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	<title>養殖 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>養殖 - NIHONMONO</title>
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		<title>自然がつくり出すかけがえのない美しさをそのままに。「山下真珠有限会社 L’ de pearl」／愛媛県宇和島市</title>
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		<pubDate>Sun, 08 Mar 2026 07:59:34 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita013.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>真珠はこれまで“より完全な真円”であることに市場価値を求められてきた。自ら育てた真珠をジュエリーに加工し、「L’ de pearl」というオリジナルブランドで販売する山下奈美さんは、市場価値よりも、一粒ごとの個性を見極め [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita013.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>真珠はこれまで“より完全な真円”であることに市場価値を求められてきた。自ら育てた真珠をジュエリーに加工し、「L’ de pearl」というオリジナルブランドで販売する山下奈美さんは、市場価値よりも、一粒ごとの個性を見極め、その魅力を引き出した唯一無二の価値を創造している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">全国有数の産地で三代に渡り真珠養殖業を営んできた山下真珠</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita006.jpg" alt="" class="wp-image-54098" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita006.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita006-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita006-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>​​1963年創業の山下真珠有限会社は、日本有数の真珠の産地である宇和島市で四代にわたり家族で真珠養殖を営んできた老舗養殖業者だ。四代目にあたる山下奈美さんには、もともと家業に従事しようという明確な意思はなく、大学を出て広島県で一般企業に就職する。しかし、ちょうどその頃に新型コロナウィルスが拡大し、出社どころか郷里に帰ることも儘ならぬ状況に。そんな中、会社の上司や取引先の方々に何気なく「家業があるってすごいことだよね」と言われたことがきっかけとなり、故郷に帰って家業を手伝おう、と思うようになる。ちょうど同じ頃、県外でサラリーマンとして働いていた弟の雄平さんも宇和島に帰ってきたこともあって、家族で力を合わせて真珠養殖に取り組むことになった。</p>



<p>あるとき奈美さんは、友人から「山下真珠の真珠はどこで買えるのか」と尋ねられたという。その何気ない一言をきっかけに、自社で育てた真珠をメーカーに持ち込み、アクセサリーに加工してもらった後、それらがどこでどのように販売されているのか把握していなかったことに気づいた。「自分たちで育てた真珠を、自分たちの手で届けたい」。そうした思いから、アクセサリーの加工から販売までを自ら手がけることを決意。そして2023年には、真珠養殖を手伝いながら、自社の真珠を使ったジュエリーブランド「L’ de pearl」（エルデパール）を立ち上げ、既存の価値観にとらわれない、真珠本来の魅力を生かしたアクセサリーをつくって販売している。</p>



<h3 class="wp-block-heading">生産者だからこそわかる真珠本来の魅力を伝えたい</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita007.jpg" alt="" class="wp-image-54099" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita007.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita007-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita007-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>​​真珠はアコヤ貝がその胎内で時間をかけて育む天然の宝石であり、同じ色、形、輝きのものは一粒もない。しかし、真珠には昔から“真円であること”を至上とする評価基準があり、どんなに美しい照りや輝きがあったり、個性的でユニークな形をした真珠であっても、市場的には価値が認められることはない。真珠養殖に携わるうちに、ある意味“不遇”な扱いを受けてきた真珠たちを不憫に思うようになり、その魅力に気づいて欲しいという奈美さんの気持ちが「L’ de pearl」の立ち上げにつながっている。</p>



<p>エルデとは、ドイツ語の「erde」に由来しており、“地球、大地、特定の土地”という意味があるという。真珠養殖に適した条件に恵まれた宇和島の海だからこそ逞しく美しく育つ真珠には、アコヤ貝が持っている生命の力、そして大切に育てる人々の愛情が込められている、という思いで名付けられたブランド名だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">祖父である初代はこの地における真珠養殖のパイオニア</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita008.jpg" alt="" class="wp-image-54100" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita008.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita008-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita008-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>山下家がここで真珠養殖を始めたのは今から65年ほど前のこと。奈美さんの曽祖父と祖父の代に遡る。真珠養殖は三重県伊勢志摩地方に始まり、次第に宇和島市をはじめ全国各地へ広がっていくこととなる。三重県の真珠養殖業者が宇和海に進出、最初は、母貝採取の仕事から始まり、その後、真珠養殖のノウハウを教わった奈美さんの祖父は、この地における真珠養殖の第一世代となった。</p>



<p>近年、宇和島市を含む宇和海域では、アコヤ貝の大量死や担い手の高齢化・後継者不足などの問題により、生産量はピーク時と比べると減少傾向にある。しかしさらなる高品質化やブランド戦略などといった、新たな事業展開も進んでいるという。</p>



<p>こうした環境の変化の中で、山下家の真珠養殖を現在支えているのが、雄平さんだ。</p>



<p>現在、山下家の中心となって養殖を行っている雄平さんは「同じ母貝、同じ核、同じ海、同じ育て方でも、作り手によって差が出てきます。昔は技術やノウハウは秘密にしていたけど、今はそんな風潮も少なくなっています。僕は真珠養殖4年目の新人。新入りならではの怖いもの知らずで貪欲に聞いて回っています」と笑いながら言う。そうやって自分たちで試行錯誤しながら一生懸命に育てているからこそ、一粒ごとに異なる真珠の美しさを敏感に感じ取ることができるのかもしれない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">自然の力でしかつくり出せない豊かな色味と美しい輝き</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita043.jpg" alt="" class="wp-image-54101" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita043.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita043-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita043-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>真珠は一般的に、真円でキズやエクボがなく、テリのいいものが価値が高いとされている。しかし、そのような珠は、年間で数万粒が浜揚げされるうちの1〜2％にも満たない。そこで「L’ de pearl」では、市場的な価値は認められなくとも唯一無二の個性を持つ真珠を積極的に使用し、アクセサリーに加工している。真円に近い真珠を使うこともあるが、基本的にはバロックやドロップ、羽根つきといった、ユニークな形をしたものがほとんどだ。また、真珠の品質を保つために必要な加工処理しか施していないため、微妙に色合いが異なる自然の豊かな色味を楽しめる。個性のある真珠はそれ自体がデザインであるため、小ぶりで華奢なパーツを使用し、真珠の美しさを引き立てることを心がけている。「簡単に美しく育ち上がる真珠ではないからこそ、世代を超えて永く受け継いでもらえるものにしたい」という奈美さんの想いだ。</p>



