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	<title>甲賀市 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>甲賀市 - NIHONMONO</title>
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		<title>日本茶発祥の地、近江でお茶の未来と可能性を探る「グリーンティ土山」/滋賀県甲賀市</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Jan 2023 01:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-15.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本茶発祥の地といわれる滋賀県。今から1200年前の平安初期、天台宗の開祖・最澄が唐から持ち帰った種子を比叡山のふもとに植えたのが、日本茶の起源とされている。そんな滋賀県で茶業のバトンを未来につなぐべく、茶農家の協業化に [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-15.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本茶発祥の地といわれる滋賀県。今から1200年前の平安初期、天台宗の開祖・最澄が唐から持ち帰った種子を比叡山のふもとに植えたのが、日本茶の起源とされている。そんな滋賀県で茶業のバトンを未来につなぐべく、茶農家の協業化に取り組む「グリーンティ土山」の代表理事、藤村春樹さんを訪ねた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">江戸時代に発展したお茶の産地</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/12/kiji1-15.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p>滋賀県の南東部に位置する甲賀市土山町は、お茶の生産量、栽培面積ともに県下一を誇る産地だ。805年に留学先の唐から戻った最澄が現在の滋賀県である近江国にお茶の栽培を伝え、土山でもお茶作りが行われるようになった。土山は<strong>東海道の宿場町</strong>であり、行き交う人々にお茶を販売したことから、<strong>江戸時代に入りその生産量は飛躍的に拡大</strong>。最盛期には緑茶と同じ茶葉を使って紅茶を作り海外への輸出も行っていたというが、第二次世界大戦が始まってからはそれも難しくなり、緑茶に特化した産地として足場を固めていった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">二煎目からもおいしく飲めるお茶</h3>



<p>滋賀県には朝宮や政所など伝統的なお茶の産地がいくつかあるが、土山の特徴はなだらかな丘陵地で日照時間が長く、鈴鹿山系の豊かな伏流水と昼夜の寒暖差に恵まれていること。そのため<strong>長く分厚い茶葉</strong>が育ち、味や香りが濃いことから<strong>二煎目、三煎目もおいしく飲める</strong>といわれている。<strong>上品でまったりとした深い味わいが特徴</strong>で、滋賀県の名産品として古くから親しまれてきた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">旨味の強い「かぶせ茶」を生産</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji2-15.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>土山のもうひとつの特徴は、<strong>「かぶせ茶」</strong>の名産地として知られていることだ。かぶせ茶とは、摘み採る前の茶葉に布などをかぶせることでカテキンの生成を抑え、旨味や甘味を強くしたお茶のこと。さらに長期間覆いをかぶせたものを<strong>「玉露」</strong>、玉露と同じ茶葉を揉まずに乾燥したものを<strong>「碾茶（てんちゃ）」</strong>という。この碾茶を石臼で挽いて粉末にしたものが、茶道で用いられる抹茶というわけだ。</p>



<p>土山ではかぶせ茶の生産が盛んで、<strong>全国茶品評会のかぶせ茶部門で日本一に輝く</strong>など、確かな実績を持っている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">土山から、いやしのお茶を世界へ</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji3-15.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>そんな土山で、「いやしのお茶を世界へ」をコンセプトにお茶作りに取り組むのが<strong>「農事組合法人グリーンティ土山」</strong>の代表理事を務める藤村春樹さんだ。22歳の頃から家業であったお茶作りの業界に入り、今年で30年目。ただお茶を作るだけでなく知識や技術も身につけたいと、“お茶のソムリエ”ともいわれる<strong>日本茶インストラクター</strong>の資格を取得し、農業指導士として<strong>農業大学で若者の育成にも携わっている</strong>。</p>



<p>「土山では伝統的に多くの生産者がかぶせ茶を作ってきましたが、うちは5年ほど前から、3分の2ほどを抹茶の原料になる<strong>碾茶作りに転向</strong>しています。ここ数年海外では日本の<strong>抹茶がブーム</strong>になっていて、碾茶のニーズはこれからもっと高まるでしょう」。</p>



<p>地域全体としても年々碾茶加工の割合が増えてきてはいるものの近年はお茶そのものの値段が下がっており、生産者は厳しい状況に置かれているのが現状だという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">お茶作りを個人の競争から地域の協業へ</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji4-15.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>茶農家を取り巻く厳しい状況を打開すべく、土山ではさまざまな改革が行われている。そのひとつが、<strong>農事組合法人グリーンティ土山の設立</strong>だ。</p>



<p>「うちの特徴は、法人に所属する一人ひとりが農家でありながら、畑も工場も全員で共有していることです。お茶などの産地において、工場は共同で使っていても、<strong>畑までみんなで共有している組織はなかなかありません</strong>。個人の畑という考え方がなく、全員で協力して売り上げを上げていく仕組みをとっています」。</p>



<p>グリーンティ土山は、もともと藤村さんの父親が茶農家５軒で協力して設立した組織。</p>



<p>ほとんどの茶農家が個人経営だった当時、狭い地域の中で少しでも早く商品を出荷しようと多くの農家で出荷時期が重なる弊害が起きていた。これを防ぐため、<strong>肥料の共同購入や工場の共同利用を進める</strong>目的で立ち上げたのがグリーンティ土山だ。現在では若手もたくさん所属するようになり、<strong>滋賀県で生産されるお茶の約10分の1を、この1社で生産する</strong>までに成長した。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「安い産地」といわれた逆境を乗り越える</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji5-15.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>グリーンティ土山では、茶葉の栽培から加工、販売までを自社で一貫して行っている。2018年には、<strong>県内初となる碾茶工場を新設</strong>した。抹茶の原料となる碾茶を自社で製造することで、売上向上と、<strong>チョコレートやお菓子の材料として幅広く需要に応える</strong>ことが目的だ。</p>



<p>「この辺りでは春先に霜が発生するので、早い時期に出た新芽は霜にやられてしまいます。土山で無事にお茶が収穫できるのは、シーズン中盤の5月以降。全国の産地で収穫が終わった頃にここでの収穫が始まり、新茶の値段が下がり切った頃にやっと出荷できるようになるので、<strong>『土山は安い産地』</strong>とよく言われてきました。だから、生き残るには他の産地よりももっと強い地盤が必要なんです」。</p>



<h2 class="wp-block-heading">時代や用途に合わせたオリジナル商品</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji6-13.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>お茶の生産体制を整えると同時に、オリジナル商品の開発にも力を入れている。</p>



<p>高級感のある黒いパッケージが特徴の<strong>「黒檀（こくたん）」</strong>は、２つの品種をブレンドした<strong>特上のかぶせ茶</strong>で、「さえみどり」の甘みと「おくみどり」のすっきりした爽やかさを感じられる逸品だ。グリーンティ土山で収穫される中でも<strong>特に香り高く濃厚な茶葉を使用</strong>して作られている。</p>



<p>その他にも、まろやかで普段使いにおすすめの<strong>上かぶせ茶「白磁（はくじ）」</strong>や、爽やかな香りとほど良い渋みが味わえる<strong>特上煎茶「碧緑（へきりょく）」</strong>など、味はもちろん、贈り物にも選ばれるようパッケージやネーミングにも工夫を凝らした商品を展開している。</p>



<h3 class="wp-block-heading">お茶と一緒に楽しめるお菓子も開発</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji7-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>さらに商品の幅を広げたいと、茶葉以外の商品開発も始めている。2020年に販売を開始した<strong>「抹茶フィナンシェ」と「焙じ茶×べにふうきフィナンシェ」</strong>は、自社のお茶を使って作った加工食品の第1号だ。茶葉だけに限らず、お菓子もあって良いのでは？と考えて始めたお茶に合うお菓子の開発は、社員や顧客にも好評だそう。今後はチョコレートやクッキーなどお茶を使ったオリジナル商品を増やし、最終的には自社の店舗で販売するのが藤村さんの目標だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">産地を挙げて、お茶の可能性を未来につなぐ</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji8-6.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>2022年には茶農家、茶匠、農協らでチーム作り、<strong>「土山一晩ほうじ」</strong>という新たなほうじ茶のブランドを立ち上げた。「土山」という産地の名前を広く知ってもらおうと始めた取り組み。土山町で丹精込めて育てられた茶葉に、一晩（12時間以上）自然にしおれさせ水分を飛ばす「萎凋」という工程を踏み、花のような香りを纏わせる。更にこれを焙煎すると<strong>台湾茶のような甘い香りの後に、ほうじ茶特有の香ばしい香り</strong>が立ち上がり、和洋問わずお茶菓子にも、食事にも合うお茶が楽しめる。「一晩ほうじ」と名付けられ、この取り組みに参加している複数の事業者から様々なバリエーションで販売されている。</p>



