作っていかないと、伝統もなくなってしまうからね」ということで、日常の風景や物の形からヒントを得て、新しい形や編み方に挑戦している。<br>そのものづくりの功績が認められ、2007年には瑞宝単光章を受章した。<br>現代の感覚にもマッチするその作品は、茶の湯の席や和室だけでなく、洋室に飾る和風インテリアとしての人気も高い。<br>繊細に作りこまれた駿河竹千筋細工は持つ人を優雅な気持ちにさせてくれる。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter is-resized"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/01/331_img_03.jpg" alt="" style="object-fit:cover;width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>黙々と無言で作業していた中田は、やがて顔を上げて「うまくできたでしょ！」と親指を立てた。<br>笑顔でうなずいた黒田さんは、「うまい！」とひと言。<br>駿河竹千筋細工、しっとりとした花器ができあがった。</p>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/02/06232020_tabi_1624-1.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/31419/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">繊細な竹ひごから作品を創り出す「駿河竹筋細工·みやび行燈」／静岡県静岡市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">特有の技法で作る駿河竹筋細工 日本国内には約600種類もの竹が生息していると言われている。他の植物と比べて成長</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/331/">優雅で繊細な伝統工芸 「駿河竹千筋細工 黒田英一」／静岡県静岡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/331/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>タウトが生み出した日本文化　「西上州竹皮編でんえもん」／群馬県高崎市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/1294/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/1294/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 14 Jul 2011 07:18:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[竹皮編]]></category>
		<category><![CDATA[ブルーノ・タウト]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[竹]]></category>
		<category><![CDATA[工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[群馬県]]></category>
		<category><![CDATA[高崎市]]></category>
		<category><![CDATA[民芸品]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=1294</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2011/07/1294_img01.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>建築家ブルーノ・タウトが見出した工芸品。 竹皮編（たけかわあみ）とは、読んで字のごとく、竹の皮を使った工芸品。皮を細かく裂いて、それを巻きながら針で縫いこんでいくという手法で、丈夫な籠などが作られる。竹工芸と聞けば、日本 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/1294/">タウトが生み出した日本文化　「西上州竹皮編でんえもん」／群馬県高崎市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2011/07/1294_img01.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">建築家ブルーノ・タウトが見出した工芸品。</h2>



<p>竹皮編（たけかわあみ）とは、読んで字のごとく、竹の皮を使った工芸品。皮を細かく裂いて、それを巻きながら針で縫いこんでいくという手法で、丈夫な籠などが作られる。竹工芸と聞けば、日本に古くからあるものだと思うだろう。<br>ところが意外や意外、ここ群馬県の西上州竹皮編、じつはドイツ人建築家によって生み出されたものなのだ。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">西上州竹皮編の生みの親は、1933年から日本に滞在した世界的な建築家、ブルーノ・タウト。</span><br>タウトは、高崎で草履表を作っていた職人の技術に注目し、それを用いて日用品を作ることを思いついた。タウトのオリジナルデザインのパン籠や、ヤーンバスケットは現在でも残されている。余計な彩色などをほどこさないがゆえに、素朴ながら力強さを感じることのできる民芸品だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">復活させた文化を継承していく。</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/02/1294_img02.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>しかしこの西上州竹皮編の技術、いったんは廃れてしまっていた。それを復興したのが、今回お話を伺った前島美江さんだ。25年前に西上州竹皮編の魅力に取り憑かれた前島さんは、古い職人を訪ね歩いて教えを請い、昔の資料をひも解き、最初の道具から復活させた。<br>現在は、少しでも多くの人に知ってもらいたいと、一般の人に技術を伝えるお仕事もされている。</p>



