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	<title>とちおとめ - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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		<title>いちご王国・栃木の未来を担う。「栃木県農業総合研究センターいちご研究所」／栃木県栃木市</title>
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		<pubDate>Fri, 26 Apr 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/acdd3624b9ead3349adaa03aa9eb7c6c.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>1968年から55年連続いちごの収穫量全国1位に君臨し続ける栃木県。今では自らを「いちご王国・栃木」と名乗り、全国的にも名高いいちごの名産地となった。なぜ栃木県でこれほどまでにいちごの生産が発展し続けたのか。「栃木県農業 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/acdd3624b9ead3349adaa03aa9eb7c6c.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>1968年から55年連続いちごの収穫量全国1位に君臨し続ける栃木県。今では自らを「いちご王国・栃木」と名乗り、全国的にも名高いいちごの名産地となった。なぜ栃木県でこれほどまでにいちごの生産が発展し続けたのか。「<a href="https://www.pref.tochigi.lg.jp/g61/" title="">栃木県農業総合研究センターいちご研究所</a>」におもむき、その理由にせまった。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>「とちおとめ」や「スカイベリー」を生んだ、いちご専門研究機関</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="733" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/ef05f0528a02fa21a03cec6674da1642.jpg" alt="" class="wp-image-42246" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/ef05f0528a02fa21a03cec6674da1642.jpg 733w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/ef05f0528a02fa21a03cec6674da1642-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 733px) 100vw, 733px" /></figure>



<p>県庁所在地である県央の宇都宮市から車で南へ45分ほど。豊かな田園風景の中に見える赤い屋根が「いちご研究所」の目印。この施設がいちご専門の研究所になったのは2008年のこと。それまでは宇都宮市にある農業試験場の分場としていちごを含む複数の農作物の研究を行っていたが、組織見直しのタイミングに、県が運営する全国で唯一のいちご専門研究機関に生まれ変わった。</p>



<p>研究所は大きく2つの機能を持ち、ひとつはいちごに関する流通や消費者の動向などマーケティングの調査分析、そしてもうひとつは、新しい品種や栽培方法・技術の研究、開発だ。</p>



<p>研究所の前身の組織まで含めると、その歴史は50年以上<strong>。1985年に開発された「女峰（にょほう）」からはじまり現在にいたるまで、県として10の品種を開発してきた。</strong>全国的に名高い「とちおとめ」や贈答用にも適した「スカイベリー」。観光いちご園でしか味わえない「とちひめ」や夏秋期に収穫できる「なつおとめ」、白い果実の「ミルキーベリー」など、栃木のいちごの顔ぶれは多彩。そして2018年に生まれた「とちあいか」は今、「いちご王国・栃木」の未来を担う存在にまで大きな成長を遂げている。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>なぜ栃木県は、全国一のいちごの名産地になれたのか</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/84d12cbd7d37676cdda733272fd98d1a.jpg" alt="" class="wp-image-42247" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/84d12cbd7d37676cdda733272fd98d1a.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/84d12cbd7d37676cdda733272fd98d1a-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/84d12cbd7d37676cdda733272fd98d1a-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>そもそも、なぜ栃木県でこれほどまでにいちごの栽培が盛んになったのだろうか。いちごの収穫量ランキングの2位以下を順に見ていくと、<strong>「あまおう」が有名な福岡県</strong>、「ゆうべに」や「恋みのり」を有する<strong>熊本県</strong>、「とちおとめ」や「章姫」などの他県で開発された品種も多い<strong>愛知県</strong>、「ゆめのか」が栽培の大半を占める<strong>長崎県</strong>へと続く。比較的温暖な気候の地域が多く、関東圏でも寒さ厳しい栃木県とは、気候条件が異なるように見える。</p>



<p>いちごは、江戸時代末期に<strong>オランダから長崎へ伝わったのがはじまり</strong>と言われている。しかしすぐに普及することはなく、本格的な栽培がはじまったのは明治時代。ところが当時のいちごは高級品で、庶民の手が届くようになったのは昭和になってから。そのころは屋外の畑で栽培する「露地栽培」が中心で、収穫時期は5月から6月の初夏に限られていた。</p>



