<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>越前市 - NIHONMONO</title>
	<atom:link href="https://nihonmono.jp/tag/%e8%b6%8a%e5%89%8d%e5%b8%82/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
	<lastBuildDate>Fri, 09 May 2025 06:31:26 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.8.5</generator>

<image>
	<url>https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/cropped-favicon-32x32.png</url>
	<title>越前市 - NIHONMONO</title>
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>国内外の一流シェフから注文が殺到。越前打刃物の革命児・黒崎 優さん/福井県越前市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/34239/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/34239/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 25 Dec 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[刃物]]></category>
		<category><![CDATA[福井県]]></category>
		<category><![CDATA[越前市]]></category>
		<category><![CDATA[越前打刃物]]></category>
		<category><![CDATA[鍛冶職人]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=34239</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-10.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>約700年もの歴史を持つといわれる「越前打刃物」。かつて越前国と呼ばれた越前市周辺の名産となり、江戸時代は福井藩の保護を受け、1970年には国内で初めて伝統的工芸品に指定された。その稀有な産地で、抜群の切れ味と軽さ、耐久 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34239/">国内外の一流シェフから注文が殺到。越前打刃物の革命児・黒崎 優さん/福井県越前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-10.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>約700年もの歴史を持つといわれる「越前打刃物」。かつて越前国と呼ばれた越前市周辺の名産となり、江戸時代は福井藩の保護を受け、1970年には国内で初めて伝統的工芸品に指定された。その稀有な産地で、抜群の切れ味と軽さ、耐久性、そして美しいデザインを兼ね備えた包丁で世界を魅了している鍛冶職人が、黒崎 優さんだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">１万本の予約、３年待ちの包丁</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/12/kiji1-10.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p> </p>



<p>「越前打刃物」の産地は、福井県のほぼ中央に位置する越前市内、最寄りのJR武生駅から車で10分ほど東に進んだ池泉町にあり、越前和紙の産地にも近い。近年では、現代的なデザインと切れ味から、日本国内のみならず海外のシェフからも高い評価を得ている「越前打刃物」だが、深刻な衰退の危機に瀕した時代もあった。それを救ったのが1993年に完成した「タケフナイフビレッジ」だった。</p>



<p>「タケフナイフビレッジ」は、鍛冶職人が協力し合い、後継者を育てるという画期的な共同工房として活動を続けてきた。今では13の刃物会社が共同で運営しており、40名ほどの鍛冶職人が腕をふるう共同工房のほか、直売所、協同組合がある。ここでの修業の後独立し、今や世界にその名をとどろかせる打刃物職人が黒崎　優さんだ。</p>



<p>黒崎さんは、「タケフナイフビレッジ」の隣に工房とショップを併設した「黒崎打刃物」を構える。その工房で黒崎さんが作り出す包丁は、ひときわ注目を集め、和食はもちろん、フレンチやスペイン料理など、あらゆるジャンルのトップシェフを始めとする世界中のユーザーから約1万本もの予約が入り、納品までに3年待ちにもなっている人気ぶりだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">国内外のトップシェフを魅了</h3>



<p>黒崎さんのもとには、海外からぜひ現地に来て実演をして欲しいとのオファーが多数舞い込む。これまで、商社のコーディネートで、フランス・パリ、スウェーデン、ドイツ、スイス、オランダといったヨーロッパ各国で研ぎ実演を、カナダ・カルガリーでは刃を叩いて鍛える実演をし、アメリカ・ニューヨークでは展示会に出展した。</p>



<p>海外のシェフらユーザーとふれあう中で求められたのが、持ったときの「軽さ」や「デザイン」だった。その学びを、自身の包丁づくりに活かしてきた黒崎さんのもとにはオーダーが殺到し、その内訳は今では<strong>海外が全体の８割を占めるまでに</strong>なっている。また、黒崎さんの工房にはアメリカ、カナダ、ヨーロッパを始め、中には南アフリカなどまさに世界中からシェフが視察に訪れる。</p>



