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	<title>鮮魚店 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>鮮魚店 - NIHONMONO</title>
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		<title>スターシェフから絶大な信頼を得る魚の目利き。「本田屋」本田満輝さん／熊本県天草市</title>
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		<pubDate>Tue, 28 Jul 2026 02:20:56 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4484.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>スターシェフの一皿を支える重要な要素の一つが、高品質な食材であることは間違いない。熊本県天草市には、その目利きを担う魚屋がいる。最良の魚を見極め、料理人の信頼に応えることを信条とし、地元漁師の暮らしにも目を向ける。海と厨 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4484.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>スターシェフの一皿を支える重要な要素の一つが、高品質な食材であることは間違いない。熊本県天草市には、その目利きを担う魚屋がいる。最良の魚を見極め、料理人の信頼に応えることを信条とし、地元漁師の暮らしにも目を向ける。海と厨房を繋ぐその人の名は、本田満輝さんだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">料理人を通して、天草の魚の価値を再認識</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4850-1.jpg" alt="" class="wp-image-54913" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4850-1.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4850-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4850-1-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>本田さんはもともと魚が好きで、地元の鮮魚屋に勤めていた。その時に出会った関西の料理人から影響を受け、“外”を知ることの大切さに気づいたという。「天草は島という地域性もあり、なかなか島外に出る機会がありませんでした。しかし、他の地域の魚を見たり、有名店を食べ歩いてみたりするようになり、自分の世界が広がっていくのを感じました」と本田さん。自身の生まれ育った天草の魚が料理人たちに認められていることを知り、誇らしさを感じた。</p>



<p>だが一方で、地元に向けての販売では魚を高く売ることが難しい現実にも気づく。日本の漁師は若年層を中心に減少傾向にあり、主な要因に厳しい経営環境が挙げられる。「正当な価格で取り引きしてくれる顧客を見つけられれば、漁師からも高い価格で魚を買い取ることができるようになる。そうすれば、地元漁師の暮らしを支えることにもつながるのではと考えました」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">漁師の暮らしを支えるために、独立</h3>



<p>その後、鮮魚店から独立し、自身の店「本田屋」を開く。開業の際には鮮魚店に勤務していた当時から交流のあった料理人たちから「お金がかかっても構わない。とにかくいい魚を頼む！」と熱い声援を受けたという。そこで、地元の漁師たちと話し合いを重ね、漁獲後の温度管理など一次処理の質を高めることで最終品質を担保する連携を構築した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">市場の魚を全て見て、良いものだけを競り落とす</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-1.jpg" alt="" class="wp-image-54914" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-1.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-1-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>熊本県南西部、大小120の島々からなる天草諸島。その中心部にある天草市本渡（ほんど）の魚市場には、有明海（ありあけかい）、不知火海（しらぬいかい）、東シナ海の3つの漁場から1日3〜5トン、多い時で約300種類もの魚が運び込まれる。朝7時、活魚の競りが始まり、競り人と仲買人の威勢のいい声が一斉に響き合う。本田さんは、淡々とした様子で、迷いなく目当ての魚を次々と競り落としていく。</p>



<p>特定の魚を狙うのではなく、その日市場に並ぶ魚を全て見て、その中で良いと判断したものを全て購入するのが本田さんのスタイルだ。裏を返せば、注文を受けている魚種でも、品質が自身の基準に満たない場合は競り落とさず、料理人に「ない」と伝えるのも本田さんの信念。魚種にこだわって品質の基準を落として仕入れても、結局は料理人のためにならないからだ。本田さんの正直な姿勢と確かな目利きは評判を呼び、東京の予約困難寿司店「島津」、関西屈指の名店「鮨 三心」、長崎のレストラン「pesceco（ペシコ）」など、ミシュランガイドで星を獲得した&#8221;スターシェフ&#8221;からの信頼も厚い。</p>



<h2 class="wp-block-heading">最良の状態で、料理人のもとへ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-2.jpg" alt="" class="wp-image-54917" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-2.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-2-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4578-2-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>さらに、本田さんは店での魚の処理の方法にもこだわる。釣り上げられた直後の魚は興奮状態で筋肉に乳酸と血が回って食味が低下し、緊張で身は固く締まっている。そのため、仕入れた活魚は一旦店のいけすに運び、ストレス症状が落ち着くまで休ませる。そして、料理人の元に届く時間を逆算して、自らの手で神経締めや血抜きを行う。「最良の魚を料理人の元に届けるのが私の仕事。競り落として送って終わりではなく、ベストな状態に調えた魚をお渡しする責任がある」と本田さんは言う。</p>



