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	<title>酒造メーカー - NIHONMONO</title>
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		<title>日本酒蔵の魅力と大山の水を味わうクラフトビール「くめざくら大山ブルワリー」／鳥取県伯耆町</title>
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		<pubDate>Sun, 03 Nov 2024 01:23:43 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2002.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>山陰地方のなかでも長い歴史を誇る日本酒蔵「久米桜（くめざくら）酒造」。創業は1855（安政2）年、170年近く日本酒業界を支えてきた。そんな久米桜酒造が新規事業として取り組んだのが、クラフトビールだ。酒造りをメインとして [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2002.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>山陰地方のなかでも長い歴史を誇る日本酒蔵「久米桜（くめざくら）酒造」。創業は1855（安政2）年、170年近く日本酒業界を支えてきた。そんな久米桜酒造が新規事業として取り組んだのが、クラフトビールだ。酒造りをメインとしていた久米桜で、クラフトビールが生まれた歴史と、その魅力に迫る。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大山のブナ林で磨かれた水での酒造り</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017.jpg" alt="" class="wp-image-50102" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2017-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>鳥取県西部に位置する伯耆町（ほうきちょう）。中国地方最高峰の山「大山（だいせん）」の麓にあり、その綺麗な水と黒ボク土の恵みによって農業が栄えてきた。久米桜酒造はもともと米子市内にあったが、大山の天然のブナ林によって磨かれた美味しい水を求め、1985年に伯耆町に移転。なかでも環境省が定める平成の名水百選にも選ばれた「地蔵滝の泉」と同じ水脈の水を地下150mから汲み上げ、その美味しさが存分に味わえる酒造りを行っている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">日本酒の低迷をきっかけにビール造りへ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035.jpg" alt="" class="wp-image-50103" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2035-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>恵まれた環境により、久米桜酒造での日本酒造りにはさらに磨きがかかっていった。しかし、全国的にも日本酒の消費量は年々減少の一途をたどっており、久米桜酒造もその影響に頭を悩ませていた。そんなときに起きたのが、1994年の酒税法改正 。ビールの製造免許を取得する際の最低製造数量が年間2,000キロリットルから、60キロリットルへと引き下げられ、大手ビールメーカー以外でも製造が可能になったのだ。</p>



<p>同じアルコール業界にいる身として情報を耳にする中、次第にビール造りへの興味は高まっていった。「大山の水の美味しさを生かしたお酒を、日本酒以外にも造ってみよう」。そうして、地元のエネルギー会社「山陰酸素工業株式会社」とともに「久米桜麦酒株式会社」を設立し、1997年にビールの醸造に乗り出した。</p>



<p>ビール造りを始めるにあたって採用されたのが、当時島根大学で微生物の研究をしていた岩田秀樹さん。別会社の酵母の研究者として就職が決まっていた岩田さんだが、大山で新しく地ビールを造る事業が始まると聞き、ビール好きが高じて久米桜麦酒株式会社に就職。はじめはキリンビール横浜工場で研修し知識と技術を身に付け、1997年から「大山Gビール（地ビール）」のブルワーとなり、本格的なビール造りがスタートした。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ゼロから始めたビール造り</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051.jpg" alt="" class="wp-image-50104" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2051-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ビールを構成する原料は、水・麦芽・ホップ・酵母がベースとなる。そのなかでも水は約90%を占める。そのため、「水が良ければビールも美味しくなる」というのが、くめざくら大山ブルワリーの基本の考え方だ。日本酒と同様、大山の伏流水の恩恵を受けてビール造りに活用している。</p>



<p>また、ビール造りをゼロから始めるにあたり、原材料はどうやって育てられ、いつ収穫されるのか、造り手が理解するところから取り組もうと考えた。そこで、地元農家さんの協力により麦の栽培を開始し、自社農園ではホップの栽培も開始。現在では、収穫した麦とホップを原材料の一部に使用した季節限定のビールも販売している。</p>