<p>「僕は、お茶もお酒と同じような嗜好品だと思っています。昔はただありのままに作ってできたお茶を売ればいいと考えられていましたが、今は試行錯誤しながら<strong>自分達が心から『おいしい』と思えるお茶を作って、それをPRしていくのが産地のあるべき姿</strong>だと感じています。土山のお茶をおいしいと感じてくれる人をどれだけ作れるか。それがお茶作りを続けていくために必要なことです」。 お茶の未来を見据えながら、生産者や会社といった枠を超えて広がっていく。藤村さん達の新たな挑戦が楽しみだ。  </p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34335/">日本茶発祥の地、近江でお茶の未来と可能性を探る「グリーンティ土山」/滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>個性派日本酒王国・滋賀の中でもひときわ輝く“星”に！　「美冨久酒造」/滋賀県甲賀市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Dec 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-8.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>関西の酒どころというと京都の伏見や神戸の灘が有名だが、じつは滋賀県にも、個性豊かでありながら質の高い酒を造る酒蔵が非常に多い。中でも強い存在感で日本酒ファンの心をつかんでいる蔵のひとつが、東海道五十三次の宿場町・水口（み [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-8.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>関西の酒どころというと京都の伏見や神戸の灘が有名だが、じつは滋賀県にも、個性豊かでありながら質の高い酒を造る酒蔵が非常に多い。中でも強い存在感で日本酒ファンの心をつかんでいる蔵のひとつが、東海道五十三次の宿場町・水口（みなくち）にある「美冨久（みふく）酒造」だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">知られざる日本酒王国・滋賀</h2>



<p>じつは<strong>滋賀県は、知る人ぞ知る“日本酒王国”</strong>である。</p>



<p>周囲を高い山々に囲まれ、豊富な伏流水に恵まれているうえ、<strong>ブランド米・近江米</strong>の産地である。酒造りに必要な、<strong>きれいな水とおいしい米がそろっている</strong>のだ。</p>



<p>また、<strong>昔から交通の要所であった</strong>こともポイントだ。<strong>東海道</strong>、<strong>中山道</strong>、<strong>若狭街道</strong>など、県内には主要な街道がいくつも走り、旅人をもてなすための酒が必要とされていた。そのため、古い歴史を持つ蔵が少なくない。</p>



<p>現在、<strong>滋賀県内にある約30の酒蔵は、琵琶湖を囲むように点在し、各蔵がタイプの違った酒造りを行っている</strong>。「滋賀県の酒蔵は、<strong>どこも個性が強い</strong>ですね。県の真ん中に琵琶湖があって蔵どうしの行き来がしにくかった分、独自に発展してきた結果かもしれませんね」と美冨久酒造4代目社長の藤居範行さんは言う。</p>



<h3 class="wp-block-heading">創業105年、東海道沿いの蔵</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/12/kiji1-8.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p> </p>



<p>そんな個性豊かな滋賀の酒蔵の中でも攻めた酒造りで異彩を放つ蔵のひとつが、美冨久酒造である。</p>



<p><strong>創業は1917年（大正6年）</strong>。琵琶湖の東側に位置する愛荘町（あいしょうちょう）の酒蔵「藤居本家」の三男に生まれた創業者が分家して、<strong>滋賀県甲賀市水口町（みなくちちょう）</strong>の東<strong>海道沿い</strong>に蔵を構えた。</p>



<p>名前に「水」とつく通り、<strong>水口町はおいしい水に恵まれた町だ</strong>。町の東にそびえる鈴鹿山脈からの伏流水を使った酒造りがさかんで、<strong>5軒の蔵が水口町に集まっている</strong>。</p>



<p>そんな水口町で美冨久酒造は、地元の契約農家が育てた酒米を使って<strong>「米のうまみ」にこだわった酒</strong>を造り続けてきた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">美冨久酒造のツートップ、山廃仕込みと吟醸仕込み</h2>



<p>美冨久酒造の酒には、<strong>自家井戸</strong>から汲み上げた、<strong>鈴鹿山系を源流</strong>とする滋賀県の一級河川・<strong>野洲（やす）川の伏流水</strong>が使われている。<strong>適度なミネラル分を含んだ軟水</strong>の仕込み水は、くせがなく、すっきりとしたおいしさだ。</p>



<p>その水で醸した酒の中でも特に高い評価を集めているのが、<strong>山廃（やまはい）仕込みの酒</strong>と<strong>吟醸仕込みの酒</strong>。美冨久酒造の二本柱だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">創業以来守り続けてきた「山廃仕込み」</h3>



<p><strong>山廃仕込み</strong>とは、蔵に棲みついている天然の乳酸菌を取り込み、日本酒の土台となる酒母（しゅぼ）を育てる<strong>昔ながらの天然醸造法</strong>だ。</p>



<p><strong>通常の仕込みより3倍ほどの日数がかかり</strong>、自然を相手にする分<strong>繊細な温度管理も求められる</strong>が、一般的な日本酒に比べ、より<strong>濃厚で酸味が強く、幅と奥行きのあるふくよかな味わい</strong>が実現できる。そのため<strong>美冨久酒造では、創業以来、山廃仕込みの伝統を守り続けてきた</strong>。</p>



<p>美冨久酒造の“山廃”の酒は、いずれも個性がはっきりしていながらも懐が広く、<strong>食中酒として優れた酒が多い</strong>。また、<strong>熱燗にも向いていて</strong>、<strong>「全国燗酒コンテスト」で金賞や最高金賞を受賞</strong>している。</p>



<h3 class="wp-block-heading">国内外で数々の受賞歴を誇る「吟醸仕込み」</h3>



<p>美冨久酒造のもうひとつの柱は、現代の酒造技術を生かした<strong>吟醸仕込み</strong>だ。</p>



<p>山廃仕込みでは自然界の乳酸菌を育てて酒母を仕込むのに対し、<strong>吟醸仕込みでは、人工の乳酸を投入して酒母を仕込む「速醸酛（そくじょうもと）」という製法が用いられている</strong>。</p>



<p>速醸酛の主なメリットは、<strong>仕込み時間の短縮</strong>と<strong>華やかな香り</strong>が実現できることだ。</p>



<p>美冨久酒造の吟醸仕込みの酒も、山廃仕込みの酒と同様、<strong>米の風味が際立っている</strong>。フルーティーで華やかな吟醸香の後に口の中に広がる米の甘み。山廃の酒とはまた違ったかたちで「米のうまみ」が表現されている。</p>



<p>そのおいしさは国内外の大会で高く評価され、「<strong>IWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）</strong>」や「<strong>ロンドンSAKEチャレンジ</strong>」、「<strong>ワイングラスでおいしい日本酒アワード</strong>」などでも<strong>金賞、ゴールドメダルを手にしてきた</strong>。<strong>大手航空会社の国際線ファーストクラス機内ドリンクとして採用された純米大吟醸酒</strong>もある。</p>



<p>そうした吟醸酒の中でも、特に藤居さんにとって思い入れが強く、いまや美冨久酒造の代名詞となりつつあるブランドが「<strong>三連星（さんれんせい）</strong>」だ。続いては、その誕生秘話を紹介したい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">自分が手がけたブランドで勝負したい</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji2-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>藤居さんは大学卒業後、岐阜県内の酒蔵で修業を積んだのち、2005年から生家である美冨久酒造に戻り、酒造りに取り組んできた。</p>



<p>全国への出張販売にも力を入れていくなかで、藤居さんは次第に「<strong>自分が手がけたブランドで勝負したい</strong>」と思うようになる。</p>



<p>せっかくなら、<strong>従来の“美冨久の酒”とは違った酒</strong>を造りたい。そこで、ふくよかな味わいの山廃仕込みと正反対のタイプである、キレ味の良い華やかさのある<strong>吟醸系を自らのテーマとした</strong>。</p>



<h3 class="wp-block-heading">若手の蔵人たちと生み出した「三連星」</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji3-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>そして<strong>2007年</strong>に誕生したのが、藤居さんと若手の蔵人らの3人が試行錯誤の末に生み出した「<strong>三連星</strong>」だ。いまや<strong>代表銘柄の一つ</strong>に成長し、<strong>美冨久酒造の名を全国に知らしめた酒</strong>といえるだろう。 三連星には「<strong>渡船（わたりぶね）六号</strong>」「<strong>山田錦</strong>」「<strong>吟吹雪（ぎんふぶき）</strong>」といった3世代の酒米を使用し、渡船六号では<strong>純米大吟醸酒</strong>、山田錦では<strong>純米吟醸酒</strong>、吟吹雪では<strong>純米酒</strong>と3種類の酒をつくっている。そして、各種類の酒に対して「<strong>定番</strong>」「<strong>特別限定</strong>」「<strong>季節限定</strong>」の3パターンを用意した。3人のつくり手、3世代の酒米、3種類の酒、3つのテーマ。<strong>それぞれの“3”が連なり、星のように輝けるように</strong>。「三連星」というネーミングには、そんな願いが込められている。</p>



<p>三連星は<strong>フレッシュさにこだわっている</strong>ため、<strong>特定の店にしか卸さない限定流通酒</strong>となっている。とりわけ<strong>火入れの方法</strong>は試行錯誤を重ね、「三連星 純米吟醸 山田錦」では<strong>プレートヒーター</strong>を使い、火入れの後に急冷してフレッシュさを閉じ込めることに成功。「<strong>生酒よりもフレッシュな味わい</strong>」を実現したという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「番外編」で試験醸造にも果敢に取り組む</h3>



<p>三連星には「<strong>番外編シリーズ</strong>」も存在し、そのシリーズでは<strong>普段使用していない酒米や酵母を使う</strong>など、<strong>年ごとにテーマを設けて3種類の酒を試験醸造</strong>している。そこで得た結果は今後の酒づくりに生かされている。</p>