<p>そうした想いを直接届けるため、販売方法にも工夫を重ねている。普段はオンラインショップのみでの販売だが、ポップアップストアや催事などでも販売しており、色も形も大きさもさまざまな真珠の中から、気に入ったものを選んでアクセサリーに仕立て上げるセミオーダーは特に人気が高いという。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita041.jpg" alt="" class="wp-image-54102" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita041.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita041-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita041-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>今まで価値が認められなかった真珠に日の目を当てたいという思いはあっても、老舗の真珠養殖業者であり、日々真珠に接しているプロフェッショナルとしてのプライドがある。形はいびつであってもアコヤ真珠の特徴である奥深い輝きと照り、色の美しさに対するこだわりは譲れないという。「世界にひとつしかない自分だけの真珠、また大切な人へのギフトとして、一粒ずつ選んでいただいている様を見ると嬉しくて。幸せを感じる瞬間です」という奈美さん。冠婚葬祭だけでなく、日常の装いに気軽に取り入れてもらえるよう、デザインや価格も日々試行錯誤している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">世界にひと粒しかない真珠を誰かの特別な輝きに</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita044.jpg" alt="" class="wp-image-54103" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita044.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita044-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2026/03/yamashita044-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「真珠のアクセサリーは世の中にたくさんあります。だからこそ何を特徴にするか難しいけれど、自分たちが育てた真珠を使っていること、だからこそ真珠本来の魅力をたくさん知っていて、それを生かすことができるということが一番の強みかなと思っています」という奈美さん。その考えのもと、最初はSNSなどを通じてのオンライン販売からスタートし、催事での出展販売、レンタルスペースを活用したポップアップストアでの期間限定販売など、販路も少しずつ広げてきた。</p>



<p>こうした取り組みの中で、様々な輝きを放つ真珠から、自分が好きな深い青色の粒をセレクトし、名前の奈美と海の波をかけて名付けた「NAMIOTO COLLECTION」の展開も始めるなど、ブランドとしても広がりを見せている。</p>



<p>その変化は、養殖の現場にも影響を与えている。雄平さんは「真円で白く、巻きのいい真珠を育てなければと必死でした。でも、姉がアクセサリーをつくり始めてから、既存の価値基準にこだわらなくていいんだ、活かしてもらえるんだ思うと気が楽になって。同時にもっと良い真珠を育てたいという気持ちにもなったんです」と話す。時代とともに漁業の在り様も人の価値観も変化してきている。多様性の時代と言われる今、「L’&nbsp; de pearl」のアクセサリーは年齢性別関係なく、多くの人たちに受け入れられ、愛される存在になるのかもしれない。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/54091/">自然がつくり出すかけがえのない美しさをそのままに。「山下真珠有限会社 L’ de pearl」／愛媛県宇和島市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>「恋し浜ホタテ」に、海の男のロマンをみる。漁師･佐々木淳さん／岩手県大船渡市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 27 Nov 2025 04:14:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-48.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>「恋し浜ホタテ」。なんて素敵なネーミングだろう。ホタテの産地･岩手県沿岸部の中でも、大船渡市三陸町綾里（りょうり）･小石浜（こいしはま）漁港の「恋し浜ホタテ」は、ブランドホタテとして名高い。生産者で岩手県漁業士会の会長で [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-48.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>「恋し浜ホタテ」。なんて素敵なネーミングだろう。ホタテの産地･岩手県沿岸部の中でも、大船渡市三陸町綾里（りょうり）･小石浜（こいしはま）漁港の「恋し浜ホタテ」は、ブランドホタテとして名高い。生産者で岩手県漁業士会の会長でもある佐々木淳（じゅん）さんは、震災を乗り越え、質の良いホタテを作り続けている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「小石浜ホタテ」の産地、大船渡市小石浜とは</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-6.jpg" alt="" class="wp-image-53522" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-6.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-6-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-6-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>三陸沖は、北からの親潮と南からの黒潮がぶつかる潮目があり、世界でも有数の漁場として知られている。青森県、岩手県、宮城県の３県にまたがる三陸の中でも、岩手県の沿岸はいくつもの湾が連なり、ノコギリの歯のような地形をしたリアス海岸が特徴的だ。</p>



<p>岩手県沿岸南部に位置する大船渡市は、吉浜湾、越喜来（おきらい）湾、綾里（りょうり）湾、大船渡湾と、いくつもの湾があり、古くからさまざまな漁業が営まれてきた。波の穏やかな湾では、ワカメやホタテ、ホヤなどの養殖業が盛んに行われている。</p>



<p>大船渡市三陸町綾里の小石浜（こいしはま）は、特にホタテの養殖に力を入れてきた。小石浜の漁師で、岩手県漁業士会の会長･佐々木淳（じゅん）さんは、父の代から漁師を受け継ぎ、この地でホタテの養殖を営んでいる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「恋し浜ホタテ」とは</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-36.jpg" alt="" class="wp-image-53523" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-36.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-36-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-36-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>岩手県産のホタテはかねてより、中央の市場でも評判がよく、1985年ごろには築地市場で日本一の卸値をつけたことがあるほどだ。</p>



<p>佐々木さんは2008年、小石浜青年部を立ち上げた。それまで、小石浜の漁師たちは、ホタテを市場に出荷していたが、それでは浜の名前が表に出ない。そこで綾里漁協組合を通じて、自分たちが育てたホタテを一般の消費者に直送できるように販路を開拓。そのホタテを「恋し浜ホタテ」とブランディングした。「小石浜」の読みを「恋し浜」ともじったネーミング。なんとも響きが良い。</p>



<p>漁港の近くには三陸鉄道が走る。2009年には駅名も「恋し浜」に変更。今では恋愛のパワースポットになり、駅の待合室にはホタテの貝殻に願いごとを書いた絵馬が飾られている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">良質なプランクトンがホタテを育む</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-39.jpg" alt="" class="wp-image-53524" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-39.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-39-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-39-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>越喜来湾の景色を見渡すと、広葉樹が多いことがわかる。広葉樹は秋になると落葉し、腐葉土になる。この腐葉土の養分を含んだ海水は、海の生物の栄養になるのだという。一方、親潮と黒潮がぶつかる三陸沖では、植物プランクトンが生まれ、その植物プランクトンを餌にする動物プランクトンが集まるという。</p>



<p>沖からのプランクトンと山からの養分を含む大船渡の内湾は、ホタテにとってとてもいい環境だ。小石浜では、こだわりを持って育てたホタテの中でも一定の基準をクリアしたものだけが「恋し浜ホタテ」として、販売されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大船渡で生まれた耳吊り式の養殖</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-25.jpg" alt="" class="wp-image-53525" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-25.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-25-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-25-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ホタテの養殖は、4月から6月に北の海から親潮に乗って流れてくるホタテの幼生（ラーバ）を採取することから始まる。5月に採苗したラーバは9月には1㎝ほどの大きさになり、ひとつのかごに50個のホタテの稚貝を入れたものを20段作る。ホタテが育つにつれ、かごの中のホタテが密になってくるので数をへらし、12月には25個に、2月は10個と減らしていき、約1年かけて直径８㎝のホタテに育てる。</p>