<p>栃木県がいちごの生産を拡大したのは戦後のこと。農家の収益を上げるため、稲の裏作になる作物として、いちごに注目した人物がいた。それが御厨（みくりや）町（現在の足利市）の町議会議員だった<strong>仁井田（にいだ）一郎</strong>だ。当時のいちご栽培は神奈川県が北限で、栃木県での栽培は難しいと思われていた。そんな中、いちご栽培の先進地であった静岡県や神奈川県に何度も視察に出向き、失敗を繰り返しながらも栃木県の環境に適した栽培方法を探求し続けた。その背景にあったのは<strong>「農家の人の収入を増やし、暮らしを楽にさせたい」という情熱</strong>。10年近くの時間をかけ、昭和30年代には栽培を広げることに成功。東京や北海道、新潟などにも出荷を拡大していった。</p>



<p>まだハウス栽培が普及してない当時、春から初夏にかけてが旬だったいちご。仁井田氏は収穫時期を早めることにも挑んだ。いちごは、日が短く気温が下がる秋になると、花のもととなる「花芽」を付け、もっと寒くなると休眠状態になる。そして5℃以下の低温状態を一定期間経過すると休眠から目覚め、春の気温上昇とともに花を咲かせ実を付ける特性を持っている。いちご栽培には、寒い季節も重要だったのだ。しかし当時は、機械的に温度調節ができるハウス栽培が普及する前。そんな中、仁井田氏と仲間たちが試行したのは、苗を夏から秋かけて日光戦場ヶ原など標高が高く寒い地域に持っていく「高冷地育苗（こうれいちいくびょう）」だった。苗を今までより早く低温状態に置くことで、花芽を付ける時期を早め、収穫時期を早めようとした。他の地域より収穫時期が早くなれば、それもまた農家の収益を押し上げることにもつながるからだ。その挑戦は実を結び、その後従来5月から6月に収穫されていたいちごは、年内にまで出荷を早めることに成功。さらに昭和40年代半ばには、ビニールハウスでの栽培が可能になったことも、生産拡大の追い風になったという。</p>



<p><strong>本来は初夏の果物だったいちご</strong>。その後も栽培技術の研究や品種改良の積み重ねにより、出荷時期はさらに早まり、現在ではすっかり冬の果物のイメージになった。出荷時期が早まっていった背景には、最もケーキの需要が高まるクリスマスシーズンの影響も大きいと見られている。農家の収益に貢献するために、市場のニーズに応え続けた先人たち。彼らの挑戦の結果が、クリスマスケーキの上で艷やかに輝く、真っ赤ないちごなのだろう。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>いちごの生育に適した気候と作り手たち</strong></h3>



<p>仁井田氏らの尽力により、栽培の基礎が築かれた栃木のいちご。その上で<strong>栃木県の自然環境は、いちごの生育に適して</strong>いたのだと研究所は言う。</p>



<p>いちごにとって栃木県は冬の日照時間が長く、たっぷりと降り注ぐ光はいちご栽培には欠かせない。さらには、日光連山をはじめとした山々から流れる上質な地下水によって育まれた肥沃な土地も、農作物の栽培に適している。さらには夏と冬、朝と夜の大きな寒暖差もいちごの甘さを強めることにつながるというのだ。</p>



<p>さらに研究所ではそれらの気象条件に加え、県の農家の「実直で真面目」な気質もいちご栽培を成長させた要素であったと見ている。<strong>いちごの収穫は1粒1粒の完熟度や形を見極め、傷をつけないよう手作業で行う。店頭に並ぶ美しいいちごは、作り手の地道な作業の賜物でもある。</strong>数多くのいちごを栽培、出荷をし続けるためには、作り手の根気強さや丁寧さは必須条件だと言えよう。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>新しい栃木のいちごを開発するための、長い道のり</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="733" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/c2250f626a8e56fdc6ae4fc8dd58895e.jpg" alt="" class="wp-image-42248" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/c2250f626a8e56fdc6ae4fc8dd58895e.jpg 733w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/c2250f626a8e56fdc6ae4fc8dd58895e-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 733px) 100vw, 733px" /></figure>



