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	<title>滋賀 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>滋賀 - NIHONMONO</title>
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		<title>「天目」の神秘的な世界に魅せられ、独自の表現を追求する陶芸家 古谷宣幸さん</title>
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		<pubDate>Thu, 20 Jul 2023 01:00:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/top-3-3-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>信楽焼に代表される焼き物の町、滋賀・信楽町を拠点とする古谷 宣幸さんは、日本のみならず欧米諸国など海外でも活動する陶芸家です。繊細な技巧と洗練された美しさを宿す暮らしの器を、多彩な技法を用いて制作しています。また、和洋を [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/top-3-3-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>信楽焼に代表される焼き物の町、滋賀・信楽町を拠点とする古谷 宣幸さんは、<br>日本のみならず欧米諸国など海外でも活動する陶芸家です。<br>繊細な技巧と洗練された美しさを宿す暮らしの器を、多彩な技法を用いて制作しています。<br>また、和洋を問わず使いやすいデザインも相まって、海外でもその名を知られています。</strong></p>







<p>漆黒の地に、きらきらと輝く銀色の斑紋が浮かぶ「天目」と呼ばれる器。その神秘的な美しさは“宇宙を写した”と称され、織田信長をはじめ多くの歴史的人物や陶芸家を魅了してきた。現代における天目作家のひとり、古谷宣幸(ふるたにのりゆき)さんは、多くの作家が温度調節のしやすい電気やガスの窯を使う中、あえて薪窯を使い、新たな天目の表現に挑戦し続けている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">薪の炎が想像を超える作品を生み出す</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-9-1024x683.png" alt="" class="wp-image-47715" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-9-1024x683.png 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-9-300x200.png 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-9-768x512.png 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-9.png 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>古谷さんの工房があるのは、滋賀県の信楽町。ローカルな居酒屋の軒先などでよく見かけるたぬきの焼き物でも知られる「信楽焼」発祥のこの町は、周囲の山々で良質な土がとれることから鎌倉時代に焼き物づくりが始められ、日本六古窯のひとつにも数えられている一大産地だ。</p>



<p>「いい温度まで上がってきました」そういいながら迎えてくれた古谷さんが向き合うのは、すぐ目の前で赤い炎が燃えさかる<strong>「穴窯」</strong>。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-12-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37919" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-12-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-12-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-12-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-12.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>薪をくべてじっくり焚き上げる昔ながらの窯で、古墳時代に朝鮮半島から伝わった日本最古の様式といわれている。温度管理が難しく焼きムラが出やすい一方で、炎の当たり方や灰の被り具合によって作品の表情が変わり、<strong>焼き上がる作品にひとつとして同じものがない</strong>のが穴窯の特徴だ。</p>



<p>「僕が作っているのは、天目と普段使いの器。もちろん灯油窯や電気窯を使うこともありますが、天目だけは必ず薪の窯で焼くようにしています。<strong>薪で焼く方が黒釉（こくゆう）の部分がより深く、存在感のある濃い黒になる</strong>感じがするので」。また、窯出しのたびにどんなのが出てくるかわからない、自分のコントロールと自然の力が相まって想像を超える作品が生まれるのも、薪で焼き続ける大きな理由だという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">国宝「油滴天目」を見たときの衝撃が忘れられず、天目の世界へ</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="940" height="627" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/image.png" alt="" class="wp-image-37922" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/image.png 940w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/image-300x200.png 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/image-768x512.png 768w" sizes="(max-width: 940px) 100vw, 940px" /></figure></div>


<p>古谷さんは、信楽に穴窯を復活させた陶芸家・古谷道生（みちお）さんの三男として生まれた。地元の高校でデザインを学び、大学進学を機に陶芸の道へ。天目の研究を始めたのは大学生だった18歳の頃で、美術館で見た<strong>国宝の「油滴天目」</strong>に魅せられたのが、天目の研究を始めたきっかけだという。</p>



<p>「父が信楽焼の陶芸家だったので、子どもの頃から昔ながらの信楽焼を見て育ちました。だから初めて天目を見た時、<strong>『こんな焼き物があるのか』</strong>と衝撃を受けて。父が作っている器とはまったく違いうものでしたが、釉薬のおもしろさに惹かれて天目の世界にのめり込んでいきました」。</p>



