<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>クラフトビール - NIHONMONO</title>
	<atom:link href="https://nihonmono.jp/culture/craftbeer/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
	<lastBuildDate>Fri, 14 Feb 2025 05:01:38 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.8.5</generator>

<image>
	<url>https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/cropped-favicon-32x32.png</url>
	<title>クラフトビール - NIHONMONO</title>
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>沖縄ローカルのビールを表現する CLIFF GARO BREWING 宮城クリフさん／沖縄県沖縄市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/52161/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/52161/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Feb 2025 05:01:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ビアレストラン]]></category>
		<category><![CDATA[クラフトビール]]></category>
		<category><![CDATA[沖縄県沖縄市]]></category>
		<category><![CDATA[マイクロブルワリー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=52161</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-007.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>今や日本全国にたくさん存在する、小さな規模でビールを生産するマイクロブルワリー 。ここ沖縄にも20軒ほどのブルワリーがあり、それぞれユニークなクラフトビールが造られている。ビールの醸造を始めて6年となる宮城クリフさん。沖 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/52161/">沖縄ローカルのビールを表現する CLIFF GARO BREWING 宮城クリフさん／沖縄県沖縄市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-007.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>今や日本全国にたくさん存在する、小さな規模でビールを生産するマイクロブルワリー 。ここ沖縄にも20軒ほどのブルワリーがあり、それぞれユニークなクラフトビールが造られている。ビールの醸造を始めて6年となる宮城クリフさん。沖縄ならではの素材を積極的に取り入れながら造られる、風味豊かなビールは注目を集めている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">イギリスの田舎暮らしで出会ったビール文化</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-012.jpg" alt="" class="wp-image-52162" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-012.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-012-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-012-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>沖縄本島の中部、沖縄市にある、ビールの醸造所とビアレストランが一緒になったCLIFF GARO BREWING（クリフ ガロ ブルーイング）。そこでビールを製造し、レストランを営んでいるのは沖縄育ちの宮城クリフさんだ。宮城さんは画家であり、デザイナーでもあり、ビールのラベルも宮城さんが手がけている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-022.jpg" alt="" class="wp-image-52163" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-022.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-022-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-022-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>クリフ ガロ ブルーイングでは、ホワイトエール、ペールエール、セゾンなどの、エールという種類のスタイルを中心に、さまざまなビールを製造している。ボトルビールが購入できるほか、レストランでは、常時7、8種類ほどの生ビールがそろい、ビールにあうようなジャンルに富んだお料理も味わえる。それから、地元アーティストの作品の展示会も毎月行っている。ビールを味わいながら、アートも楽しめる空間にすることは、宮城さんがはじめから構想に入れていたことのひとつだ。CLIFF GARO BREWINGのGAROは、画廊の意味も込められている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-086.jpg" alt="" class="wp-image-52164" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-086.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-086-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-086-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>宮城さんは沖縄で様々な仕事をしたのち、絵画などのペインティングを学びたいと、29歳でロンドンの美大へと進んだ。卒業後はアート活動をしながら広告代理店で仕事をしていた。同じく沖縄出身の奥さんと結婚して子どもが生まれ、自然豊かなところで暮らそうと、ウェールズ地方に引っ越した。</p>



<p>当時ロンドンのパブなどでは、日本と同じく、よく冷やして飲むクリアな味わいのラガービールが広く親しまれていたが、ウェールズに移ると、リアルエールというイギリス伝統のビールを好んで飲んでいる地元の人たちが多く、大きなところから小さなところまで数多くのブルワリーがあったという。</p>



<p>リアルエールは、豊かな香りやコクのあるエールビールの1種で、常温で飲む炭酸の弱いビール。製造方法も一般的なビールの製法とは異なっていて、ワインやウィスキーと同じように横にねかせた樽の中で熟成させるイギリスのトラディショナルスタイルだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">感銘を受けたリアルエールのお祭り</h3>



<p>土着のビールではあるけれど、ラガーに押され、当時リアルエールは消費量的に下り坂の状況だった。そんななかイギリスでは、それぞれの地域のリアルエールを楽しく味わおうというイベントが古い教会などでちょこちょこ行われていたのだそう。地域の人たちの昔からの憩いの場所で、大人も子どもも分け隔てなく楽しみ、文化を守ろうという動きにすごく感銘を受けたという。小さなブルワリーを切り盛りするおばあちゃんが樽を抱えてやってくる光景なども、印象に残っているワンシーンなのだとか。</p>



<p>ウェールズの人たちのそんな営みが、宮城さんにとって地域に根ざした文化としてのビールとの出会いだった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">沖縄に戻り、ビールを造りたいという思いが大きくなっていく</h2>



<p>子どもの成長なども考え、このままイギリスで暮らすか、沖縄に帰るかを考え、沖縄に戻るという選択をした宮城さん夫妻。戻ってきてからは、デザインの仕事をしながら、個人のアート活動も並行する生活が4年ほど続いたなかで、いつからか「ビールを造りたい」という思いがだんだんと募っていったという。</p>