<p>研究所の大きな役割である「いちごの品種改良」。敷地内のハウスでは、さまざまな特長を持つ品種を交配させ、新たな品種を生み出すための研究を重ねている。品種改良において重視する項目は<strong>「甘くておいしい」</strong>という観点や、<strong>「たくさん収穫ができるか」</strong>と<strong>「病気になりにくいか」</strong>ということ。その上で「甘くておいしい」という味の観点や<strong>「実が固く、店頭に並ぶまでの流通の過程で傷がつきにくいこと」「店頭で日持ちがすること」なども重要</strong>だ。そういった条件をクリアし、2018年に完成したのが新品種「とちあいか」。農家にとっての栽培のしやすさと、酸味が少なく甘さが際立つ味の良さも相まって、現在の県内作付面積においては新品種の「とちあいか」が全体の約6割を超え、長年首位にいた「とちおとめ」を抜いてしまった。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>「とちあいか」も厳しい選抜を勝ち抜いた精鋭</strong></h3>



<p>いわゆる「良い品種」が開発できれば、栃木県のいちごの発展に大きく貢献できる。しかしながら、<strong>新たな品種を世の中に出すためには、最短でも7年を要する</strong>という。まずは交配によっていちごを栽培していくわけだが、例えば甘さの強い品種に対しても、病気に強い品種をかけ合わせたり、収穫量の多い品種をかけ合わせたり、交配のパターンはさまざま。育てたいちごは、職員によって何度も選抜を繰り返し、それらをクリアした品種だけが世に出ることを許される。例えば、栽培して1〜2年目に行う「食味選抜」では、担当職員が実際に1種1種を見て食べて、選抜していく。1〜2年目の選抜を勝ち抜いたいちごは、3年目以降に糖度検査などの数値的な検査によって再び選抜される。しかもいちごは育てた季節によって味が変わるので、季節ごとの味の変化も加味した総合的な評価もクリアすることが必要。いちごの品種開発もまた、農家によるいちご栽培と同様に地道な作業の連続である。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>土耕栽培と高設栽培。いちご栽培におけるテクノロジーの必要性</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/27120174bf757b3dd2144eb3e678a426.jpg" alt="" class="wp-image-42249" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/27120174bf757b3dd2144eb3e678a426.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/27120174bf757b3dd2144eb3e678a426-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/27120174bf757b3dd2144eb3e678a426-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>研究所では、いちご栽培のテクノロジーの開発も行っている。ハウスにおけるいちご栽培の多くは、地面の土で育てる「土耕栽培」と、１ｍほどの高さのベンチの上で栽培する「高設栽培」に分けられる。<strong>「高設栽培」は、腰を曲げながら収穫をする身体的な負担から解放されるメリットもあるが、栃木県では、導入コストを懸念して多くの農家が「土耕栽培」を選んでいるのが現状。</strong>また「土耕栽培」のほうが、土壌成分の吸収や地温が安定するとの考えから、味に良い影響を与えるという見方も根強い。しかしながら研究所としては、高設栽培でもしっかりとした環境制御を行うことにより、土耕栽培と同様の品質のいちごが育てられ、属人的になりがちな栽培方法をマニュアル化しやすいメリットもあると考えている。</p>



<p>高設栽培のハウス内では、光合成を促進するCO2の発生装置、気温や湿度、地温をモニタリングして自動換気できるシステムなどを導入。品種ごとに最適な各装置の使い方なども含めて研究を重ね、設備を導入する農家へのアドバイスにも役立てている。「これからのいちご栽培には最新のテクノロジーも必要」と考える研究所が、その土台づくりを担っているのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>いちご王国・栃木のこれから</strong></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="733" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/97abe15119bf82153e4ba1a45db00b17.jpg" alt="" class="wp-image-42250" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/97abe15119bf82153e4ba1a45db00b17.jpg 733w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/97abe15119bf82153e4ba1a45db00b17-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 733px) 100vw, 733px" /></figure>



<p>「研究所の職員はみんな『毎年、今までのいちごを超える良い品種を出したい』という気持ちで取り組んでいます」と話す特別研究員の三井さん。それでも、「とちあいか」を超える品種を作るのは非常に難しいことだという。<strong>消費者のためには甘さと酸味のバランスが良い品種を、その上でたくさんの量が作れることも生産者の収益性を上げるためには絶対に必要。そこに病気にも強く、傷がつきにくいなどの要素も兼ね備え、現状の「とちあいか」を超えるレベル</strong>を実現するのは、より困難な道のりとなる。それでも決して諦めることなく、毎年コツコツと研究を続ける職員たち。今もこれからも、彼らが目指しているのは<strong>「もっと魅力的ないちごが作れるようになり、農家の収益性が上がり、若い人がいちご栽培に参加してくれる」こと</strong>だという。今後は海外への輸出へも力を入れていきたいという目標もある。</p>