<p>もちろん国内でも和食、すし、フレンチなどの名だたるミシュランシェフたちが、黒崎さんの包丁を待ちわびている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">薄くてよく切れて丈夫な包丁</h3>



<p>黒崎さんが生み出す包丁は、なぜ一流シェフから高く評価されるのか。「それは単純な理由ですね。薄くて、よく切れて、丈夫だから」と黒崎さんは言う。</p>



<p>両刃の洋包丁は、片刃の和包丁に比べて厚みがあるのが一般的だが、黒崎さんの両刃包丁は極限まで薄さを追求していることから、軽く、よく切れてシェフが疲れない。さらに、ほかの産地にはない越前打刃物の伝統技術で、<strong>刃先にハマグリのような丸み</strong>を持たせて刃こぼれを防いでいる。</p>



<p>本来、極限の「薄さ」と刃の「強度」は相反するが、黒崎さんは、薄さと強さを兼ね備えた包丁を、徹底的に鍛えて強度を高める「鍛造（たんぞう）」によって生み出している。</p>



<p>「鍛造」とは金属を叩いて強度を高める作業の事。“鍛えて造る”ことから「鍛造」と呼ぶ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">越前打刃物の伝統で、強い包丁に</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji2-10.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>家庭用で使われている包丁の多くは、鋼板やステンレス鋼板を大型の機械に通して適した厚みにし、それを包丁の形状に打ち抜いて造る「抜き刃物」が一般的。効率よく大量生産ができ、価格も手頃なのが特徴だ。</p>



<p>一方、「黒崎打刃物」では、地金の鉄に刃の部分になるステンレス鋼を張り合わせた最高品質の鋼材を、同じく地元の金属メーカーから仕入れて一本一本鍛造する。鋼材を炉で約800度に熱し、鍛造を繰り返して金属の組織を均一にし、強い刃に仕上げていく。このとき、越前打刃物ならではの技法<strong>「二枚広げ」</strong> を駆使する。「二枚広げ」とは、2枚の刃を重ねたまま熱し、表と裏からベルトハンマーで叩く工程。重ねることで厚みが倍になるので温度も下がりにくくベルトハンマーの力がきちんと伝わり、鋼材が延ばしやすくなる。そのため一枚よりもより薄い刃に仕上がるのだ。さらに、刃に泥を塗って加熱し、すばやく水で急冷する「焼入れ」、「研ぎ」などの工程を経て、丈夫で切れ味抜群の包丁が完成する。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ジュエリーのような美しさ</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji3-10.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>“美しさ”も「黒崎打刃物」の包丁の大きな特長で、黒崎さんが作る包丁の唯一無二のデザインが、世界中のシェフを魅了しているのは間違いない。</p>



<p>黒崎さんは、包丁の側面に<strong>「槌目（つちめ）」の模様</strong>を施す。「槌目」とは表面を叩いて入れるおうとつの模様で、包丁に「槌目」の模様を取り入れたのは黒崎さんが初めてだという。何千本もの試作品を経て、『雫』『風神』『雷神』『樹氷』『閃光』という5種類のオリジナルデザインを生み出した。柄の素材には、天然木に加えてターコイズを採用し、「槌目」との組み合わせで、まるで<strong>ジュエリーのような美しい包丁</strong>を生み出している。</p>



<p>黒崎さんは2019年に伝統工芸士の認定を受けた。越前打刃物の産地で伝統を継承していく役割はしっかりと担いつつも、自分自身の包丁づくりではあえて伝統より“今”を重視しているという。この現代の今に、何が求められているかを見る目は、厳しい修業を経て独立し、自力で世界に羽ばたいた、これまでの歩みの中で培ってきた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">越前打刃物の新たな歴史をつくるために</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji4-10.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>今や世界から注目される黒崎さんが包丁作りに出会ったのは、職を転々していた22歳のころ、包丁鍛冶の求人を偶然見つけたのがきっかけだった。とりあえず工房へ見学に行くと親方が仕事を見せてくれた。激しく燃える炉の火、鉄を叩く職人の姿…。　包丁づくりを体感して、「かっこいい」と強く感じた黒崎さんは、すぐ翌日から働き始めた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">包丁づくりとの出会い</h3>



