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	<title>雑貨 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>雑貨 - NIHONMONO</title>
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		<title>昔の「いいもの」現代に伝え、ものづくりの魅力を引き出す「仁平古家具店」店主 仁平透さん／栃木県芳賀郡益子町</title>
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		<pubDate>Thu, 04 Dec 2025 02:04:28 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4195.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>栃木県芳賀郡益子町を基点に古道具と生活雑貨のセレクトショップを運営するオーナーの仁平（にへい）透さん。益子町とその隣の真岡市にある「仁平古家具店」と「pejite（ペジテ）」の店舗では、昔ながらの手仕事によって丁寧に造ら [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4195.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>栃木県芳賀郡益子町を基点に古道具と生活雑貨のセレクトショップを運営するオーナーの仁平（にへい）透さん。益子町とその隣の真岡市にある「仁平古家具店」と「pejite（ペジテ）」の店舗では、昔ながらの手仕事によって丁寧に造られた古家具や、地元を中心とした作家が手掛けた陶器や雑貨などが並び、県外から足を運ぶ人も多い人気のショップだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">益子焼だけではない。人の手仕事や感性を感じられる益子町。</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4206.jpg" alt="" class="wp-image-53615" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4206.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4206-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4206-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>栃木県南東部に位置する益子町。「益子焼（ましこやき）」の名産地として数多くの窯元や陶器の販売店が店を構え、春と秋に開催される「益子陶器市」は最大で40万人もの人々が訪れるビッグイベントだ。</p>



<p>今も昔も「益子町＝益子焼」のイメージが根強いが、陶器市以外の益子エリアは、豊かな自然と日本の里山の風景を感じることのできるのどかな地域。個人で営むオシャレで個性的なカフェやベーカリーも多く、陶器に限らず手仕事の光る作家が手掛ける雑貨やアパレルなども取り扱うギャラリーも点在する。陶芸だけでなく、自然やグルメ、多くの人の手仕事に触れられるエリアでもある。</p>



<p>そんな町に店を構える「仁平古家具店」と「pejite（ペジテ）」。</p>



<p>ここは、仁平透さんがオーナーとして運営する、古家具や焼き物、雑貨などのセレクトショップだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">栃木県内３ヶ所、東京･青山にも店舗を展開</h3>



<p>益子町内にあるのは「仁平古家具店 益子」と「pejite（ペジテ）益子」。隣接する真岡市には「仁平古家具店 真岡」があり、「pejite（ペジテ）」は東京･青山にも店を構えている。</p>



<p>「仁平古家具店」では、明治から昭和初期に作られた希少な古い家具や雑貨を全国から厳正して仕入れ、１点１点水洗い･修理をして、再生したものを手が届きやすい価格で販売。</p>



<p>一方「pejite（ペジテ）」では、古家具だけにこだわらず、益子を中心とした作家の器などの陶器やガラス食器、シンプルで上質な衣服や雑貨など、作り手の技術や想いがこもった「手仕事」が感じられる品を揃えている。</p>



<p>どの店舗も大きな看板はなく、少し奥まった通りにあるなど、決して分かりやすい立地ではないが、県外からわざわざ足を運ぶ人も多い。</p>



<p>店に並ぶ品々は、有名ブランドの商品ではない。また、あっと驚くような華美なデザインでもないが、客足は絶えない。なぜそれらの店は、人の心を掴み続けるのだろうか。そこに至る店の歩みをうかがった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「好きなことをして、生きていきたい」</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4296-1.jpg" alt="" class="wp-image-53617" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4296-1.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4296-1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4296-1-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>オーナーの仁平透さんは高校を卒業してすぐに上京。レコードショップで働き、好きな音楽に触れられる道を選ぶ。しかし23歳のとき、実家の都合により地元に戻ることを余儀なくされた。いわゆる“田舎”には、就職先のバリエーションは多くはないのが現実。仁平さんも“好きな”仕事を選ぶことなく地元の工場で働いた。しかしなかなか肌に合わず、働いては辞めを繰り返す月日が流れる。</p>



<p>鬱屈した日々の中で高まっていったのは「好きなことで食って（生活して）いきたい」という気持ちだった。</p>



<p>同時に仁平さんは、趣味で古い家具や道具などを安く買ってきて、洗ったり補修をしたりしていた。若いころからインテリアに興味があり、古いものに魅力にも魅力を感じていたという。このまま合わない仕事を続けられないと考えた仁平さんは、独立することを決意する。</p>