<p>自分たちの在職中に新品種が出せるとは限らない。それでも技術と想いをつなぎながら、何十年にも渡って研究を続けていく。高齢化や人口減少による生産者の減少、気候変動、消費者動向の変化など、今後も乗り越えるべき課題は出てくることだろう。それでもここには、かつて仁井田一郎が苦労を重ねて築いたいちご栽培の基礎を受け継ぎ、発展させた人たちが数多くいる。農家を想い、消費者が喜ぶいちごを作る。そんな彼らがいる限り「いちご王国・栃木」の未来は明るい。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/42244/">いちご王国・栃木の未来を担う。「栃木県農業総合研究センターいちご研究所」／栃木県栃木市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>“もういっこ”食べたくなる「JAみやぎ亘理 いちご農家」小野清一さん／宮城県亘理町</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Nov 2012 03:50:36 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_main1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>東北一のいちごの産地 いちごの名産地といってすぐに頭に浮かぶのは、やはり栃木県だろうか。たしかに収穫量、出荷量ともに全国１位。それに続くのが、あまおうで有名な福岡県や、ひのしずくの熊本県といったところ。宮城県は全国で10 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_main1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">東北一のいちごの産地</h2>



<p>いちごの名産地といってすぐに頭に浮かぶのは、やはり栃木県だろうか。たしかに収穫量、出荷量ともに全国１位。それに続くのが、あまおうで有名な福岡県や、ひのしずくの熊本県といったところ。<span class="swl-marker mark_yellow">宮城県は全国で10位</span>（2023年）。さまざまな果物が東北では栽培されているので、いちごが全国で10位というのはちょっと驚きかもしれない。いちごの生育には厳しい寒さは向かないというのもその原因のひとつ。宮城県内で、いちごの生産がもっとも盛んなのが亘理町、山元町だ。あまり特産のなかったこの地域にいちご栽培が始まったのが約50年前。現在ではこの地域一帯は、東北一のいちごの産地だという。<br><span class="swl-marker mark_yellow">宮城のいちごで今注目されているのが「<a href="https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/engei/mouikko.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">もういっこ</a>」という宮城県特産のブランド。静岡の品種と佐賀県の「さちのか」を合わせて作った品種だ。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img02.jpg" alt="" class="wp-image-12404" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img02-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">浜風が“もういっこ”を美味しくする</h2>



<p>「さちのかは佐賀県の品種。佐賀県の地形から考えると、海沿いの品種っていうことも言える。それがここの海沿いの地形と合ったといわれているんです。成功の秘密は浜風にあったんじゃないか、とね」<br>そう話してくれたのはいちご農家の小野清一さん。<span class="swl-marker mark_yellow">宮城県産のブランド「もういっこ」は、甘味と酸味のバランスがいいのと、きれいな赤色が特徴の品種。</span>成功のうらには浜風。宮城県亘理町と佐賀県。地図のうえでは遠く離れているが、「いちご」というところでつながるとは誰が想像しただろうか。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img01.jpg" alt="" class="wp-image-12405" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img01-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">いつまでもこの仕事をしていたい</h3>



<p>小野さんがハウスを持つ亘理地区は、東日本大震災の津波の影響を大きく受けた。残念ながら、沿岸部の平野は壊滅的だったといってもいい。<span class="swl-marker mark_yellow">230軒あったいちご農家は、2012年11月の時点で再開できたのが約60軒</span>だという。小野さんの持っていた3軒のハウスも津波によって流されてしまった。<br>復興交付金で新たなハウスを立てることができたが、それまではタクシーの運転手など、農業とは別の仕事もしたそうだ。<br>「でも、農業は自分に合っているんです。サラリーマンは合わないからなかなか大変だった。それでも働かせてもらったことは感謝しています」とそのときのことを振り返る。これからもずっと亘理の地で農家をやっていきたい。その気持ちを新たにし、<span class="swl-marker mark_yellow">ハウスではいちごを高い位置に作付するベンチ栽培</span>をしている。露地栽培だと、腰をかがめなくてはいけないので体への負担が大きいのだ。<br>「オヤジが80歳でしょ。曲がった腰でもいちごが採れる。親子で長くいちごを作っていきたい」と、赤く色づき収穫を待ついちごを眺めて話をしてくれた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img03.jpg" alt="" class="wp-image-12403" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img03.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12235_img03-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>