<p>理想の味を求めて試行錯誤した分、三連星は「<strong>味が完成されるまでに時間のかかった酒だった</strong>」と藤居さんは話す。しかし、デビュー15周年を迎えた2022年現在、<strong>三連星の純米酒</strong>は「<strong>美冨久酒造を知るための最初の一本</strong>として薦めたい」と推す酒にまで成長した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">もっと“飲みやすい酒”を。引き出しを増やす挑戦は続く</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji4-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>みずからの手で蔵の代名詞となるブランドをつくり上げたその後も、藤居さんらは<strong>新たな挑戦</strong>を繰り返しながら、引き出しを増やしている。</p>



<p><strong>2021年夏</strong>には、新たなファン層に向けた酒<strong>「しっぽ」</strong>がデビュー。<strong>瓶内二次発酵スパークリング清酒「しっぽ Mifuku スパークリング」</strong>は、グラスを傾けるとシャンパンを思わせる香りが立ち、プチプチとはじける軽快な口当たりが楽しい。ラベルデザインもあいまって、<strong>「日本酒」と聞くと構えてしまう層も、思わず手に取りたくなる</strong>ような親しみやすさがある。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「生酛（きもと）造り」の酒で見つけた新たな可能性</h3>



<p>さらに<strong>2022年春</strong>には、<strong>生酛造りの酒「三連星 生酛純米 二黒土星」</strong>がデビュー。</p>



<p><strong>生酛造り</strong>は、<strong>自然界の菌を取り込みながら酒母を仕込むところは山廃仕込みと共通</strong>しているが、<strong>乳酸菌を育てる際に、山廃仕込みでは省略されている米や米麹（こめこうじ）をすりつぶす</strong>作業がさらに加わる。</p>



<p>実際にやってみて、<strong>生酛造りの酒</strong>には、山廃の酒が持つ<strong>奥ゆかしい味わい</strong>と、吟醸系の酒の<strong>すっきりとした華やかさ</strong>の<strong>両方が備わっている</strong>という発見があった。従来の「二本柱」に新たな柱が加わった。</p>



<p>「もちろん、山廃の酒をはじめ、美冨久のスタンダードはこれからも大切に受け継いでいきます。それと同時に<strong>新たな挑戦も続け、すそ野を広げたい</strong>。そうすれば<strong>日本酒の魅力は国境を越えて、もっと多くの人に届く</strong>と思います」</p>



<h3 class="wp-block-heading">これからも“開かれた蔵”であり続ける</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji5-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>試験醸造も含め<strong>年間20種類以上</strong>の酒をつくり続ける一方で、藤居さんは<strong>地域に開かれた蔵づくり</strong>にも取り組んできた。</p>



<p>4代目社長に就任した<strong>2014年には蔵に直売所を併設</strong>。月に1度、蔵でしか手に入らない<strong>旬の酒をタンクから直詰め</strong>する<strong>量り売り</strong>を始めた。通常は出回らない特別な酒が登場することもあり、県内外からファンが買いに訪れる人気の催しだ。</p>



<p>さらに<strong>2021年9月</strong>には、酒蔵の一部を改装して<strong>カフェ「薫蔵～KAGURA～」をオープン</strong>。日本酒ファンのすそ野を広げるためのアイデアは止まらない。</p>



<p>次はここから何が生まれるのか―。<strong>個性派の蔵がひしめく滋賀県の中でも力強い輝きを放つ“星”</strong>に、そんな期待感を抱かずにはいられない。  </p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34200/">個性派日本酒王国・滋賀の中でもひときわ輝く“星”に！　「美冨久酒造」/滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>己の感覚を信じて。釉薬で魅せる、信楽焼の陶芸家「清岡幸道」/滋賀県甲賀市</title>
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		<pubDate>Wed, 30 Nov 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[陶芸家]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
		<category><![CDATA[釉薬]]></category>
		<category><![CDATA[甲賀市]]></category>
		<category><![CDATA[陶芸]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/main-13.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>研ぎ澄まされたフォルムの上を覆う、オリーブ色の釉薬の流れ。陶芸家・清岡幸道が作り上げる器の魅力は、独自に調合された釉薬が織りなす色調の幅広さ。これまでの信楽焼のイメージを良い意味で覆す。「ありそうで、ないもの」を求め、信 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/main-13.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>研ぎ澄まされたフォルムの上を覆う、オリーブ色の釉薬の流れ。陶芸家・清岡幸道が作り上げる器の魅力は、独自に調合された釉薬が織りなす色調の幅広さ。これまでの信楽焼のイメージを良い意味で覆す。「ありそうで、ないもの」を求め、信楽焼に新しい風を吹かせている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">シンプルな造形に際立つ、釉薬の表現</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/11/kiji1-13.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p> </p>



<p>シンプルでありながら、豊かで個性的な表情で魅せる清岡さんの器。その鍵となるのが<strong>釉薬の表現</strong>。陶器本来の土の温もりが味わえる晶白釉（しょうはくゆう）や灰白釉（かいはくゆう）をはじめ、異なる質感の青灰釉やオリーブ色の灰釉など、さまざまな釉薬を使いこなし、新しい器づくりにチャレンジしている。国内外のギャラリーからのオファーが絶えず、これからの信楽焼の作家を代表するひとりとして期待されている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">信楽の最果ての地で</h3>



<p>清岡さんの工房があるのは、滋賀県甲賀市信楽町宮尻。信楽といえば、良質な陶土がとれることから古くから製陶産業で栄えた町。現在は、信楽焼の窯元めぐりなどを目当てに多くの観光客が訪れる観光スポットにもなっているが、清岡さんは信楽の中で最も奥まった集落に残る廃工場に工房を構えた。「人と出会うこともほとんどない静かな場所です」。周囲には民家しかなく、ここでひとりじっくりと器に向き合っている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">土に導かれるように信楽へ</h3>



<p>清岡さんは東京生まれ。幼少期は北海道で育ち、学生時代を横浜で過ごした。その後、幼馴染が通っていて興味を持った、大阪芸術大学美術学部工芸学科へ。だが、入ってみるとそこで教えられていたオブジェとしての陶芸にはあまり興味が持てなかった。そこで、芸大卒業後は、アーティストよりも、ものづくりの道へ進みたいと、信楽で傘立てなどを作る陶磁器メーカーに就職した。なぜ、信楽だったのかの問いに「大学で制作をするときに、信楽の土が自分にとって扱いやすかった。<strong>繊細過ぎず、粗く作っても受け止めてくれる</strong>んです」。土が清岡さんを無縁だった信楽の地へと導いたのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「求められるもの」と「作りたいもの」のギャップの狭間で</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji2-13.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>清岡さんに転機が訪れたのは、信楽に住んで数年が経過した頃だった。知り合いのレストランのオーナーから器を作ってほしいと頼まれたのだ。「自由にやっていいと頼まれて。それが想像以上に評判が良かったんです。料理がのるとより見栄えがして、<strong>こんな面白い仕事はない</strong>なと」。この経験が、清岡さんの創造力を呼び起こした。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji3-13.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>器を作りたいという気持ちが湧いてきた清岡さんは、食器をつくる製陶所に転職。昼間は会社で量産品の器を作り、仕事を終えてから自分の作業場でろくろをひくようになった。そんな生活が10年続いたが、次第に仕事に違和感を感じるように。</p>



<p>「新作開発を担当していたのですが、そのなかで商品として<strong>売れるものと、自分が作りたいものとのギャップ</strong>が大きくなっていったんです。僕にはB品として弾かれてしまう、他とは違う釉薬の流れがあるものの方が良く思えたりして」。ここでは自分の作りたいものが求められていない、その思いが独立へと走らせた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">場所が違えば、受け入れ方も変わる</h3>



<p>独立した当初、清岡さんの独特な作品はなかなか理解されなかったという。あるとき、人から勧められ松本のクラフトフェアに初めて参加したところ、<strong>初日で完売</strong>。発表の場所が違えば、自分のスタイルを受け入れてくれる人がこんなにいるのだと驚いた。</p>



<p>「信楽にこだわらず、各地のクラフトフェアに出店するようになると、他の作家との交流も生まれ、刺激も受けました」。次第に理解者が増え、ギャラリーでの取り扱いも増えた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「ありそうで、ないもの」</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji4-14.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>清岡さんが大事にしているのは「<strong>ありそうで、ないもの</strong>」。形状はシンプルで使いやすく、それでいて、どこにでもあるものではない。</p>



<p>例えば、作業場の棚に並んでいたジャグ。陶器なのに金属質な風合いもあり、アンティークのような味も感じる。鉄っぽい雰囲気をだすために、器に厚みをもたせていない。重みを感じる事を想像して持ち上げると、ギャップに声が出そうなくらい軽やかで薄い作りだ。</p>