<p>というわけで、中田も前島さんに花籠の作り方を教わった。</p>



<p>「隣に風鈴を飾ったら、さらに涼しげだよね～」と出来栄えにすっかりご満悦の中田。<br>西上州竹皮編の作品はどれも涼しげでありながら、竹の持つ丈夫さと、心地よい豊かさを感じられる逸品だ。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/1294/">タウトが生み出した日本文化　「西上州竹皮編でんえもん」／群馬県高崎市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/1294/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>千家に納める茶杓をつくる「柄杓師 黒田正玄」／京都府</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/8269/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 23 May 2010 07:16:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[竹工芸]]></category>
		<category><![CDATA[木工芸]]></category>
		<category><![CDATA[茶道]]></category>
		<category><![CDATA[茶道具]]></category>
		<category><![CDATA[竹]]></category>
		<category><![CDATA[京都]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[京都府]]></category>
		<category><![CDATA[千家十職]]></category>
		<category><![CDATA[三千家]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=8269</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>茶道の歴史を支える千家十職 「黒田正玄（くろだしょうげん）」という名は、千家十職（せんけじっしょく）のひとつである。千家十職というのは、三千家の茶道具の製作を任されてきた職人の名。そのなかで黒田正玄は、竹細工や柄杓師を務 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/8269/">千家に納める茶杓をつくる「柄杓師 黒田正玄」／京都府</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">茶道の歴史を支える千家十職</h2>



<p>「黒田正玄（くろだしょうげん）」という名は、千家十職（せんけじっしょく）のひとつである。<br><span class="swl-marker mark_yellow">千家十職というのは、三千家の茶道具の製作を任されてきた職人の名。</span>そのなかで黒田正玄は、竹細工や柄杓師を務める家だ。茶杓、柄杓のほか、台子（だいす）や香合（こうごう）など、竹を使った茶道具を千家に納めてきた家系である。</p>



<p>今回訪れた黒田正玄さんは、13代目。初代正玄は関が原の合戦ののち竹細工師となり、小堀遠州などの推挙で江戸幕府御用達となったというから、すでに400年も続く名前である。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img01.jpg" alt="" class="wp-image-8701" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">竹を切り出し、命を吹き込む</h2>



<p>まずは竹を見せてもらう。竹置き場には、太さも長さも様々な竹が置かれていた。黒田正玄さんの工房では、代々自ら竹を切り取りにいき、竹を選ぶところから作業されているのだという。切り取った竹は水分が抜けるまで乾かし、炭火で燻して油分を抜く。その後、天日に干して白っぽい色になったところから、さらに4、5年倉庫で寝かせる。この工程を経て、やっと材料が出来上がるのだという。整列した竹は、黒田正玄さんの手によって命を吹き込まれるのを待っているかのようだ。</p>



<p>工房では、中田も茶杓作りを体験させて頂いた。茶杓の曲がった部分は、水につけておいた竹をランプで熱して角度をつける。さらに、削りの作業では、硬い竹に負けない鋭い刃物を使っての作業となった。<br>お弟子さんにもフォローしていたき、集中して削っていると、一部分を削りすぎてしまった。微妙なバランスをとらなければならないのだ。気を取り直して、2本目に挑戦。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img02.jpg" alt="" class="wp-image-8702" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">茶杓に表れる人柄</h3>



<p>「茶杓はその人の人柄を象徴しますね。豪胆な性格の型は茶杓も太いですし、繊細な型は細い茶杓ですし。中田さんは、やはり茶杓の幅も広めの形はどうでしょう。」黒田正玄さんにアドバイスを頂く。<br>最初は中田の傍らに立ち、作業を見つめていた正玄さんだったが、少しすると自らも竹を削り始めた。最後には、工房に二人が竹を削る音だけが響いていた。<br>伝統と技術を受け継ぎ、それを後継に託す。黒田正玄という名には、400年の歴史と伝統が息づいているのである。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img04.jpg" alt="" class="wp-image-8704" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8269_img04-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/8255_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/8255/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">日本文化を代表する逸品“京扇子”「宮脇賣扇庵」／京都府京都市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">京扇子の原型とは 「宮脇賣扇庵」は、京扇子を販売する工房。京扇子の原型は、東寺の仏像の腕のなかから発見された最</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/8269/">千家に納める茶杓をつくる「柄杓師 黒田正玄」／京都府</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