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						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12217/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">有機農法のスペシャリスト 米農家·石井稔さん／宮城県登米市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">昔は馴染みがなかった有機農法 NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』にも出演し、有機農法の世界では超がつくほ</span>					</div>
				</div>
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		<title>いちごと笑顔をつくる「ストロベリーフィールズ」／茨城県下妻町</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 08 Feb 2012 23:06:35 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/3943_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>地平線に沈む夕日、太陽の恵みで育ついちご。 茨城県下妻町の平野に広がるビニールハウス。全国でも珍しく、地平線に沈む夕日を見ることが出来るこの場所でいちご作りが行われている。ストロベリーフィールズは13年前に開業したいちご [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/3943_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">地平線に沈む夕日、太陽の恵みで育ついちご。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3943_img02.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>茨城県下妻町の平野に広がるビニールハウス。全国でも珍しく、地平線に沈む夕日を見ることが出来るこの場所でいちご作りが行われている。ストロベリーフィールズは13年前に開業したいちご農園。代表の遠藤健二さんは、元々農家出身ではなかったということで、「どうして、いちごだったんですか？」と中田が質問する。 「やはりお金は稼がなければいけません。それには、どうやって品質差を出すか、頑張って、味で勝負できるものを作ればいいのだと思いました。それに、いちごはすごく人に喜んでもらうことができる作物だと思ったんですね。」と遠藤さん。広いビニールハウスは、経験を積み重ねて拡大していったのかと思いきや、意外な答えが。「実は、いっきに大きなハウスを作ってしまって、やってみたら、妻と二人じゃ回せないことに気がつきまして大変でした。そこから必死に研究せざるを得なかったです。」</p>



<h2 class="wp-block-heading">「いちご」は、日本人の生み出した傑作！</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3943_img01.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>ハウスの中でまず気になったのは、音楽が流れていること。ビートルズ、モーツァルト、映画の挿入曲、ビヴァルディ。「効果の程は？」と中田が聞くと、「そうですね、良くなっていると思います。」と笑う遠藤さん。 <span class="swl-marker mark_yellow">ストロベリーフォールズでは、土の中の微細物を最大限に生かしたいという考えから、農業を始めて以来、土の化学薬品消毒を一切行っていない。</span>「連作すると土が弱くなるといいますが、うちは毎年良くなっています。」そう断言するほど、畑の土作りを徹底的に行っている。</p>