<p>「それまで、何をやっても長く続かなかった」という黒崎さんは、親方のもとで12年間勤めあげることになる。</p>



<p>「汚いし、うるさいし、熱いし、やけどもする。おまけに親方はすぐ怒る。でもやり切れました。ものづくりが好きで、おもしろかったから」。</p>



<p>親方の下で経験を積んだ黒崎さんは「この技術を武器に、有名になりたい、世界に出たい」と考えるようになる。その突破口を開いたのが、黒崎さんに注目していた商社だった。カナダのナイフ店に黒崎さんの包丁を持ち込んだところ、最初に入ったのはたった6本の注文だったが、そこからSNSでじわじわと黒崎さんの包丁の評判が拡散し、海外からのオーダーが殺到するようになる。それを見た親方のすすめにしたがって、2014年に「黒崎打刃物」を創業し、翌年には工房が完成する。承継ではなく、新工房での独立は、産地では40年ぶりだった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">現代的な工房で人を育てる</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji5-10.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>「黒崎打刃物」の工房は整理整頓が行き届いていて、さらに毎日徹底的にそうじをするのでピカピカだ。「世界一きれいな工房だと思います」と黒崎さんは自負する。きれいだから良い仕事ができるという合理的で現代的な考えは、後進の育成でも同様だ。</p>



<p>「若い人に怒るのは好きじゃない。一緒に良くなっていきたい」と語る黒崎さんのもとで、若い2人の弟子が腕を磨いている。黒崎さんが「ナイフビレッジ」の協同組合に求人を出し、応募者の中から「自分のことを知らなかった」2人を県外から採用したという。親方への憧れより、鍛冶職人に憧れて欲しい、その方が大成するとの考えからだ。2人は現在、主に研ぎを担当しており、この先10年以上をかけて修業を積んでいく。</p>



<h3 class="wp-block-heading">弟子と共に世界へ</h3>



<p>黒崎さんは弟子たちに、仕事の合間を縫って、自分の作品を作るようにすすめている。「黒崎打刃物」の工房はタケフナイフビレッジに隣接しており、ほかの鍛冶屋の親方に教わることもできるし、弟子同士の交流もしやすい。「環境の利点を活かしながら、弟子に伝統工芸士になって欲しい、そして一緒に世界に行きたい」と黒崎さんは言う。</p>



<p>今、工房の隣には、2023年5月の完成を目指して、<strong>新しい工房</strong>を建築中だ。</p>



<p>「新しい工房ではもう1人弟子をとる予定です。でも、あまり大所帯にするつもりはありません。広い工房で弟子たちと伸び伸びと仕事をしたいからです」。</p>



<p>そう語る黒崎さんが“今”見据えるのは、さらに高い評価を受ける高級ラインの包丁づくりだ。 自分たちが納得する環境で、納得のいく作品を造りあげられたら、「黒崎打刃物」の価値はさらに上がる。世界中が求めてくれる包丁を「越前」というこの産地で生み出し続けることが、地域全体の誇りとなり、未来に受け継ぐべき大切な財（たから）になっていくはずだと、はにかみながら話す黒崎さんの挑戦は「伝統」という言葉だけには収まりきらない新しさで縁どられていた。  </p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34239/">国内外の一流シェフから注文が殺到。越前打刃物の革命児・黒崎 優さん/福井県越前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/34239/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>越前和紙で人をつなぎ、新たな伝統をつくる。和紙問屋「杉原商店」10代目杉原吉直さん／福井県越前市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/33969/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/33969/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 04 Dec 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[ちぎって名刺]]></category>
		<category><![CDATA[福井県]]></category>
		<category><![CDATA[漆和紙]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[越前市]]></category>
		<category><![CDATA[老舗]]></category>
		<category><![CDATA[和紙問屋]]></category>
		<category><![CDATA[杉原商店]]></category>
		<category><![CDATA[和紙]]></category>
		<category><![CDATA[和紙ソムリエ]]></category>
		<category><![CDATA[インテリア]]></category>
		<category><![CDATA[越前和紙]]></category>
		<category><![CDATA[羽二重紙]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=33969</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/main-15.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>福井県中部、越前市の東側に位置する今立地区。1500年もの歴史があるという越前和紙の一大産地であり、全国で唯一、紙の神様をまつる岡太神社・大瀧神社を有する。その“和紙の里”で150年続く和紙問屋「杉原商店」を継いだ杉原吉 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33969/">越前和紙で人をつなぎ、新たな伝統をつくる。和紙問屋「杉原商店」10代目杉原吉直さん／福井県越前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/main-15.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>福井県中部、越前市の東側に位置する今立地区。1500年もの歴史があるという<strong>越前和紙の一大産地</strong>であり、全国で唯一、紙の神様をまつる<strong>岡太神社・大瀧神社</strong>を有する。その“和紙の里”で150年続く和紙問屋「<a href="https://www.washiya.com/" target="_blank" rel="noopener" title="">杉原商店</a>」を継いだ杉原吉直さんは、生産者と現代のニーズをアイデアと行動力でつなぎ、和紙の世界に新風を吹き込んでいる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">150年続く老舗和紙問屋の挑戦</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/11/kiji1-15.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p> </p>