<p>直径８㎝に育ったホタテは、貝殻に穴を開け、ロープに吊るして養殖する。この養殖の方法を「耳吊り式」という。現在は、青森から宮城まで実施されている養殖方法だが、実は、大船渡で考案された養殖方法である。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-41.jpg" alt="" class="wp-image-53526" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-41.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-41-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-41-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「耳吊式」が確立したのは1960年ごろ。入り組んだ湾と水深が深い大船渡で効率良くホタテを育てるために考案され、現在に至る。大船渡には北海道のような遠浅の砂浜がほとんどないため海底で育てる「地まき式」の養殖ではたくさん収穫することができない。そのため、水中に吊るしたロープにホタテを吊り、深さを活かしてできるだけ多くのホタテを養殖しようと考案された。海底にホタテがつかないため、貝の中に砂が入らないという特長もある。</p>



<p>大船渡の湾内の水深は約40m。その地形を活かし、ホタテの養殖は盛んに行われるようになった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">質の良いホタテのため、手間を惜しまない</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-35.jpg" alt="" class="wp-image-53527" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-35.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-35-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-35-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ロープに吊るしたホタテは、湾内で約1年かけて大きく育つ。幼生から数えると約2年で出荷される。恋し浜ホタテは、漁場が限られているので、一枚一枚のホタテの質の良さで勝負する。</p>



<p>佐々木さんは、質の良いホタテを育てるために、貝と貝の間隔をあけ、1年間に2回以上貝殻の掃除をしている。貝殻には、海藻やフジツボなどが付着する。これらを定期的に除去しないと、ホタテが餌にしている栄養を海藻やフジツボに取られてしまう。それだけでなく、付着物のぶんロープが重くなり下がってしまう。</p>



<p>ただでさえ、ホタテが大きく成長すると、ロープが下がってくる。このロープの高さを調節するのも漁師の仕事だ。「ホタテはロープでつられているので、餌が豊富にある深さに吊って置くために、一年中高さの上げ下げをしています」と話す佐々木さん。太陽の光が届くかどうか、潮の流れが早いかどうか、長年の経験からロープの上げ下げをおこなっているのだ。佐々木さんは、貝殻の掃除や、ロープの調整など、こだわりを持ってホタテを育てている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">震災を乗り越えて</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/image-13-1024x683.jpeg" alt="" class="wp-image-53517" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/image-13-1024x683.jpeg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/image-13-300x200.jpeg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/image-13-768x512.jpeg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/image-13-1536x1024.jpeg 1536w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/image-13.jpeg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>綾里漁協で直販する「恋し浜ホタテ」は、ブランディングに成功。肉厚の貝柱、甘みがあってそのまま食べてもおいしいと評判になり、注文数も増えていった。しかし、2011年3月。東日本大震災が発生。小石浜にも津波が押し寄せた。</p>



<p>「東日本大震災の時は海にいました。初めて海ごと揺れるというのを経験して、これはただ事ではないぞと思い、浜に帰ったら大変なことになっていました」と佐々木さん。震災後はすぐに漁を始められる状況ではなかった。漁港は地盤沈下、荷捌き（にさばき）所も流失していた。</p>



<p>被災してすぐ、恋し浜ホタテを通じて知り合った人たちから応援の声が寄せられた。支援に駆けつけてくれる人もいた。そんな中、被災した漁港を支援してくれる海外のボランティア団体が現れ、佐々木さんは漁港の現状や復興のために何が必要かなどの交渉を行った。「恋し浜ホタテ」をブランド化した持ち前の機動力と、社交的な性格を活かし、海外の要人にも臆することなく、対話したことが功を奏した。</p>



<p>海外からの支援のおかげで2014年には地盤沈下した漁港が整備され、小石浜に荷捌き所が完成。沿岸の中でも復興のスピードは早いほうだった。漁港や荷捌き所の復興とともに養殖を進めていたホタテも出荷の時を迎え、2014年、荷捌き所でホタテの貝殻の掃除や、仕分けをして、質の良いホタテを出荷できるようになった。</p>



<p>支援団体から「恋し浜ホタテを知らなかったらここに来ることもなかったかもしれない」と言われたという。佐々木さんは「（恋し浜ホタテを）始めた当初は『何やろうとしてるんだ』と言われたこともあったけど、やっていて良かったと思う」と話し、支援や人のつながりに感謝する。</p>



<h3 class="wp-block-heading">妻のイザベルさんと海へ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-43.jpg" alt="" class="wp-image-53528" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-43.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-43-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-43-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>佐々木さんは、妻のイザベルさんと震災後に知り合った。フランスの内陸出身のイザベルさんは、子どもの頃から空手の稽古をしており、日本の文化に興味を抱いて育った。日本の大学を卒業し就職したイザベルさんは震災後、大船渡にボランティアとして何度も足を運んだ。当時東京で仕事をしていたイザベルさんだったが、大船渡は第二の故郷のような存在となっていった。</p>



<p>震災後、通訳として、佐々木さんの取材に同行したこともあったという。2020年には佐々木さんと結婚。現在は、観光ガイドや通訳をしながら、佐々木さんと一緒に海へ漕ぎ出し漁師をしている。</p>



<p>「フランスでは、魚介類はあまり食べない方でしたが、ホタテは好きでした。でも、恋し浜ホタテを食べたらびっくり（笑）『なんて美味しいの？』って思いました」と陽気に笑う。</p>



<h3 class="wp-block-heading">海は大船渡とヨーロッパをつなぐ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-16.jpg" alt="" class="wp-image-53529" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-16.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-16-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-16-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>フランスではホタテのことを「コキーユ･サンジャック」と呼ぶ。これは「ヨーロッパホタテ」と言い、厳密には日本のホタテとは種が違う。だが、フランスから遠く離れた日本の三陸沖では時折、採苗器の中にコキーユ･サンジャックが入っていることもあるという。日本のホタテより、少し貝殻がふっくらした形でボッティチェッリの絵画「ヴィーナスの誕生」で描かれている貝がそれである。</p>



<p>つまり、海はつながっている。そう考えると「恋し浜ホタテ」のストーリーに海の男のロマンを感じる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">これからも質の良い「恋し浜ホタテ」を届ける</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-27.jpg" alt="" class="wp-image-53530" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-27.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-27-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/11/iwate-gyogyoushikai-27-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>地球温暖化は海にも多大な影響を及ぼしている。親潮（寒流）と黒潮（暖流）がぶつかる場所が、北上しているのだ。暖流の勢力が強く、本来なら茨城沖で取れるはずの伊勢海老の漁場も北上しているという。</p>



<p>ホタテは寒い環境を好む。水温が5℃を下回ると冬眠するホタテは冬眠後、水温が上がったときに栄養を摂って大きくなる性質がある。近年は、温暖化で水温が5℃を下回ることがなくなってきた。冬の海水温が下がらないため、ホタテは冬眠の機会を失ってしまう。夏の疲れが癒えぬまま、次の夏がやってくるようなものだ。中には、大きく育たないまま死んでしまうものもある。</p>