<p>ビール造りの工程では、麦芽を細かく砕き、湯を加えた麦汁を糖化させた後、ろ過を行う。糖化とは、麦芽のデンプンが糖に変わる現象のことだ。ろ過された麦汁にホップを加え、香りや苦みなど味の変化を付ける。100度近い麦汁を10〜20度前後になるよう温度調整し、酵母を入れて発酵させると、酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に分解し、ビールができあがる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「ビールは景色」水の美味しさが伝わるラインナップ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116.jpg" alt="" class="wp-image-50105" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2116-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>くめざくら大山ブルワリーでは、常時味わえるビールとして4種類の「大山Gビール」を揃えている。麦芽とホップの香りのバランスがよく、スッキリとしたピルスナー。苦みが少なくバナナやバニラのような香りが特徴のヴァイツェン。イギリスで伝統的に製造され、甘味と苦みがほどよいペールエール。そして、コーヒーやチョコレートを思わせる焙煎麦芽をブレンドした黒ビール、スタウトだ。</p>



<p>なかでも岩田さんの一押しはヴァイツェン。フルーティーで飲みやすく、だからといって甘すぎない。ビールの世界大会「ワールド・ビア・アワード」の2011年大会「World&#8217;s Best Grain-only Wheat Beer部門」でも、世界一位を受賞した自信作だ。</p>



<p>また、醸造所の隣にはビアレストランを併設しており、いつでもできたてのビールが楽しめる。</p>



<p>「僕は『ビールは景色』だと思っている。なので、ここで飲んでもらうのが1番。できればビールの前に、地蔵滝の泉の水も飲んでもらいたい。何も加工されていないそのままの水に、自然のものがどんどん入っていく。そこにこだわりを詰め込んでいく感じが伝われば」と岩田さん。</p>



<p>美味しい水があるからこそ、美味しいビールが生まれる。現地に来て素材の味から堪能してもらうことが、大山Gビールの美味しさを伝える一番の方法なのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">大山ならではの限定ブランド</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039.jpg" alt="" class="wp-image-50106" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2039-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>メインブランドのほかに、さらに大山を感じてもらえるよう、地元産かつ自分たちならではの原材料を使用している季節限定ビールもある。</p>



<p>ひとつは、毎年8月に発売される「大山ゴールド」。このビールに使用している「ダイセンゴールド」という大麦は、ビール用品種として鳥取県で開発されたが、一時栽培が途絶えてしまっていた。くめざくら大山ブルワリーでは、「自分たちらしい、地元感を表せる原料を使いたい」という想いからこの品種に目を付け、地元農家と協力し、2002年からダイセンゴールドを栽培。それらを使用した「大山ゴールド」は、柑橘系やはちみつを思わせる香りと、麦本来のジューシーさが味わえる。</p>



<p>ふたつめは、毎年9月に発売される「ヴァイエンホップ」。かつて梅酒用の梅を栽培していた土地を自家栽培のホップ畑に転用したことから「ヴァイエン（梅園）ホップ」と名付けた。ブルワリーのメンバーで収穫し、生のホップをビールの仕込みの中で20分だけ浸漬する。生ホップならではの優しい柑橘系の香りと苦みが特徴だ。</p>



<p>また、久米桜酒造のメインブランド「八郷（やごう）」に使用する酒米、山田錦をビールにも使用。田植えから稲刈りまでを自分たちで行う、酒蔵の技術や経験値が活きるビールだ。ブランドは日本酒と同じく「八郷」と名付け、日本酒を思わせるほのかな香りが楽しめる。</p>



<p>これらのビールを造り始めた当初、印象深い出来事があったという。<br>「お客様から『そろそろあの麦のビール、出ますか？』って電話がかかってきたんです。それが本当にうれしくて。大山で、ビールで、原料で、季節が表現できているんだと。それでそのまま毎年造るようになり、自分たちらしいビールを追い求めるようになったんです」と岩田さんは笑う。</p>