<p>「自分が使い手だったら、何に使うか悩んだり、考えたりすることも楽しみのひとつだと思うので、<strong>使い道に自分の考えを詰め込み過ぎない</strong>ようにしてます」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">深みある色彩が魅力のオリーブ色の灰釉</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji5-12.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>最近の代表作となっているのが、<strong>オリーブ色の灰釉</strong>を使った作品。これはガス窯で冷却還元という焼成法を使うことで、流れた釉薬がグラデーションとなる。「失敗は当たり前。失敗しないと新しい発見もないので」。電気窯だときれいに仕上がりすぎ、薪窯は偶然性が高すぎコントロールできないため、ガス窯にたどり着いた。</p>



<p>ガス窯の炎が生み出す、独特の深い色合い。釉薬が作る景色はひとつとして同じものはなく、見る角度によっても表情が違う。いつまで見つめ続けても飽き足りない美しさを感じる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">理想のイメージを形にするために</h3>



<p>頭の中のアイデアを形にするため、4年ほど前から「<strong>たたら成形</strong>」も取り入れた。たたら成形とは、たたらと呼ばれる板状に伸ばした土を石膏型に押し当てて成形していく技法。主に楕円のプレートを作るときに使用しているそう。「楕円のパターンは縦横比率だけでなく、丸みを帯びていたり、細身だったり、ある意味無限なので、ろくろよりもたたらのほうが複雑な形を表現しやすいんです」。</p>



<p>作品のアイデアは、個展会場などでお客さんの反応にインスピレーションをうけることが多いという。自分の中に湧きあがった理想の形を目指し、新しい挑戦にも積極的だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">見たことのない景色を追い求めて</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji6-12.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>作業中はラジオやYouTubeで人の話す声を聞いているという清岡さん。「ずっとひとりだから人の声が恋しくなるのかも」と照れくさそうに話す様子からは、チャーミングな一面も垣間見える。</p>



<p>「自分のなかでちょうどいい感じっていうのが少しずつ変わってきている気がします。最初は装飾が多めでかっこいい器を表現しがちだったんですけど、食卓に並べると存在感が強すぎて…。土の風合いを残しつつ、他の器と一緒に並べても生活に馴染む、料理を盛っても器が主張し過ぎることなく、<strong>お互いを引き立たせるような器</strong>に変わってきました」。</p>



<p>清岡さんが次に目指す場所は海外。デンマーク、フランス、スペインなど、ヨーロッパ圏の人の反応が見てみたいと話す。ありそうでない、他の誰とも似ていない、ナショナリティを超えた作品が海外でどう受け入れられるのか楽しみだ。</p>



<p>「<strong>土と釉薬の組み合わせは無限</strong>。きっとまだ誰も気づいてない景色があるはず。誰もやらなかったことにもチャレンジしていきたい」。インタビューに淡々と答える姿のなかにも、<strong>静かな情熱</strong>が見え隠れする。従来の枠にとらわれず、ストイックに自分の表現を追い求める姿勢が、信楽焼という概念もとっぱらい、清岡幸道という新しいジャンルを生み出すことだろう。<br> </p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33929/">己の感覚を信じて。釉薬で魅せる、信楽焼の陶芸家「清岡幸道」/滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>日本最古の茶産地で、無農薬栽培に挑む「かたぎ古香園」/滋賀県甲賀市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 24 Nov 2022 02:27:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/katagi-05-1-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>滋賀県甲賀市信楽町にある「朝宮茶　かたぎ古香園」は、日本最古級の歴史を持つ「朝宮茶」を生産する老舗の茶園です。植物性有機肥料のみを使用した完全無農薬栽培や手作業を貫き、伝統的な朝宮茶が本来持つしっかりした旨みと香りを生か [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/katagi-05-1-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>滋賀県甲賀市信楽町にある「朝宮茶　かたぎ古香園」は、</strong><br><strong>日本最古級の歴史を持つ「朝宮茶」を生産する老舗の茶園です。<br>植物性有機肥料のみを使用した完全無農薬栽培や手作業を貫き、<br>伝統的な朝宮茶が本来持つしっかりした旨みと香りを生かした、</strong><br><strong>体への負担の少ない上質なお茶を作り続けています。</strong></p>



<p>日本にお茶が伝わった1200年前より続く茶産地・朝宮は、「信楽焼」で知られる滋賀県南東部、信楽町の山間にある集落だ。朝晩の寒暖差が大きく、独特の香りとまろやかな旨みが特長の良質の茶葉が育つ。この地で代々茶業を営む「かたぎ古香園」は、簡単ではないお茶の無農薬栽培に挑み、世界に通用する朝宮茶を目指す。</p>



<h2 class="wp-block-heading">1200年前から続く高級銘茶の産地・朝宮</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/11/kiji1-10.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>今から1200年前、のちに天台宗の開祖となる最澄が中国から持ち帰ったお茶の種を、比叡山延暦寺の麓に植えたのが日本茶の始まりと言われている。その当時から続く茶産地・朝宮は、琵琶湖の南側、信楽盆地に位置する標高300〜500mの高原地。<strong>朝晩の寒暖差が大きく</strong>、信楽川の谷合いで霧が<strong>発生しやすい</strong>など、お茶づくりに最適な条件を備えている。また、花崗岩（かこうがん）質の地層から湧き出る<strong>良質な水</strong>にも恵まれ、「<strong>香り立つ朝宮茶</strong>」と称される高級銘茶として、歴代天皇にも献上されてきた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">山間に連なる緑ふくよかな茶畑</h3>



<p>陶器店が立ち並ぶ信楽の町中を抜け、朝宮へと車を走らせると、山の斜面に茶畑が姿を現す。この地を訪れた俳人・松尾芭蕉は「木隠れて 茶摘みも聞くや ほととぎす」と詠んだという。これは、春を告げるほととぎすが新芽の出た茶畑に鳴き声を響かせている情景を詠んだものだが、その当時とほとんど変わらない、<strong>美しい茶畑の風景</strong>が心を和ませる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">知る人ぞ知る「朝宮茶」を単一ブランドへ</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji2-10.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>「かたぎ古香園」は、朝宮のなかでも最も高いエリア、標高450～500ｍで代々茶栽培を続けてきた。現在は七代目の<strong>片木隆友さん</strong>が主となり、煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶、碾茶など、各種のお茶を作っている。</p>



<p>朝宮茶は、ひと昔前まではほとんどが宇治へ卸され、他産地の茶とブレンドして高級宇治茶として販売されていたため、一般消費者には全くと言っていいほど知られていなかったという。「せっかく美味しいお茶を作ってるのにそれではもったいないと、祖父と父が各家庭をまわり直販を始めたんです」。片木さんが跡を継いでからは、出店販売やオンライン販売にも力を入れるようになり、いまや名実ともに<strong>朝宮茶を代表する生産者</strong>となった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">父から子へ。受け継がれる無農薬へのこだわり</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji3-10.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>「かたぎ古香園」が他の生産者と一線を画すのが<strong>無農薬栽培</strong>。1976年からすべての茶畑で農薬を一切使わず、肥料も極力抑えて茶栽培を続けてきた。「うちの親父がちょっと変わり者でして。顔を合わせて買ってくれるお客さんに、安心して飲めるものを渡さなあかんと、ひとりで無農薬栽培を始めたんです」。</p>



<p>当時の茶産業は、生産量を上げるために、虫食いや病気を予防する農薬を使うのは当たり前。そんな<strong>時代に逆行するような挑戦</strong>だった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">茶葉は洗浄せずに加工するものだから</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji4-11.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>茶葉は、野菜や果物などと違い、畑から収穫した後、<strong>洗わずそのまま加工する</strong>。そして、急須に入れ、お湯を注いで飲む。</p>



<p>「農薬散布をして帰った日は、いつもよりしんどい。この不調は農薬のせいかもしれない。そう思ったら、美味しいと言って買ってくれるお客さんに農薬がついた茶葉を渡せないと思ったんです」。農薬の怖さを実感したことが決め手だった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">お手本もないまま、手探りでスタート</h3>



<p>そこで、お茶の無農薬栽培をしている人を探し訪ねたが、自家用分を少量作っている人はいても、経営として無農薬栽培している人はいなかった。仕方なく手探りで始めることに。どうせやるならと、すべての茶畑で一斉に始めた。</p>



<p>「最初の2～3年は、病気や害虫の影響を受けて、ほとんど収穫できませんでした。周囲の茶農家からも『お茶でなく虫を育てているようなもんだ』と理解してもらえませんでしたが、父は諦めませんでした」。別の仕事もして生計を立てるなど、苦労の連続だったという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">3年目にようやく新芽が</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji5-9.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>試行錯誤を重ねた3年目、木から新芽がでるように。「1滴の農薬も散布しなかったおかげで、クモ・カマキリ・テントウムシなどが畑に戻って。木の抵抗力も高まったんでしょうね」。茶畑が一番上だったこと、寒さが厳しくもともと虫が少なかったことなど、無農薬栽培の成功には<strong>地理的要因も影響</strong>したようだ。この年から年々収量も増え、土壌が豊かになっていった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">地道な手作業に想いを込めて</h3>