<p>大学卒業後は全国の焼き物の産地を訪ねながらさまざまな技術を学び、現在は信楽に工房を構えて日常使いの器を作りながら、天目の研究を続けている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">日本における天目の歴史</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-19-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37925" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-19-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-19-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-19-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-19.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>日本に天目が伝わったのは、<strong>鎌倉時代</strong>。茶葉の産地であった中国の<strong>天目山</strong>より、日本の禅僧が「天目釉」と呼ばれる黒い釉薬をかけて焼かれた茶碗を持ち帰ったのが始まりだ。当時は黒い釉薬、いわゆる“黒釉”のかかったすり鉢形の茶碗飲みを天目と呼んだが、ぐい呑みや徳利、花入などさまざまな形の器が焼かれるようになった今日では、<strong>黒釉のかかった焼き物全般を天目と呼ぶようになった</strong>。茶碗に現れた文様により「曜変（ようへん）天目」、「油滴（ゆてき）天目」、「禾目（のぎめ）天目」などの種類があり、室町時代の伝書には、<strong>天目の中で最高とされるのは曜変、これに継ぐものが油滴である</strong>との記述が残されている。現存する曜変天目は世界に4点のみ。そのすべてが日本にあり、全国各地の天目作家たちが希少な天目を再現するため、独自の表現を生み出すための研究を続けている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">油滴天目の研究</h3>



<p>油滴と呼ばれる結晶は、窯で焼く時間や温度、釉薬の配合など、さまざまな条件が重なってようやく現れる。</p>



<p>「ごく普通に焼くと、黒地に茶色や銀色の細かい縦筋が無数に入った禾目天目の茶碗が焼き上がります。それを高温でもう一度焼くことで、釉薬がさらに溶けて油滴が現れる。高温で焼いている最中は、いわば<strong>釉薬がグツグツと沸騰してうごめいている状態</strong>。もしそこで出してしまうと表面がボコボコとしたクレーターだらけの茶碗ができ上がります。そこで出さずにさらに高温で焼き続けることで、釉薬から分解された鉄の結晶がクレーターの中に溜まり、黒釉の中に斑紋が広がったような油滴天目の模様が現れるのです」。</p>



<p>一般的な窯焚きと違うのは、焼きと同じくらい<strong>冷ます過程に重きを置いている</strong>こと。天目は、<strong>温度を上げる過程で油滴の形が決まり、冷ます過程で色が決まる</strong>という。冷却にかける時間の長さによって油滴の色がさまざまに変化するほか、冷却時に吸わせるガスの量も油滴に作用するそうで、あえて湿った薪をくべて水蒸気を発生させることもあるそうだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">初めて窯を開けた時の楽しみがずっと続いている</h3>



<p>古谷さんが目指す天目についても聞いてみた。「僕は<strong>黒い部分はより黒く、油滴にはしっかりと輪郭を持たせる</strong>のが理想です。天目は、セオリーをつかんだと思ったら裏切られたり、想像以上のものが出てきたりするからやめられない。僕は簡単に同じもができ始めると飽きてしまう性格なのですが、天目は<strong>焼くたびに無限に変化します</strong>。温度管理がしやすい電気窯やガス窯で油滴の出方をテストすることはありますが、いざ穴窯という自然が大きく作用する環境で焼いてみると、テストとはぜんぜん違うものが出てくるからおもしろい。学生の頃に初めて窯を開けた時と同じ楽しみが、今も変わらず続いている感じです」。失敗も多いが、半分は自然が作り出すもの。それも含めて楽しいと古谷さんは笑う。</p>



<h2 class="wp-block-heading">黒釉や粉引など、日常に溶け込む器作りも</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-27-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37928" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-27-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-27-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-27-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/furutaninobuyuki-27.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>天目の研究と同時に、日常使いの器も作り続けている。古谷さんの作る食器は、日常遣いに心地よい、モノトーンのシンプルなデザインが特徴だ。<strong>「料理を盛ってこそ器は生きてくる」</strong>という考えは、<strong>唐津の陶芸家・中里隆さん</strong>の影響が大きい。「中里先生を紹介してもらったのは、先生が信楽にある陶芸の森に講師として来られた時。2ヶ月ほど滞在されるということで、『僕はしばらくここにいるから、ここでろくろの練習をしたらいいじゃない』と誘ってもらったのが弟子入りのきっかけでした」。驚いたのは、中里さんがまずは<strong>滞在中に使う食器作り</strong>から取りかかったこと。皿や茶碗はその場で作り、持参した醤油さしや箸置きとともに並べてきちんとした食卓をつくる。その後、「アメリカに行くけど一緒に来ない？」と誘われて世界中、日本中を旅する中で、一緒に食事をして器を作って、衣食住をともにしながらあらゆることを学んだ。「<strong>自分たちが作った器で毎日ごはんを食べて、暮らす。そこにある土とそこにある窯で、自分を表現する。</strong>その体験がとても勉強になりました」。同行中には器の整形に役立つ「牛べら」の使い方を学び、ろくろの回し方に無駄がなくなって、食器を作るスピードが格段に上がった。古谷さんの器に同居する、どんな料理も受け止めてくれるおおらかさと繊細な美しさは、こうした経験によって培われたものだろう。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="680" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/DSC_3678-2-1024x680.jpg" alt="" class="wp-image-37929" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/DSC_3678-2-1024x680.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/DSC_3678-2-300x199.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/DSC_3678-2-768x510.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/DSC_3678-2.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">ゴールがないからずっと続けていける</h3>