<p>イギリスでブルワリーを見学したことがあったくらいで、ビールの造り方は知らない。仕事をしながら、ビール醸造の研修を受け、酒造免許も取り、今から6年前にクリフ ガロ ブルーイングを始めた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-002.jpg" alt="" class="wp-image-52165" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-002.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-002-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-002-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>はじめはやはり、自分がこの世界に入るきっかけともなったビールを造りたいと思った。「樽が違うのでリアルエールではないけれど、イギリススタイルのリアルエールぽいものを2種類完成させました。知人に飲んでもらうと、おいしいって言ってくれるけど、目はそう言ってない気がして。それはなぜだろうって考えた時に、まだ沖縄の風土と会話してなかったなって気づいて」と振り返る宮城さん。</p>



<p>湿度もなく、気温も沖縄よりだいぶ低い土地で好まれているものをそのまま造ってもうけるわけがなかった。それを身をもって感じてからは、沖縄の気候風土にあう、沖縄らしいビールを造るにはどうするべきかということを考え始めた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">沖縄で育つ素材をビールのアクセントに</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-016.jpg" alt="" class="wp-image-52166" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-016.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-016-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-016-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ビールの主原料は、麦芽とホップ、酵母。そこに少しずつ、副原料として沖縄産の素材を取り入れることに挑戦し、今では、フルーツやハーブなど沖縄の旬のものをふんだんにつかった季節ごとのビールを製造している。パイナップル、グァバ、カーブチーという柑橘、ショウガ科のハーブの月桃、沖縄シナモンともいわれるカラキなどだ。それらをつかったビールが、いまはクリフ ガロ ブルーイングの主力製品となっている。</p>



<p>定番のひとつ、「KAMMY TYLER（カミータイラー）」は、沖縄の小麦、コリアンダーシード、カーブチーをつかったホワイトエール。香りがふわっと広がり、すっきりとした口あたりで、爽やかな苦味が心地いいビールだ。</p>



<p>麦芽、ホップ、酵母とも外国産のものがほとんどだけれど、知り合いの農家さんの協力で大麦を育てていて、一部その麦芽もつかっている。種を蒔いたあとは、スタッフらと一緒に定期的に草刈りをおこなっているそうだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ビールの商品名にもストーリー性を</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-026.jpg" alt="" class="wp-image-52167" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-026.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-026-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-026-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ビールの商品名は、知り合いの名前を由来にしたものがいくつもある。「KAMMY TYLER」は、農家の平良カミさんから。さくらんぼをつかったフルーツセゾンの「MANNAR SHOW（マナーショー）」は農家の満名（まんな）しょうごさんから。意味合いよりも音の響きに重きをおいて、ヨーロッパの人の名前にありそうな、似たようなサウンドでつけているのだそう。</p>



<p>宮城さんは、絵やデザインの仕事と、ビール醸造家としての仕事は、“表現“という点で同じだととらえている。色がない麦芽をつかって、フルーツの色を映えさせているものなど、まさに絵画と同じだった。視覚でとらえるものだけでなく、ビールの名前も、ビールの味わい自体も、宮城さんにとって表現のひとつだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-032.jpg" alt="" class="wp-image-52168" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-032.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-032-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-032-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>麦芽や酵母、ホップの種類、その掛け合わせ、仕込む水の性質、発酵の温度に時間など、仕込みから完成までに調整するポイントがいくらでもあり、それを少し掛け違えただけでまったく違ったものになってくる。世話をしてコントロールしないとならないことが数知れない。かといえば、生き物なのですべてがコントロールできるわけでもない。</p>



<p>新しく造るビールの味の設計は、85%くらいは味を想像しながら組み立てるけれど、残りの15%くらいは、できあがりの発見の部分をあえて残して造るのだそう。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-042.jpg" alt="" class="wp-image-52169" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-042.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-042-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/02/cliffbeer-042-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ビールに取り入れているフルーツなどは、農家さんのところに行って一緒に収穫をすることも少なくない。そうすることで、作物自体の理解も深まるし農家さんの喜びや苦労も知ることができるし、スーパーで買って仕込みをするのとでは、ものづくりのレベルが違ってくる気がしている。</p>



<p>沖縄には、本土では育たないようなおもしろい素材がたくさんあって、可能性をまだまだ感じているからこそ、それらをキャッチしながら沖縄らしいおいしさを追求していく。</p>



<p>ブルワリーとレストランとお客さん、農家さんにアーティスト、クリフ ガロ ブルーイングというプラットフォームを通して、つながりや交わりがふくらむ。地域の人たちが一緒になって楽しんでくれる場所であることを目指していきたい。</p>