<p>それから40年以上、農薬は一切使わず、肥料も極力抑え、<strong>人と自然が一体となったお茶づくり</strong>に徹している。</p>



<p>「無農薬栽培で一番大変なのは除草。草が生えすぎると木の栄養分まで草にとられてしまうので、手作業で抜くしかありません」。手作業が多くなったり、思うような収量にならなかったりと無農薬栽培ゆえの苦労は多い。それでも「<strong>お茶は毎日飲んでもらうものだから</strong>」と、安全を追い求め手間を惜しまないのは、片木さんが父から譲り受けた信念だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">弱みを個性に。すっきりとした味わいの朝宮茶</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji6-9.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>厳しい自然環境に鍛えられた茶葉は、お茶本来の味わいが感じられると評判だ。だが、味の評価では、旨み成分を重要視するのがお茶の世界。その旨みに影響を与えるのは化学肥料である。それゆえ、化学肥料を使用しないとどうしても旨みが少ないお茶になってしまう。それについて片木さんは「旨みだけを比較すると化学肥料を使う他の産地に負けるかもしれません。でも、これまでの経験から、菜種油やごま油の搾りかすなどの<strong>植物系の有機肥料</strong>を使うと香りが高くなることがわかったんです。もともと朝宮の在来種は<strong>香りが特長</strong>なんで、より香りを突き詰めていければ」と意欲をみせる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">朝宮茶を次世代へ繋ぐために</h3>



<p>生産者の<strong>高齢化</strong>、飲料の多様化によるお茶の<strong>需要の減少</strong>など、茶業界が抱える課題は多い。それは朝宮でも同様で、現在35軒ほどある茶農家にも若い世代がほとんどいない。</p>



<p>「無農薬栽培に誇りをもつ父の姿を見て、僕は継ぐことを決めました。僕の息子が同じように胸を張って継ぎたいと言ってくれるよう、無農薬栽培だけじゃない、<strong>新しい付加価値を模索</strong>しているところです」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">朝宮茶を次世代へ繋ぐために</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji7-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>片木さんがいまターゲットにしているのは、滋賀県の姉妹都市・アメリカ合衆国<strong>ミシガン州</strong>。5年前くらいから、現地で販売するようになったという。「ミシガン州では、まだほとんど日本茶が知られてないんです。世界中の人に朝宮茶を届けたい想いはありますが、まずはミシガン州の人に日本茶といえば朝宮茶と言ってもらえるようにしたい」。実際に現地での販売会では「<strong>すっきりしていて飲みやすい</strong>」と好評で、手ごたえを感じている。</p>



<p>いま国内でのお茶の消費量は減少傾向だが、世界的にみれば健康志向の高まりや日本食ブームで、<strong>日本茶が注目</strong>されることが多くなっている。実際に、アメリカ、台湾、ヨーロッパなどへの輸出量は10年間で4倍に増加しているという。朝宮茶も世界に通用する日本茶へ羽ばたく可能性は十分にある。</p>



<p>無農薬栽培へのこだわりは捨てず、品質とブランド力を高める。朝宮茶を次の代、さらにその先へと繋ぐ一手は、片木さんが握っている。日本最古の茶産地で脈々と受け継がれてきた「かたぎ古香園」の挑戦は、この先も続いていく。 </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/118_kao_IMG-6786-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-47780" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/118_kao_IMG-6786-1024x683.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/118_kao_IMG-6786-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/118_kao_IMG-6786-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/118_kao_IMG-6786.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">朝宮茶 かたぎ古香園 代表 片木明さん</figcaption></figure></div>


<p>完全無農薬栽培や丁寧な手作業へのこだわりから大量生産はできませんが、その分体に優しく、より高い品質のお茶を作っていると自負しております。自家用だけでなく、贈答用にもふさわしいお茶です。お茶の木自身が生み出した本来のお茶の旨みを、ぜひ味わってみてください。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33860/">日本最古の茶産地で、無農薬栽培に挑む「かたぎ古香園」/滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<item>
		<title>一流料理人も絶賛する、信楽の陶匠・中川一辺陶の“究極の土鍋”/滋賀県甲賀市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/33405/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 18 Oct 2022 05:41:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[土鍋]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
		<category><![CDATA[甲賀市]]></category>
		<category><![CDATA[雲井窯]]></category>
		<category><![CDATA[土鍋作家]]></category>
		<category><![CDATA[すっぽん鍋]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/main-8.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>唯一無二の土鍋づくりに定評がある信楽の土鍋作家、「雲井窯」当主の中川一辺陶。一流料理人たちの無理難題ともいえる注文も、経験に裏打ちされた柔軟な発想で可能にしてきた。何十年も石室に貯蔵された門外不出の信楽の陶土を使い、比類 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/main-8.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>唯一無二の土鍋づくりに定評がある信楽の土鍋作家、「雲井窯」当主の中川一辺陶。一流料理人たちの無理難題ともいえる注文も、経験に裏打ちされた柔軟な発想で可能にしてきた。何十年も石室に貯蔵された門外不出の信楽の陶土を使い、比類ない耐久性と美味しさを兼ね備えた“究極の土鍋”を作り上げる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">土鍋一筋に40年</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji1-8.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p> </p>



<p>信楽の名窯として名高い「雲井窯」の九代目・中川一辺陶さんは、<strong>日本を代表する土鍋作家</strong>のひとり。高級料亭やホテルなど、全国の一流料理人から依頼をうけ、主に業務用の土鍋を作り続けてきた。相手は味覚を知り尽くしたプロ。その難易度の高い注文に応えるのは並大抵のことではない。<strong>土鍋一筋40年</strong>。その長い道のりのなかで、さまざまな“<strong>究極の土鍋</strong>”を生み出してきた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">粘土質の土壌に恵まれた信楽</h3>



<p>雲井窯は、陶器の産地として知られる滋賀県甲賀市信楽町にある老舗窯元。その歴史は古く、1980年に京都で創業。戦後、信楽の旧雲井村に築窯し「雲井窯」と命名した。</p>



<p>「信楽は400万年前は琵琶湖の底だった。だから、焼き物に適した粘土質の土壌が豊富なんです」と中川さん。良質な陶土に恵まれた信楽は、<strong>日本六古窯</strong>として日本遺産にも認定される焼き物の産地だ。</p>



<p>そんな信楽で父親の代までは、茶碗やお皿などの焼き物もつくっていたが、中川さんが跡を継いだ1950年代から、業務用に特化した土鍋をつくるようになった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">土鍋づくりの原点は「すっぽん鍋」</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji2-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>中川さんが土鍋に専念し始めるきっかけとなったのが、京都市にある日本一のすっぽん料理店「大市」からの依頼だった。すっぽん鍋は 1600℃という高温で一気に炊き上げるため、その<strong>火力に耐える強さ</strong>が必要となる。ただ強いだけでなく、<strong>吸水性</strong>も重要。「すっぽん鍋の味をきめるのは、食材の質が5割、土鍋の質が5割と、当時の店主堀井さんから言われてました。すっぽんのだしが鍋に染み込み、使うほどに旨みがいい具合に染みでてくる。そんな土鍋が求められていたんですね」。</p>



<p>納得する土鍋にたどりつくまでは20年もの歳月を要したが、完成した土鍋は“<strong>呼吸する鍋</strong>”と称され、多方面より評価されている。</p>



<p>大市の十八代目店主青山さんも「中川先生のこだわりの土鍋は大市の宝です」と評する。中川さんの“呼吸する鍋”が、すっぽん料理の名店を支えてきたと言っても過言ではない。</p>



<h3 class="wp-block-heading">使い込むほどに成長するオーダーメイドの土鍋</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji3-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>数多くの料理人から注文をうける中川さんだが、ひとつとして同じ土鍋はつくらない。中川さんに案内された「お鍋の部屋」には、これまでに作った作品の一部が並べられていた。ざるの形を模した湯豆腐鍋、ふぐの親子を模したふぐ鍋、IH用の蒸し器や陶製のアイランドキッチンまで。色や形もさまざまで見てるだけでワクワクする独創的な鍋の数々。<strong>ユニークな遊び心</strong>を持ち合わせた、中川さんのお茶目な一面も伺える。</p>



<p>「料理屋さんに納品した時点では鍋はまだ未完成。店それぞれに、火の強さや、ダシの染み込み方があります。ですから、何度も使い込まれてようやく、<strong>その店ならではの土鍋に成長</strong>します」。毎日使用されるプロの現場では土鍋が数年で割れてしまうのはよくあること。ところが中川さんの<strong>土鍋は4～5年もつのが当たり前</strong>で、なかには<strong>10年以上もつ土鍋</strong>もあるという。成長するための耐久性と、食事の場を華やかに盛り上げる美しさを兼ね備えた土鍋だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">家庭で美味しいご飯が炊ける「御飯鍋」</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji4-8.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>家庭でも使える中川さんの土鍋として販売されているのが「御飯鍋」。<strong>美味しいご飯を炊くため</strong>に開発された土鍋で、一合半炊きから五合炊きまでサイズ展開されている。艶ある色味が独特で、そのまま食卓に運び、<strong>器としての美しさ</strong>も楽しめる。</p>



<p>受注生産のため注文から納品まで<strong>3ヶ月待ち</strong>となっているが、注文が途切れない人気商品だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">厚みや形状に緻密なこだわり</h3>



<p>美味しいご飯を炊くために工夫したのは鍋の厚み。一般的な土鍋の<strong>2～3倍の厚み</strong>があるため、じっくりと熱が入り、米の旨みを引き出す。土鍋の中に小さい水の対流を起こし、ご飯をふっくら炊き上げるために必要な<strong>形や蓋の重さも追及</strong>した。</p>