<p>どんな器が好きですか？という質問には「<strong>粉引の器はすっきりと白いもの</strong>が好み。黒は永遠に挑戦し続けたいテーマで、マットな黒から光沢のある黒まで<strong>いろんな黒を極めたい</strong>と思っています。こんな風にゴールがないものだから、ずっと続けていけるのかもしれません」という答え。器は日常の中にあるものとして、天目の研究とはまた別に、気持ちを切り替えて向き合える良い対象だという。こうして話している間にも、古谷さんの手からはなめらかなカーブを帯びた徳利や、洗練された形の小皿がするするとでき上がっていく。好奇心とエネルギーにあふれる古谷さん。これからの活躍が楽しみだ。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/117_kao_furutaninobuyuki-04-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-47716" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/117_kao_furutaninobuyuki-04-1024x683.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/117_kao_furutaninobuyuki-04-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/117_kao_furutaninobuyuki-04-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/117_kao_furutaninobuyuki-04.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">陶芸家 古谷宣幸さん</figcaption></figure></div>


<p>誤魔化しの効かない、ミニマルなものこそが一番難しいけれど、流行に惑わされず小手先の技術に頼らず、そのままの自分を轆轤で表現できれば、長い時を経ても飽きずに使い続けられる器になる。私が常日頃から感じていることです。使っているうちに、気づけば生活になくてはならない存在にまで成長するような器となりますように。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/37911/">「天目」の神秘的な世界に魅せられ、独自の表現を追求する陶芸家 古谷宣幸さん</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>真剣に遊び、滋賀で生まれた出会いをつなぐギャラリー「季の雲」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 18 Jul 2023 01:00:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-26-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>滋賀県長浜市の住宅街にこつ然と現れるモダンな建築が、ギャラリー「季の雲（ときのくも）」。器を中心とした、現代作家による多彩な工芸品の展示や販売を行っています。またギャラリーのオーナー自身も、シンプルな美しさをまとった暮ら [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/37814/">真剣に遊び、滋賀で生まれた出会いをつなぐギャラリー「季の雲」</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-26-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p><a href="https://nihonmono.jp/article/37814/" target="_blank" rel="noreferrer noopener"></a></p>



<p class="has-text-align-center"><strong>滋賀県長浜市の住宅街にこつ然と現れるモダンな建築が、ギャラリー「季の雲（ときのくも）」。<br>器を中心とした、現代作家による多彩な工芸品の展示や販売を行っています。<br>またギャラリーのオーナー自身も、<br>シンプルな美しさをまとった暮らしの器を作る陶芸家として活躍しています。</strong></p>







<p>やわらかな自然光が差し込むコンクリート打ちっぱなしの空間に、さまざまな作風の器が並ぶ。滋賀県長浜市にある「季の雲（ときのくも）」は、国内外で活躍する作家の作品や古道具、そして日本ではめずらしく、中国茶器を常設で扱うギャラリーだ。全国各地から訪れるファンからはもちろん、作家達からも“帰ってくる場所”と呼ばれ愛されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">どんな作品も受け入れる凛とした空間</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="601" height="400" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-12.jpg" alt="" class="wp-image-37820" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-12.jpg 601w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-12-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 601px) 100vw, 601px" /></figure></div>


<p>季の雲がある滋賀県長浜市の中心部は、豊臣秀吉の建てた長浜城がある城下町。観光客で賑わう駅前通りを抜け、静かな住宅地を進むと、ひときわ目を引く白い建物が現れる。鉄製の大きなドアを開くと、そこに広がるのは<strong>天井高5メートルの開放的なギャラリー空間</strong>。ギャラリーでは月に2回のペースで企画展が開催されており、<strong>陶磁器や漆器、ガラス、木工、金属</strong>など、さまざまな作家の作品を展示、販売している。</p>