<p>クリフ ガロ ブルーイングはこれからも、自由に、軽やかに、この土地に寄り添った沖縄ローカルのビール造りと、人が育む豊かな場づくりを描いていく。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/52161/">沖縄ローカルのビールを表現する CLIFF GARO BREWING 宮城クリフさん／沖縄県沖縄市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/52161/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>日本酒蔵の魅力と大山の水を味わうクラフトビール「くめざくら大山ブルワリー」／鳥取県伯耆町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/50101/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/50101/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 03 Nov 2024 01:23:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[地ビール]]></category>
		<category><![CDATA[酒造メーカー]]></category>
		<category><![CDATA[鳥取県]]></category>
		<category><![CDATA[クラフトビール]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=50101</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2002.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>山陰地方のなかでも長い歴史を誇る日本酒蔵「久米桜（くめざくら）酒造」。創業は1855（安政2）年、170年近く日本酒業界を支えてきた。そんな久米桜酒造が新規事業として取り組んだのが、クラフトビールだ。酒造りをメインとして [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/50101/">日本酒蔵の魅力と大山の水を味わうクラフトビール「くめざくら大山ブルワリー」／鳥取県伯耆町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2002.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>山陰地方のなかでも長い歴史を誇る日本酒蔵「久米桜（くめざくら）酒造」。創業は1855（安政2）年、170年近く日本酒業界を支えてきた。そんな久米桜酒造が新規事業として取り組んだのが、クラフトビールだ。酒造りをメインとしていた久米桜で、クラフトビールが生まれた歴史と、その魅力に迫る。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大山のブナ林で磨かれた水での酒造り</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017.jpg" alt="" class="wp-image-50102" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>鳥取県西部に位置する伯耆町（ほうきちょう）。中国地方最高峰の山「大山（だいせん）」の麓にあり、その綺麗な水と黒ボク土の恵みによって農業が栄えてきた。久米桜酒造はもともと米子市内にあったが、大山の天然のブナ林によって磨かれた美味しい水を求め、1985年に伯耆町に移転。なかでも環境省が定める平成の名水百選にも選ばれた「地蔵滝の泉」と同じ水脈の水を地下150mから汲み上げ、その美味しさが存分に味わえる酒造りを行っている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">日本酒の低迷をきっかけにビール造りへ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035.jpg" alt="" class="wp-image-50103" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>恵まれた環境により、久米桜酒造での日本酒造りにはさらに磨きがかかっていった。しかし、全国的にも日本酒の消費量は年々減少の一途をたどっており、久米桜酒造もその影響に頭を悩ませていた。そんなときに起きたのが、1994年の酒税法改正 。ビールの製造免許を取得する際の最低製造数量が年間2,000キロリットルから、60キロリットルへと引き下げられ、大手ビールメーカー以外でも製造が可能になったのだ。</p>



<p>同じアルコール業界にいる身として情報を耳にする中、次第にビール造りへの興味は高まっていった。「大山の水の美味しさを生かしたお酒を、日本酒以外にも造ってみよう」。そうして、地元のエネルギー会社「山陰酸素工業株式会社」とともに「久米桜麦酒株式会社」を設立し、1997年にビールの醸造に乗り出した。</p>



<p>ビール造りを始めるにあたって採用されたのが、当時島根大学で微生物の研究をしていた岩田秀樹さん。別会社の酵母の研究者として就職が決まっていた岩田さんだが、大山で新しく地ビールを造る事業が始まると聞き、ビール好きが高じて久米桜麦酒株式会社に就職。はじめはキリンビール横浜工場で研修し知識と技術を身に付け、1997年から「大山Gビール（地ビール）」のブルワーとなり、本格的なビール造りがスタートした。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ゼロから始めたビール造り</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051.jpg" alt="" class="wp-image-50104" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ビールを構成する原料は、水・麦芽・ホップ・酵母がベースとなる。そのなかでも水は約90%を占める。そのため、「水が良ければビールも美味しくなる」というのが、くめざくら大山ブルワリーの基本の考え方だ。日本酒と同様、大山の伏流水の恩恵を受けてビール造りに活用している。</p>



<p>また、ビール造りをゼロから始めるにあたり、原材料はどうやって育てられ、いつ収穫されるのか、造り手が理解するところから取り組もうと考えた。そこで、地元農家さんの協力により麦の栽培を開始し、自社農園ではホップの栽培も開始。現在では、収穫した麦とホップを原材料の一部に使用した季節限定のビールも販売している。</p>



<p>ビール造りの工程では、麦芽を細かく砕き、湯を加えた麦汁を糖化させた後、ろ過を行う。糖化とは、麦芽のデンプンが糖に変わる現象のことだ。ろ過された麦汁にホップを加え、香りや苦みなど味の変化を付ける。100度近い麦汁を10〜20度前後になるよう温度調整し、酵母を入れて発酵させると、酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に分解し、ビールができあがる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「ビールは景色」水の美味しさが伝わるラインナップ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116.jpg" alt="" class="wp-image-50105" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>くめざくら大山ブルワリーでは、常時味わえるビールとして4種類の「大山Gビール」を揃えている。麦芽とホップの香りのバランスがよく、スッキリとしたピルスナー。苦みが少なくバナナやバニラのような香りが特徴のヴァイツェン。イギリスで伝統的に製造され、甘味と苦みがほどよいペールエール。そして、コーヒーやチョコレートを思わせる焙煎麦芽をブレンドした黒ビール、スタウトだ。</p>



<p>なかでも岩田さんの一押しはヴァイツェン。フルーティーで飲みやすく、だからといって甘すぎない。ビールの世界大会「ワールド・ビア・アワード」の2011年大会「World&#8217;s Best Grain-only Wheat Beer部門」でも、世界一位を受賞した自信作だ。</p>



<p>また、醸造所の隣にはビアレストランを併設しており、いつでもできたてのビールが楽しめる。</p>



<p>「僕は『ビールは景色』だと思っている。なので、ここで飲んでもらうのが1番。できればビールの前に、地蔵滝の泉の水も飲んでもらいたい。何も加工されていないそのままの水に、自然のものがどんどん入っていく。そこにこだわりを詰め込んでいく感じが伝われば」と岩田さん。</p>