<p>杉原さんは老舗和紙問屋の10代目であり、自らを<strong>「和紙ソムリエ」</strong>と称する。その仕事は、問屋として、生産者から和紙を仕入れて卸すだけにとどまらない。時代変化に合わせて和紙を再構築したプロダクトを始め、空間を演出するインテリアとしての大判和紙を企画販売。地域の零細な和紙生産者とのつながりが、斬新な商品開発を可能にしている。生産者はそれぞれに得意分野がある。それを、現代の生活者や国内外のクライアントのニーズに合わせて活かしてもらう。タクトをふるうのは杉原さんだ。好みに合わせてワインを選ぶソムリエのように。</p>



<h3 class="wp-block-heading">家庭用プリンタ―対応の和紙に活路を</h3>



<p>いまや世界に和紙を販売する「<a href="https://www.washiya.com/" target="_blank" rel="noopener" title="">杉原商店</a>」。その隆盛をもたらした杉原さんの歩みは、決して平坦なものではなかった。</p>



<p>創業370年に迫る和紙問屋・小津産業に勤めていた杉原さんが26歳で郷里に戻り、杉原商店に入った1988年、和紙業界は斜陽の時代を迎えていた。高度経済成長時代に右肩上がりだった襖（ふすま）紙の需要は、住宅の西洋化が進み、和室が減ったことなどで激減した。それまで襖紙を得意としていた越前和紙は、大きな打撃を受けた。まずは和紙の産地が生き残らなくては、杉原商店の存続もない。そう危機感を抱いた杉原さんは、時代の変化に合わせた和紙のプロダクト開発に取り組んだ。</p>



<p>そして生み出したのが、<strong>家庭用プリンターでの印刷に対応</strong>した『羽二重紙（はぶたえし）』。和紙は本来、墨で書くことで文字がにじまず定着するように作られている。しかし、書家を除いて日常的に墨で文字を書くという習慣が消えつつあるのも事実。そこで、<span class="swl-marker mark_yellow">インクでもにじまないような工夫を和紙に施して生まれたのが羽二重紙だ。</span>厚みのバリエーションをもたせたのも、和紙として画期的だった。かつて羽二重王国とも呼ばれた福井県を代表する織物の名を冠したこの和紙は、プリンターの普及という時代の変化を見事にとらえてヒットした。</p>



<h3 class="wp-block-heading">手でちぎる和紙のシート「ちぎって名刺」</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji2-15.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>和紙の新商品開発に手ごたえを感じた杉原さんは、デジタル化が進んでも廃れることのない紙の用途に着目する。それは対面でのビジネスに欠かせない「名刺」だった。最初から切り離されたものではなく、<strong>和紙のシートに手でちぎると名刺になる折り目をつけた。</strong>新商品の名は『ちぎって名刺』。ちぎられ毛羽だった縁まで和紙らしい表情を醸す。<span class="swl-marker mark_yellow">開発にあたって取り入れたのが、「漉かし（すかし）」という伝統の技法で、折り目にあたる部分を漉かしで仕上げ、手で切り離しやすくしている。</span>『ちぎって名刺』はテレビなどでも紹介され、大反響に。いまでは名刺だけでなく、動物や花などをモチーフにした和紙のシートも製作。『ちぎって』シリーズとしてさまざまなバリエーションが揃う。</p>