<p>漁師の仕事は自然が相手だ。環境の変化によって次の年がどうなるかわからない。それでも「俺たちはホタテを諦めない」と話す佐々木さん。「恋し浜ホタテ」の質を守り続けたいと力を込める。たとえ海が変わったとしても、漁師としての矜持を持ち、海で生きる。腕組みして海を見つめる佐々木さんの横顔に使命を背負う者の覚悟を感じた。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/53511/">「恋し浜ホタテ」に、海の男のロマンをみる。漁師･佐々木淳さん／岩手県大船渡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>陸上養殖でつくる、肉厚･やわらか･肝までおいしい「三陸翡翠あわび」。元正榮北日本三陸水産／岩手県大船渡市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Oct 2025 03:51:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[三陸翡翠あわび]]></category>
		<category><![CDATA[三陸地方]]></category>
		<category><![CDATA[養殖]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9122.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>高級貝として知られるアワビ。その漁獲量日本一を誇る岩手県で、40年以上前から陸上養殖に取り組んでいるのが、元正榮（げんしょうえい）北日本水産だ。水やエサなどを独自に工夫して育てたアワビに「三陸翡翠（さんりくひすい）あわび [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/53407/">陸上養殖でつくる、肉厚･やわらか･肝までおいしい「三陸翡翠あわび」。元正榮北日本三陸水産／岩手県大船渡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9122.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>高級貝として知られるアワビ。その漁獲量日本一を誇る岩手県で、40年以上前から陸上養殖に取り組んでいるのが、元正榮（げんしょうえい）北日本水産だ。水やエサなどを独自に工夫して育てたアワビに「三陸翡翠（さんりくひすい）あわび」と名付け、ブランド化。「肉厚･やわらか･肝までおいしい」点が特徴で、料理人や消費者から好評を博している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">天然も乾燥品も。岩手はアワビの名産地</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9084.jpg" alt="" class="wp-image-53415" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9084.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9084-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9084-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>アワビは巻貝の一種で、世界では約70種、日本では主にエゾアワビ、クロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビの4種が分布しているといわれる。4種のうちもっとも漁獲量が多いのが、北海道や東北地方（三陸）に生息するエゾアワビ。コリコリした食感が特徴で、特に生食向きだ。</p>



<p>エゾアワビの産地である岩手県は、天然アワビの漁獲量日本一を誇る。アワビは海水温が低いと成長が遅いのだが、岩手県の三陸地方には暖流である親潮が流れ込むためアワビの成長が促されること、アワビのエサである昆布やワカメなどの海藻が豊富なこと、漁期は11～12月の2か月に限定して資源を保護していること、などが背景にあるようだ。ちなみに県内の大船渡市三陸町吉浜では江戸時代から、獲ったアワビを干して「吉浜乾鮑（きっぴんかんぽう）」として中国に輸出していた。明治時代になると製法が改良されたこともあり、中国では世界一の品質として評価されていたという。</p>



<h2 class="wp-block-heading">陸上養殖で、天然に負けない品質のアワビを育てる</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9087.jpg" alt="" class="wp-image-53416" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9087.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9087-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9087-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>このように昔からアワビの産地として名をはせていた大船渡市で、アワビの陸上養殖に取り組んでいるのが、1982年創業の元正榮北日本水産だ。もともと地元の漁師だった古川勝弘さんが、年々天然アワビの漁獲量が減っていることに危機感を抱き、陸上養殖に挑戦したのが始まりだという。養殖法は試行錯誤で、前年と同じようにやっても同じように成長しないなど苦労は多かったとか。さらに、ようやく養殖法を確立しても、ブランド化や天然ものとの差別化が難しく、思うように売れなかった。転機は、東北6県と新潟県の企業を支援する民間団体のサポートを受けたこと。「三陸翡翠あわび」と名付け、専用サイトを立ち上げて会員向け販売を実施したところ、「肉厚･やわらか･肝までおいしい」と評判に。2011年の東日本大震災からの復活を経て、現在事業は息子で代表取締役社長の季宏さんと、孫で取締役営業部長の翔太さんに引き継がれ、年間120〜130万個を生産する。ちなみにこの生産量は、陸上養殖のものとしては国内トップクラスだという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">やわらかく、肝までおいしい理由</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9101.jpg" alt="" class="wp-image-53417" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9101.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9101-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9101-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>アワビの養殖方法は、海上の生け簀などで育てる「海面養殖」と、陸上の施設で育てる「陸上養殖」の2通りがある。前者は設備費などのコストが安く技術面でも取り組みやすいため、日本では主流なのだが、台風などの天災や盗難のリスクがある。それに対し後者は、設備等のコストがかかるが、水質やエサなど生育環境を管理でき、一年中安定して生産することが可能だ。「特にエサの履歴がわかるという点は、消費者の方に安心していただけるはず」と翔太さんは陸上養殖のメリットを説明する。</p>



<p>同社の陸上養殖のポイントのひとつが、「地下浸透海水」で育てている点だ。これは海底の砂地層を通過してくる海水のことで、砂地層が「ろ過装置」の役割を果たすため海水は浄化される。同社ではこれをポンプでくみ上げ、さらにろ過して、養殖用の水槽に24時間365日かけ流しているので、水槽には常に新しい水が入ってきて清潔。アワビはエサを食べるときに砂や汚れなどを取り込み、それらは肝に蓄積されていくのだが、同社の水槽の水は砂などを含まずきれいなため、三陸翡翠あわびは「肝までおいしい」というわけだ。</p>



<p>また、アワビは流れのある海中で育つと運動量が多くなり、筋肉が発達して身が硬くなるのだが、水槽内では運動量が少ないので、身は硬くならないとのこと。三陸翡翠あわびが「天然ものよりもやわらかい」と評される理由はここにある。</p>



<h3 class="wp-block-heading">海藻の色素で、殻が美しい翡翠色に</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9109.jpg" alt="" class="wp-image-53418" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9109.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9109-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9109-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2つめのポイントはエサだ。同社では、昆布を中心とした海藻のほか、国産昆布の粉末や白身魚の粉末などでつくるペレット状の人工飼料も与えている。というのも、現在日本で出回っているアワビの多くが韓国産であることに対し、国産と名乗る以上、生産量優先ではなく品質の高さにこだわるべきと考えた元正榮北日本水産。エサの質がアワビの質に直結するのではと、抗生物質などを加えていない完全無添加のエサを徹底。これにより、肉厚で、雑味のないおいしいアワビが誕生した。ちなみに、名前の由来である美しい翡翠色の殻は、ふんだんに与えられている昆布の色素によるもの。さまざまな海藻を食べていて殻に緑色が出にくい天然ものと明らかに異なり、「これは美しく見栄えが良いと、個人のお客様からは喜ばれています」と翔太さんは胸を張る。</p>