<p>美味しい水があるからこそ、美味しいビールが生まれる。現地に来て素材の味から堪能してもらうことが、大山Gビールの美味しさを伝える一番の方法なのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">大山ならではの限定ブランド</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039.jpg" alt="" class="wp-image-50106" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>メインブランドのほかに、さらに大山を感じてもらえるよう、地元産かつ自分たちならではの原材料を使用している季節限定ビールもある。</p>



<p>ひとつは、毎年8月に発売される「大山ゴールド」。このビールに使用している「ダイセンゴールド」という大麦は、ビール用品種として鳥取県で開発されたが、一時栽培が途絶えてしまっていた。くめざくら大山ブルワリーでは、「自分たちらしい、地元感を表せる原料を使いたい」という想いからこの品種に目を付け、地元農家と協力し、2002年からダイセンゴールドを栽培。それらを使用した「大山ゴールド」は、柑橘系やはちみつを思わせる香りと、麦本来のジューシーさが味わえる。</p>



<p>ふたつめは、毎年9月に発売される「ヴァイエンホップ」。かつて梅酒用の梅を栽培していた土地を自家栽培のホップ畑に転用したことから「ヴァイエン（梅園）ホップ」と名付けた。ブルワリーのメンバーで収穫し、生のホップをビールの仕込みの中で20分だけ浸漬する。生ホップならではの優しい柑橘系の香りと苦みが特徴だ。</p>



<p>また、久米桜酒造のメインブランド「八郷（やごう）」に使用する酒米、山田錦をビールにも使用。田植えから稲刈りまでを自分たちで行う、酒蔵の技術や経験値が活きるビールだ。ブランドは日本酒と同じく「八郷」と名付け、日本酒を思わせるほのかな香りが楽しめる。</p>



<p>これらのビールを造り始めた当初、印象深い出来事があったという。<br>「お客様から『そろそろあの麦のビール、出ますか？』って電話がかかってきたんです。それが本当にうれしくて。大山で、ビールで、原料で、季節が表現できているんだと。それでそのまま毎年造るようになり、自分たちらしいビールを追い求めるようになったんです」と岩田さんは笑う。</p>



<p>今では、毎年季節限定のビールを楽しみにしてくれるファンも増え、大山ゴールドは人気のビールになった。また、八郷に使用する酒米をファンの方と一緒に植えるイベントなども行っており、まさに大山とその季節感を伝える一助になっている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ビールから、大山や醸造家の想いを届けたい</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005.jpg" alt="" class="wp-image-50107" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ビール造りが始まって27年。母体が日本酒蔵だからこそ、そして大山のこの地だからこそできる、自分たちならではのビールと向き合い続け、160種類以上ものビール造りに挑戦してきた。そこにはビール造りへのこだわりや土地の歴史、何よりビールを楽しんでもらいたいという想いが込められている。</p>



<p>「ビールは一年中同じ味で、ただ冷えていればいいものじゃない。普及しているピルスナー以外にもさまざまなスタイル・温度のビールがあります。ぜひ自分好みのビールと出会ってほしい。そしてその過程で、いろんな人に我々の商品を知ってもらって、この鳥取・大山の地にそれがきっかけで来てもらいたい。そこで我々のビール造りや環境、造り手の想いを伝えられたら」と社長の田村さんは語る。</p>



<p>大山Gビールは、大山と世界の人々をつなぐ架け橋になっていくだろう。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/50101/">日本酒蔵の魅力と大山の水を味わうクラフトビール「くめざくら大山ブルワリー」／鳥取県伯耆町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/50101/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>富士山の北麓から見据えるクラフトビールの“未来”「富士桜高原麦酒」／山梨県富士河口湖町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/40768/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/40768/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 27 Feb 2024 01:00:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[富士河口湖]]></category>
		<category><![CDATA[クラフトビール]]></category>
		<category><![CDATA[ドイツビール]]></category>
		<category><![CDATA[ヴァイツェン]]></category>
		<category><![CDATA[富士山]]></category>
		<category><![CDATA[山梨県]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=40768</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9340468b1bddad70e08519bee357c95c.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>富士山の湧水はミネラルが豊富で、ビール酵母が発酵するのに適している。その湧水を“富士山からのおくりもの”と考え、ビールに変える職人がいる。研修で訪れたドイツで飲んだビールの美味しさに感銘を受けてから20年以上、富士山の北 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/40768/">富士山の北麓から見据えるクラフトビールの“未来”「富士桜高原麦酒」／山梨県富士河口湖町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9340468b1bddad70e08519bee357c95c.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>富士山の湧水はミネラルが豊富で、ビール酵母が発酵するのに適している。その湧水を“富士山からのおくりもの”と考え、ビールに変える職人がいる。研修で訪れたドイツで飲んだビールの美味しさに感銘を受けてから20年以上、富士山の北麓で<strong>ドイツビール</strong>を造り続けてきた職人が見据える<strong>クラフトビール</strong>の未来とは。</p>



<h2 class="wp-block-heading">富士桜高原麦酒のはじまり</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9340468b1bddad70e08519bee357c95c.jpg" alt="" class="wp-image-40770" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9340468b1bddad70e08519bee357c95c.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9340468b1bddad70e08519bee357c95c-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9340468b1bddad70e08519bee357c95c-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>日本におけるクラフトビール文化の始まりは、1994年、日本の酒税法が改正された時に遡る。ビール製造免許の条件として最低製造量が2000キロリットルから60キロリットルまで引き下げられ、小規模な醸造所でもビールを生産することが可能となったことがきっかけだ。後に“地域に根差したビール”として<strong>「地ビール」が誕生したが、まだクオリティも洗練されておらず、大手ビールブランドに慣れ親しんでいた国内の消費者には受け入れられぬまま、その文化は次第に薄れてしまう。 </strong></p>