<p>まずは古物商の免許を取り、自分で買付け、独学で補修･再生した家具や道具をインターネットオークションに出品。さらに東京都内で開催される骨董市などに持ち込んで販売をスタート。そして2009年には実店舗として、益子町の隣の真岡市にて「仁平古道具店」の１号店を開業した。</p>



<p>好きなことに突き進んだ仁平さんだが、「1軒目の店のときは不安でいっぱいでした」と当時を振り返る。それでも「なんとか食えたら、それで幸せ」だと思いながら、店舗と並行してネット販売や東京の骨董市にも出向き続けた。</p>



<p>「そんなことを繰り返していたら、段々とおもしろがられて、雑誌に載せてもらえるようになったんです」。当時は、まだまだ雑誌の影響力もあった時代。旅やカルチャーを取り上げた雑誌に載るとそれを持って店に訪れてくれる人も増えた。</p>



<p>2010年には益子町に「仁平古道具店」の2号店をオープン。個人客だけでなく、ありきたりではないインテリアを求める、店を営むオーナーなどからの需要もあった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「良いもの」だけど、まだ誰も知らないものを伝えるために</h3>



<p>古道具の良さを伝えられるよう邁進していた仁平さんだが、「古道具」を好きな人というのは限られる。また「仁平家具店」では、昔の人が手をかけて作った１点物で、一生使えるものを、手の届く金額で販売することも大切にしている。「古い物だからといって敷居は高くないし、１点物って楽しいよね、っていう感覚を伝えたいんです」と仁平さん。</p>



<p>そこで2014年には、「仁平家具店」とはコンセプトを分けるかたちで「pejite（ペジテ）」をオープン。より大型で高価格な古家具を取り扱うほか、地元益子の作家が手掛けた陶器や手作りの雑貨や衣類などの扱うことをことに。「最初は全国の一級品を販売しようと思っていたのですが、すでに作品が売れている人より、知られていないけれどいい仕事をしている人が、まだまだいることに気がついて…。良いものだけど、誰も知らないものを紹介したいと考えました」。</p>



<p>そして2018年には東京･青山に「pejite（ペジテ）」の2号店をオープン。それまでも都内から栃木へ足を運んでくれる人は多かったが、都内に店を置くことでより益子の魅力に触れてもらいやすくなった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">古きものを愛し、その魅力を蘇らせる</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/d7b5668f02e2b60cadca3e92098b1b8b.jpg" alt="" class="wp-image-53618" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/d7b5668f02e2b60cadca3e92098b1b8b.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/d7b5668f02e2b60cadca3e92098b1b8b-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/d7b5668f02e2b60cadca3e92098b1b8b-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>自分ひとりが食っていけるか、いけないか。という不安の中ではじめた事業も、今では従業員も増え、買い付けた古道具は300坪もの広さの工房で管理、7～8人の職人たちの手によって、１つ１つ丁寧に洗浄･修繕が施され、新たな生命が吹き込まれている。</p>



<p>汚れなどは綺麗に落とされているが、それでいて綺麗すぎない。</p>



<p>新品には再現できない、重ねた年月の中で深まった味わいを生かした再生は、高い技術はもとより、はるか昔にその物を手掛けた過去の職人への尊敬の念がなせる、現代の職人の「手仕事」が感じられる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">一過性のブームではない。仁平さんの人生が愛される店を生んだ</h3>



<p>「粗大ごみとか落ちている石とか、拾ってきては喜んでいるような子どもでした」と笑う仁平さん。「幼いころは貧しく、『おもちゃを買って』と言わないほうが良いかな？と思っていたのもあって、それがルーツになっているかもしれません」。</p>



<p>仁平さんの店で取り扱う古家具は、素朴で温かみのある手触りやフォルム、当時の文化や流行が見える細やかな意匠など、言いようのない魅力が詰まっている。</p>



<p>幼少期の境遇と生まれながらの感性が融合し生まれた仁平さんの審美眼。そして古いものへの愛情と尊敬。</p>



<p>時を重ねた物の魅力を引き出し、多くの人から愛される店となれたのは、一過性のブームなどではない。仁平さんの人生そのものがあったからなのだと思わずにいられない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">これからも地元を盛り上げるために </h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4207.jpg" alt="" class="wp-image-53620" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4207.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4207-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/SOL4207-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2023年には、東京駅の目の前、新丸の内ビルディング内に、自社のオリジナルテーブルウエアブランド「汲古（きゅうこ）」のショップを出店。益子の工房で焼き上げた陶器を中心に展開し、さらに益子や手仕事の魅力を伝えていける場所となった。</p>