<h3 class="wp-block-heading">自社で交配･孵化させて一貫生産</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9105.jpg" alt="" class="wp-image-53419" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9105.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9105-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9105-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>アワビの稚貝から育てる養殖業者が多いなかで、自社で交配･孵化させて一貫生産している点も、同社ならではだろう。孵化して7ミリの稚貝になるまでは、海藻の付いた「波板」を入れた容器内で育て、その後は水槽飼育に切り替え、前述の人工飼料を与える。個体差はあるものの、だいたい1年で3〜4センチ、2年で5〜6センチ、3年で7〜8センチ、4年で9センチに成長する。ちなみに天然アワビは成貝食用サイズである7センチになるまで5年かかるが、同社では3年と、成長のスピードが速い。その大きな理由は、成長が速いアワビを選んで交配させているから。親に似て生まれてくるアワビも成長が速いため、成長ホルモンなどを与えていないにも関わらず、速く成長するという。さらに同社では、自社で孵化させた幼生200万個のうち半量を地元の漁師に販売。漁師はこれを海に放流し、成長したものを採ることになるため、資源保全につながっている。</p>



<p>同社の主力は7～8センチの3年物だが、別のサイズを求めるお客もいるため、希望のサイズを希望する個数だけ販売している。「アワビの生産者はキロ単位で出荷するのが一般的なので、お客様からは『使いやすい』と好評です」と翔太さん。9割は生の状態で飲食店やホテルなどに、残りは「スチーム冷凍品」に加工して主に個人客に出荷しているそうだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">山林火災の被害に負けず、復活を目指して歩む</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9082.jpg" alt="" class="wp-image-53420" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9082.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9082-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/10/hy9082-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ここ数年の地球温暖化による海水温の上昇で、海水内の雑菌が増殖しやすくなっていることから、同社では今後、雑菌によるアワビの病気を防ぐために、殺菌装置の導入や、「閉鎖循環式陸上養殖」への切り替えを検討している。「閉鎖循環式陸上養殖」は、人工海水を水槽内で循環させて飼育する方法で、5年前から大手ゼネコンと業務提携して研究開発中とのこと。この方法では、雑菌を含む海水を使わずに済むうえ、「かけ流し」により水槽内の水を海へ排出することがなくなるので環境にもやさしいという。</p>



<p>そんな新しい試みが計画されていた矢先の今年3月、大船渡市の山林火災により、同社の設備の一部が焼失し、水槽内の約250万個のアワビが全滅した。損害額は約5億円。新しい設備をととのえて養殖を再開しても、わずかに残った幼貝を出荷可能のサイズにまで育てるには3年かかり、その間の収入はない。それでも季宏さんも翔太さんも、従業員のため、お客のため、地域のためにあきらめず、クラウドファンディングにも挑戦し、再建に向かって歩き出している。再び三陸翡翠あわびが市場に出回る日がくることを信じ、待ち続けたい。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/53407/">陸上養殖でつくる、肉厚･やわらか･肝までおいしい「三陸翡翠あわび」。元正榮北日本三陸水産／岩手県大船渡市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>海苔漁師の手から海苔を食卓へ。「アリアケスイサン」古賀哲也さん／福岡県大川市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 26 Jun 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[有明海苔]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_006-2-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本有数の海苔の産地、有明海。九州4県に囲まれた内海で、筑後川など多くの流入河川から栄養素が流れ込むため、豊穣な海として知られている。そんな有明海を漁場に海苔の養殖業を営むのは、福岡県大川市にある「アリアケスイサン」の古 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_006-2-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本有数の海苔の産地、有明海。九州4県に囲まれた内海で、筑後川など多くの流入河川から栄養素が流れ込むため、豊穣な海として知られている。そんな有明海を漁場に海苔の養殖業を営むのは、福岡県大川市にある「<a href="http://ariakesuisan.com/" target="_blank" rel="noopener" title="">アリアケスイサン</a>」の古賀哲也さん。海苔の養殖から加工、販売までを一貫して行う古賀さんの姿を通して、有明海の魅力、そして海苔のおいしさの理由に迫る。</p>



<h2 class="wp-block-heading">有明海特有の環境が海苔養殖に好適</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_031-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-47395" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_031-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_031-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_031-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_031.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>






<p>パリッ、とろり。歯切れがよく、口の中に入れた瞬間、磯の香りと旨みが鼻腔にふわり。「やっぱり有明海の海苔は違うね」と、皆が口を揃える。そんな“やっぱり”という評価の裏には、有明海が「宝の海」といわれる恵まれた環境と海苔漁師たちの矜持があった。</p>



<p>九州北部に位置する九州最大の湾、有明海。長崎、佐賀、福岡、熊本の4県に囲まれ、南に開いた湾口が狭い閉鎖性海域である。<strong>干満差（満潮と干潮の潮位の差）に関しては最大で6mと日本一</strong>で、1日2回の干潮時には広大な干潟が出現。ムツゴロウをはじめとする干潟生物が生息するなど、特有な生態系を持っていることでも有名だ。</p>



<p>さらに、<strong>阿蘇山を水源とする筑後川をはじめ、大小100を超える河川が有明海に流れ込み、淡水と海水が混ざり合って海苔養殖に適した塩分濃度となる。</strong><span class="swl-marker mark_yellow">海苔の成長に必要な光合成が促される大きな干満差も相まって、海苔養殖に最適な環境であると、昭和40年代には全国屈指の生産地となった。</span>まさに、宝の海である。品質の良さもあり、有明海産の海苔は日本が誇る名品へと成長した。</p>







<h2 class="wp-block-heading">日本一の干満差を生かした海苔づくり</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_089-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-47396" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_089-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_089-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_089-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_089.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>






<p>有明海で海苔養殖が本格的に始まったのは昭和30年前後のこと。江戸時代に日本で最初に海苔養殖が始まったとされる東京湾よりもずっと後のことである。有明海で海苔養殖が盛んになり始めたころ、東側の沿岸、福岡県大川市で古賀さんの祖父が海苔養殖をスタートさせた。</p>



<p>有明海では、<strong>干満の差を最大限に生かした「支柱式」と呼ばれる養殖方法</strong>を採用している。<span class="swl-marker mark_yellow">潮が引き、<strong>海苔が寒風にさらされると同時に、天日干しの状態になることでアミノ酸が増加</strong>。旨みが強く、香り高い海苔へと成長するという。</span>海苔漁師たちは海の状況を見ながら、海苔網の高さを20 cm単位で変え、海苔が太陽と風に当たる時間を調整。光合成によるアミノ酸の生成や、海苔の成長の度合いをコントロールしている。</p>