<p>しかし、一部の醸造所は美味しくするための試行錯誤や研究を止めなかった。2000年代に入るとアメリカでクラフトビールの人気に火が付き、日本でも地ビールが改めて見直されるように。今までのイメージを払拭するため、地ビールから「クラフトビール」へと呼称を改めたところ消費者にも広く浸透し、2010年代に入ると各地でクラフトビールブルワリーが立ち上がっていくこととなった。富士山麓に醸造所を構え、今年で25周年を迎える<strong>「富士桜高原麦酒」もそんなクラフトビールブルワリーのひとつ</strong>。醸造長を務める宮下天通さんに話を伺った。</p>



<p>「元々この施設はドライブインだったんです。施設の老朽化に伴い新たな展開を検討していた中で、<strong>自社（富士観光開発）で所有していた水源（湧水）を活かした事業に乗り出すことになりました</strong>」<br><br>湧水をどう活かしていくかと考えた時に富士観光開発が着目したのは、当時国内で流行し始めていた地ビールだった。そこから国内のブルワリーやドイツなど、各地に研修に赴き、本格的なビールの造り方を学ぶところからスタート。「ドイツ・ミュンヘンで初めてドイツビールを飲んだ時の、震えるような旨さを今でもはっきりと覚えている」と言う宮下さん。<strong>富士桜高原麦酒のこだわり</strong>はここから始まった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ドイツビールの原料と四要素</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9ba13a1aca95883235d1b2a5d2275e4b.jpg" alt="" class="wp-image-40771" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9ba13a1aca95883235d1b2a5d2275e4b.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9ba13a1aca95883235d1b2a5d2275e4b-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/9ba13a1aca95883235d1b2a5d2275e4b-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>富士桜高原麦酒の定番は、小麦の種子を発芽させた小麦麦芽と呼ばれる原料を50％以上使用した<strong>ヴァイツェン</strong>という伝統的な<strong>ドイツビール</strong>。フルーティーで甘くまろやかな味わいで、宮下さん曰く「バランスが良くごくごく飲めるビール」とのこと。1516年、ドイツで発布された世界で最初の食品に関する法律は「<strong>ビールは、モルト・ホップ・水・酵母のみを原料とする</strong>」という内容だった。この<strong>“ビール純粋令”</strong>に27年前、ドイツでビール造りを学んでいた宮下さんは魅せられたという。</p>



<p><strong>モルト</strong>の芽と根を取ってから乾燥させたもので、世界各地で生産されている。その中でも同所ではドイツにある<strong>「ワイヤマン社」のモルトを輸入して使用している。</strong>芳醇な香りとほんのり甘みがあるのが特徴で、多湿な日本の気候で水分を吸収して柔らかくなってしまう事を防ぐ為に、倉庫では徹底した温度や空調の管理がなされている。<strong>モルトの配分でビールの風味や色、味は全く変わってくる</strong>ため、狙った見た目や味わいを引き出す配分を決めるのが職人の経験と腕の見せ所だ。</p>



<p>モルトと並んでビール造りで重要な原料が<strong>ホップ</strong>だ。アサ科の植物でビールに「苦み」と「香り」を与える役割を担っている。造り手がどんな苦みと風味を出したいか、その考えが反映される原料と言える。</p>



<p>ビール酵母は発酵の工程で糖分を取り込み、アルコールと炭酸ガスを生成。アミノ酸を取り込んで香りや味の成分を生成するという二つの役割を担っている。宮下さんは無数にあるビール酵母の中から厳選した2種類の酵母を採用した。</p>



<p><strong>富士山麓地域でビール造りを行う富士桜高原麦酒の強みと言えるのが水だ。</strong>富士山の水は溶岩でろ過されることでビール酵母が発酵するのに適したミネラル量が含まれている。成分の調整などを行う事もできるが、<strong>“水は富士山からのおくりもの”</strong>として捉える富士桜高原麦酒では、水自体に調整を加えるのではなく、その性質に合わせたモルトやホップを配分し、<strong>水のポテンシャルを最大限に生かしたビール造り</strong>を心がけている。</p>



<p>モルト・ホップ・酵母・水の組み合わせによりビールの出来は大きく異なるため、造り手によって決して同じ仕上がりになることはない。この配合の複雑さこそが「醍醐味であり楽しみ」だと宮下さんはいう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「ここにしかない」ビール造りを</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/de050f5c15c4a97f622c9a561a1e9c61.jpg" alt="" class="wp-image-40772" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/de050f5c15c4a97f622c9a561a1e9c61.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/de050f5c15c4a97f622c9a561a1e9c61-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/de050f5c15c4a97f622c9a561a1e9c61-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>醸造工程の一つに、モルト内のデンプンを酵素の働きによって糖に変える<strong>「糖化」</strong>というものがある。具体的には、粉砕したモルトを糖化釜でお湯と混ぜ合わせた麦汁を作り、温度を上げながら酵素を活性化させていく作業だ。富士桜高原麦酒では麦汁の一部を取り出して沸騰させた後、元の糖化釜に戻して全体の温度を上げる、ドイツ発祥のデコクションと呼ばれる糖化方法を採用している。まず37℃から44℃に温度を上げ、10分間温度を上げず休ませることで、モルトのタンパク質をアミノ酸に分解する酵素を活性化させる。次に58℃に上げてまた10分の休みを挟む。62℃、72℃も重要で5ステップから6ステップを挟む。このように間に時間を置きながら小刻みに温度を上げていく。（なお、ビールの種類により適切な温度帯は異なる。）</p>