<p>今では、毎年季節限定のビールを楽しみにしてくれるファンも増え、大山ゴールドは人気のビールになった。また、八郷に使用する酒米をファンの方と一緒に植えるイベントなども行っており、まさに大山とその季節感を伝える一助になっている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ビールから、大山や醸造家の想いを届けたい</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005.jpg" alt="" class="wp-image-50107" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/11/05nkt_2005-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ビール造りが始まって27年。母体が日本酒蔵だからこそ、そして大山のこの地だからこそできる、自分たちならではのビールと向き合い続け、160種類以上ものビール造りに挑戦してきた。そこにはビール造りへのこだわりや土地の歴史、何よりビールを楽しんでもらいたいという想いが込められている。</p>



<p>「ビールは一年中同じ味で、ただ冷えていればいいものじゃない。普及しているピルスナー以外にもさまざまなスタイル・温度のビールがあります。ぜひ自分好みのビールと出会ってほしい。そしてその過程で、いろんな人に我々の商品を知ってもらって、この鳥取・大山の地にそれがきっかけで来てもらいたい。そこで我々のビール造りや環境、造り手の想いを伝えられたら」と社長の田村さんは語る。</p>



<p>大山Gビールは、大山と世界の人々をつなぐ架け橋になっていくだろう。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/50101/">日本酒蔵の魅力と大山の水を味わうクラフトビール「くめざくら大山ブルワリー」／鳥取県伯耆町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>世界中で愛される銘酒「獺祭」を生む旭酒造が目指す先にあるもの／山口県岩国市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 09 Feb 2023 01:00:06 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/9960f1316d42334acf6de1a6cf97ff44-1024x682.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本国内のみならず海外でも日本酒ブームの火付け役となった旭酒造株式会社。銘酒『獺祭（だっさい）』の名でよく知られる酒造メーカーだ。酒造メーカーとして型破りな方法で飛躍し国内外で愛され続け、もはや頂点をみたようにも思える『 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/9960f1316d42334acf6de1a6cf97ff44-1024x682.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>日本国内のみならず海外でも日本酒ブームの火付け役となった旭酒造株式会社。銘酒『獺祭（だっさい）』の名でよく知られる酒造メーカーだ。酒造メーカーとして型破りな方法で飛躍し国内外で愛され続け、もはや頂点をみたようにも思える『獺祭』は、今もなお進化しようとあくなき挑戦を続けている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ピンチをチャンスに変える日本酒造り</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/33d2f8497b76d774fb237a78a8795b66-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-35251" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/33d2f8497b76d774fb237a78a8795b66-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/33d2f8497b76d774fb237a78a8795b66-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/33d2f8497b76d774fb237a78a8795b66-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/33d2f8497b76d774fb237a78a8795b66.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p> </p>



<p>山口県東部に位置する岩国市。県道5号線の山中をひたすら車で進むと、突如として現れる12階建てのビル。この酒蔵として珍しい近代的な蔵は、1770年創業、200年以上の歴史を持つ<a href="https://www.asahishuzo.ne.jp/" target="_blank" rel="noopener" title="">旭酒造株式会社</a>の本社蔵だ。ここで世界的にその名を知られる銘酒<strong>「獺祭」</strong>が作られている。</p>



<p>「獺祭」生みの親である現会長、桜井博志（さくらいひろし）さんは、大学卒業後、大手酒造メーカーに勤務。その後旭酒造へ入社したが、先代との考え方の違いから一度は退社し、石材業を営んでいた。</p>



<p>1984年。先代が亡くなり3代目として旭酒造に戻ってきたものの、日本は空前の焼酎ブームで、日本酒の売り上げは激減。とにかく安く多く販売し消費するという時代。 地方の小さな酒蔵で製造できる数も少なかったため、当時の看板商品であった「旭富士」は売れず、旭酒造の業績は、年々下降するばかりだった。どうにかしようと奔走するも、地元の問屋も相手にしてくれない状況。</p>



<p>しかし、桜井さんはこの大きなピンチに直面したことで、日本酒造りの本質的な問題を、一つひとつ整理していく。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="667" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/89c7dfaf5a0213d4e054dd04fd15c8c0.jpg" alt="" class="wp-image-35256" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/89c7dfaf5a0213d4e054dd04fd15c8c0.jpg 1000w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/89c7dfaf5a0213d4e054dd04fd15c8c0-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/89c7dfaf5a0213d4e054dd04fd15c8c0-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">本当においしい日本酒「獺祭」の誕生</h3>