<p>有明海の海苔の養殖シーズンは、秋から春にかけての寒い時期。毎年9月頃に支柱を立て、10月から海苔の胞子付きの牡蠣殻を吊るした海苔網を海面に張るという「種付け（採苗）」を行う。初収穫はそのおよそ1ヶ月後だ。そのときに収穫したものは<strong>「一番摘み海苔」</strong>と呼ばれ、その柔らかな食感と風味の良さ良さから高値で取引される一級品に。地元では「ハナ海苔」とも呼ばれている。</p>



<p>一番摘みを終えた後も、同じ網で再び収穫。さらに、何度か収穫した後、次の海苔網に張り変えて2回目の一番摘みを迎え、そして同様に収穫を繰り返し、翌年の3〜4月頃まで収穫を行うのが主なサイクルだ。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_045-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-47397" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_045-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_045-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_045-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_045.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>






<p>同じ有明海といえども、その年の気候条件、場所による潮の流れ、海の深さなど、海のコンディションはその都度、場所ごとに異なる。<span class="swl-marker mark_yellow">つまりそのコンディションが海苔の品質を左右するほど、影響力を持つのだ。</span>ただし、網を張る場所は毎年くじ引きで決定するのが習わし。希望の場所で養殖できるかは運次第というわけだ。</p>



<p>しかし、「与えられた環境でいかに良質な海苔を育てられるか、そこが漁師の腕の見せどころです」と語る古賀さん。たとえば、潮の流れが速い場所に当たると質の良い海苔が育つ可能性が高いが、船上作業は難しく、手間もかかるという。その場合、古賀さんは通常よりも漁場を頑丈にして漁期に備えるなど、漁師の経験値を働かせ、その年に引き当てた漁場での勝負に臨むのだ。</p>







<h2 class="wp-block-heading">逆境の末に行き着いた、オリジナル商品の開発</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_124-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-47398" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_124-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_124-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_124-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_124.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>






<p>アリアケスイサンの3代目である古賀さんは、学生の頃から家業を手伝い、大学卒業後に父親の勧めでこの道へ。「最初は海苔の仕事が好きになれず、しぶしぶやっていました。しかし、自分が作った海苔を商品として販売する機会があり、お客様と直接やりとりする中で、おいしさで期待に応えたいと品質への責任を強く実感。私の中の潮目が変わった瞬間でした」と振り返る。</p>



<p>有明海の海苔漁師の多くが、収穫したすべての海苔を漁協に出荷していた中、アリアケスイサンではオリジナル商品を製造、販売。商品が生まれた背景には、社会情勢の変化、漁業環境の悪化などがあった。</p>



<p>1990年代以降、バブル崩壊の波が九州にも押し寄せる。さらに1997年には諫早湾干拓事業で長崎県諫早市側の湾の締め切りにより、有明海の漁業環境が悪化。宝の海を異変が襲う。加えて、大量生産かつ画一的な製品づくりが生産者側に定着化していたことも状況を深刻化させ、産業として下降の一途を辿ろうとしていた。</p>



<p>そんな折、古賀さんの父である先代は、新しい海苔づくりに挑む。現状を打破したいという強い思いが、新たな挑戦へと向かわせた。</p>







<h3 class="wp-block-heading">従来の製法に縛られない、海苔のおいしさの新境地へ</h3>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_166-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-47399" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_166-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_166-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_166-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_166.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>







<p>失敗と前進を繰り返し、3年が経過。根気強く、海苔の育成環境の改善、乾燥機の改良などを続け、完成したのが<strong>「紫彩（しさい）」</strong>だ。<strong>一番摘み海苔を裁断することなく摘んだ状態で乾燥</strong>。<span class="swl-marker mark_yellow">ザクザクっとした口当たりと、瞬時に口の中で溶けていく柔らかさが魅力だ。しかも、<strong>海苔そのものの栄養や旨み、ミネラル分が損なわれていない</strong>ことも大きな特徴である。</span></p>



<p>「紫彩」は、そのままスナック感覚で食べるもよし、パスタやお茶漬けのトッピングとして、さらには溶けやすいためスープの具にも最適。料理に使う際は仕上げに添えることで、海苔本来の風味を最大限に味わうことができる。従来の板海苔よりもアレンジの幅が広く、海苔レシピを考えるのも楽しい。</p>







<h3 class="wp-block-heading">香味良く焼き上げた板海苔も</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_148-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-47400" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_148-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_148-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_148-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_148.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>






<p>オリジナル商品は「紫彩」のほかに、<strong>一番摘み海苔を和紙のように漉き、香味良く焼き上げた板海苔「藻紙（そうし）」</strong>も販売。パリッとした食感、鼻に抜ける香ばしさと甘さを、塩むすびに巻いてシンプルに味わうのも良い。</p>



<p>自社商品は徐々に口コミで話題が広がり、現在では全国にファンを持つ製品へと成長。古賀さん自身も商品を通してお客様の声をダイレクトに聞けることが、日々の仕事の糧になっている。</p>







<h2 class="wp-block-heading">海苔漁師が見つめる有明海の未来とは？</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_085-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-47401" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_085-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_085-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_085-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/ariake_085.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></div>






<p>近年、有明海の海苔漁師たちは苦境に喘いでいる。少雨や赤潮による海の栄養不足で、2022年の秋から春のシーズンは記録的な不作に。「今年こそは」と意気込んだ2023年のシーズンも同様、2季連続の不作となり、古賀さんも落胆の色を隠せない。</p>



<p>これまで自然本来の力に強く支えられてきた海苔養殖。ただただ恵みの雨を願うだけでなく、この現状を打開すべく、人の力でできることを古賀さんも模索している。その中のひとつが、<strong>環境保全活動</strong>だ。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">「森の豊かな栄養素が川から海へ流れ込み、海を育ててくれているから」と、<strong>筑後川の清掃活動</strong>に力を入れている。そのほかにも、プランクトンの大量発生で海の栄養素が減ってしまうため、プランクトンを食べる二枚貝を増やす取り組みを行うなど、有明海全体でもさまざまな取り組みを実施。</span>再び来季に願いをかける。</p>



<p>さらに、有明海の海苔養殖を地域の産業として持続可能な形で発展させていきたいという思いから、SNSで情報発信を行うほか、マルシェなどのイベント出店や、ワークショップなどを開催。海の仕事、そして大川市のことを広く知ってもらい、地域に貢献したいと、福岡への移住希望者を対象にした海苔収穫などの職業体験にも力を入れている。海の中だけでなく、海以外の場所でも古賀さんの海苔漁師としての任務は続いていくのだ。</p>