<p>この土鍋を愛用する京都の老舗料亭「菊乃井」のご亭主村田吉弘さんは「中川先生は科学者。羽釜の羽の大きさとか計算されてる。美味しいご飯を食べてもらうには中川さんの土鍋が一番」と話す。</p>



<h3 class="wp-block-heading">土鍋ご飯は意外と簡単</h3>



<p>家庭で使用する場合、カセットコンロでも十分美味しく炊ける。細かい火加減も必要なく、強火10分、弱火10分、蒸らし10分という時間配分さえ覚えていればよい。</p>



<p>「<strong>料理は五感で楽しむもの</strong>。ぐつぐつと吹きこぼれる湯気や音も楽しんでほしいと思っています」と中川さん。食卓の上でご飯を炊けば、美味しい匂いで食欲も倍増しそうだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">土鍋の根幹は土にあり</h3>



<p>金属製の鍋にはない温かな肌触り、優れた吸水性で風味豊かな料理を生みだす土鍋。それらはすべて原材料の土に所以する。</p>



<p>「土は自然界のもの。私は、いい土に出会ったときに一生分の土を買いました」。中川さんが選び抜いた土は、<strong>石室で貯蔵</strong>されている。気温差が激しいと土の中の水分が抜けてしまうため、石室で寝かせることで粘り気と密度の均一性を図っている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">指紋がなくなるほどの粗い土と全面釉薬</h3>



<p>土鍋の成形も一筋縄ではいかない。吸水性をもたせるための土は粗く、ろくろと呼ばれる回転台を回すときにも<strong>軍手を着用</strong>する。ろくろでの成形が始まると、<strong>シャリシャリ</strong>と土が削れる独特の音が響く。「軍手をしないと指紋がなくなります」と中川さんは軽く話すが、指先の感覚に頼って形づくっていく陶芸家が多いなか、軍手をはめてろくろを回す光景はとても珍しいと言えるだろう。</p>



<p>また、美しい艶や色を出す釉薬で、<strong>土鍋全面を覆う</strong>のも中川さんの特徴。鍋底までしっかりと釉薬がかかっていることで、美しさだけでなく耐久性も高まるのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">土鍋は科学。緻密な計算も必要</h3>



<p>工房には昭和初期の登り窯も残されているが、土鍋の焼成にはコンピューター制御された最先端の電気窯を使用する。<strong>0.5度単位で温度管理</strong>ができ、1200度以上の高温で焼成するためだ。</p>



<p>「焼き物って嘘をつかないから、ショートカットすればそれも作品にでちゃう。真剣に向き合うからこそどう答えてくれるのか、焼き上がりを待つ時間が一番楽しい」。</p>



<p>こうして3ヶ月の時間をかけ土鍋が完成する。</p>



<h3 class="wp-block-heading">自然や資源が循環する工房で弟子とともに</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji5-7.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>中川さんが設計したギャラリー兼工房は、高級旅館のような上品な佇まい。建物はRCと木造のハイブリッド構造で、内装に信楽で育った木や、土壁、竹、縄などが使われている。それは、自然素材が土鍋づくりに欠かせない温度管理、湿度管理に一役かってくれるから。土鍋を窯で焼く際にでる排熱は床暖房に使用。太陽光発電も併用し、製造工程でのCO2の排出量ゼロ換算を目指している。「<strong>自然の力</strong>がなければ私の作品は生まれない。人も地球も心地よい環境を整えました」。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji6-5.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>そんな工房の中で、現在は10人ほどの弟子が工程を分担し作業を進めている。なかには修行歴23年を超える人も。切磋琢磨しながらチームプレイで土鍋づくりにいそしむ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">和食とともに世界へ羽ばたく</h3>



<p>2013年、和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録された。それにともない、日本の食材や調理技術はもちろん、調理道具も世界から注目されるようになるだろう。和食が世界で認められたように、中川さんの土鍋が世界で認められ、これまでになかった新しい注文が舞い込むかもしれない。</p>



<p>「日本の素晴らしい技術が世界に知られるようになるのは嬉しいですよね。そのためにも日本人がもっと日本の文化を知り、大切に継承しないといけません」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">この先も最高の“黒子”として</h3>



<p>「中川さんの土鍋なしでは料理が完成しない」と賞賛する料理人も数多い。その言葉にも「土鍋は料理の“黒子”なんです。日本料理は奥深いので、それぞれの料理の味が引き出せる土鍋づくりにこれからも邁進します」とあくまで謙虚な姿勢は崩さない。</p>



<p>一流料理人たちの黒子として、また、世界へ羽ばたく日本料理の黒子として、<strong>至向の陶匠の挑戦</strong>は続いていく。  </p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33405/">一流料理人も絶賛する、信楽の陶匠・中川一辺陶の“究極の土鍋”/滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>全国に15人、茶師十段の手がけた「焙じ茶専門店 近江茶 丸吉」／滋賀県甲賀市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 22 Aug 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
		<category><![CDATA[茶師]]></category>
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		<category><![CDATA[土山]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/maruyoshi-09-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>銘茶の産地と名高い滋賀県甲賀市の土山。「近江茶丸吉」は、この地で100年以上続く老舗の茶商です。ほうじ茶の専門店でもあることから、種類豊富なほうじ茶や多彩な関連商品を取り揃えています。「茶師十段」をはじめお茶のプロたちが [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/maruyoshi-09-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>銘茶の産地と名高い滋賀県甲賀市の土山。<br>「近江茶丸吉」は、この地で100年以上続く老舗の茶商です。<br>ほうじ茶の専門店でもあることから、種類豊富なほうじ茶や多彩な関連商品を取り揃えています。<br>「茶師十段」をはじめお茶のプロたちが厳選した原料と高い技術力が織りなす、至高の1杯に出会えるはず。</strong></p>



<p>この数年ほどの間に、着実な人気の高まりを見せているほうじ茶。「ほうじ茶ラテ」というスタイルもすっかり浸透した感がある。そのほうじ茶の魅力にいち早く目を付けた人物が、滋賀県の茶の一大産地・土山町の「焙じ茶専門店 近江茶丸吉」代表・吉永健治さんである。</p>



<h2 class="wp-block-heading">滋賀県最大の茶産地・土山に誕生した「焙じ茶専門店」</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji1-7.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>滋賀県と三重県を隔てる鈴鹿山脈のふもとの町・<strong>土山町</strong>。夏場は35℃、冬場は-5℃という寒暖差が茶の栽培に適し、<strong>茶の栽培面積・生産量とも滋賀県一</strong>を誇る。しかし、そもそも滋賀県の茶の生産量は<strong>全国13位</strong>（2020年）で、産地としての知名度は決して高くはない。かつては300戸ほどだった茶農家の数は、現在は100戸ほどに減少している。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji2-7.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">「ほうじ茶専門店」その仕掛け人とは</h3>



<p>そうした中、他店にはない打ち出しを工夫し、品質の高い茶を提供しながら滋賀県産の茶の知名度を上げたいと奮闘しているのが、「<strong><a href="https://www.houjicha-maruyoshi.com/" target="_blank" rel="noopener" title="">焙じ茶専門店　近江茶丸吉</a></strong>」の吉永健治さんだ。吉永さんは、土山町で100年以上の歴史を持つ茶問屋「マルヨシ近江茶」の7代目。そして日本にわずか15人しかいない「<strong>茶師十段</strong>」の肩書を持つ一人でもある。茶農家によって一次加工された<strong>荒茶</strong>を、ふるい分けや、<strong>合組（ごうぐみ）</strong>と呼ばれるブレンド、茶葉の火入れといった作業をしながら商品に仕上げていくプロである。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「茶師十段」とは？</h3>



<p>ここで吉永さんの「茶師十段」という肩書きについてもう少し説明したい。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">茶師十段とは、全国茶業連合青年団が年1回主催する「全国茶審査技術競技大会」で授与される茶審査鑑定技術の最高位。製茶業界でも至難の業といわれ、同大会が開催されて<strong>約70年間の歴史において15人しか認定されていない</strong>。</span>同店のほうじ茶には、その目利きの技がいかんなく発揮されているというわけだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">海外でのほろ苦い経験が、ほうじ茶の可能性に気づかせた</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji3-7.jpg" alt="" class="wp-image-31998" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p> </p>



<p>自社で手がけた茶を「滋賀の茶」として売り出したいとの思いもあったが、吉永さんがこの世界に入った2000年頃、緑茶の消費量は下降の一途をたどっていた。吉永さんは<strong>新たな販路獲得</strong>を目指し、<strong>海外営業</strong>に出るようになる。</p>



<p>やがて、アメリカ、シンガポール、中国など海外での展示会へと出張するようになるが、どこに行っても思うような手応えは得られなかった。<strong>煎茶</strong>を口にしたバイヤーの反応は「まずい」「しょっぱい」「苦い」「渋い」と<strong>否定的</strong>なものばかり。そして、吉永さんはあることに気づいた。</p>