<p>生き残り戦略として取り組んだのが<strong>「本当においしい日本酒」</strong>をつくること。山口の片田舎で名前も知られない酒蔵が、当時日本酒業界の主流だった薄利多売で勝負をしても勝ち目はない。そこで選んだのは単価が高く価値を訴求しやすい<strong>「純米大吟醸」</strong>だった。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">日本酒は、原料や精米歩合などの違いによって種類が分けられている。その中でも、純米大吟醸というのは、米・米麹・水だけで造られる。</span></p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">精米歩合が50%以下の米を、低温で長期間発酵させ、米本来の旨味やコクがあり、吟醸香といわれる<strong>フルーツのような甘い香りをまとう</strong>のが特徴。</span>低温でじっくりと熟成させる造りは、コストも手間もかかるため、お酒の値段は高くなる。価値あるおいしいお酒を造ることで商品価値をあげていくのが狙いだ。</p>



<p>しかし、いくら良いものを造っても、「旭富士」のままでは手に取ってもらえない。新たな銘柄が必要だった。酒蔵がある獺越（おそごえ）という地名は、獺（かわうそ）が山を越えてやってきた場所という古い言い伝えに由来していて、そこにヒントを見出した。</p>



<p>獺が獲った魚を河原に並べて置く独特な行動が、神仏にお供え物を祀る（＝祭る）ように見えたことから生まれた「獺祭」という中国の故事があった。そこに明治の文学界に革命を起こした正岡子規の俳号の一つ「獺祭書屋 主人」にちなみ、この山奥から革新的な酒造りに挑戦する酒の名前にピッタリだと、「獺祭」と名付けることとした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">本当に美味しいと思える酒をつくるための苦闘</h2>



<p>とはいえ、新卒で大手酒造メーカーに勤めた経験はあるが、酒造りはまったくの素人。そのため、評判の高い蔵元を回ったり、おいしいと言われる吟醸酒を真似してみたり、やれることはかたっぱしから試した。桜井さんがかき集めてきた情報を元に杜氏が酒造りをおこない、すべてを数値化し、データを元にトライアンドエラーを繰り返していった。大学の先生からは純米大吟醸を量産するなんて言うことは、杜氏の気持ちを冒涜している、と叱られた事すらあったが、<strong>経験に勝る強みはない</strong>のだ。</p>



<p>着手から6年の歳月を経て、1990年ようやく、精米歩合50%と45％の純米大吟醸酒の販売にこぎつけた。完成にたどり着くまでは「地べたを這いつくばる想いで耐え忍んだ」。そう桜井さんは当時を振り返る。</p>



<p>開発当初からマーケットは東京へと決めていた。地元の小さな商圏では売り上げが先細りすることは目に見えていたからだ。桜井さん自身も酒販店や飲食店を回って積極的に営業活動をおこなった。発売当時バブルがはじけたばかりで、銀座の一等地は閉店したバーなどに置き換わって居酒屋ができ始めていた頃。獺祭のような高価格帯の日本酒を好んで置く店が多かったのもラッキーだった。また東京にいる山口県民などの間で少しずつ話題になると、取り扱ってくれる飲食店も増え滑り出しは好調といえた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">業界トップクラスの純米大吟醸造りへの挑戦</h2>



<p>日本酒業界は古くから、問屋を介して飲食店などの消費者へと商品が届けられてきたため、問屋との関係性が販売量を大きく左右してきた。売れている酒が必ずしも消費者の求めている酒とは限らないのが実情だった。</p>



<p>しかし、このままいくと日本酒業界は衰退の一途を辿ってしまう。古い仕組みを見直し、本当においしいものを多くの人に届ける方法を考えた桜井さんは、<span class="swl-marker mark_yellow">自分たちの造った酒を適切な状態で販売してくれる酒販店に限定して直接取引を始めることにした。</span>全国の売り場に社員が直接出向き、販売環境を確認して回ることも惜しまなかった。自分たちの目で見て、肌で感じた市場感と敏感に向き合ったのだ。</p>