<h3 class="wp-block-heading">和紙に漆を。伝統工芸の新たな出会い</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji3-15.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>次に杉原さんが企てたのは、伝統工芸のコラボレーション。越前和紙がある福井県越前市周辺には、ほかにも多様な伝統工芸がいきづいている。その一つである越前漆器に欠かせない漆を、和紙のプロダクトに使えないか――。そうして生まれたのが、『漆和紙（うるわし）』だ。<span class="swl-marker mark_yellow"><strong>和紙に漆を塗り、</strong>試行錯誤の末に完成した漆和紙は、和紙と漆が織りなす使い込んだ皮のような表情が魅力。紙の軽さはそのままに、漆を塗ることで防水性も高まった。</span>漆和紙は、商品化から間もなく福井県内のデザイン性に優れた商品を称える「DESIGN WAVE FUKUI」の大賞を受賞した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">和紙の販路と可能性をひろげる</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji4-16.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>『羽二重紙』『ちぎって名刺』『漆和紙』。どの商品も、地域で生き続けてきた伝統を見事に現代のニーズに合わせてよみがえらせた商品だ。しかし発売当初は困難も多かった。斬新であるほど、世の中に受け入れられるまでには時間を要する。杉原さんが生み出した商品も例外ではなく、特に生産者との話し合いを粘り強く続けた。また、従来の取引先に相談すると、おもしろい商品だと興味は示してくれるが、どう売っていいかが分からないと言われた。それは杉原さん自身も同様だった。</p>



<p>こうなったら、自分で動くしか――。<span class="swl-marker mark_yellow">杉原さんは自ら、それまでにビジネス上の付き合いがなかった東急ハンズなどの大手小売店に営業をかけ販路を開拓。</span>和紙をA4サイズにカットするなど、小売店が売りやすいような工夫を重ね、徐々に受け入れられていった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">展示会での運命的な出会い</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji5-14.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>ある程度販路を開拓でき、和紙と消費者とをつなぐプロダクトを生み出したという自負はある。それは杉原商店に未来をもたらした。しかし、産地である“和紙の里”全体を見たときに、もっと自分が何かできるのではないか――。長く葛藤は消えなかった。</p>



<p>そんな時、運命的な出会いが訪れる。</p>



<p>福井県で開催された「クラフト展」に、杉原商店も出展していた。それは毎年のルーティーンの出店だったが、展示会で出会った著名なデザインコンサルタントからこんな言葉をかけられた。「あなたは、建築で和紙が求められているのを知っていますか？」</p>



<p>建築で和紙？　意味が分からなかった。言葉に詰まっていると、コンサルタントは、「展示会に出なさい」と言う。何か運命的なものを感じた杉原さんは、不安もあったが、東京ビッグサイトで開かれていた<strong>インテリアの国際展示会「IPEC」</strong>へ出展することにした。</p>



<p>それが飛躍するきっかけになった。<span class="swl-marker mark_yellow">和紙業界としても初めての出展で奨励賞を受賞。</span>さらに、当時建設中だった東京・六本木ヒルズの建材に使いたいと、杉原商店にとんでもない規模の量の和紙の注文が入ったのだ。杉原さんは語る。</p>



<p>「展示会に出て、デザイナーやプランナーの方たちとのつながりもでき、海外に行くようになりました。そこで驚いたのが、彼らの和紙に対する美しいという評価でした。建材としての和紙は、単価も使用量も桁違い。そこで越前和紙が持つポテンシャルの高さを再認識したのです」</p>



