<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>日田市 - NIHONMONO</title>
	<atom:link href="https://nihonmono.jp/tag/%e6%97%a5%e7%94%b0%e5%b8%82/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
	<lastBuildDate>Wed, 25 Sep 2024 04:56:18 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.8.5</generator>

<image>
	<url>https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/06/cropped-favicon-32x32.png</url>
	<title>日田市 - NIHONMONO</title>
	<link>https://nihonmono.jp</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>日田から全国へ。スイカで人々に笑顔を届ける「ふりや重石農園」／大分県日田市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/49740/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/49740/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 24 Sep 2024 07:29:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[スイカ]]></category>
		<category><![CDATA[大分県]]></category>
		<category><![CDATA[日田市]]></category>
		<category><![CDATA[日田天領水]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=49740</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1310.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>「水郷（すいきょう）ひた」とよばれ、水資源に富んだ大分県日田市。盆地特有の大きな寒暖差と周囲の山から流れ込む豊富な水資源は、多くの農作物をはじめスイカ栽培に最適な地域なのだという。この地でスイカ農園を営む「ふりや重石農園 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/49740/">日田から全国へ。スイカで人々に笑顔を届ける「ふりや重石農園」／大分県日田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1310.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>「水郷（すいきょう）ひた」とよばれ、水資源に富んだ大分県日田市。盆地特有の大きな寒暖差と周囲の山から流れ込む豊富な水資源は、多くの農作物をはじめスイカ栽培に最適な地域なのだという。この地でスイカ農園を営む「ふりや重石農園」は、品質にこだわり、高い糖度やしゃりしゃりとした口触りの良い食感を追究し続けている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">苦手なスイカを大好きに</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1152.jpg" alt="" class="wp-image-49741" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1152.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1152-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1152-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>大分県日田市で「ふりや重石農園」を営む重石公章さん。糖度が高く、食感の良いスイカにこだわり、近年ではさまざまな品種の栽培にも力を注ぐ日田市産スイカ農家のホープだが、じつは彼、昔からスイカが苦手だったのだそう。</p>



<p>祖父の代から農園を営んでおり、そこでもスイカを栽培していたため馴染みはあったが、何度食べてみてもおいしいと感じることはなかったという。そのため、重石さん自身が農園を継いだ際もスイカ栽培に興味はなく、挑戦しようとすら思っていなかった。</p>



<p>ところが、たまたまが知人からスイカの苗を譲り受ける機会があり育ててみたところ、周囲からの評判が良かった。それがなんとなくうれしくて、いつの間にか、スイカ栽培の魅力に取りつかれていった。</p>



<p>ただ、重石さんがスイカをつくり始めた当時、祖父は他界しており、この分野に関しては手探り。素人同然だったため、独学ながら参考資料を読み漁り、トライアンドエラーを繰り返した。</p>



<p>また日田市自体、全国的に知られるスイカの名産地に比べれば知名度や出荷量、作付面積も遠く及ばないのが現状。だからこそ品質で勝負し、とにかく“おいしいスイカ”を届けたいという気持ちを胸にスイカ栽培と向き合う日々がはじまった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">白菜と土と水からなる味</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1174.jpg" alt="" class="wp-image-49742" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1174.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1174-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1174-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>ふりや重石農園がスイカ栽培を始めて20年余り。高品質で糖度が高いスイカを育てるためには「裏作（うらさく）」が重要だとわかってきた。裏作とは、主要な農作物を収穫した後に、次の作付けまで違う作物を栽培すること。同じ作物をつくり続けていることで根っこの部分に緊密度が高まり、葉や蔓が枯れる「連作障害」を防ぐために行う工程だ。ここでは、スイカの裏作として相性の良い白菜をつくる。夏や秋にスイカをつくったあと、冬に白菜を植えることが栄養面でもいい影響を与え、土壌のバランスを保つのだという。また、日田の土壌は肥料もちがよく排水のよい赤土であることが特徴のひとつ。その利便性を活かしながら、なるべく化成肥料に頼らず、牛糞堆肥もしくは牛の飼料となる牧草である緑肥を鋤き込んで土を肥沃にしている。畑ごとにスイカと白菜、緑肥とローテーションで場所を変えながら土壌改良することが、スイカに適した土づくりにつながっている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">水の町だからできる農業</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_IMG_8206.jpeg" alt="" class="wp-image-49743" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_IMG_8206.jpeg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_IMG_8206-300x200.jpeg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>また、土づくりと同じくらい重要になるのが水。スイカに限らず農作物は、必要な時期にしっかり水を与えられ、潅水設備が整っていることが大事となるが、ここ日田は昔から水とともに栄えてきた町。日田の地下深層部から汲み上げられ、ミネラルを多く含んだ天然水「日田天領水」はその代名詞ともいえる。</p>