<p>おいしい酒というのは全国どこにでもある。その中でも自分達の売りとなるものを強く打ち出すため、次に挑戦したのは<strong>業界トップクラス</strong>23％の精米歩合を誇る純米大吟醸<strong>「獺祭磨き二割三分」</strong>の開発だった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">徹底的にかける手間とコスト</h3>



<p>玄米を表面から77%削り取った状態の米を使うことで、雑味のないクリアな味わいと、奥深いおいしさを表現できる。しかしそれは簡単なことではなかった。磨きすぎると面白みのない味になる。</p>



<p>そのため、機械を使う方が再現性の高い作業、人の手でしかできない繊細な作業など、細部に渡って検証を重ねた。効率や導線、微妙な変化などを徹底的に突き詰め改善してきた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="667" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/ea8ca1facd6d5f67e27a9e8f4c36dee1.jpg" alt="" class="wp-image-35261" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/ea8ca1facd6d5f67e27a9e8f4c36dee1.jpg 1000w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/ea8ca1facd6d5f67e27a9e8f4c36dee1-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/ea8ca1facd6d5f67e27a9e8f4c36dee1-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p> </p>



<p>また使用する米はすべて山田錦。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">山田錦は、脂質やたんぱく質といった余分な成分が少なく、大粒で砕けにくいため精米しやすいのが特徴。</span>吸水性も高く良い麹をつくりやすいため、酒米の王様といわれるほどバランスが良く、造り手の意思を反映したお酒になりやすい。</p>



<p>だが、同じ米でも採れる畑によって吸水力などさまざまな違いがあるため、洗米はその微妙な違いに対応できるよう、人の手で行う。</p>



<p>そのほかに、蒸した米を床台まで移動させる際は水分バランスが崩れて米の品質が変わらないよう、すべて人の手で運ぶ。</p>



<p>麹造りは酒造りに50%以上影響するといわれているため、毎日麹の状態を機械で分析して、人の手で微調整をおこなうのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="668" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/a4b1c0e4dcc528e068cab1ec51387fa8.jpg" alt="" class="wp-image-35262" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/a4b1c0e4dcc528e068cab1ec51387fa8.jpg 1000w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/a4b1c0e4dcc528e068cab1ec51387fa8-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/a4b1c0e4dcc528e068cab1ec51387fa8-768x513.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>







<h3 class="wp-block-heading">人と機械のバランスから誕生した「獺祭磨き二割三分」</h3>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">このように、人の経験や勘と、データや機械のバランスにこだわったことで、誕生した唯一無二の純米大吟醸「獺祭 磨き二割三分」は旭酒造の金看板となった。</span></p>



<p>雑味がなくフルーティーな飲み口で、日本酒を飲まなかった若年層や女性にも受け入れられだすと飛躍的に業績を伸ばしていくことになる。ただひたむきに「自分たちが美味しいと思える酒を造る」ことを追求してきたことが市場に受け入れられたのだ。</p>



<p>「獺祭」ブランドの派手なPRもせず、原点を大切にする。そんな酒造りの姿勢はじわじわと口コミでに知られるようになり、メディアでも取り上げられるようになると評判が評判を呼び絶大な知名度とブランド力を持つようになった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">成功の裏にあった杜氏制との決別</h2>



<p>日本酒造りは一般的に季節仕事で、蔵人たちは仕込みの季節だけ出稼ぎにきて、終わると農業などの本業に戻るケースがほとんど。本業が終わらないと酒造りに参加できないなど、融通が利きにくく、自由な酒造りの足かせになることもあった。高齢化も課題になっていて、杜氏の属人的な技術を継承していくには、若く優秀な人材にバトンを渡していく必要がある。</p>



<p>しかしそれには安定した通年雇用が必須条件。桜井さんは夏場にも仕事があれば安定雇用を約束した人員確保ができると考え、1999年地ビール事業に参入を決めた。夏場に忙しくなる地ビール製造と冬場の酒造りをかけ合わせれば、通年雇用が可能となり製造分野に若い人材の採用が見込めると考えたのだ。</p>