<h2 class="wp-block-heading">すべては和紙の価値向上のために</h2>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji6-14.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>杉原さんが道をひらいた建材としての越前和紙は、さらに評価を高めていく。<span class="swl-marker mark_yellow"><strong>フランス・リヨン市庁舎、東京2020オリンピック競技場</strong>の壁や柱に使われたのをはじめ、新千歳空港のラウンジ、東京・三田病院のエントランス、そして福井を代表する酒蔵・黒龍酒蔵の新施設<strong>『ESHIKOTO（えしこと）』</strong>にも、杉原商店が扱う越前和紙が、レストランの壁紙として採用された。</span></p>



<h3 class="wp-block-heading">和紙を通した人との出会い</h3>



<p>越前和紙の問屋として革新的な取り組みを続けてきた杉原商店。既存の用途の縮小に伴い流通が廃れていく中、大手小売店での販売や、建材という新たな需要を創出してきた。</p>



<p>そのチャレンジのきっかけや原動力となったのは、行く先々で出会う人との縁だったという。越前和紙を通して、もっと人と人とが豊かに関わる「場」をつくりたい。その場の作用によって、さらに生まれるイノベーションがあるのではないか。</p>



<h3 class="wp-block-heading">築100年の蔵を和紙ギャラリーに改装</h3>



<p> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji7-12.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>杉原さんの想いが結実したのが、杉原商店の敷地内に開設した和紙ギャラリー『和紙屋』だ。自社に隣接する<strong>築100年以上の蔵を改装した『和紙屋』</strong>には、照明器具や器といったインテリアやアートとしての和紙作品が展示され、和紙の原料となる楮（こうぞ）、みつまた、雁皮（がんぴ）、それらを使った和紙サンプルが並ぶ。天井からかけられた巨大な和紙のタペストリーも圧巻だ。『羽二重紙』『ちぎって名刺』『漆和紙』といった和紙アイテムは購入もできる。</p>



<p>杉原さんは手で淹れるコーヒーで客を迎え、実際に和紙を触って話を聞きたいというクライアントの要望に応える。和紙の歴史的背景や変遷を交えながら、最適な提案を探るその姿は、まさに和紙のソムリエだ。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/11/kiji8-10.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>ひとけのない100年の蔵が、和紙によって、人が集う場に再生した。和紙には人と人とをつなぐチカラがある、だから必ず残っていくと杉原さんは言う。</p>



<p>「いろいろな人の話を聞いて、試行錯誤しながら何でもやってみるつもりです。その中で、また何か新しいものを見つけていきたい」</p>



<p>これからも杉原商店は、越前和紙で人をつなぎ、和紙の新たな伝統を紡いでいく。  </p>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7890_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/7890/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">多様な越前和紙を作る職人集団 「岩野平三郎製紙所」／福井県越前市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">和紙の可能性を引き出す工房 素材の組み合わせや漉きの技術によって、多様な和紙を作り出すことで知られる越前和紙。</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div>

<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7866_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/7866/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">植物を上質の「和紙」に仕上げる越前和紙·岩野市兵衛さん／福井県越前市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">楮にこだわった和紙 越前和紙を作る岩野市兵衛（いわのいちべえ）さんはこの地で和紙を作り続け9代目になる。越前和</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33969/">越前和紙で人をつなぎ、新たな伝統をつくる。和紙問屋「杉原商店」10代目杉原吉直さん／福井県越前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/33969/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>製紙の神様をお祀りする紙祖神 「岡太神社 大瀧神社」／福井県越前市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/7876/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 24 Jul 2010 07:43:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[神社仏閣]]></category>
		<category><![CDATA[福井県]]></category>
		<category><![CDATA[岡太神社]]></category>
		<category><![CDATA[大瀧神社]]></category>
		<category><![CDATA[神様]]></category>
		<category><![CDATA[越前]]></category>
		<category><![CDATA[和紙]]></category>
		<category><![CDATA[越前市]]></category>
		<category><![CDATA[神社]]></category>
		<category><![CDATA[越前和紙]]></category>
		<category><![CDATA[重要文化財]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=7876</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>越前和紙にとって大切な神社 越前和紙の特産地として有名な、福井県越前市。この地方に紙漉きの技術を伝えたのは、神のお告げがあった為だという伝承が残っている。その製紙の祖神「川上御前」をお祀りしているのが「岡太（おかもと）神 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/7876/">製紙の神様をお祀りする紙祖神 「岡太神社 大瀧神社」／福井県越前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">越前和紙にとって大切な神社</h2>