<p>この日、本田さんが試食で用意してくれた刺し身は、クエ、石垣鯛、ブリの3種。1週間ほど熟成させたもので、醤油をはじくほど脂が身に溶け込んでおり、旨みのかたまりのような味わいに驚く。活魚のコンディションの整え方や締め方など、本田さんの知識と技術を学ぶために全国から漁師や料理人が店を訪れるというのも納得だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">漁師を支えることが、海を守ることにもつながる</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4502-1.jpg" alt="" class="wp-image-54918" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4502-1.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4502-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/07/IMG_4502-1-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「昔はとにかく量を売るという時代でしたが、今は違います。さまざまな要因で海の生態ピラミッドは崩壊し、エサとなる海藻やプランクトンが減り、魚も減少しています」と本田さん。その結果、魚の価格は年々上がっており、このままではお金を持っている一部の人だけが食べられる食材となってしまうのではと危惧している。</p>



<p>良質な魚が適正な価格で取り引きされる社会になれば、漁師も適正な収入を得られる。すると、乱獲を防ぐことができるとともに、漁業も次の世代に継承され、豊かな海を守ることにつながるはずだと本田さんは考えている。「本田屋」の開業は、そんな思い描く未来のための第一歩だった。</p>



<p>2026年、「本田屋」は開業から10年目を迎える。本田さんは「この仕事をやってきたからこそつながった人の輪が、年々広がっていくのを感じています」と目を輝かせる。</p>



<p>市場での目利き、漁師との対話、料理人への責任。</p>



<p>その一つひとつの積み重ねが、「適正な価格で魚が取り引きされる社会」という思い描いてきた未来に、少しずつ近づける道になってきた。続けて、今後もさまざまな分野の職人と出会い、学びを得たいと展望を語る本田さん。開業から10年、「第一歩」だったはずの本田屋の歩みは、いま確かな手応えへと変わりつつある。本田さんは今日も変わらず海と厨房のあいだに立ち、次の10年に向けて、自分にできることを考え続けている。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/54903/">スターシェフから絶大な信頼を得る魚の目利き。「本田屋」本田満輝さん／熊本県天草市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>函館から美味しさを全国へ届けるために。マルヒラ川村水産はこだわり続ける/北海道函館市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 15 Feb 2023 01:00:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[サステナブルシーフード]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0643-2-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>眼前に津軽海峡が広がる北海道函館市の「マルヒラ川村水産」は、鮮魚の厳選から処理や手当、輸送までを行う水産会社です。プロによる目利きや状態に応じた〆処理の品質、航空便と新幹線を併用した迅速かつ柔軟な配送で、全国のトップシェ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0643-2-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>眼前に津軽海峡が広がる北海道函館市の「マルヒラ川村水産」は、<br>鮮魚の厳選から処理や手当、輸送までを行う水産会社です。<br>プロによる目利きや状態に応じた〆処理の品質、航空便と新幹線を併用した迅速かつ柔軟な配送で、<br>全国のトップシェフたちから全幅の信頼を置かれています。</strong></p>



<p>異国情緒を醸す街並み、函館山の美しい夜景、なんと言っても暖流と寒流が交差する豊富な漁場を有する函館。函館が誇る選りすぐりの魚を求めて、日本各地の一流シェフが頼るのが「マルヒラ川村水産」だ。顧客の要望に応えるべく、新幹線輸送も開始した2代目の川村淳也さん。函館から高品質かつフレッシュな魚を各地に届ける川村さんが秘める想いとは。</p>



<h2 class="wp-block-heading">激流育ちのスルメイカから毛ガニ、ブリまで</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0518-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-35318" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0518-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0518-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0518-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0518.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>北海道の南の端にあり、津軽海峡、太平洋、噴火湾（内浦湾）の海の恵みを受ける港町、函館。古くは北前船の寄港地であり、ペリーの入港をきっかけに開港した貿易港としての歩みを持つことでも知られる。眼前の津軽海峡には対馬海流（暖流）、親潮（寒流）が流れ込んでぶつかり、湾入した海岸線は「巴」を思わせる複雑な形状を織りなす。そのため函館には四季折々、多種多様な魚種が集まってくるのだ。</p>



<p>「函館名物と言えば、北海道では<strong>『真イカ』</strong>と呼ばれる、スルメイカです。九州の対⾺海流と太平洋側から⼊ってくる⿊潮、それに北の⽅から流れてくる千島海流が津軽海峡でぶつかり激流が生まれる。地球上でも有数の荒波なのだとか。その激流で育まれた良質なプランクトンを食べ、イカが揉まれてくる。激流に揉まれたイカはとても甘みがあり、歯ごたえも抜群によくて、うまいんです」</p>