<p>ところがたった3ヶ月で失敗、多額の借金だけを抱えることとなった。経営難の噂を聞きつけたベテラン杜氏がその年、蔵を去ってしまった。</p>



<p>自力での酒造りを迫られ、杜氏の役割を桜井さん自身が担い、蔵人の役割を社員5人でまかない、純米大吟醸造りをスタートすることに。幸い、時代の流れが杜氏に頼らない酒造りを意識しはじめていたこともあり、桜井さんも蓄積したデータを元にマニュアル化を進めていた。<span class="swl-marker mark_yellow">マニュアルを元に杜氏のいない酒造りを始めると、「こんな酒をつくってみたい」といったこれまでにない自由な発想が可能になった。</span>これを機に桜井さんは一年中造れるよう四季醸造に舵をきった。その結果、通年雇用が可能となり、若い世代の雇用が進むようになった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">真においしい酒とは</h2>



<p>以前より製造能力の限界を超えていたため、10年かけて、精米工場、新蔵、新冷蔵庫、第二蔵を建設。2015年に12階建ての本社蔵が完成した。</p>



<p>本当は、藪に沿って建てたかったが、酒蔵を立てるほどの広い平地の確保が難しかったため縦に伸ばす他なかった。しかしこれが生産効率を上げていき、生産能力は一升瓶400万本を超えた。かつて地元岩国でも売上下位だった旭酒造は、2016年度には<strong>清酒メーカー売上高トップ10にランクイン</strong>し、名実ともに大手酒造メーカーの仲間入りを果たした。</p>



<p>旭酒造は現在、全社員240名中、製造スタッフ170名以上という人数で、酒造りを行っている。社員の平均年齢28歳というから驚きだ。若い力が、地元からはもちろんのこと、全国からも続々と集まっている。もちろん経験がものを言うようなポジションには、ベテランの実経験者を入れてバランスを保つことも意識しているという。</p>



<p>酒造りのプロとして経験を積むことのできる環境は、古いルールに縛られず、不器用ながら取り組んできたからこそ出来上がったシステムだと桜井さんは笑う。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="668" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/8017b8aa683b97914b958d5d6cc55d7a.jpg" alt="" class="wp-image-35267" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/8017b8aa683b97914b958d5d6cc55d7a.jpg 1000w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/8017b8aa683b97914b958d5d6cc55d7a-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/8017b8aa683b97914b958d5d6cc55d7a-768x513.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>







<p> </p>



<p>みんな最初は素人。この世に在るものはどんなものでも変化するものだから、変化をしてもおいしいものを追求して提供できるようにと、<strong>今も進化の途中</strong>なのだという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">大切だからこそ変えていくべきもの</h3>



<p>そんな桜井さんはこう考えていると言う。古くから続く伝統手法や文化を、大切に継承していきたいと思うなら、逆に古くから伝わるものだからと理由を考えずに惰性でやってはいけない。大切だからこそ<strong>進化しなければならない</strong>と。</p>



<p>そんな想いから始めたのが<strong>「最高を超える山田錦プロジェクト」</strong>だ。2019年から始めたこの取り組みは<strong>酒米農家にも夢をもってもらうきっかけに</strong>なればと、旭酒造が契約する全国の山田錦農家を対象に開催するコンテストとした。今までの山田錦を超えるものに挑戦すると銘打っている。</p>



<p>応募数100件ほどの中から、優勝者の米を1俵50万円という相場の25倍ほどの値段で買い取るというもの。50俵（3トン）以上の出品単位となっているため実質約2,500万円以上の賞金が与えられることになる。</p>



<p>コンテストで優勝した米は<strong>獺祭の最上級酒</strong>を造る原料にあてられる。<span class="swl-marker mark_yellow">このコンテストをきっかけに、これまで山田錦を積極的に作らなかった地域でも<strong>「獺祭のための山田錦」</strong>が生産されるようになった。</span>山田錦を取り巻く環境に新しい風を吹かせ、良い酒造りができる好循環を生んでいる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">世界が認める日本酒へ</h2>