<p>その要因として、日田が由布岳や九重連山など山々に囲まれた盆地であることや、原生林が多く残されていることで、ここに自生する樹木から落ち、腐葉土となったものが堆積した地層が自然のフィルターとなり、これを通った雨水が長い年月を掛けてろ過されるため、不純物が取り除かれた清らかで良質な水が豊富なことが挙げられる。</p>



<p>これが、農業をする上では大きな味方となっているのだ。ただ、スイカの糖度を上げるためには存分に水を与えるのではなく、収穫前に水を断つことも重要な作業となる。露地栽培でのスイカ栽培は、水分量の調節のほか天候に左右される難しさも併せ持つ。また「葉っぱと蔓をどういう風につくっていくか、コントロールしていく難しさは大きい」と重石さんはいう。良質なスイカを作るには蔓づくりは大きなポイントとなり交配期の蔓の状態が、収穫まで影響する。蔓が弱いと草勢（そうせい）も弱く玉の肥大も小さく、強すぎると雌花の充実が悪く着果性が劣るのだ。重石さんは365日スイカと向き合い、天候と戦いながら「完全に作れないのも農業の魅力」だと笑顔をみせる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">こだわりの糖度・シャリ感を生むために</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1374.jpg" alt="" class="wp-image-49744" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1374.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1374-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1374-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>スイカの種類は数多くあるが、主にふりや重石農園で扱っている品種は、2016年頃に新品種として誕生した羅皇（らおう）という銘柄。ここでは一玉に十分な栄養と甘さが行き届くよう、一つの苗から一玉しか収穫しない一株一果（ひとかぶいっか）取りの栽培法を行う。そのため出荷数としてはまだ多くはないが、そのおいしさから注目を集め、ここ数年で全国各地へ広がりをみせているスイカ界の大注目株だ。糖度が高く、しゃりしゃりとした口触りの良い食感「シャリ感」が感じられることが最大の特長である「羅皇ザ・スウィート」や、黄色いスイカの概念を変えた高糖度の「金色羅皇（こんじきらおう）」は今や農園の顔。通常、スーパーで見かけるスイカの糖度は９〜11度のものが一般的だが、ふりやのスイカは12度を切らない。食味が濃く、皮ぎわまで甘いと評判だ。</p>



<p>個体差はあるものの、昨年の最高糖度は高級メロンに引けを取らない17度を記録した。その甘さの秘訣は台木と呼ばれる接ぎ木苗の根となる土台にあるという。通常、病気や害虫に強いスイカを育てるため台木をつくる。その際、一般的には他の野菜の台木を使用するが、同園では濃厚なスイカの旨みを最大限引き出すため、スイカそのものの台木を使用して掛け合わせるのが特徴。これは極めて難しく、高い栽培技術と多くの手間が必要とされるが、それにより食味が濃く、まろやかな甘みも増す。また、一玉ひとたまの品質を高めるためには生産量をあえて減らしたり、どのスイカがいつ植えられ、何日経過しているかもすべて把握できるよう記録している。これらの丁寧な仕事が、質の高いスイカ栽培に繋がっているのだ。</p>