<p>「新婚旅行でニューヨークに行った時、レストランやお店など、どこに行っても天井がすごく高くて。開放感とモダンな雰囲気に憧れて、それを形にしました。内装は最初からあまり作り込まず、その時々のイメージに合わせて装飾などで変えられる余白を残しています」と話すのは、オーナーの中村豊実さん。<strong>「他では展示できない大きな壺や、壁から吊るすような作品も持って来られる」</strong>と作家からも喜ばれているそうだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「子どもに誇れるような、本当に好きな仕事がしたい」</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37825" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-09.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>30代まではごく普通の会社員だったという中村さん。結婚し、子どもが生まれる時に<strong>「子どもに誇れるような、本当に好きな仕事がしたい」</strong>と考えたのが、この場所に店を構えたきっかけだった。とはいえ最初からギャラリーを始めたわけではないという。「最初にオープンしたのは、ずっと夢だったダイニングバー。どうせやるなら<strong>日本中のお客さんに来てもらえるお店にしたい</strong>と思って、七輪を使った焼きたての料理を食べながら日本酒が味わえるお店を開きました」。当時から器が好きだったそうで、作家ものの器を使ってめずらしい日本酒や料理を提供しているうちにファンが増え、うわさを聞きつけた人々が東京や神奈川など遠方からも遥々訪れるようになった。数年後には器を展示するギャラリーを併設し、ダイニングバーからイタリアンレストランに転向。その後、ギャラリーとしてのニーズが増えたこと、そして器に対する興味のウェイトが大きくなったことをきっかけに、レストランだった場所までギャラリーに作り変え、現在の季の雲が誕生した。2023年にはギャラリーを始めて20年になるという中村さん。「ずっと来てくれている常連さんとは一緒に歳を重ねていく楽しさがありますし、最近は若い人が『SNSで見て、やっと来られました』と言ってくれることもあります。やっぱり、いろんな年齢層の方が来てくださるのは嬉しいですよ」と笑顔がこぼれる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">器好きの先にあった、古道具の世界</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37828" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-21.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>2階建ての店内は、1階が企画展と常設の作品が並ぶギャラリースペース、2階は中村さんが買い集めた<strong>古道具</strong>の販売スペースになっている。古いものを好きになったのは店を始めてからだそうで、日々作家ものの器を見ているともっと昔に作られたものにも興味が出てきて、骨董市などを見て回っているうちに自分でも買い付けて販売するようになったという。「うちに置いているのは、骨董というより古道具やガラクタ（笑）。何に使うかわからない</p>



<p>ものも混じっていますが、僕はそういうものの方が好きで。<strong>何の道具か、どうやって使うのか想像するだけでおもしろい</strong>じゃないですか」。</p>



<p>日本の古道具と西洋のアンティークが混ざり合った空間は、屋根裏に作られた秘密基地のよう。中村さんが<strong>金継ぎ</strong>を施した古い器も一緒に並んでいて、まるで宝探しをしているような楽しみが味わえる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">つながりのある作家は100人以上</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37829" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-18.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>季の雲では、年間20回以上もの企画展が開催されており、これまでに<strong>通算100人を超える現代作家の企画展や作品の販売を行ってきた</strong>。他にも白磁作家として世界的に知られる<strong>黒田泰蔵氏</strong>のサインがエントランスに残されていたり、「ギャルリ百草」を主宰する<strong>安藤雅信氏</strong>とはオープン当初から交流が続いていたりと、多くの作家と一緒に楽しみながら仕事を続けているという。「もうこれ以上増やすのはやめよう」と思っても、いい作家を見つけるとどうしてもお客さんに紹介したくなるのが中村さんの性分だ。しかも、新しく扱う作家のもとには必ず夫婦2人で訪問してから取引を依頼する。「いいなと思ったら、作品だけでなくその人自身を知りたくなるんです。20年も続けていると、出会った頃はまだ20代の駆け出しだった作家さんでも、今では40代の立派な中堅作家になっている。今は世界を舞台に活躍している<strong>青木良太さん</strong>もそのひとりです。人気が出たり大成功したり、そういうのを見ていると『やっててよかったな』としみじみ思います」。まだ知られていない作家を発見し、その成長過程に立ち会えるのもギャラリーとしての醍醐味だろう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">新しい風やインスピレーションが生まれる場所に</h3>



<p>季の雲は、<strong>作家達の貴重な交流の場</strong>にもなっている。「展覧会の初日は在廊してくださる作家さんが多いのですが、その日の夜は必ず『うちで食べて飲もうよ』って声をかけるんです。みんなでご飯を食べてお酒を飲んで、うちに泊まっていくのがもう定番になっています。普段は工房にこもっている人が多い分、展覧会があったら自分で納品に来てそのまま在廊して、現地の人達と一緒にお酒を飲んだり、時間があったら釣りをしてみたり。ちょっとしたリフレッシュも兼ねて楽しみにされている方も多いです」と中村さん。毎年恒例の新年会には数十名の作家が集まるという。みんなで集まって酒を酌み交わせば、初めて会った作家同士が仲良くなって<strong>「二人展をやろうか」</strong>と言い出したり、陶芸家と漆器の作家が夜遅くまで話し込んだり。そんな出会いから、<strong>新しい風やインスピレーションが生まれていくのが嬉しいし、それがギャラリーの役目でもある</strong>と、中村さんはほほ笑む。</p>



<h2 class="wp-block-heading">飲食店の日常から始まった器づくり</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37839" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo-02-2.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-37840" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-1024x683.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/L1000855-1-1.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>じつは、中村さん自身にも作り手としての一面がある。「僕は、作家活動はしていないので……」と言う中村さんに、自宅の工房を見せてもらった。</p>