<h3 class="wp-block-heading">ニューヨークでの現地製造の挑戦</h3>



<p>高級ワインで知られるロマネコンティは1本100万円以上の値がつく。日本酒にも引けを取らない価値がある。しかし、その価値を認めてもらうには、価格が高くても評価してもらえる土壌があることを業界全体にも、消費者にも知ってもらう必要があった。そのためには海外の市場で獺祭が認められることが近道だと桜井さんは考えていた。</p>



<p>獺祭が軌道に乗り始めた2000年代初頭、ニューヨークの和食店で獺祭のリピーターがたくさんいることを耳にした桜井さんは、日本の人口減も見越し、2003年ごろから海外でのマーケット拡大を開始した。台湾から始まり、アメリカ、フランスとその規模を着実に広げ、獺祭の知名度は狙い通り世界クラスの階段を登り続けた。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">2018年にはパリで、<strong>フレンチの巨匠ジョエル・ロブション氏</strong>とのコラボレーションも実現。日本が誇る獺祭は、<strong>食のジャンルを越えて愛されるおいしい酒</strong>であることを世界的に発信することにも成功。2022年には約30ヶ国へ出荷され、「美味しい日本酒」としての正当な価値を世界中が認め続けている。</span></p>



<p>そして次なる挑戦はアメリカでの<strong>現地製造</strong>だ。本当においしいものを飲んでもらうため、輸出品ではない現地製造にこだわりたいと、2019年ニューヨークに酒蔵を建設開始。なんと7000石（一升瓶で70万本）の製造能力を予定しているという。</p>



<p>現地に居てこそ感じられる市場の変化や求められるものを瞬時に捉え、対応できる体制をつくりたいという。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="667" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/5ea82fbc5a966b17b69f8c98ffea2953.jpg" alt="" class="wp-image-35277" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/5ea82fbc5a966b17b69f8c98ffea2953.jpg 1000w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/5ea82fbc5a966b17b69f8c98ffea2953-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/02/5ea82fbc5a966b17b69f8c98ffea2953-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>







<p> </p>



<h3 class="wp-block-heading">これからの思い</h3>



<p>「私は、3周遅れのランナーです。不器用ながらに真っ直ぐひたむきに走ってきた。成功は時の運だが、成功する確率が高いものを選んでいくのも必要なことだと思う。世界を巻き込んで飲む人を幸せにするような、おいしい酒をこれからも造り続けたい」と、桜井さんはいう。</p>



<p>「夢は月で酒造りをすること。無理だって思わずにとにかくやってみること」そう語った桜井さんの屈託のない笑顔には、酒の味だけではなく、酒造りにかける型破りなこの情熱が、多くの人々を魅了してきたのだと確信させられる不思議な力があった。</p>


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						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/29637/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">継承と革新、進化しつづける澄川酒造場「東洋美人」／山口県萩市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">全国で愛される王道の日本酒「東洋美人」 山口県萩市にある創業1921（大正10）年の澄川酒造場。代表銘柄「東洋</span>					</div>
				</div>
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		<title>時間によって成長するお酒“生もと造り”「大七酒造株式会社」／福島県二本松市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/9256/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 12 Oct 2012 07:20:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[生酛]]></category>
		<category><![CDATA[酒造]]></category>
		<category><![CDATA[酒造メーカー]]></category>
		<category><![CDATA[日本酒]]></category>
		<category><![CDATA[二本松市]]></category>
		<category><![CDATA[酒]]></category>
		<category><![CDATA[食事]]></category>
		<category><![CDATA[酒造り]]></category>
		<category><![CDATA[大吟醸]]></category>
		<category><![CDATA[酒蔵]]></category>
		<category><![CDATA[福島県]]></category>
		<category><![CDATA[大七造酒]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>寒い冬はお酒にとってボーナス 創業1752年、260年の歴史を持つ老舗酒造メーカーが、二本松市にある大七酒造だ。大七酒造では、日本酒のもっとも伝統的な醸造法のひとつである「生もと造り」を一筋に、芳醇なお酒を造り続けている [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">寒い冬はお酒にとってボーナス</h2>