<p>また羅皇シリーズ以外にも「紅孔雀」という品種も手掛ける。羅皇に比べると食感は柔らかく、爽やかな甘みが特徴。様々な品種がある中で羅皇にこだわるのは、自分たちが食べておいしいと感じることが一番の理由だと重石さん。「昔は柔らかい食感が人気だったが、今は少し固めのシャリ感を求めるお客様が増えてきた。時代により好まれる味や食感も視野に入れるが、何より作り手の私たちが好きなスイカを提供していきたい。」固さもあるため、カットした時の角の美しさも羅皇の素晴らしさだという重石さんの言葉の端々には、スイカへの惜しみない愛情が溢れている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">市場出荷へのジレンマ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1154.jpg" alt="" class="wp-image-49745" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1154.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1154-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1154-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>こうして試行錯誤の末に、ようやく納得いく品質となった「ふりや」のスイカ。現在ではブランドスイカとして高い人気を誇るが、栽培を始めた当初は、想いが先行しすぎて気持ちが折れそうになったことも何度もあったと振り返る。</p>



<p>「市場に出荷する場合、糖度などの品質もある程度は評価されるが、結局はキロ単価。自分たちがどれだけ品質にこだわり納得いくものができたとしても、どの農家のスイカも同じ土俵に立たされることに疑問を感じることもありましたね。」品質にこだわり、必死にがんばっても報われない。そんな悩みが重石さんの心に重くのしかかっていたのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">お客様に選ばれる、ふりやのスイカが完成</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1146.jpg" alt="" class="wp-image-49746" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1146.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1146-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1146-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>それでも諦めず、こだわりを持った栽培を続けた成果は、10年以上経った頃にようやく実を結んできた。ふりやのスイカを食べた人からの口コミが広まり、「あそこのスイカは味が良い」と、自社のインターネットサイトや直売所で次々にスイカが売れ始めたのだ。</p>



<p>また、インターネットでの販売が好調になったことで、消費者からのレコメンドや要望が直接聞けるようになり、それをスイカ栽培に反映できるという好循環が生まれた。いよいよ評判は全国へと広がり、「ふりやスイカ」がブランドとして選ばれるようになっていった。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1359.jpg" alt="" class="wp-image-49747" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1359.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1359-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/DSCF1359-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>こうしてスイカ栽培を確立させた重石さん。これまで想いやこだわりがなかなか理解されず苦しい思いもしてきたが、量より質を求める人も増えたこと、何より自分たちのスイカをおいしいと感じてくれた人が広がり、ブランディングできている実感もある。今後はもっと多くの品種にチャレンジし、多くの人にスイカの魅力を伝えていきたいと意気込む。そのためには法人化を含め、後継者を育てるための組織づくりも大切になると言葉を重ねた。</p>



<p>「いつかは世界中に需要を拡大し続けるシャインマスカットのように、スイカも品種名で愛される果物になること。そして、日本各地でみんなが笑顔でスイカを食べるシーンを増やしたい。」</p>



<p>ふりや重石農園はこれからも、たくさんの人に選ばれるスイカづくりを目指し、思い描く未来へ向かい挑戦を続けていく。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/49740/">日田から全国へ。スイカで人々に笑顔を届ける「ふりや重石農園」／大分県日田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/49740/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「器は、使う人により育つもの」唯一無二の作品をつくり続ける 陶芸家 三笘修さん／大分県日田市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/42162/</link>
					<comments>https://nihonmono.jp/article/42162/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 16 Apr 2024 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[陶芸]]></category>
		<category><![CDATA[器]]></category>
		<category><![CDATA[うつわ]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<category><![CDATA[焼き物]]></category>
		<category><![CDATA[大分県]]></category>
		<category><![CDATA[日田市]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nihonmono.jp/?p=42162</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2eefd4f7e37fe9cb31df172540bb37e9.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>大分県北西部に位置する日田市。自然豊かな日田の灰や土を使い釉薬をつくり、人々の生活に寄り添う器を手掛ける陶芸家･三笘修（みとまおさむ）さん。日々の暮らしの中で生まれる「美しいもの」や「魅力的なもの」を追求、表現し続けてい [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/42162/">「器は、使う人により育つもの」唯一無二の作品をつくり続ける 陶芸家 三笘修さん／大分県日田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/2eefd4f7e37fe9cb31df172540bb37e9.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>大分県北西部に位置する日田市。自然豊かな日田の灰や土を使い釉薬をつくり、人々の生活に寄り添う器を手掛ける陶芸家･三笘修（みとまおさむ）さん。日々の暮らしの中で生まれる「美しいもの」や「魅力的なもの」を追求、表現し続けている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">焼き物との出会い</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/bad54813021563ac901dc4938b07a78f.jpg" alt="" class="wp-image-42164" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/bad54813021563ac901dc4938b07a78f.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/bad54813021563ac901dc4938b07a78f-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/bad54813021563ac901dc4938b07a78f-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2007年、故郷である日田に築窯した三笘さん。高校卒業までを日田で過ごし、デザインを学びたいという想いから、<a href="https://www.u-gakugei.ac.jp/" title="">東京学芸大学</a>の教育学部に進学し美術を専攻した。当時は、車などの工業デザインに興味があったというが、大学で才能ある人たちにふれて、自分の未来に悩んでいた時に授業で出会ったのが焼き物。その面白さにどんどん惹かれ、のめり込んでいくようになったという。生まれ育った九州は焼き物も盛んで、日田では一子相伝で受け継がれる「小鹿田焼（おんたやき）」や、近県である佐賀の「有田焼（ありたやき）」も国内外から高い人気を誇る。三笘さんの手掛ける作品とはテイストは違えど、小さい頃から陶磁器に触れるという意味では焼き物は常に身近にあったといえる。三笘さんが焼き物と出会い、地元に戻り工房を構えるという人生は、ある意味偶然ではないのかもしれない。</p>