<p>中村さんが器づくりを始めたのは、季の雲がまだ飲食店だった頃。店で使っている器が頻繁に割れたり欠けたりするのを目の当たりにして、<strong>「こんなにしょっちゅう買い替えるぐらいなら、自分で作ろうか」</strong>と思ったのがきっかけだったそう。好きなこと、興味があることは何でもやってみるという中村さんならではの挑戦だ。焼き物といえばろくろを思い浮かべる人が多いが、中村さんの技法は<strong>「タタラ作り」</strong>。まず石膏型を掘り、その型に粘土をあてて乾燥させた後、型から抜いて焼き上げる方法だ。実用性を求めて始まった作陶は、<strong>割れにくく、使いやすく、何より料理が映える器づくり</strong>を基準にしている。「自分が使いたいと思うものを作る」という中村さんの思いが表れたシンプルで美しい器や直火にかけられるプレートは、季の雲のギャラリーにも並び、人気を博している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">中国茶器との出会い、つながる縁</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-37841" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/07/tokinokumo_nakata-25.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>台湾の茶人が日本の作家のものを買っていくのを見て興味を持ち、妻の敬子さんと一緒に茶人を招いた<strong>中国茶</strong>の教室を始めた。中国人客が来たら話を聞いたり、自分でも中国に行ったりして勉強するなかで、<strong>日本では中国茶器を専門に作っている作家も扱っているギャラリーも見当たらない</strong>ことに気づく。「それならうちでやってみようか」と考えて交流のある日本人作家達たちに中国茶器の制作を依頼したところ、これが大ヒット。日本人が普段使う食器ばかり作り続けてきたから、中国茶器の制作は新鮮だったのか、ほとんどの作家が<strong>「ぜひやってみたい」</strong>と快く引き受けてくれたという。</p>



<p>また、敬子さんはギャラリーで行う中国茶の教室ばかりでなく、いろいろな土地や場所に赴いて茶人と一緒に作り上げていくお茶会の企画「茶遊記」も開催している。日本国内をはじめ、中国の各地やモンゴルでも開催されたこのイベントは、「お茶で真剣に遊び、その魅力を行く先々で伝え、感じる旅」がコンセプト。訪れるのはもちろん現地の人で、お茶と器を通じて人々の縁がつながれている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">手に取ることで作品をより身近に感じてほしい</h3>



<p>「僕達がやっているのはギャラリーなので。やっぱり<strong>手で触れて、重さや質感を感じて買っていただきたい。作品をより身近に感じてもらえるのがギャラリーの良さ</strong>だと思っています」と中村さんは話す。</p>



<p>何を買うにもオンラインで検索し、そのまま購入することが当たり前になりつつある現代。欲しいものにピンポイントでたどり着ける便利さの一方で、なぜか無性に心惹かれるものと偶然に出会い、視野が広がるという経験は少なくなっているのではないだろうか。“無駄”が排除される時代だからこそ、可能性を含んだ“余白”が求められている。このように、まだ見ぬ素晴らしい作品との出会いを提供し世界観を広げてくれるギャラリーの存在は、ここを訪れる人やコレクターばかりではなく、作品の作り手たちからも大いに注目され、その価値を高め続けていくだろう。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-1024x683.png" alt="" class="wp-image-47724" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-1024x683.png 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-300x200.png 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012-768x512.png 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/119_kao_DSC06012.png 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">季の雲 代表取締役 中村豊実さん</figcaption></figure></div>


<p>ギャラリーでは、私たちだからこそできる展示やイベントをこれからも模索していきたいですね。私自身でも器を作るようになってから15年余りになりますが、料理など受け入れるものの邪魔をしないシンプルなものを目指しています。手に取った方や実際使った方によかったと思っていただけるよう、日々精進するのみです。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/37814/">真剣に遊び、滋賀で生まれた出会いをつなぐギャラリー「季の雲」</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>聖徳太子創建の古刹。山城の趣きを残す「百済寺（ひゃくさいじ）」/滋賀県東近江市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 28 Dec 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
		<category><![CDATA[東近江市]]></category>
		<category><![CDATA[百済寺]]></category>
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		<category><![CDATA[寺]]></category>
		<category><![CDATA[お寺]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-11.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本紅葉百選にも選ばれ、滋賀屈指の紅葉スポットとして知られる「百済寺（ひゃくさいじ）」は、聖徳太子によって創建された滋賀で最も古いお寺のひとつ。紅葉シーズンを外せば、静寂に包まれた趣きある古刹で、ポルトガルの宣教師ルイス [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34263/">聖徳太子創建の古刹。山城の趣きを残す「百済寺（ひゃくさいじ）」/滋賀県東近江市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-11.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本紅葉百選にも選ばれ、滋賀屈指の紅葉スポットとして知られる「百済寺（ひゃくさいじ）」は、聖徳太子によって創建された滋賀で最も古いお寺のひとつ。紅葉シーズンを外せば、静寂に包まれた趣きある古刹で、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国」と絶賛したとも言われている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">自然の息吹を感じるパワースポット</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/12/kiji1-11.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p> </p>



<p>「百済寺」は、琵琶湖の東側・湖東地域にある天台宗の寺院。近隣にある「西明寺（さいみょうじ）」「金剛輪寺（こんごうりんじ）」とあわせて「<strong>湖東三山（ことうさんざん）</strong>」の総称でも知られており、秋になると紅葉を愛でる多くの観光客で賑わう。</p>