<p>越前和紙の特産地として有名な、福井県越前市。この地方に紙漉きの技術を伝えたのは、神のお告げがあった為だという伝承が残っている。その製紙の祖神「川上御前」をお祀りしているのが「<a href="https://www.echizen-tourism.jp/travel_echizen/visit_detail/36" target="_blank" rel="noreferrer noopener">岡太（おかもと）神社 大滝神社</a>」だ。 中田が訪問させていただいた、<span class="swl-marker mark_yellow">「下宮本殿拝殿」は国の重要文化財に指定されている建築物。</span>本殿には中国の故事を模った彫刻が施されており、檜の樹皮を使用した檜皮葺（ひわだぶき）屋根に、傾斜をつけた飾り屋根が重なる。堂々とした姿は、紙の一大産地として躍動した時代を感じさせる。 「岡太神社 大瀧神社」のご本尊は裏手にある大徳山の山頂付近、「奥の院」に祀られている。養老3年・719年、布教に訪れた泰澄（たいちょう）大師がこの山頂付近に、霊山・白山を臨むことが出来る場所として修験道を開き、大滝児大権現と称した大滝寺を建てた。その大滝寺が、大瀧神社の前身なのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_img01.jpg" alt="" class="wp-image-8031" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">お祭りに残る紙漉きの文化</h2>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">年に2度、春と秋に行われる例祭では、ご本尊が「奥の院」から神輿に担がれ「下宮」に下りてくる。約1300年続くこのお祭りは、地域の大切な行事と考えられており、神仏習合の文化を色濃く残すことから福井県無形民俗文化財に指定されている。 </span>お祭りではこれもまた珍しい、川上御前が紙漉き（かみすき）を伝えた所作を表現した「紙能楽」「紙神楽」といった舞が奉納される。 「<a rel="noreferrer noopener" href="http://info.pref.fukui.jp/furusato/shiawase/topics/entry.php?eid=12" target="_blank">大瀧神社・岡太神社の春祭り</a>」は、毎年5月3日から5日の3日間に行われている。折しも、世の中はゴールデンウィーク期間。越前和紙の発展を支え続けた神社に、足を運んでみるチャンスではないだろうか。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_img02.jpg" alt="" class="wp-image-8032" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7876_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7936_main.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/7936/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">苔の息づく神社「平泉寺白山神社」／福井県勝山市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">復興を経て静かに佇む神社 創建717年、全国にある白山神社の総元社とされる神社が、ここ「平泉寺白山神社」。「神</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/7876/">製紙の神様をお祀りする紙祖神 「岡太神社 大瀧神社」／福井県越前市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>暮らしに密着した器“越前焼”「たいら窯」／福井県越前町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/7882/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 24 Jul 2010 07:01:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[越前焼]]></category>
		<category><![CDATA[陶芸]]></category>
		<category><![CDATA[窯元]]></category>
		<category><![CDATA[全国伝統的工芸品]]></category>
		<category><![CDATA[生活用品]]></category>
		<category><![CDATA[陶器]]></category>
		<category><![CDATA[日本六大古窯]]></category>
		<category><![CDATA[器]]></category>
		<category><![CDATA[うつわ]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[焼き物]]></category>
		<category><![CDATA[六古窯]]></category>
		<category><![CDATA[越前市]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://nihonmono.jp/?p=7882</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>ダイナミックな器を作る「輪積」の技法 日本六大古窯のひとつに数えられている「越前焼」。釉薬（ゆうやく）を使わずに焼くことで、実直で朴訥（ぼくとつ）な味わい深い風合いがあらわれる。発祥は平安時代といわれるほどに長い歴史を持 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/7882/">暮らしに密着した器“越前焼”「たいら窯」／福井県越前町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">ダイナミックな器を作る「輪積」の技法</h2>