<p>「型作り」で表現されるゆらぎ</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/e7244d8f66584d0349e7c08133abdf80.jpg" alt="" class="wp-image-42165" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/e7244d8f66584d0349e7c08133abdf80.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/e7244d8f66584d0349e7c08133abdf80-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/e7244d8f66584d0349e7c08133abdf80-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>三笘さんの主な技法は、「型作り」。ろくろは使わず、型による成形や手びねりだけで器をつくっている。大学の授業でろくろも体験したが、技術が身に付くまでに数年という時間を要するうえ、頭の中の理想のイメージと出来上がりのギャップが大きく、ろくろは性に合わなかったという。自分らしいスタイルを見つけるため、様々な雑誌を読み、展覧会を巡りながら見つけたのが「型作り」だった。また同じ頃、京都で人間国宝である石黒宗麿（いしぐろむねまろ）の作品を見る機会があった。その作品の中に、型でつくられているものがあり、「これがいいな」と直感的に思ったことが決め手となった。そのまま京都の型作りの先生のもとに弟子入りし、本格的に型作りを学び始めた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">手で生み出されるニュアンス</h3>



<p>三笘さんの器づくりは、まずイメージをスケッチしてデザインすることから始まる。描いたものを立体的になる様を見比べながら粘土を成形し原型をつくり、石膏で型をとる。型を張り合わせ、ひとつひとつ指で押さえてなめらかにし、特に口の部分はかなり薄めに仕上げるのが特徴のひとつ。また、器を持ったときに重心が下にある方が持った時の感触が良いため、腰の部分はわざと厚めにしメリハリをつけているという。すべてが手作業なため時間は要するが、それでもこの技法にこだわるのは、型作り独特の「ゆらぎ」を表現するため。型作りは、生地を型に当て上から叩くことで粒子が乱れムラができ、焼成後に予測できないような動きがプラスされる。ろくろ挽きでも勿論ゆらぎは出来るが、型作りの工程の中で生まれるゆったりとしたリズムや指の圧力、そして手掛ける時間が、唯一無二の個性に繋がっていると三笘さん。彼が手掛ける器の魅力となる柔らかな揺らぎ、美しい歪みはすべてを手でつくることで生まれている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「こだわらない」こだわり</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/edc8cbcc8fea82d6697ab19ed537e23e.jpg" alt="" class="wp-image-42166" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/edc8cbcc8fea82d6697ab19ed537e23e.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/edc8cbcc8fea82d6697ab19ed537e23e-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/edc8cbcc8fea82d6697ab19ed537e23e-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>“一つとして同じものがない” それが三笘さんのつくる作品の大きな特徴でもある。</p>