<p>鈴鹿山系の中腹に位置する山奥に83haにも及ぶ広い境内があり、落葉樹が約5,000本、常緑樹が約25,000本自生している。新緑、紅葉、雪景色と四季折々に多様な植物が寺院を彩るため、別名「<strong>百彩寺</strong>」とも呼ばれている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">近江の国、最古級の寺院</h3>



<p>百済寺は1400年以上前の飛鳥時代、<strong>聖徳太子</strong>が朝鮮半島から渡来した百済人（くだらびと）のために百済国の「龍雲寺」を模して創建したと伝えられている。歴史ある寺院が多い滋賀の中でも、<strong>最も古いお寺のひとつ</strong>に挙げられる。平安時代に比叡山に天台宗が開かれてからは、天台宗の寺院となり、室町時代にかけて繁栄した。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji2-11.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<h3 class="wp-block-heading">夕日の向こうの百済国に馳せた、望郷の想い</h3>



<p>百済寺は北緯35度線上にあり、西の方角には比叡山、鞍馬山を経て、880km彼方に百済国があったため、創建当時は、日本に仏教を伝来した渡来僧や先進的な技術を伝えた渡来系氏族の氏寺として発達した。多くの渡来人が百済寺の地から、夕日の向こうにある母国を偲んだと言われている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">信長やルイス・フロイスも魅了した「地上の天国」</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji3-11.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>名だたる人物の歴史舞台としても知られている。戦国の覇者、<strong>織田信長</strong>もこの寺に魅了されたひとりで、百済寺を気に入り、生涯で唯一の勅願寺と定めたという文献も残っている。また当時、ポルトガルから来日していた宣教師<strong>ルイス・フロイスも「地上の天国 一千坊」と絶賛</strong>するほど、百済寺は見事な寺院だったという。しかしその後、信長と敵対していた六角軍を百済寺がかくまったと判断され、信長による焼き討ちに遭い、その多くを焼失することとなった。</p>



<p>江戸時代に入り、徳川幕府や彦根藩の寄進を受け、本堂や仁王門、山門（赤門）等は再建され、いまに残っている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">近江の歴史舞台が一望できる「天下遠望の名園」</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji4-11.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>百済寺山門から参道に沿って400mほど登ったところに「本坊喜見院（きけんいん）」があり、その書院に面し、「<strong>天下望遠の名園</strong>」と名付けられた大きな池泉鑑賞（ちせんかんしょう）式庭園がある。</p>



<p>背面の鈴鹿山脈を借景に、変化に富んだ巨岩を組み合わせて築庭されており、山から流れ出る渓流が、鯉の泳ぐ池へと流れ込んでいる。</p>



<p>庭園は山の方へと続いていて、頂部の遠望台からは、近江の歴史舞台となった比叡山や湖東平野も見晴らせる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">苔むす岩が醸す、神秘的な空間</h3>



<p>庭園の周囲には、苔むした巨岩がありのままの姿をとどめている。寺院周辺には重厚な石垣や石段が創建当時の姿で残っているため、山城の様相も呈していて、多くの歴史映画やドラマのロケ地にも使われているのだそう。</p>



<p><strong>自然と歴史が調和した神秘的な空間</strong>は、ただ佇んでいるだけで、心が癒され、浄化されていくようだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">本堂・仁王門・山門など、見どころは他にも</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji5-11.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>百済寺の本堂に安置されている本尊は全高3.2mの「<strong>十一面観世音菩薩</strong>」。現存する<strong>奈良時代最大級の木造仏</strong>である。聖徳太子が山中で光を放つ霊木の杉を見出し、立ち木のまま彫ったといういわれから「植木観音」とも呼ばれている。信長の焼き討ちにより本堂が焼失したときも、僧侶たちが8km先の山奥まで運び、難を逃れたという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">百済寺の入り口「赤門」</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji6-9.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>境内の入り口にある朱塗りの山門は通称「<strong>赤門</strong>」と呼ばれている。新緑の緑や、紅葉のオレンジとの対比が美しく、写真映えスポットになっている。ここには一時停止用の駐車スペースしかなく、車で訪れた場合は通り過ぎてしまうこともあるので注意が必要。</p>



<p>また「<strong>仁王門</strong>」に掲げられている約3mの大きな草鞋（わらじ）に触れると身体健全・無病長寿のご利益があると言い伝えられている。直木賞受賞作家としてもしられる「百寺巡礼」の作家、五木寛之氏も百寺満願成就を込めて触ったそう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">夏に満開となる菩提樹</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji7-6.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>通用門から表門にかけて広がる南庭。夏になると、菩提樹の可憐な花が満開となり、周囲に上品な香りが漂う。これは、本堂脇にある千年菩提樹の子株が育ったもの。花の香りに誘われた、ミツバチや小さな昆虫たちが蜜を求めて集まり、羽音を響かせる。香りと一緒に、小さな生命の営みも感じてほしい。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji8-4.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>ほかにも境内には、樹齢430年と推定される「観音杉」や「弁天堂」、苔むした石垣が続く「参道」など、1400年前から変わらない、自然が織りなす景観や歴史的いわれのあるスポットが多彩。</p>