<p>創業1752年、260年の歴史を持つ老舗酒造メーカーが、二本松市にある<a href="https://www.daishichi.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">大七酒造</a>だ。<span class="swl-marker mark_yellow">大七酒造では、日本酒のもっとも伝統的な醸造法のひとつである「生もと造り」を一筋に、芳醇なお酒を造り続けている。なんと製造量の実に95％までが生もと造りだという。味わいが深く、その独特の旨みが人気を呼んでいる。</span></p>



<p>第十代目の太田英晴さんに蔵を案内していただく。大七酒造のモットーのひとつに、<span class="swl-marker mark_yellow">時間によって“成長する酒であること”</span>というものがある。<br>「寒い冬はお酒にとって、ボーナスだと思うんです」と太田さんは話す。<br>「本当に寒い冬は、人間の手で冷やしても届かないところにまで酒が行き着く。時間が立たないと加わらない味というのがあるんですよ。なかなか花が開いてくれないっていうのがいいんです。暖かい冬だとすぐに熟成して1年後には飲めてしまう。それは造り手からすると寂しい。私たちの手から離れて、どこまで酒が熟成するかなっていう伸びしろが楽しみなんです」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img01.jpg" alt="" class="wp-image-9345" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">260年生きている菌</h2>



<p>蔵を案内してもらう。そのなかで中田が目をつけたのが、米を蒸すときに使う和釜。しかも、新品の和釜だ。<br>「和釜を新調されたというのは見たことがないですね」と中田。<br>「やっぱり、和釜がいいですね。いい蒸気が出ますから」と太田さんはいう。<span class="swl-marker mark_yellow">和釜は強火で使うのだが、はじめに上がる蒸気は普通のボイラーとそう違わない。しかし、次第に高温の乾燥した蒸気に変わるのだという。その変化によって蒸されるお米は、最初の蒸気でしっかりと水分を含み、最後の蒸気で表面がしっかり乾く。麹菌の好む、理想的な蒸米に仕上がる</span>という。<br>太田さんは「一番ありがたい資産は蔵のなかで260年間生き続けている菌」だという。これは人の手では作り出せないもの。「寒い冬はボーナス」という考え方もそうだが、自然と向き合って酒を造っているのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img02.jpg" alt="" class="wp-image-9346" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">食事のプロセスに合ったお酒を</h3>



<p>ソムリエの<a href="https://www.tasaki-shinya.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">田崎真也</a>さんが利き酒用にデザインしたグラスで、試飲をさせていただいた。その食器がとても日本酒の試飲とは思えない雰囲気だった。何より試飲のために通された応接室からしてすでに、ヨーロッパのホテルのような雰囲気なのだ。そこで中田がイタリアのワイナリーを訪問した時の話をした。<br>「イタリアのワイナリーに行くと、いろいろ飲ませてくれるんですけど、それとともにご飯がすごくおいしいんですよね。そして逆にこのご飯にはこのワインっていうふうに勧めてくれる」<br>そう中田が話すと、同じような意見を持って太田さんもこう話す。</p>



<p>「たしかに今までの日本では多くが、美食は美食、美酒は美酒というふうにマッチングを考えてないものが多かったと思うんです。<span class="swl-marker mark_yellow">私たちは食事のプロセスに合うお酒を出していくということを考えています。時間軸にそって考えながらサービスをするというスタイルを確立したい。すべて大吟醸がいいというわけではない。にごり酒があって、味わい深くてボディのあるお酒がある。そういうすべてが食事として融合していくのが本当の姿なんだと思います</span>」<br>いいお酒を造る。そのお酒が本当に光る瞬間は、やはり食事と調和するときなのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img03.jpg" alt="" class="wp-image-9347" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img03-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img04.jpg" alt="" class="wp-image-9348" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9256_img04-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


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					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9262_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
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						<span class="p-blogCard__excerpt">行列のできる日本酒「飛露喜」 取材当日のこと。廣木酒造本店に向かうと、近所の酒販店に何やら長蛇の列ができている</span>					</div>
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					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9248_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
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