<p>小刻みな温度管理をせず、一気に温度を上げきってしまう事も不可能ではない。しかし小刻みにステップを踏んで温度を上げることで安定したビール造りを実現している。</p>



<p><strong>「国内でここまでのステップが可能な設備をもったブルワリーは数少ない」</strong>と宮下さん。実際にブルワリーへ見学に訪れたアメリカのビール醸造家も、この設備を見て感心した程なのだとか。「少しでもお客様に美味しい物を届けたいという気持ちです」。富士桜高原麦酒ならではの設備と経験に裏打ちされたこだわりが、飲む人の心を掴むドイツビールを生み出している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">多彩なラインナップと味わい</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/ab465a1c8015dc00d6694504101e109c.jpg" alt="" class="wp-image-40773" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/ab465a1c8015dc00d6694504101e109c.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/ab465a1c8015dc00d6694504101e109c-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/ab465a1c8015dc00d6694504101e109c-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>現在インターネットでの通販のほか、全国のビアバーや酒販店にもクラフトビールを出荷している。ジャーマンスタイルラガーの<strong>「ピルス」</strong>はクリアなキレと苦みのある味わいが特徴。富士桜高原麦酒の集大成ともいえる<strong>「ヴァイツェン」</strong>は、喉ごしとともにフルーティでまろやかな甘みが口に広がる。2012年にWorld Beer CupとWorld Beer Awardsを受賞した名作<strong>「ラオホ」</strong>はスモーキーで甘みのある味わい。黒ビール<strong>「シュヴァルツヴァイツェン」</strong>にはキレと“甘芳ばしさ”が共存している。</p>



<p><strong>定番クラフトビール4種</strong>の他にも、地産地消にこだわり山梨県富士川町産のゆずを使用したビールなど、<strong>期間限定のクラフトビールが年間約10種類ほど</strong>揃う。ビール好きな人だけでなく幅広い方々がドイツビールの美味しさを存分に楽しむことができるラインナップだ。</p>



<p>どのビールにも炭酸ガスを後から注入するのではなく、ビール酵母の活動で自然発生する炭酸ガスを溶け込ませる「ナチュラルカーボネーション」という方法を採用することで、炭酸を飲んだ時特有の胃が膨らむような感覚の無い、柔らかく滑らかな炭酸の味わいを実現している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「富士桜高原麦酒」が見据える未来</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/63911977daa06be05c98a16359b25f6a.jpg" alt="" class="wp-image-40774" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/63911977daa06be05c98a16359b25f6a.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/63911977daa06be05c98a16359b25f6a-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/63911977daa06be05c98a16359b25f6a-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「これからもドイツビールの素晴らしさを日本中に伝えていくためには、基盤となる“売れるビール”を造らなければいけない」と語る宮下さん。研修先のドイツでビールの醸造と出会ってから20年以上ドイツビールにこだわり続けてきた富士桜高原麦酒だが、近年のクラフトビールブームで注目されているのはIPA（India Pale Ale）と呼ばれるアメリカ生まれのビールだ。ホップを大量に使った苦みの強さが特徴で、ホップをあまり使わない「ヴァイツェン」とは味わいがかなり異なる。</p>



<p>「昨今のIPAビールのブームに負けたくない」自分のこだわってきたドイツビールを残しながらも新しい事にチャレンジしていく必要性も感じているという。そんな思いからドイツビールとIPAを融合した新しいビール<strong>、“ニューイングランドヴァイツェン”</strong>の開発にも力を入れている。ホップの苦味でガツンとしたインパクトを表現しつつ、ドイツビールならではの甘くまろやかな後味を残す、「富士桜高原麦酒」の未来を担う新たなラインナップだ。</p>