<p>山全体が真っ赤に染まる紅葉シーズンもいいが、静けさに包まれた朝の境内や、琵琶湖へ落ちる夕日の眺めなど、紅葉だけじゃない百済寺の“百の彩り”を楽しんでほしい。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji9-2.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34263/">聖徳太子創建の古刹。山城の趣きを残す「百済寺（ひゃくさいじ）」/滋賀県東近江市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>優しい風合いと、遊び心あるデザイン「古谷製陶所」の粉引きの器たち</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/33348/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 13 Oct 2022 02:33:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[工芸]]></category>
		<category><![CDATA[滋賀県]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/furutaniseitou-17-1-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>気がつけば、毎日使っている——。「暮らしに寄り添う」をコンセプトに作陶する「古谷製陶所」の器は、まさしくそんな器です。その時々のライフスタイルに合わせた、素朴で温かみのある「粉引」の器を制作しています。1つ1つ手作りされ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/furutaniseitou-17-1-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>気がつけば、毎日使っている——。<br>「暮らしに寄り添う」をコンセプトに作陶する「古谷製陶所」の器は、まさしくそんな器です。<br>その時々のライフスタイルに合わせた、素朴で温かみのある「粉引」の器を制作しています。<br>1つ1つ手作りされる器は、手に取ってホッとするような使い心地も魅力です。</strong></p>



<p>信楽焼の「白い粉引きの器」の第一人者だった古谷信男⽒の長男で、「古⾕製陶所」の跡継ぎとなった古⾕浩⼀（ふるたにひろかず）さん。父が向き合い続けた伝統的な陶芸技法「粉引き」の技術を受け継ぎながら、時のライフスタイルに馴染む、独自の粉引きの器作りを追い求めている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">使い勝手が良い白い器</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji1-6.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>料理を引き立て、どんなシチュエーションにも合う便利な「白い器」。その中に「<strong>粉引き</strong>」と呼ばれる器がある。読み方は「こひき」や「こびき」。正式には技法の名前で、ベースの粘土の上に、白化粧という白い泥をかけ、釉薬をかけて焼いたものを総称してそう呼ぶ。素朴で温かみのある白が特徴で、どんな料理も優しく包み込み、他の器との相性も良い。</p>



<p>陶器の町・信楽に窯を構える「古谷製陶所」では、1971年の創設時より「白い粉引きの器」にこだわってきた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">土の風合いを生かした信楽焼の食器</h3>



<p>たぬきの置物で知られる信楽町は、現在も約200もの窯元や製陶所がある陶器の町。もともと琵琶湖があった場所に位置するため、粘土質で焼き物に適した陶土に恵まれている。戦国時代には茶の湯の道具として用いられたほか、近代以降は茶器に限らずタイルや植木鉢、たぬきの置物など、あらゆるやきものを製作。時代のニーズに合わせ多様な陶器を生産してきたが、いまは<strong>土の風合いを生かした作家ものの食器</strong>が注目を集めている。</p>



<p>町の中心部から少し離れた集落にある「古谷製陶所」は、和・洋どちらの食卓にも馴染む、あたたかみのある器が人気の窯元だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">粉引きの特性を生かす</h2>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji2-6.jpg" alt="" class="wp-image-31998" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>「古谷製陶所」では独自にブレンドした鉄分の多い赤土の粘土を使う。その上に白い泥をかけて白化粧し、さらに釉薬をかける。「器の表面の下から素朴な土味が少し見え隠れします。<strong>層の重なり</strong>を感じてもらえれば」と古谷さん。「赤土」・「白化粧」・「釉薬」という三層構造だからこその、やわらかな風合いや、趣きが粉引きの最大の魅力だ。</p>



<p>だが、三層構造ゆえに汚れがつきやすいという難点もある。そこで古谷さんは、低い温度で本焼きを二度する新たな手法を確立。「<strong>二度焼き</strong>することで、汚れのつきやすさや強度不足が解消でき、日常的に使ってもらいやすくなりました」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">削りが深める、粉引きの味わい</h3>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji3-6.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>粉引きの味わいをよりいっそう引き出すのが<strong>削り</strong>の工程。成形・乾燥させた後にヘラやカンナで表面を削り、模様をつけたりする。「削りで作品ががらっと変わる」と古谷さんも話す通り、立体的なラインに釉薬の濃淡が生まれたり、下地の土の存在が出ることで、粉引き独特の味わいが生まれる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">父から受け継がれた一貫する想い</h2>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji4-5.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>古谷さんは陶芸家を志し、信楽の窯業試験場と京都のろくろの専門学校で陶芸を学んだ。卒業を迎えた22歳のとき、父親の信男さんが病に倒れた。信男さんが一線を退く事になり実家である「古⾕製陶所」を継ぐことに。「本当は多治見の作家さんに弟子入りすることが決まっていたのですが、そのタイミグで父が倒れたので実家に戻ることにしました」。父親と一緒に仕事ができたのは1年ほど。幼いころに見て育った仕事をする父の姿の記憶をたどりながら、限られた時間の中で、集中して器づくりを学び、技術を磨いた。</p>