<p>日本六大古窯のひとつに数えられている「<a href="https://www.echizenyaki.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">越前焼</a>」。釉薬（ゆうやく）を使わずに焼くことで、実直で朴訥（ぼくとつ）な味わい深い風合いがあらわれる。発祥は平安時代といわれるほどに長い歴史を持つ越前焼は、甕（みか）やつぼなどの台所用品を作り続けてきた。江戸時代に茶が大流行したときも、ほかの窯元はこぞって茶器の製造を行ったのに、越前焼はそちらにシフトせず、一貫して生活用品のみを作った。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">現在80基ほどあるといわれている越前焼の窯元のなかで、今回お伺いした「たいら窯」は、平安時代から伝わる「輪積」（わづみ）という技法をいまの世に伝える唯一の窯元。</span>輪積とは、「越前大ねじがめ立技法」とも呼ばれ、ろくろを使わず、ひも状にした槌を積み重ねるように巻き上げて器を作る技法だ。ろくろを使わないので、自らが器の周りを回りながら、積み上げていった土を引き伸ばしていく。この製法はアフリカで焼き物に用いられている方法と同じなのだとか。ダイナミックで自然な風合いが器に乗り移る。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_img01.jpg" alt="" class="wp-image-8063" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">自然に生まれる風合いを求める越前焼</h2>



<p>伝承者の<a href="https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/archive/da/detail?data_id=080-1904701-0" target="_blank" rel="noreferrer noopener">藤田重良右衛門（じゅうろうえもん）</a>さんが作る器は、手にしっくり収まって、土味のいい正統派。伝統を継承しながら、現代の生活にマッチした器の方向性も模索しつつ、製作に勤しんでいる。<br>輪積を用いる大きな器の製作は時代の変化によって機会が減ってしまい、普段はろくろを使った陶器を主に製作されている。<span class="swl-marker mark_yellow">窯にくべるのは、くぬぎの木。松に比べて、灰が重たいために、越前焼の特徴である土の表情の変化が大きいという。</span>器は、丸6日間焼きこむ。<br>「窯の中で器をいじめて、いじめ貫いて、そしておもしろい表情を出すんです。」<br>藤田さんは、自然に生まれる風合いが面白いのだと話してくださった。<br>福井県の風土が生んだ越前焼。手で触れると、心がほっこり温かくなる、そんな親しみを感じる器だ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_img03.jpg" alt="" class="wp-image-8065" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/11/7882_img03-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>


<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-14-2.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/33952/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">現代生活に合った色や実用性で漆器の歴史を塗り替える。塗師屋「漆琳堂」８代目内田徹さん/福井県鯖江市 &#8211; &#8230;</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">日本最古の漆器の産地といわれる福井県鯖江市河和田地区。この地で江戸時代から８代続く老舗「漆琳堂」は伝統を継承しながら「漆器をもっと気軽に日常に」という思いのもと&#8230;</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div>

<div class="swell-block-postLink">			<div class="p-blogCard -external" data-type="type3" data-onclick="clickLink">
				<div class="p-blogCard__inner">
					<span class="p-blogCard__caption">NIHONMONO &#8211; 「にほん」の「ほんも&#8230;</span>
					<div class="p-blogCard__thumb c-postThumb"><figure class="c-postThumb__figure"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2023/12/top-3.jpg" alt="" class="c-postThumb__img u-obf-cover" width="320" height="180"></figure></div>					<div class="p-blogCard__body">
						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/39641/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">究極の呑み口を。「越前うすくち盃」の完成度に挑み続ける越前焼の陶芸家･岩間竜仁さん／福井県越前町 &#8211; NI&#8230;</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">「日本六古窯」のひとつに数えられる越前焼の陶芸家として活躍する岩間竜仁さん。代表作である「越前うすくち盃」は、</span>					</div>
				</div>
			</div>
		</div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/7882/">暮らしに密着した器“越前焼”「たいら窯」／福井県越前町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