<p>「町が盛り上がっていかないと人も来てもらえませんから。この地域に、おもしろいことをやりたい人が増えたらいいなと思います」と仁平さん。さらに「今後は栃木県でスモールビジネスをする人たちの力になりたい」と語り、2024年には古民家をリノベーションして店舗をして貸し出す事業も展開。</p>



<p>県内外に複数の店舗を展開するほどに事業を成長させた仁平さんは、ビジネスの成功者にも見えるだろう。しかしその根底にあるのは、育った土地･歴史ある日本の古いもの･人が手間暇かけた手仕事に対する、深い尊敬と愛情ではないだろうか。</p>



<p>「店をはじめた頃の不安でいっぱいだった自分に、15年後は大丈夫だよ、と教えてあげたい」といたずらっぽく笑う仁平さんは、安定を捨て「好きなことで食っていきたい」という想いと行動がなければ実現しなかった未来に立っている。</p>



<p>人の「好き」の力は強い。</p>



<p>きっとこれからも「好きなこと」へ向かって、全力疾走していくのだろう。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/53609/">昔の「いいもの」現代に伝え、ものづくりの魅力を引き出す「仁平古家具店」店主 仁平透さん／栃木県芳賀郡益子町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>末永く使い続けられる真鍮のカトラリーを。「Lue」の菊地流架さん／岡山県瀬戸内市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 24 Jun 2024 01:00:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5304.54-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>細くまっすぐな柄に、丸っこい匙の部分が印象的な真鍮のスプーン。このスプーンは、菊地流架さんが代表を務め、真鍮のカトラリーや雑貨などを手がけるブランド「Lue（ルー）」のもの。無駄な装飾などいっさいないシンプルなデザインだ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5304.54-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>細くまっすぐな柄に、丸っこい匙の部分が印象的な真鍮のスプーン。このスプーンは、菊地流架さんが代表を務め、真鍮のカトラリーや雑貨などを手がけるブランド「Lue（ルー）」のもの。無駄な装飾などいっさいないシンプルなデザインだからこそ、手仕事ならではの温もりが感じられる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大切なのは、誰が作ったかではない</h2>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-44886" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「<a href="https://www.lue-brass.com/" target="_blank" rel="noopener" title="">Lue</a>」の工房は、岡山市中心部から東へクルマで約40分ほど、瀬戸内市邑久町（せとうちしおくちょう）の、のどかな田園地帯に建つ。妻の実家の納屋を改装した建物で、1階が工房、2階がギャラリーショップとなっている。</p>



<p>真鍮のアクセサリー作家の父親の元に生まれた菊地さんは、高校時代からその手伝いを始めた。独立を考えたとき、父親が手がけていたアクセサリーをそのまま継いでいく自信がなかったことと、料理が好きだったことから、自身は真鍮のカトラリーを専門にしようと決意。2006年に「Lue」というブランド名で活動をスタートした。その名の由来は、子どもの頃の愛称。「僕の名前は、菊地流架（るか）。クリスチャンだった父が、キリスト教徒の信徒・ルカから名付けてくれました。子どもの頃は、「ルーくん」と呼ばれていて、それを元に」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">父親の影響を受けた、美しく機能的なスプーン</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-44887" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>そして最初に生まれたのが、「ティースプーン」だ。現在も作り続けているこの定番商品にも父親の影響を色濃く受けている。スプーンを作ってみたいと相談したときに、見本のような感じで作ってくれたものが、今の形に近いものだったのだ。特に、菊地さんが注目したのは、柄を叩くことで施される槌目を、デザインではなく持ちやすさのために付けている点だった。無駄な作業がなく、かつ見た目にも美しく、機能的であることに、強く惹かれたという。</p>



<p>さらに、<span class="swl-marker mark_yellow">銅と亜鉛の合金である真鍮の使ううちに酸化して色が落ち着いてくるという特性も気に入っている。使い方や手入れの仕方によって色の変化も変わってくるので、世界にひとつだけのアイテムとして、愛着を持てるからだ。</span></p>