<p>「父が作っていたのは主に和食器でしたが、<strong>コンセプトは日常使いしてもらえるもの</strong>。父と僕の器は形こそ違いますが、コンセプトは一貫しています。そのために必要な、使いやすい大きさや軽さへの意識は、父から教わりました」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">使い手の生の声をもとめて</h3>



<p>父親の代では問屋への卸しの仕事が中心だったが、古谷さんが工房を継いでからは「消費者に近づきたい」と、全国の陶器市やクラフトフェアなどに積極的に参加するようになった。<strong>使い手と直接会話</strong>することで、いまの時代やライフスタイルにどんな器が求められているのか、常にアンテナが張れるからだ。</p>



<p>「実際に僕たちの周りでも洋風の家に住んでいたり、洋食を食べる人が多いじゃないですか。だったら、求められる器も変化して当然です」。</p>



<p>ケーキに合うモダンな西洋皿。スタッキング収納できるもの。高価過ぎず日常的に使えるリーズナブルなもの。現場で聞いたさまざまな要望を叶えたいと、種類豊富なオリジナルの器が増えていった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">余裕が生み出す、遊び心あるデザイン</h3>


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<p>古谷さんの代表的な作品となったのが、リンゴや洋ナシなどの果物をかたどった器。思わず手に取りたくなる愛らしさと、やわらかな曲線が持ち味の器だ。</p>



<p>食卓で存在感を発揮しそうなところだが、落ち着いた色合いなので主張し過ぎず、どんな料理にも合わせやすい。</p>



<p>「僕が作りたいのは、<strong>手に取ったときにほっとできるような器</strong>。直線や曲線が整い過ぎていると、日常の中では違和感が出ると思うんです。だから、いつも柔らかくあることを意識するようにしています」。</p>



<p>意図的な曲線をどれだけ自然に感じさせるか、それを可能にするのは古谷さんの作家としての経験が生みだす余裕がなせる技だろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">よりリアルな声をもとめて</h2>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji6-3.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>工房の一角には、生活空間をイメージして作られたショールームがある。実際に器を手に取り、使い勝手や質感を確かめながら買い物ができる。また、2022年7月からは、工房の隣に立つ母屋を改装し、キッチンスペースを開放するようになった。これらはすべて器の価値は使ってみないとわからないという信念から。料理家を招いて料理教室も開催している。</p>



<p>「こんな盛り付け方があったんだ！なんて新しい発見もあったりして。器は料理を盛り付けて完成するもの。使ってもらった生のリアクションが見られるのは勉強になりますね」。料理がおいしく見えると定評のある古谷さんの器。その所以はこういったところにもあるのかもしれない。</p>



<h3 class="wp-block-heading">毎日使うものだからこそ</h3>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji7-1.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>いまでは各地のクラフトフェアにも引っ張りだこで、全国にファンがいる古谷さんの器。だが、それに慢心することなく、よりよい器を追い求め続けている。</p>



<p>「産みの苦しみはありますが、新しいオーダーをいただくことが楽しい。なにより、ろくろをまわしてる時間が好きなのかも。心が穏やかになります」。</p>



<p>日常のどんな瞬間にもいつの間にか寄り添う、毎日に欠かせない相棒の様な存在。そんな器たちが、あるときは食卓のメインに、そしてある時は脇役として華を添える。食器棚に一枚は持っていたい頼れる器。古谷さんの柔らかな物腰の向こうに見える、ぶれない芯の強さ。それでいて柔軟な対応力。それらがすべてカタチとなりうつし出されているようだ。これからも使い手の声を取り入れ、食文化やライフスタイルの移り変わりにもしなやかに対応しながら、未来へとつながる器がその手から生み出されていくことだろう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="701" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/113_kao_IMG_4520-1024x701-1.jpeg" alt="" class="wp-image-48051" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/113_kao_IMG_4520-1024x701-1.jpeg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/113_kao_IMG_4520-1024x701-1-300x205.jpeg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/113_kao_IMG_4520-1024x701-1-768x526.jpeg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">古谷製陶所 古谷浩一さん</figcaption></figure>



<p>日々の暮らしの中で一番大切な時間は、家族が集まってご飯を食べたり、お茶やコーヒーを飲みながらホッとしたりする時間です。そんな時間がより豊かになるように、人々の暮らしにそっと寄り添っていけるような、そんな器づくりを心がけています。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33348/">優しい風合いと、遊び心あるデザイン「古谷製陶所」の粉引きの器たち</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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