<p>古来「宝の海」と呼ばれてきた有明海。これからも日本の食卓を支える海苔を、ここ有明海から届けてもらいたい。日本の「宝」であり続けるために、古賀さんの挑戦は続く。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/47394/">海苔漁師の手から海苔を食卓へ。「アリアケスイサン」古賀哲也さん／福岡県大川市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>三陸で牡蠣の種を養殖する「末永海産」／宮城県石巻市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/12206/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Nov 2012 03:48:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[三陸海岸]]></category>
		<category><![CDATA[養殖]]></category>
		<category><![CDATA[種牡蛎]]></category>
		<category><![CDATA[漁業]]></category>
		<category><![CDATA[牡蠣養殖]]></category>
		<category><![CDATA[加工食品]]></category>
		<category><![CDATA[養殖家]]></category>
		<category><![CDATA[ホタテ]]></category>
		<category><![CDATA[宮城県]]></category>
		<category><![CDATA[海鮮]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>牡蠣の子供が育つ海 三陸の海の恵み、牡蠣。その生産の中核を担うのが、石巻市の万石浦(まんごくうら)だという。この日訪れたのは、末永海産株式会社。今回の旅で牡蠣の養殖家である気仙沼の畠山信さんを訪ねたが、畠山さんが養殖して [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/12206/">三陸で牡蠣の種を養殖する「末永海産」／宮城県石巻市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">牡蠣の子供が育つ海</h2>



<p>三陸の海の恵み、牡蠣。その生産の中核を担うのが、石巻市の万石浦(まんごくうら)だという。この日訪れたのは、<a href="http://www.suenaga.co.jp/index.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">末永海産株式会社</a>。今回の旅で牡蠣の養殖家である気仙沼の畠山信さんを訪ねたが、畠山さんが養殖しているのは私たちの食卓に並ぶ、出荷用の牡蠣。末永海産ももちろん出荷用の牡蠣も養殖し、加工品なども作っているが、それとともに重要な役割を果たしているのが 「種牡蠣 （稚貝）」 の採苗と養殖だ。<br><span class="swl-marker mark_yellow">種牡蠣とはつまり、養殖牡蠣の子供。意外なことに、牡蠣の種が採れる海は世界的にも少ないのだという。万石浦はそのなかのひとつなのだ。万石浦で育った種牡蠣は、日本全国のみならずアメリカやフランスにも輸出され養殖されているのだという。</span></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img01.jpg" alt="" class="wp-image-12577" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">種牡蠣ってどんなもの？</h3>



<p>そもそも種牡蠣といわれてもあまりイメージがわかない。そこで末永海産代表の末永勘二さんに説明をしていただいた。<br>まずロープにホタテの殻を50枚ほど通してくくりつける。そのロープを牡蠣の放卵時期 （7月頃） に海中に垂らす。すると海中に漂う牡蠣の卵がホタテの殻に付着し、そのホタテを寝床にして牡蠣が育つのだ。3ヶ月ほどたったのち、間引きをしてよりいい種牡蠣を残して再び海へ戻して成長させて、ようやく種牡蠣ができあがる。</p>



<p>その種牡蠣を養殖家へ出荷し、それぞれの養殖イカダから水中につるして出荷用の牡蠣を育てる。養殖イカダについては、気仙沼の畠山さんの項をみていただきたい。その畠山さん曰く、末永水産は種牡蠣作りの名人なのだという。<br>海の中に浮遊した種がホタテの殻に付着させ種牡蠣を採苗する、まさに自然と向き合う仕事だ。<br>「我々も、漁師もそうですが、カレンダーではなく月の満ち欠け、陰暦で動きます。海の潮が大事ですからね」 と末永さんは話す。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img02.jpg" alt="" class="wp-image-12576" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">恵まれすぎていた三陸海岸</h2>



<p>末永さんが面白い話をしてくれた。この地域の牡蠣はそもそも亀が背負って運んできたという伝説が残っているというのだ。昔の人がそのように伝説として語り継ぐほどに、三陸海岸は海からの恩恵を受けてきたという。</p>



<p>「<span class="swl-marker mark_yellow">海産としては、三陸はとても恵まれている。何でもできる。牡蠣がダメならワカメ養殖ができる。ワカメがダメならホヤができる。</span>例えば県内でも波の荒いところだとそうはいかない。例えば遠浅の海だと養殖ができない。三陸は入り組んだリアス式海岸で、海が深くて養殖には恵まれている」 と末永さんは話す。そして 「ただ」 と続けた。<br>「<span class="swl-marker mark_yellow">恵まれすぎていたんだと思います。そのように何でもできる。海からの恩恵で生活ができた。だからこそ、その先にはなかなか行かなかった。徐々に水産業が衰退していくことにもなかなかついていけなかった。だから現在、加工品などの分野へも大きく力を傾けているんです</span>」</p>



<p>2011年、東日本大震災の甚大な被害のなかで、奇跡的に万石浦の種牡蛎は無事だったという。<br>これからの一つの目標は、牡蠣養殖に加えて安定した産業を作ること。末永さんは、もう新たな挑戦へ歩み出していた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img03.jpg" alt="" class="wp-image-12575" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img03-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img04.jpg" alt="" class="wp-image-12574" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_img04-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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						<span class="p-blogCard__excerpt">春の味覚!?牡蠣の旬の時期とは とろりととろけるようにミルキーな生牡蠣。身体がほくほくと温まる牡蠣鍋。冬になる</span>					</div>
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		<title>宮城を代表する味覚 牡蠣養殖家･畠山信さん／宮城県気仙沼市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 14 Nov 2012 04:00:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>春の味覚!?牡蠣の旬の時期とは とろりととろけるようにミルキーな生牡蠣。身体がほくほくと温まる牡蠣鍋。冬になると、牡蠣を使った料理が恋しくなる。と、普通、牡蠣といえば冬の味覚というイメージがあるが、実は牡蠣が一番おいしい [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/12195/">宮城を代表する味覚 牡蠣養殖家･畠山信さん／宮城県気仙沼市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">春の味覚!?牡蠣の旬の時期とは</h2>



<p>とろりととろけるようにミルキーな生牡蠣。身体がほくほくと温まる牡蠣鍋。冬になると、牡蠣を使った料理が恋しくなる。と、普通、牡蠣といえば冬の味覚というイメージがあるが、<span class="swl-marker mark_yellow">実は牡蠣が一番おいしい季節は、春</span>だと教えてくれたのは、牡蠣養殖家の畠山信さん。<br><span class="swl-marker mark_yellow">「春になると海にプランクトンが増える。その栄養をたっぷりとった牡蠣が一番美味しいんです」</span><br>宮城の牡蠣は例えば広島産の牡蠣と比べて少し小ぶり。だから、生で食べるのに適しているのだという。ぎゅっとうまみが閉じ込められて濃厚な味のするのが宮城産の牡蠣の特徴だ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img01.jpg" alt="" class="wp-image-12623" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12206_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12206/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">三陸で牡蠣の種を養殖する「末永海産」／宮城県石巻市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">牡蠣の子供が育つ海 三陸の海の恵み、牡蠣。その生産の中核を担うのが、石巻市の万石浦(まんごくうら)だという。こ</span>					</div>
				</div>
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		</div>