<p>「ついでに持参した<strong>ほうじ茶のほうが</strong>、香ばしくて美味しいと<strong>受けが良い</strong>」</p>



<p>また、<strong>日本の若年層からの反応も似通っていた</strong>という<span class="swl-marker mark_yellow">。<strong>苦みを嫌い、香りの高いお茶を好む傾向</strong>が若い人にはある。</span>そう感じた吉永さんは、<strong>ほうじ茶に特化することを決意</strong>した。</p>



<p>これまでのマルヨシの歴史の中でも時流に合わせた事業展開を行ってきた。幸いな事に焙煎技術に関しては、他のメーカーからの要望を引き受けるなどして、そのノウハウを蓄積してきた事もあり、香りを重視したお茶である「ほうじ茶」に舵を切ることに不安はなかった。むしろ転換しなければならないという使命感すら感じた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">進むべき道が見えた</h3>



<p>「ここ<strong>土山のお茶は、ほうじ茶に向いている</strong>と思います。山間部で寒暖差がはげしい分、茶葉の生育には時間がかかりますが、その分、<strong>味も香りもしっかりした重厚なお茶</strong>ができる。火入れを行うとお茶のコクが弱くなりがちなのですが、土山のお茶は<strong>火を入れても茶の味わいが残る</strong>んです」と吉永さん。</p>



<p>また、茶問屋として煎茶もほうじ茶も幅広く手がけてきた経験が、ほうじ茶専門店を開くにあたり役立った。しかし、今後は「何でもできる」ではなく「<strong>ほうじ茶一本でやっていく</strong>」にシフトする。そう決めたとき、進むべき道が明確になったと吉永さんは語った。</p>



<p>2014年にオープンした「焙じ茶専門店　近江茶 丸吉」の店内にはいろんなパッケージの商品が並び、ほうじ茶だけでこれほど多くのバリエーションを楽しめるのかと驚く。国産の良質な茶葉をほうじ茶に仕立て、独自の製法で粉末状にしたものに、はちみつを加えてつくった「<strong>糖蜜ほうじ</strong>」といったものもあり、美味しい<strong>ほうじ茶ラテ</strong>が作れると<strong>急須でお茶をいれる習慣がない層にも受けている</strong>という。</p>



<h2 class="wp-block-heading">試作は100種以上、“振り幅の広さ”がほうじ茶の魅力</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji4-7.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p><strong>定番となっている10種類のほうじ茶</strong>は、吉永さんが100種以上もの試作を重ねた末に誕生したもの。茶葉を並べただけでも、見た目が随分違うことに驚く。</p>



<p>例えば、一番「最高級 土山ほうじ茶」は、一番茶の新芽だけを選んで、じっくり低温で焙煎したもの。グリーンの茶葉は、一見しただけでは“ほうじ茶”とはわからないが、鼻を近づけると、わずかに焙煎香が漂う。飲むと香りがすっきりと鼻に抜け、口にはまろやかなうまみも残る。</p>



<p>一方、一番人気という五番「名物 頓宮（とんぐう）ほうじ茶」は、深炒り直火焙煎の、オレンジがかった黒色の茶葉だ。コクのある味わいを求める本気のお茶好きに受けていて、トップの香り高さからもほうじ茶らしさが感じられる。</p>



<p>このように、ひと言でほうじ茶と言っても個性が違うのが面白い。<strong>誰もが自分好みの味に出会えそう</strong>だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">焙煎によって香りや味を自在にあやつる</h3>



<p>ところで、<span class="swl-marker mark_yellow">ほうじ茶の<strong>味のバリエーション</strong>はどうやって出すのだろうか。茶の品種によって違いが出るというよりは、むしろ、<strong>使用する部位（葉、茎など）</strong>や、<strong>茶葉の摘まれた時期</strong>、<strong>茶葉の摘み方</strong>、<strong>焙煎温度や時間</strong>といった組み合わせによって変化がつくという。</span></p>



<p>例えば、同じ茶葉を使っても、低温で焙煎すると味に重厚感が出るが、高温で焙煎したら、味わいは軽やかで飲み初めに香りが立つなど、違った味わいのお茶が生まれる。</p>



<p>また、<span class="swl-marker mark_yellow"><strong>茶葉の葉脈の香りを取り込める</strong>こともほうじ茶ならではの特徴だ。葉脈は焙煎すると膨らみ、香りを放つ。<strong>一番茶は葉脈が柔らかいため、焙煎するとひときわ甘い香りとなる。</strong></span>こうした特徴を熟知したうえでさまざまな組み合わせを試し、美味しさを追求していくのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">カフェイン量が減るなど、健康上のメリットも</h3>



<p>香りが増すこと以外にも、<strong>焙煎は健康面でもメリット</strong>をもたらす。<span class="swl-marker mark_yellow">焙煎によって、カフェインの含有量が減少したり、ピラジンの含有量が高まって血行が促進されるともいわれている。</span></p>



<p>ほうじ茶というと「煎茶よりも安い」「古いお茶を焙煎して使っている」といったイメージを持つ人もいるかもしれないが、近江茶丸吉が提供する、厳選した茶葉でつくったほうじ茶は、<strong>“焙煎”というひと手間を加えて提供している</strong>商品だと吉永さんは胸を張る。茶葉の美味しさを何倍にも引き出す焙煎技術が、付加価値というわけだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">産地一体の挑戦。土山から“新しい香りのほうじ茶”を発信</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji5-7.jpg" alt="" class="wp-image-32000" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>吉永さんは、4年前から<strong>土山の茶農家や茶問屋、農協などと連携</strong>しながら<strong>「産地ブランド」</strong>をつくるプロジェクトを進めてきた。</p>



<p>そして、2022年9月には、<strong>新ブランド『土山一晩（ひとばん）ほうじ』</strong>をデビューさせた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">『土山一晩ほうじ』、香りの決め手は「萎凋」</h3>



<p>『土山一晩ほうじ』には、<strong>萎凋（いちょう）させた茶葉を使用する</strong>。<span class="swl-marker mark_yellow">萎凋とは、収穫した茶葉をすぐに火入れをせずに風通しのよい場所などに放置し、葉を萎れさせてることで華やかな「<strong>花香（はなか）</strong>」をまとわせる方法のこと</span>。摘まれた茶葉は身を守るために酵素を出し、酸化反応の過程で芳香成分を発するので、その性質を利用している。<strong>台湾で人気</strong>の<strong>ウーロン茶</strong>もこの製法を応用して作られている。</p>



<p>萎凋させた茶葉を焙煎してほうじ茶に仕立てることも異色の挑戦であり、このプロジェクトの肝の部分だ。<strong>華やかな茶葉の香りと、こうばしい焙煎香が組み合わさった、これまでにないほうじ茶</strong>を土山から発信する。ほうじ茶づくりに特化し、茶師十段の目利き力を持つ吉永さんがいるからこそ実現できた試みだ。</p>



<p>『土山一晩ほうじ』には「<strong>土山産の茶葉を使う</strong>」「<strong>12時間以上萎凋させた香り高い茶葉を使う</strong>」「<strong>滋賀県内の茶匠及び土山の生産者が焙煎する</strong>」といった規格が設けられた。今後はこの規格のもと、土山の各生産者や茶問屋が独自の『土山一晩ほうじ』を生み出していく。</p>



<h3 class="wp-block-heading">小規模ならではの個性の強さを生かす。茶産地の誇りをかけて打って出る</h3>



<p>冒頭で紹介した通り、土山は滋賀最大の茶産地でありながら、茶農家の数は最盛期の3分の1ほどに減少しているという。</p>



<p>しかし、今も土山町には<strong>個性を持った小規模の茶農家</strong>が多い。小規模な分、生産に手間ひまをかけて萎凋を施し、時間をかけて『土山一晩ほうじ』づくりに取り組める環境が整っていると言えるし、茶問屋も同じく、それぞれの茶農家の個性を生かす焙煎を編み出そうと切磋琢磨している。こうした強みを生かしながら、茶農家と茶問屋が協力し、それぞれの個性の掛け合わせで土山一晩ほうじを生み出していくという。</p>



<p>「萎凋茶という茶葉の発酵に挑戦中ですが、発酵は奥が深すぎますね。気候や湿度、品種などによって、どう仕上がるか可能性は無限大。今日成功したからといって、明日もそうとは限りませんから」</p>



<p>そう話しながらも、吉永さんはどこか楽しそうだ。今回の『土山一晩ほうじ』では、1店としてではなく<strong>茶産地として、ほうじ茶で勝負をかける</strong>。世界を舞台に茶師吉永健治のプライドをかけたほうじ茶の可能性を背負った挑戦から目が離せない。甲賀の地が産地をあげて世界に向けて送り出すほうじ茶をぜひ味わってみてほしい。 </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="900" height="600" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/114_kao_20201006photo-0033web.jpg" alt="" class="wp-image-47487" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/114_kao_20201006photo-0033web.jpg 900w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/114_kao_20201006photo-0033web-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/114_kao_20201006photo-0033web-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /><figcaption class="wp-element-caption">近江茶丸吉 代表取締役 吉永健治さん</figcaption></figure></div>


<p>近年の食習慣の多様化を受けて、お茶の楽しみ方も劇的に変化しました。その変化にも柔軟に対応しながら、「淹れる」「飲む」「知る」といったお茶を通じた楽しさや癒やしを提供できるよう、一層の努力を重ねてまいります。香り高く味わい深い近江のお茶の世界を、是非一度、体験してみてください。</p>