<p>地元函館の名産のイカについて、美味しさをつぶさに教えてくれたマルヒラ川村水産の川村淳也さん。川村さんが2代目を務めるマルヒラ川村水産は、函館市水産物地方卸売市場のすぐそばにある創業50年を超える鮮魚店だ。町の魚屋さんとしてスタートした同店は現在、レストランなどの飲食店に向けた卸売りを中心に函館発の新鮮な魚介類を全国に届けている。</p>



<p>北海道という立地ながら比較的南にあることもあり、冷たい水域に住む魚はもちろん、暖かいエリアの魚までさまざまな顔ぶれが楽しめるのが函館の特徴だと川村さんは続ける。</p>



<p>「<strong>毛ガニ</strong>や<strong>ボタンえび</strong>、<strong>えぞアワビ</strong>など甲殻類・貝類にはじまり、おおよその⿂は獲れますね。寒い地方でしか獲れなかったニシンも揚がっています。海水温の上昇のニュースが伝わるようになった18年前くらいの秋口からはイカを追いかけてブリなども入ってくるようになりました」と川村さん。</p>



<p>寒ブリならぬ、北海道の<strong>秋の時期のブリ</strong>は京都の割烹店からフレンチまで多くのシェフから引き合いがたえないという。</p>



<p>「寒ブリの濃厚な、フルボディみたいな脂のりではなくて、もう少しライトなんだけれど旨みが残る感じのブリ。皆さん、1度使ったら再度依頼してくださる。ただ、ブリによって個体差があるので、私たちが目で見て見極めます」</p>



<p>函館で獲れたばかりのブリは死後硬直前の状態にある。死後硬直から少し寝かせると魚の体内から旨み成分が分泌される。新鮮な状態では味わえない旨みだ。この旨みを最も感じられる時間や歯ごたえのバランスは魚によっても異なる。川村水産では、その頃合いまでを見込んで輸送時間を手配しているのだ。</p>



<p>「例えば函館の市場で競り落とした魚を豊洲市場に運び、そこで仲買人からシェフが買うとなると時間がかかってしまいますよね。ですから私たちは、<strong>朝どれの魚を新幹線に乗せて直接首都圏などのシェフのもとに、その日のうちに運んでいます</strong>」</p>



<p>航空便とも併用し、朝函館で獲れた魚が都内のレストランのディナーで楽しめる。レストランを訪れる人たちにとって、この上なく幸せな食事になることは間違いないだろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">魚屋さんが「目利き」としてフランス大使館へ</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0622-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-35325" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0622-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0622-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0622-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0622.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>川村さんの目利きによる選りすぐりのフレッシュな「函館の幸」の評価は高く、食のプロたちからの信頼も厚い。三つ星レストランや有名店のシェフから直々にリクエストを受けることも多いという。</p>



<p>「和食やフレンチのお客様が多いですが、ジャンルは幅広いですね。イタリアンや中華のシェフからもオーダーが入ります。ホテルなら1カ月のメニューをもとに注文を受けますし、いい魚が入った時にお客様に電話するパターンもあります。さばいてからお送りすることもあれば、若い料理人さんの練習も兼ねたいからと魚をそのままお届けすることも。お客様のニーズに合わせてお届けします。」</p>



<p>日本を代表するシェフたちへと魚を届ける川村水産だが、もともとは「町のお魚屋さん」として、一般家庭で消費する魚を販売していたという。</p>



<p>「小さな間口のところで家族で昔ながらの魚屋さんを営んでいました。時代の流れと共に、値段の手頃な魚を売るスーパーに押されるようになってしまって…」 より良い品質を求めるお客様との出会いを求め料理の見本市などにも積極的に足を運んだ。そして少しずつ、飲食店のシェフたちから信頼を集めることに成功した。</p>



<p>さらに川村水産の今後を変える、大きな出会いが重なる。<strong>フランス大使館に招聘（しょうへい）されることになり、</strong>世界にその名を知られるシェフたちとの出会いの機会に恵まれた。</p>



<p>この出会いが契機となり、目利きとしてメディアに注目されることも増えていく。この出会いから川村さんの目利きとしての実績を買われ、数々の有名レストランとの出会いに発展していったという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">厳選素材を求めるシェフたちが絶賛する魚介</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0670-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-35328" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0670-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0670-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0670-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0670.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>川村さんの「選魚眼」を通して、港町・函館の⿂のポテンシャルは全国に知られるようになってきた。「東京のお店からの問い合わせが圧倒的に増えましたね」と川村さんは言う。そう話すとおり、銀座で2つ星を獲得する料理店の他、有名ホテルも顧客に名を連ねる。また⼤阪の2つ星フレンチ、北海道ではイタリアンなど、エリア、ジャンルを問わずオーダーが舞い込む。</p>