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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12197_img02.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/12197/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">目指すは、ごはんが進む海苔。海苔漁師･相澤太さん／宮城県東松島市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">海苔の収穫は早朝から 朝もまだ明けきらぬ、午前6時前。中田は船に乗っていた。どうしてそんな朝早くに海に出ている</span>					</div>
				</div>
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		</div>


<h2 class="wp-block-heading">海に眠る牡蠣の姿</h2>



<p>畠山さんに、小型の船に乗せてもらって、養殖場を見せてもらう。到着した場所は岸からほど近い内湾なのだが、水深は20メートルもあるのだそうだ。その水の下には10畳ほどの大きさの木製イカダが浮いていた。そこにホタテの殻が大量にぶら下げられたロープを沈める。このホタテの殻が牡蠣のベット。ロープ1本につき、約300個の種牡蠣がついていて、海の中でプランクトンを食べて成長するのだという。<br>「春に種牡蠣を海に入れて、出荷するのは翌年の秋から冬です。２年目の春に一度ロープを引き上げて、牡蠣を熱湯の風呂に入れて、牡蠣以外の生物が増えないようにします。畑の草むしりをするようなものです。それ以外は、海にぶら下げておくだけ。種牡蠣の時期も合わせると、養殖期間は約２年ですね」<br>熱湯の風呂というのには驚いた。約300個の種牡蠣から出荷に至るのは、100から150個くらいだそうだ。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading">牡蠣養殖に適した三陸の湾</h3>



<p>それにしても船があまり揺れない。この穏やかな湾が牡蠣養殖には適しているのだという。「宮城で牡蠣の養殖が盛んになったのは、三陸にこうした<span class="swl-marker mark_yellow">穏やかな湾がたくさんあったから</span>なんです」と畠山さんは説明してくれた。やはり土地に根付く産業には自然がもたらす影響があったのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img02.jpg" alt="" class="wp-image-12622" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">震災後、牡蠣復活の道のり</h2>



<p>畠山さんが養殖を行っている気仙沼市舞根地区も震災の津波被害を受けた。70基あった養殖イカダと船をすべてもっていかれてしまったという。壊滅に近い状態にあり、養殖を営む家も半減した。ただ、養殖を続けるために欠かすことの出来ない石巻の万石浦で育つ種牡蠣は無事だった。だからこそ、復活を目指すことができたのだという。「種牡蠣がなくなっていたら、宮城の牡蠣は全滅だったでしょうね」と話す。<br>現在は地域の住民と協業して養殖業を再開し、収穫、出荷ができるところまで復活を遂げた。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading">牡蠣とともに復興へ</h3>



<p>「なんとか復旧の目処は立ちましたが、復興はまだまだだと思っています。今の目標は、時期や相場に左右されにくい燻製などの加工品を作り、それをひとつの柱に育てていくこと。地元の人間はもちろん、外の人の意見も聞きながら、いろいろなメニューの開発に取り組んでいます」<br>現在はNPO法人ピースネイチャーラボを立ち上げ、新たな加工品の開発するほか、地域の街づくり計画にも携わっているという。畠山さんのお話は、震災の前の暮らしに戻ること、だけではなく、さらに発展していく方向に向かっていた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img03.jpg" alt="" class="wp-image-12621" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img03.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/02/12195_img03-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/12195/">宮城を代表する味覚 牡蠣養殖家･畠山信さん／宮城県気仙沼市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>自然と知恵が生み出した真珠「松本真珠」／愛媛県宇和島市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/15608/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Nov 2009 06:30:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[宝石]]></category>
		<category><![CDATA[養殖]]></category>
		<category><![CDATA[愛媛県]]></category>
		<category><![CDATA[宇和島市]]></category>
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		<category><![CDATA[ジュエリー]]></category>
		<category><![CDATA[アコヤ貝]]></category>
		<category><![CDATA[松本真珠]]></category>
		<category><![CDATA[世界最高級品]]></category>
		<category><![CDATA[ネックレス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>海で育まれる宝石「真珠」 別名「月のしずく」、あるいは「人魚の涙」。こんなロマンティックな名前を持つ宝石が、真珠だ。乳白色に光るまん丸の粒を見ていると、たしかにそんなふうに呼びたくなるほど美しい。宇和島が臨む宇和海の海岸 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/15608/">自然と知恵が生み出した真珠「松本真珠」／愛媛県宇和島市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">海で育まれる宝石「真珠」</h2>



<p>別名「月のしずく」、あるいは「人魚の涙」。こんなロマンティックな名前を持つ宝石が、真珠だ。乳白色に光るまん丸の粒を見ていると、たしかにそんなふうに呼びたくなるほど美しい。<br>宇和島が臨む宇和海の海岸沿いには、真珠の養殖イカダがズラリと浮かび、4月から7月にかけて、いたるところで真珠の核入れ作業を見ることができる。リアス式海岸による紺碧の入江。その深い入江の海面は穏やかで、水質・水温・潮の流れとも真珠の養殖にもっとも適した環境だ。<br><span class="swl-marker mark_yellow">宇和島では、1915（大正4）年に真珠の養殖が開始され、1978年には三重県を上回って日本一の生産高を記録。光沢・色・巻き具合ともに世界最高級を誇っている。<br></span>創業から約半世紀を迎える「<a href="https://www.matsumotopearl.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">松本真珠</a>」は、養殖から販売までを一貫しておこなっている会社だ。愛媛県では、県の条例で、真珠をつくるアコヤ貝の稚貝と母貝の養育は別業者がおこなうことになっているので、松本真珠の工程は母貝の買い付けに始まる。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_img01.jpg" alt="" class="wp-image-15988" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">真珠は手作業と年月をかけた一級品</h2>



<p>まずは、老舗ならではの長年の経験で優秀な母貝を買い付け、核を挿入。そして20～25日ほど静かな海で休ませたら、真珠に適した沖合いまで移動。しかし、あとは数年海に沈めておけばできあがり、というわけにはいかない。<span class="swl-marker mark_yellow">アコヤ貝は人間と同じく皮膚呼吸をするため、藻やフジツボなどの付着物を丁寧にとり除く貝掃除が待っている。</span>そうして手間ひまかけて育てて、やっと引き揚げにかかるのだ。<br>ただし、ここからがまた大変な作業。<span class="swl-marker mark_yellow">貝はひとつひとつ手作業で割り空け、傷つけないように真珠を取り出す。それを大きさや色などで選別し、加工する。これも手作業。そしてようやくネックレスなどの製品に仕上げられる。</span><br>自然の創作物に人間の知恵を吹き込み、光沢ある宝石が生まれる。<br>ここにもまた、自然と人間の協力関係が息づいている。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_img02.jpg" alt="" class="wp-image-15989" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/07/15608_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/15608/">自然と知恵が生み出した真珠「松本真珠」／愛媛県宇和島市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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