<p>「現在日本国内にも様々なブルワリーができています。それぞれの個性を切磋琢磨させながら、日本独自のトレンドを発信して行けるよう、僕たちも富士桜高原麦酒ならではのビール造りに向き合っていきたいです」 「プレッシャーはあるが、そのプレッシャーが楽しい」と最後に笑顔を見せる宮下さん。長年愛される富士桜高原麦酒のブランドを守りつつ、ニーズに寄り添った新たなビール造りを極め続ける職人の想いが、世界を驚かせるニュースタンダードを生み出していくのかもしれない。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/f642ce3836eb5bb26c0e5dbf2fbfd280-1.jpg" alt="" class="wp-image-40775" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/f642ce3836eb5bb26c0e5dbf2fbfd280-1.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/f642ce3836eb5bb26c0e5dbf2fbfd280-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/f642ce3836eb5bb26c0e5dbf2fbfd280-1-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/40768/">富士山の北麓から見据えるクラフトビールの“未来”「富士桜高原麦酒」／山梨県富士河口湖町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/40768/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>豪商の米蔵でクラフトビールが味わえる「KOBO Brew Pub」／富山県富山市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/30483/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/30483/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 27 Sep 2021 04:18:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[富山市]]></category>
		<category><![CDATA[おつまみ]]></category>
		<category><![CDATA[米蔵]]></category>
		<category><![CDATA[KOBO Brew Pub]]></category>
		<category><![CDATA[ソーセージ]]></category>
		<category><![CDATA[お酒]]></category>
		<category><![CDATA[富山県]]></category>
		<category><![CDATA[ビール]]></category>
		<category><![CDATA[クラフトビール]]></category>
		<category><![CDATA[お土産]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=30483</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/main-7.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>米蔵で味わう絶品のクラフトビール 富山市の北部、富山湾と神通川や富岩運河が交わる岩瀬エリアは江戸初期から北前船の港町として栄えてきた。明治期に建てられた家屋が多く残っていて、当時の雰囲気が色濃く残る、閑静でレトロな町並み [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30483/">豪商の米蔵でクラフトビールが味わえる「KOBO Brew Pub」／富山県富山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/main-7.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">米蔵で味わう絶品のクラフトビール</h2>



<p>富山市の北部、富山湾と神通川や富岩運河が交わる岩瀬エリアは江戸初期から北前船の港町として栄えてきた。明治期に建てられた家屋が多く残っていて、当時の雰囲気が色濃く残る、閑静でレトロな町並みで知られている。そんな岩瀬の町で海運業を営んでいた豪商「馬場家」の米蔵をリノベーションした「<a href="https://www.info-toyama.com/attractions/101438" target="_blank" rel="noreferrer noopener">KOBO Brew Pub</a>」が2020年3月にオープンした。<span class="swl-marker mark_yellow">豪商の米蔵というだけあって、広々とした敷地の中にあるその堂々たる外観には圧倒されるが、店内を覗くとまるでタイムスリップしたかのような雰囲気でありながら、異国の酒場に訪れたような不思議な感覚を味わえる。</span>壁に描かれたアートや店内に佇む醸造機器は、大きくてインパクトがあるが、それでいて米蔵の趣は丁寧に残されており、木の温もりが感じられ、暖かみのある内装だ。醸造しているのは、国民1人当たりのビール消費量世界一の国・チェコ、の醸造所でのキャリアをもつコティネック・ジリさん。長年の友人であるスロバキア出身のブリエル・ボリスさんと二人で立ち上げた。</p>



<p>コティネックさんは2005年に石川県の醸造所にブラウンマイスターとして招かれ、2014年度「インターナショナル・ビア・カップ」で銀賞を受賞するほどの腕前。コティネックさんが参加した富山市内のイベントでブリエルさんは通訳として働いてい出会ったそうだ。そろって大のビール好きという二人は奥様がともに富山出身という事もあり意気投合。「ほしいのは賞ではなく、みんなが楽しむ姿とおかわりの声」そんな価値あるビールを造りたいとコティネックさんが独立の夢を語ったことがきっかけで、一緒に醸造所を作る事を決めた。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji2.jpg" alt="" class="wp-image-30486" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji2.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji2-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">クラフトビールに合うおつまみも一緒に</h2>



<p>取り扱っている<a href="https://www.kobobrewery.jp/#4" target="_blank" rel="noreferrer noopener">クラフトビール</a>は全部で9種類。その中でも特におすすめなのが、富山を代表するワイナリー（セイズファーム）のぶどうの搾り粕を使用した「セイズラガー」、富山名産の梨で作られた「馬場ヴァイツェン」、富山の地酒を扱う満寿泉（桝田酒造店）の酒粕を使用した「ドラゴンエール」の３種類だという。どれも地元のクラフトビールで、訪れた際には是非試しておきたいラインナップだ。どのクラフトビールを注文するか迷ってしまうが色々な味を試したい方は、４種類を飲み比べできるテイスティングセットを試すのが良いだろう。また、もう一つ忘れずに試しておきたい珍しいビールがある。<span class="swl-marker mark_yellow">世界トップクラスの唐辛子の一種であるジョロキアを使用した、激辛ビール「ジョロキアエール」だ。激辛というだけでも十分に興味をそそられるが、このビール、辛いもの好きには堪らない味で、リピーターも多いという。香りもすごく豊かで、ソーセージなどのフードともとても相性が良い。</span><br>フードは種類こそ限られているが、ここでしか味わえないこだわりの品々が用意されている。長さ約20cmの「ソーセージBIG」は、スロバキア出身の店長の家庭のレシピを参考に作られたもので、ぜひクラフトビールと一緒に楽しみたい。また、富山和牛を使用した特製のジャーキーや、実際に店舗で燻製にしているスモークナッツ、チェコ出身ブルワーの家庭のレシピを再現した自家製ハムなど、一見よくあるメニューでも「KOBO Brew Pub」ならではの一品としてアレンジし提供されている。</p>