<p>有名店のシェフは当然ながら日々、忙しい。川村さんは多忙な顧客の負担にならないよう、先手を打ってメニューなどに関する提案をするよう意識していると話す。顧客が求めるよりもさらに上の提案をすべく、日々腕を磨く。</p>



<p>「調理に関してはプロではありませんが、獲った魚を美味しく食べる処理方法や素材選びには磨きをかけてきました。ですので、お客様をイメージして提供方法や素材の内容、加工の方法などを前もってお話しすることはあります。例えば瞬間冷凍した魚に関しても、冷蔵庫で<strong>氷温解凍</strong>するのがベストなんです。ご存じの方ばかりとは限りませんのでお知らせするようにしています。皆さん、世界中からいろんなものを取り寄せて使ってらっしゃるプロであり、価値を理解されている方々なので、こちらも力が入りますよ」と川村さん。</p>



<p>先ほどの「秋ブリ」に関しても、当初は難色を示したシェフも少なくなかったという。</p>



<p>「皆さん最初は『えー』っておっしゃるんだけれど、だまされたと思って使って、とおすすめして（笑）。すると、皆さんこぞって「いいね」って気に入ってくれました。函館の地の利に恵まれた場所のありがたみを感じています」</p>



<p>顧客に商品を送る前に、水槽で一度魚を休ませるのも一番いい状態を保ちたいからという。 「今の海水温は約14℃ぐらいで、底のほうはおよそ9℃。市場の水槽は水温が高めのことが多いので、商品を競り落としたらここで<strong>海と同じ状態に近づけ、魚を休ませます。</strong>冬には水温を下げたり、酸素を多くしたりと魚に負担をかけないよう気をつけています」</p>



<h2 class="wp-block-heading">サステナブルシーフードの理念を未来世代につないでいく</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/128_honbun2_nihonmonopoint_IMG_0683-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-47556" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/128_honbun2_nihonmonopoint_IMG_0683-1024x683.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/128_honbun2_nihonmonopoint_IMG_0683-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/128_honbun2_nihonmonopoint_IMG_0683-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/128_honbun2_nihonmonopoint_IMG_0683.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>


<p>数々の有名店のシェフとつきあうようになって、「本物」が何か、理解するすごさを知ったという川村さん。自身が大事にしてきた魚介類たちの素晴らしさにあらためて気づかされたと話す。</p>



<p>「きちんとしたお店のシェフは本当に素材を⼀品⼀品吟味して使ってらっしゃる。ただ残念ながら、一般的な流通の世界ではまず値段ありきで、これほど素晴らしい魚介類の価値、質に気づいてもらえないことが多いように感じます。もちろん、私たちの啓発不足の面もあるでしょう。」</p>



<p>未来に向けて魚の良さを伝え、<strong>ずっと海の幸を食べ続けられるようにする</strong>ためにも「サステナブルシーフード」の理念を日本人皆で共有していくべきなのではないかと提案する。</p>



<p>「私の考えるサステナブルシーフードっていうのは、まず皆が問題意識を持つことです。魚の数が少なくなっているからこそ、いかに価値を持たせていかなきゃならないのかをあらためて見つめ直す必要があると思うんです。何でもかんでも量販店で⼤量に扱うのではなく、きちんとした漁法のもと、価値ある形で買い付け、そのバリューを理解する⽅々へ渡して⾏くようにしたい。」</p>



<p>サステナブルシーフードの考え方を体系化し、理念を共有するNPOなどと協力し、</p>



<p>これからの⿂⾷の⽂化を未来の子どもたちに向けて伝えて行く活動に力を入れたいと語る。</p>



<p>「本物の魚の価値を知り、理解する⼈たちが多く集まるための一翼を担っていくのが私の夢でもあります」。</p>



<p>函館の自然な魚が味わえる幸せをかみしめ、自らのテリトリーである魚を通じて本物の価値を的確に伝えたい。目利きとして魚の未来をつなぐため、川村さんは今朝も市場に向かう。</p>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0505-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-35335" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0505-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0505-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0505-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0505.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">マルヒラ川村水産 二代目 代表取締役 川村淳也さん</figcaption></figure></div>


<p>これまで築き上げてきた信頼関係や実績をもとに、一流シェフの方々から季節ごとに繰り返しご指名いただいています。懐石料理店やレストランといった飲食店から、食ビジネスに携わる海外のバイヤーまで、実に様々な方々の期待を超えてまいりました。世界のトップに鍛えられた最高級品質を、次はご自身がお確かめください！</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/35313/">函館から美味しさを全国へ届けるために。マルヒラ川村水産はこだわり続ける/北海道函館市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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