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						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/34335/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">日本茶発祥の地、近江でお茶の未来と可能性を探る「グリーンティ土山」/滋賀県甲賀市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">日本茶発祥の地といわれる滋賀県。今から1200年前の平安初期、天台宗の開祖・最澄が唐から持ち帰った種子を比叡山</span>					</div>
				</div>
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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-9.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/34224/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">600年続く“幻の茶” 日本の原風景が生み出す「政所茶」を未来へ/滋賀県東近江市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">琵琶湖の東側、鈴鹿山脈の山間にある政所（まんどころ）。緑豊かな山々から澄んだ水が流れ、茅葺き屋根が点在するこの</span>					</div>
				</div>
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		<title>山中に浮かぶ美術館 「MIHO MUSEUM」／滋賀県甲賀市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/10289/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 03 May 2010 06:44:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[甲賀市]]></category>
		<category><![CDATA[美術品]]></category>
		<category><![CDATA[古代美術]]></category>
		<category><![CDATA[エジプト]]></category>
		<category><![CDATA[美術館]]></category>
		<category><![CDATA[シルクロード]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>自然との調和をはかる建築 石山駅を降りてから車で約40分。深い緑で囲まれた山中に「MIHO MUSEUM」はある。遠い山奥にあるのだから、敷地は広いはずだ。けれど、建物は山腹にぽつんと見えるだけ。あくまでも雄大な自然がそ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/10289/">山中に浮かぶ美術館 「MIHO MUSEUM」／滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">自然との調和をはかる建築</h2>



<p>石山駅を降りてから車で約40分。深い緑で囲まれた山中に「<a href="https://www.miho.jp/" target="_blank" rel="noopener" title="">MIHO MUSEUM</a>」はある。遠い山奥にあるのだから、敷地は広いはずだ。けれど、建物は山腹にぽつんと見えるだけ。あくまでも雄大な自然がそこにある。</p>



<h3 class="wp-block-heading">世界的建築家が設計した美術館</h3>



<p>その理由は建物の約8割を地下に埋没させた設計にあった。設計はワシントン・ナショナルギャラリー東館の設計も担当したI.M.ペイ氏。<span class="swl-marker mark_yellow">可能な限り自然を残し、調和と同化をはかるというというのがコンセプト</span>。<br>建物のなかに一歩足を踏み入れれば、屋根から入る自然光が明るく展示場を照らす。窓からは、遠くの山並みと緑の絶景を見渡せる。この体験自体がすでに芸術なのではないかと感じさせてくれるほどだ</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_img01.jpg" alt="" class="wp-image-10446" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">シルクロードの美術品が揃う</h2>



<p>美術館には、<span class="swl-marker mark_yellow">エジプトから中国までのシルクロードに関連する作品を中心に、約2000点の美術品が所蔵されている</span>。<br>これは私立の美術館としては日本有数のコレクション数だ。幅広い地域と時代にわたる作品群で、貴重なものも多く、海外の展覧会から貸し出しのオファーも受けることも多いそう。<br>美術館が見えたときからすでに芸術の体験が始まっている。滋賀の山にすっぽりと包まれ、自然と調和しながら作品を鑑賞する。そんな粋な体験ができる美術館である。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_img02.jpg" alt="" class="wp-image-10447" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10289_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/main-6.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/33733/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">自然と調和する建築美 水に浮かぶようにたたずむ「佐川美術館」/滋賀県守山市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">日本でもっとも大きな湖、琵琶湖。そのほとりにあるのが“水に浮かぶ美術館”と称される「佐川美術館」だ。敷地には大</span>					</div>
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		<item>
		<title>陶芸の文化を継承し発展させる「陶芸の森」／滋賀県甲賀市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/10285/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 02 May 2010 06:37:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[甲賀市]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀観光]]></category>
		<category><![CDATA[陶芸]]></category>
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		<category><![CDATA[体験教室]]></category>
		<category><![CDATA[文化施設]]></category>
		<category><![CDATA[ミュージアム]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
		<category><![CDATA[焼き物]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>陶芸に関する施設が集まる場所 信楽で陶器が焼かれ始めたのは室町時代だといわれている。その歴史はほかに類をみないほど長い。良質な陶土に恵まれていたこと、京都や大阪に近いなど地理的にも好条件にあったことから、その後も陶器産業 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">陶芸に関する施設が集まる場所</h2>



<p>信楽で陶器が焼かれ始めたのは室町時代だといわれている。その歴史はほかに類をみないほど長い。良質な陶土に恵まれていたこと、京都や大阪に近いなど地理的にも好条件にあったことから、その後も陶器産業は発展を遂げてきた。その陶芸という文化に対する理解と親しみを深めるため、1990年に開館したのが<a href="https://www.e-shigaraki.org/tougeinomori/" target="_blank" rel="noopener" title="">滋賀県立陶芸の森</a>だ。<br>文化保全として美術館があるのは当然のことだが、<span class="swl-marker mark_yellow">より身近なものとして親しんでもらうため、陶芸教室などの講座が多くみられるのが特徴</span>。また、公園施設としての機能も充実している。美術館、体験教室、ミュージアムショップと、1日「遊べる」場所なのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_img01.jpg" alt="" class="wp-image-10464" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">アーティストを受け入れ陶芸の発展を目指す</h2>



<p>そして何より注目すべきなのが、陶芸の森の名のとおり、陶芸作家や志望者の研修施設も兼ね備えていて、<span class="swl-marker mark_yellow">アーティストが滞在制作を行うアーティスト・イン・レジデンス事業で、実際に窯で陶器を焼いている</span>こと。国内外から有名作家を招き、講演や実演などさまざまな企画もおこなわれている。文化の保全だけでなく、未来を見据えた振興、国際交流も活発におこなっているのだ。<br>長い歴史のなかで受け継がれてきたものを知ること。受け継いだものを発展、継承していくこと。陶芸の森をプラットフォームに、滋賀の陶芸はつながっていく。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_img02.jpg" alt="" class="wp-image-10465" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10285_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/otani-02-1.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/32612/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">白磁と絵付け。器づくりの根底は、豊かな暮らし「大谷製陶所」／滋賀県信楽町 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">良質な陶土に恵まれ、陶産業で発展してきた滋賀・信楽町。器好きからも注目を集めるこの地に、陶芸家夫妻が営む「大谷製陶所」はあります。現代のライフスタイルに合わせて&#8230;</span>					</div>
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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/main-13.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/33929/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">己の感覚を信じて。釉薬で魅せる、信楽焼の陶芸家「清岡幸道」/滋賀県甲賀市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">研ぎ澄まされたフォルムの上を覆う、オリーブ色の釉薬の流れ。陶芸家・清岡幸道が作り上げる器の魅力は、独自に調合さ</span>					</div>
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		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/10285/">陶芸の文化を継承し発展させる「陶芸の森」／滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>地力にまさる技術なし「島本微生物農法」／滋賀県甲賀市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/10277/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 01 May 2010 06:21:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[土壌]]></category>
		<category><![CDATA[農業]]></category>
		<category><![CDATA[野菜]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
		<category><![CDATA[微生物]]></category>
		<category><![CDATA[甲賀市]]></category>
		<category><![CDATA[微生物農法]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>有機質発酵肥料を開発した 微生物農法とは少し聞きなれない言葉かもしれないが、読んで字のごとく、微生物（それに酵素も）を応用した農法のこと。創作者は島本覚也（かくや）さん。日本ではじめて木材くずの堆肥化と実用化を成功させた [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/10277/">地力にまさる技術なし「島本微生物農法」／滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">有機質発酵肥料を開発した</h2>



<p>微生物農法とは少し聞きなれない言葉かもしれないが、読んで字のごとく、微生物（それに酵素も）を応用した農法のこと。創作者は島本覚也（かくや）さん。<span class="swl-marker mark_yellow">日本ではじめて木材くずの堆肥化と実用化を成功させた人物で、独自の有機質発酵肥料、葉面散布材などを開発</span>。<br>その研究成果は国内だけでなく、中国や韓国など、東南アジアをはじめ、世界各国で環境保全型農業技術として導入されている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_img01.jpg" alt="" class="wp-image-10502" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">地力と自然のサイクルを活かす</h2>



<p>その根本となるのは「地力にまさる技術なし」という考え方。<span class="swl-marker mark_yellow">作物は土から栄養をとる。だから土の力を強くしておいしい作物をつくろう</span>という、とてもシンプルな考え方だ。その強い土を作るために、微生物と酵素に注目し、研究をすすめ、上記のような技術を開発したのだ。<br>自然のサイクルが、作物本来の姿を導き出す。ならばそのサイクルを知ろう。そして人為的に捻じ曲げられたものを元の状態に戻せばいい。<a href="https://bym-kouso.jp/" target="_blank" rel="noopener" title="">島本微生物農法</a>は、自然本来の姿を目指した農法といえるのかもしれない。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_img02.jpg" alt="" class="wp-image-10503" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/01/10277_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/10277/">地力にまさる技術なし「島本微生物農法」／滋賀県甲賀市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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