<p>「昔、師匠に美味しく育てるポイントを聞いたら一言、”いちごに聞け”と言われました。」いちごに対して手間ひまを惜しまない作り方を、遠藤さんは日本の独特の文化だと言う。外国のいちごと全く違うというのだ。 「いちごは、人の都合に合わせようとすると、全くダメなんです。私は御用聞きですよ。そういう、まったく合理的じゃないことを必死になってやるのが、日本ならではだと思います。いちごはね、日本人の生み出した傑作だと思いますよ。」 それほどまで気を配らなければ、美味しい作物は育たない。これまで訪問したどの農家さんにも共通する、この熱意が「美味しさ」を支えている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ホワイトいちご「初恋のかおり」を生産する。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3943_img03.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>全国でも数件しか生産していない「ホワイトいちご」。その名の通り、見た目も、中も白いのだ。遠藤さんが育てたホワイトいちご「初恋のかおり」は、関東の百貨店などで販売されており、見た目の驚きに加えて、しっかりした味と甘みが人気を博している。<br>「ほんと不思議。白いから早熟かと思うと、甘いし味がある。作り方がちがうのですか？」と中田。 「大きく育て方が違うということはありませんが、ホワイトいちごのほうが、とちおとめよりも少し繊細で、意外と大食いですね。」 色は白くても、とちおとめと栄養分も変わらないのだというから不思議ないちごだ。もし、ホワイトいちごを見かけたら、一度味わってみてはいかがだろう。 美味しいとちおとめやホワイトいちごを育て、最終的にはお客さんの笑顔をつくりたいと話す遠藤さん。日当りにも恵まれた茨城の地でのびのびと育ったいちごを毎年楽しみにしている人が大勢いるのだ。</p>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/3959_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/3959/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">作ったいちごを最後まで見届ける「ハートフルファーム 土の香」／茨城県水戸市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">おいしいいちごの見分け方。 パティシエの鎧塚俊彦さんが絶賛したいちご“土の香（とのか）”を生産しているのが、こ</span>					</div>
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		<title>栃木だけで食べられるいちご。「いちご農園　小島農園」／栃木県真岡市</title>
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		<pubDate>Sun, 18 Dec 2011 02:55:14 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3102_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>栃木でしか食べられない”とちひめ” いちごの王国といえば、栃木。栃木のいちごといえば、とちおとめ。そんな具合に誰でも知っているとちおとめだが、現在は全国各地でとちおとめの栽培が許可されているいるため、とちおとめ＝栃木県産 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3102/">栃木だけで食べられるいちご。「いちご農園　小島農園」／栃木県真岡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3102_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">栃木でしか食べられない”とちひめ”</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3102_img02.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>いちごの王国といえば、栃木。栃木のいちごといえば、とちおとめ。そんな具合に誰でも知っているとちおとめだが、<span class="swl-marker mark_yellow">現在は全国各地でとちおとめの栽培が許可されているいるため、とちおとめ＝栃木県産のいちごというわけではない。</span></p>



<p>逆に栃木でしか食べられないいちごがある。それがここ<a href="https://www.rubyonthefield.com/" target="_blank" rel="noopener" title="">小島農園</a>で栽培されている、とちひめだ。実がすごく柔らかくて遠方への出荷ができないため、主に観光いちご園で作られているという。小島洋一さんによれば栃木県内でもとちひめを生産している農家は20軒もないのではないかということだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">おいしいいちごの見分け方。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3102_img01.jpg" alt=""/></figure></div>


<p><span class="swl-marker mark_yellow">とちひめの特徴は、甘味が強くて酸味が少ないこと。</span>甘さと酸っぱさの均整がとれたとちおとめと食べ比べると味の違いがよくわかる。とちおとめとはまた違ったおいしさがあるのだ。その味を求めて農園のリピーターになってくれる人もいるという。</p>



<p>中田がおいしいいちごの見分け方を聞くと、まず「種と種の間が広がったもののほうがおいしい」と教えてくれた。 一般の消費者だとなかなか目がいかないところ。さらに「これは自分の感覚ですけど」と断って教えてくれたのが”赤すぎないこと”。根元まで赤いものは食感を損なうため、自然な味わいが出ないという。これも私たち素人には考えつかないことだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">とちひめのいちご狩りを通じて直接反応を見る。</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3102_img04.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>「いちご農家として一番気をつけていることは？」と中田が聞いた。味、形といった答えが返ってくるかと思ったら回答は「お客さんが喜んでくれること」。 「味の感じ方は人それぞれで難しい。だからなかなかこれが最高というわけにはいかないんです。うちはとちおとめも生産しているので、いろいろわかります」 そう言って、小島さんはとちおとめを差し出した。 「こっちもおいしいでしょ。とちおとめが好きな人も、とちひめが好きな人もいる。日々考えています。だから、観光農園として営業しているとすごくいい。例えば、いちご狩りをしてもらってその場で食べてもらえれば、すぐに反応が返ってくる。とちひめの直売りもその場ですぐにフィードバックがもらえるから、すごく参考になるんですよね」</p>