<p>ぜひ観光の一環で訪れたい「KOBO Brew Pub」だが、クラフトビールの通販も行っている。通販で購入できるのは店舗では取扱いのない商品になるが、自宅で一足先にクラフトビールを楽しんではいかがだろうか。通販で扱っているボトルビールは「プレミアントピルスナー」、「3Aラガー」、「ペールエール」の３種類。パッケージデザインもおしゃれで、冷蔵庫に入っているだけで気分が上がり、「家飲み」のクオリティを上げてくれそうだ。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="640" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji3.jpg" alt="" class="wp-image-30487" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji3.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji3-300x300.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji3-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji4.jpg" alt="" class="wp-image-30488" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji4.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/09/kiji4-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30483/">豪商の米蔵でクラフトビールが味わえる「KOBO Brew Pub」／富山県富山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/30483/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>地ビールブームの波を超えた本物のビール「ＣＯＥＤＯクラフトビール醸造所」／埼玉県東松山市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/29761/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/29761/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 02 Jun 2021 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ブルワリー]]></category>
		<category><![CDATA[埼玉県]]></category>
		<category><![CDATA[クラフトビール]]></category>
		<category><![CDATA[お土産]]></category>
		<category><![CDATA[地ビール]]></category>
		<category><![CDATA[東松山市]]></category>
		<category><![CDATA[醸造所]]></category>
		<category><![CDATA[小江戸]]></category>
		<category><![CDATA[お酒]]></category>
		<category><![CDATA[コエドビール]]></category>
		<category><![CDATA[ビール]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=29761</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>地ビールブームから生まれたイメージ COEDOビールといえば、日本を代表するクラフトビールだ。国内でもビールにこだわる飲食店ではよく見かけるし、海外の和食店で目にすることも少なくない。そんなCOEDOビールの醸造所がある [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/29761/">地ビールブームの波を超えた本物のビール「ＣＯＥＤＯクラフトビール醸造所」／埼玉県東松山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">地ビールブームから生まれたイメージ</h2>



<p><a href="https://coedobrewery.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">COEDOビール</a>といえば、日本を代表するクラフトビールだ。国内でもビールにこだわる飲食店ではよく見かけるし、海外の和食店で目にすることも少なくない。そんなCOEDOビールの醸造所があるのは、埼玉県のほぼ中央に位置する東松山市。昭和50年代に建てられ、かつて大手企業の研修所として使われていた美しい建物でそのビールは造られている。「私の義理の両親がはじめたオーガニック農業の会社がベースになっています。環境や人間にやさしい農業をやろうとはじめたんですが、その連作障害を避けるために栽培した麦でビールを造ろうと考えたのがCOEDOビールの出発点です」（株式会社協同商事コエドブルワリー・朝霧重治社長）</p>



<p>ビール造りをはじめたのは1996年。当時は、規制緩和による「地ビール」ブームで全国各地に小規模醸造所が誕生していた。「地元である川越は“小江戸”と呼ばれる観光地。私たちも最初は観光地と結びつく形で参入しました。川越で栽培されているサツマイモを原料にした地元ならではのビール。地ビールブームもあり、かなり好調な事業になりました」しかし<span class="swl-marker mark_yellow">地ビールの様な、小規模なものづくりには修行を積んだ職人が必要で、突如として誕生した地ビール業界では、職人不在のまま未熟な醸造技術で、「食品」ではなく「観光土産」として製品づくりを行う企業がほとんどだった。</span></p>



<p>当初は<span class="swl-marker mark_yellow">物珍しさから注目を浴びたが、値段が高く、クセもあり、かならずしもおいしとは限らないネガティブなイメージが次第に定着するようになってしまった。</span>やがて地ビールブームは沈静化へと向かい、当時のCOEDOビールも少なからず打撃をうけた。このままでは厳しいと考えた朝霧社長は、ヨーロッパのパブでのまれているビールなどを研究し、あらためてCOEDOビールのあるべき姿を模索する。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_2832.jpg" alt="" class="wp-image-29765" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_2832.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_2832-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">地元に根付いたクラフトビール</h2>



<p>COEDOビールでは本物の職人のビール造りを学ぶため、ビール造りを始めた翌年の1997年にドイツから、代々ブラウマイスターを家業とする4代目クリスチャン・ミッターバウアー氏を招聘。COEDOの職人たちは、彼の下で5年間本場のビール造りを学んだ。その技術力を活かし、観光土産の地ビールからプレミアムな食であるクラフトビールへと転換したのだ。「ローカルならではの良さ、手造りのおいしさなどをとことん見直し、それを自分たちのビール造りに反映させていきました。それまではどこか大手を意識していた。でも自分たちの規模なら、自分たちなりの個性を出していくしかない。丁寧に造り、それを丁寧に伝えていくだけ。品質管理にもこだわり、おいしいビールをおいしい状態で届けられるように工夫もしていきました」</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">地ビールから、プレミアムなクラフトビールへ。その戦略は見事成功した。世界のコンテストでも高く評価され、ビールマニアの間でも人気に。醸造所を見学すると、ひとりひとりの職人が丁寧にビール造りをしている姿が目に入った。どんなに人気が高まっても原点は忘れない。<br></span>「やっぱり地元の方々に愛されるビールでありたいですね」<br>こだわりのビール造りは、これからも続いていく。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_0738.jpg" alt="" class="wp-image-29766" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_0738.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_0738-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="420" height="280" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_2830.jpg" alt="" class="wp-image-29767" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_2830.jpg 420w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/07042019_tabi_2830-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 420px) 100vw, 420px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/29761/">地ビールブームの波を超えた本物のビール「ＣＯＥＤＯクラフトビール醸造所」／埼玉県東松山市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/29761/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