<h3 class="wp-block-heading">末永く使い続けてもらうことが幸せ</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-44888" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">菊地さんが大切にしているのは、末永く使い続けてもらえること。</span>そこには民藝的な考えも含まれている。「民藝の方にはそう思われないかもしれませんが」と前置きをしたうえで、「<span class="swl-marker mark_yellow">岡山の民藝は、いいものを、同じ形で、安く提供できるように作ることで、長く作り続けていく。</span>そんな職人的な考えに基づいているように感じています。同じ形を作り続けるという点において、「Lue」のアイテムは民藝品に近いイメージなのかなと思っています」と語る。</p>



<p>そのことは、自分の名前が前面に出る作家としてではなく、「Lue」というブランド名で活動していることにもつながる。最初はひとりで始めた工房であったが、現在は製作スタッフ2名と、営業や事務などを担当する1名とともに運営。「自分たちが亡くなったあとも、誰が作ったとか関係なく、このスプーンをずっと使い続けてもらえたらうれしい。僕自身には「Lue」という名前が残ることへのこだわりもない。おもしろがって使ってくれる人がいるとしたらそれが幸せ」と。</p>



<h2 class="wp-block-heading">他者とのかかわりが新たな製品を生む</h2>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45471" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>また、「Lue」ではオリジナル製品のほか、店や企業などからオーダーを受けて製作するアイテムも数多く手がけている。京都のレストラン「monk（モンク）」のために作ったピザ取り分け用の「ピザスクープ」や、自動車メーカー・トヨタの「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」から生まれた和菓子用の「黒文字」などが一例だ。それらのアイテムは、多くの人に長く愛されるよう「Lue」としても定番商品化し、継続して販売している。</p>



<h3 class="wp-block-heading">手仕事だけにこだわらない姿勢</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45472" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>さらに、2013年からは、すべて手作業で行う「ハンドクラフト」以外に、「インダストリアル」というラインでの商品も展開している。その名のとおり、工業製品だ。</p>



<p>工房にこもっての仕事だけでなく、人とかかわる仕事をしてみたいと思ったのがきっかけ。自ら工場をまわり、協力してくれるところを探すことからスタートしたと、当時を振り返る。<span class="swl-marker mark_yellow">「インダストリアル」のラインは、菊地さんが手作業で作った原型を元に、金属加工製品の産地・新潟県燕市の工場で機械生産。手仕事では実現できない、統一された形と薄さ、輝きを備えた製品に。</span>機械生産することで、価格を抑えることにもつながっている。</p>



<p>工業製品である利点を生かすべく、「スタックできること」をこのラインのコンセプトに掲げた。第一作となったのは、アウトドアや子ども用のスプーン兼フォークの「スポーク」。重ねてもかさばらず持ち運びしやすいアイテムが誕生した。工業製品であっても原型がハンドクラフトのため、「Lue」ならではの温かみをまとった製品に仕上がる。もちろん、真鍮ならではの色の経年変化も楽しめる。<span class="swl-marker mark_yellow">機能的で長く使えるアイテムを生み出すためには、どうあるべきか。手仕事だけにこだわらず、最良の方法を選択する。</span>これこそ、菊地さんのもの作りの真髄なのだろう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">次なるステップは、自ら楽しむこと</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45473" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>ハンドクラフトの製作に関しては、2、3年前からスタッフに仕事をすべて任せられるようにシフトしてきた。それにより、菊地さんの仕事の取り組み方にも変化が。仕事として割り切らずに、「自分も楽しめる、半分遊び感覚での仕事にも挑戦できる」ようになってきたのだ。</p>



<p>たとえば、2022年には、鹿児島県奄美大島の染色工房「金井工芸」で「奄美泥染め」を行う金井志人さんと、兵庫県神戸市の「つくも窯」でスリップウェアを中心に手がける陶芸家の十場天伸さんと、コラボ作品を作った。ひとまずは実験的な試みとしての位置付けだが、ゆくゆくはライターや写真家など、異業種の仲間も巻き込んでの展開をも視野に入れているというから楽しみだ。</p>



<p>そしてもうひとつ、真鍮のオブジェを手がけたい気持ちもあるという。「無理やり作ってもいいものは作れないので、今はまだそっと寝かせている状態です」と菊地さん。無理せず、焦らず、機が熟すのを待つというのが、彼らしい。そんな風にまるで真鍮のごとく、少しずつ変化しながら深い輝きを増していく「Lue」の活動。これから先、菊地さんが心をくすぐられるような楽しい仕事に巡り会えたあかつきには、真鍮の新たな魅力で我々を驚かせてくれるはずだ。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/44881/">末永く使い続けられる真鍮のカトラリーを。「Lue」の菊地流架さん／岡山県瀬戸内市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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