<p>型おこしをする段階では端正な形を意識してシャープにつくるが、焼成することで独特のゆがみやゆらぎが出ると三笘さん。指圧ひとつで仕上がりに大きな影響を与えるが、それがまた面白いのだと笑顔をみせる。「毎回思い通りにいかず、コントロールできないのが陶芸の楽しさのひとつ。1から100まで人間の思い通りにつくったものは、あまり面白くないかな。」と三笘さんは言う。陶芸を始めた当初は、自分のデザイン通りにつくりたいという思いがあったが、月日を重ねていくうちに思い通りにいかない事も魅力だと感じるようになったという。また、器は使う人によって育つものだと言われ「焼物はこうあるべき」というルールは持たないが、唯一こだわるのは釉薬。陶磁器の表面を覆う釉薬は焼成することで様々な表情を生むが、三笘さんは地元の天然原料を使って地味(ちみ)ある器を作りたいと思っている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">自然からなる釉薬で伝えたいもの</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f687307ee4aba4ff42ee75ed36c40b22.jpg" alt="" class="wp-image-42167" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f687307ee4aba4ff42ee75ed36c40b22.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f687307ee4aba4ff42ee75ed36c40b22-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/f687307ee4aba4ff42ee75ed36c40b22-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>独立してすぐの頃は、自分の作品に個性を出さなければという想いが強く、あえて使い勝手の悪い形や色の器を作ってみるなど、紆余曲折の日々が続いた。釉薬も市販のものを使用していたという。そんな折、知り合いから経筒（きょうづつ）を作ってほしいと依頼があり、たまたま人からいただいた天然灰で釉薬をつくると、とてもやさしい色合いの器が完成した。その方から、「その釉薬が一番あなたらしいよ」と言われたことがきっかけとなり、天然灰などの自然の原料にシフトするようになったという。自然の原料と言えど同じ木でも、幹と枝の部分では出る色が変わってくる。また土地が違えば養分も違う。更には同じ釉薬で焼いても、還元焼成と酸化焼成で焼き方が変われば仕上がりは大きく変わってくるが、毎回違った表情が見られるのが焼き物の一番の魅力であり三笘さんの個性に繋がっている。</p>



<p>また三笘さんの釉薬は、地元の山から採ってきた材料を手で砕き、自作しているため長い時間を要する。すべての工程を1人で行っているため生産量が少なく、「手に入らない作家」として知られている。手間ひまをかけ完成される作品は、色や濃淡、釉薬からなる表情、焼いた後のゆがみやゆらぎ、そのすべてが唯一無二の存在となる。他と一線を画す独特のオーラを放ち、無駄なものを省いた繊細なエッジなど、シンプルな中に個性を求める人に愛されているのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">使う人の想いをつなぐ、結ぶ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/67f6588237c881466b90d19ac51e6640.jpg" alt="" class="wp-image-42168" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/67f6588237c881466b90d19ac51e6640.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/67f6588237c881466b90d19ac51e6640-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/04/67f6588237c881466b90d19ac51e6640-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>今から15年ほど前、台湾のお茶の先生と知り合ったことをきっかけに中国茶器も手掛ける三笘さん。中国や台湾にも足を運び、先生が持つ宋の時代や明の時代の器を見せてもらい、実際に使わせてもらった経験は大きかったという。「焼き物や作品を、どれだけ多く見るかが経験となり目を養うことにつながる。器や急須は、使っていくと育つもの。日本独特の文化「金継ぎ」もそのひとつだが、古くなるのではなく紡いでいくことで味が出る。」焼き物に限らず、詩や彫刻なども本物を感じられるものが好きだという三笘さん。中国や韓国、ヨーロッパなどの古い美術品からインスピレーションを受けつくられる作品は、日本のどの焼き物文化にも属さない独創性がある。</p>



<p>自分で作って美しいと思うものを見た瞬間、日常で仕事に集中できているとき、想像していないものが出来上がったとき。そんな日常のワンシーンが喜びであり、最大の癒しになると三笘さんは笑顔をみせる。「淡々と過ごす日々の中で、美しいものや偶然できた産物に出会い、充足の繰り返し。そこに、作家の主張はいらないのかな。」</p>



<p>作り手の想いだけはなく、ただ、使う人や見る人の想いを反映できるようなものを作りたい。そう言いながら、三笘さんは今日も５坪の工房で、人々の生活に寄り添い愛される作品をつくり続ける。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/42162/">「器は、使う人により育つもの」唯一無二の作品をつくり続ける 陶芸家 三笘修さん／大分県日田市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://nihonmono.jp/article/42162/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