<p>自分がおいしいと感じるものを追求する農家いるかもしれないが、最終的には食べてもらう人のことを考える。例えばお酒も甘口から辛口などいろいろなタイプがある。いちごもまた然り。ただそれを突き詰めるのは難しい。だから小島さんは”食べる人”と近くにいるのだ。</p>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/acdd3624b9ead3349adaa03aa9eb7c6c.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/42244/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">いちご王国・栃木の未来を担う。「栃木県農業総合研究センターいちご研究所」／栃木県栃木市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">いちごの収穫量55年連続全国一位の栃木。栃木県農業総合研究センターいちご研究所では、かつて一世を風靡した「女峰」からはじまり、全国的にも有名な「とちおとめ」や「ス&#8230;</span>					</div>
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		<title>いちごも人と同じ。「いちご農家　渡辺拓磨」／栃木県真岡市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 18 Dec 2011 02:54:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[とちおとめ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3100_main1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>甘い、きれい、大きいを備えた“貞ちゃんいちご” いちごの一大産地である栃木のなかでも、「甘くて美味しい」、「その大きさと整った形が素晴らしい」と評判を呼んでいるいちごがある。それが貞（てい）ちゃんいちごとよばれる、ここ渡 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3100/">いちごも人と同じ。「いちご農家　渡辺拓磨」／栃木県真岡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/04/3100_main1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">甘い、きれい、大きいを備えた“貞ちゃんいちご”</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3100_img01.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>いちごの一大産地である栃木のなかでも、「甘くて美味しい」、「その大きさと整った形が素晴らしい」と評判を呼んでいるいちごがある。それが貞（てい）ちゃんいちごとよばれる、ここ渡辺さんの農園で作られるとちおとめ。真っ赤に色づいたおおぶりのいちごで、口に入れた途端に甘さが広がってくる。人気のほどもうなずける。ちなみに「貞ちゃんいちご」という名前はいちご作りの名人ともいわれる生産者の渡辺貞二さんの名前からとったものだ。<br>　今回お話を伺ったのは、貞二さんの息子さんの拓磨さん。18歳のときから農園に入り、10年以上お父さんとともにいちご作りに携わり、現在は家業を受け継ぐ形でいちご作りを行なっている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">いちごに優しく。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3100_img03.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>「俺、この眺めが好きなんです」といって、拓磨さんが案内してくれたビニールハウスのなかにはたわわに実ったとちおとめがずらり。中田ももぎってその甘さを堪能する。<br>「トマトなんかでよくやるように、水をわざと切らせて実に糖分を残すっていう育て方もあるんです。でも自分のやり方は光合成をたっぷりさせて糖分を送るというやり方」<br>　そのように栽培方法を説明してくれたが、なぜ水を切らす方法を取らないのかという中田の問いには意外な答えが返ってきた。<br>「だって、かわいそうじゃないですか。人間と同じですよ。水はきっと毎日でもほしがってると思うんです。水も肥料も、ほしいものは全部あげる。そうすると応えくれる。面白いですよね」</p>



<h2 class="wp-block-heading">農家、面白いですよ。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/04/3100_img04.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>ハウス見学を終え、集配所でお話を聞いている時に、中田が「貞ちゃんいちごっていう名前を変えようとは思わなかったんですか？」と聞いた。拓磨さんは「自分の代になったら変えてやろうって思ってたんですけど、おやじのときよりおいしくなくなったって言われたら嫌ですから。まだまだ変えられない…」と笑う。<br>　よりおいしいいちごを目指して、いちごに”優しく”接する拓磨さん。「農家、面白いですよ」と本当に楽しそうにお話をしてくれたその姿を見ていると、いつの日か”貞ちゃんいちご”から”拓ちゃんいちご”に名前が変わるときが来るのではないかと感じずにはいられなかった。</p>


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					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/acdd3624b9ead3349adaa03aa9eb7c6c.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/42244/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">いちご王国・栃木の未来を担う。「栃木県農業総合研究センターいちご研究所」／栃木県栃木市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">いちごの収穫量55年連続全国一位の栃木。栃木県農業総合研究センターいちご研究所では、かつて一世を風靡した「女峰」からはじまり、全国的にも有名な「とちおとめ」や「ス&#8230;</span>					</div>
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					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/SOL2040.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/50153/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">甘みあふれる“完熟いちご”を多くの人に届けたい「Merry Berry Farm」早瀬好人さん／栃木県真岡市 &#8211; NIHONMO&#8230;</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">50年以上、いちごの生産量日本一の栃木県。代表的な「とちおとめ」を始め、「スカイベリー」や「とちあいか」など、</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3100/">いちごも人と同じ。「いちご農家　渡辺拓磨」／栃木県真岡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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