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	<title>南島原市 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>南島原市 - NIHONMONO</title>
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		<title>“撥ね木”と“花酵母”　2つのこだわりから生まれる唯一無二の酒　「吉田屋」／長崎県南島原市</title>
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		<pubDate>Wed, 12 Oct 2022 01:00:00 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/main-5.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>全国でも極めて希少な日本酒の製法「撥ね木（はねぎ）搾り」を用いて日本酒をつくる蔵が、長崎にある。重労働を伴う上に量産が難しく、今では日本でも数えるほどしか残っていない。その撥ね木搾りに加えて、自然界に咲く花々から分離した [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/main-5.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>全国でも極めて希少な日本酒の製法「<strong>撥ね木（はねぎ）搾り</strong>」を用いて日本酒をつくる蔵が、<strong>長崎</strong>にある。重労働を伴う上に量産が難しく、今では日本でも数えるほどしか残っていない。その撥ね木搾りに加えて、自然界に咲く花々から分離した「<strong>花酵母</strong>」を使用した酒造りで、独自のブランド力を高めるべく試行錯誤を重ね続ける酒蔵を訪ねた。  </p>



<h2 class="wp-block-heading">日本でも滅多に見られない酒造り</h2>



<p>長崎県南島原市。醤油や味噌などの醸造蔵が今なお残る有家町にある<strong>酒蔵「吉田屋」</strong>では、<strong>昔ながらの酒造り</strong>を貫いている。8メートルほどの長さの巨木に重石をつるし、<strong>てこの原理</strong>で<strong>醪</strong>（もろみ）に圧力をかけることで酒を搾り出す「撥ね木搾り」。大変な労力がかかることに加え、近代化の波で多くの蔵が機械搾りを導入する中、日本でも５軒ほどを残すにとどまる、今では滅多に目にすることができない製法だ。機械による搾りとは違い、とてもまろやかな、そしてふくよかな味わいを醸し出すのがその魅力で「撥ね木搾り」によって造られた酒は今となっては貴重な存在となっている。</p>



<p>吉田屋の創業は大正6年（1917）。もともと撥ね木搾りで酒を造ってきた老舗の酒蔵だったが、時代の流れとともに1970年代頃には機械搾りへと移行。<strong>現蔵元</strong>の<strong>吉田嘉明さん</strong>が東京の大学で醸造を学んだのち、長崎へと帰郷した1984年には、蔵では製造量を減らしつつも、細々とではあるが地元で親しまれる<strong>普通酒</strong>を造って販売するのみとなっていた。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji2-5.jpg" alt="" class="wp-image-31998"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">機械化を経て、再び蘇った撥ね木搾り</h3>



<p>100年近くにおよぶ酒蔵の後継者として志を高く持ち、改めて酒造りと向き合うこととなった若き嘉明さんは、<strong>吟醸酒</strong>や<strong>純米酒</strong>など、お米の精米歩合や原料などの条件を満たすいわゆる「高級酒」に再び着手。しかし製造ラインを最小限に抑えてきた当時の設備で造るのは困難で、試行錯誤を繰り返す日々だったという。</p>



<p>そこで嘉明さんが目を着けたのが、蔵にそのまま残されていた撥ね木だった。「道具も丸々残されていましたから、思い切って。全てきれいに洗って、まずは普通酒づくりから試してみました」 とはいえ、遠ざかっていた撥ね木搾りできちんと酒を造れる人材がいない。蔵に残されていた記録や、蔵人たちのわずかな記憶を手がかりに研究を重ね、ようやく撥ね木搾りを復活させたのは1997年。嘉明さんが長崎に帰ってきて13年が経っていた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">重労働かつすべてが手作業</h3>



<p>撥ね木搾りでは、<strong>槽</strong>（ふね）と呼ばれる木枠の中に醪を入れた酒袋を何重にも積み、その上に枕木を高く重ねていく。一番上に撥ね木を乗せ重石をつるしたら、無理な圧力をかけずに自然の重みでゆっくりと搾り出す。量産はできないが機械のように完全に“<strong>搾りきらない</strong>”ことで、最後に残る雑味が抜けてすっきりとした優しい味わいに仕上がる。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji3-5.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>一方、その工程は並大抵ではない労力を必要とする。槽は大きく深いため、酒袋を積み入れる蔵人の上半身は逆さまになるほど。両手に抱えた袋の重みで頭から落下しないように、もう一人の蔵人が脚をしっかりと支えながら、二人がかりで積むこともある。醪が多すぎたり、酒袋の重なりが悪いとうまく圧力がかからず袋が破れてしまうこともあるため、すべて<strong>長年の経験と感覚</strong>を頼りに<strong>手作業</strong>で行われる。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji4-4.jpg" alt="" class="wp-image-32000"/></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji5-4.jpg" alt="" class="wp-image-32000"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">苦労を惜しまず手間ひまかけて</h3>



<p>枕木を乗せるのも、８メートルという撥ね木を動かす阿弥陀車の操作も、<strong>人力</strong>。微妙な位置を調整しながら撥ね木を乗せたら、最後は60個もの重石をひとつひとつ担いで吊るしていく。現在は重石の代わりにポリタンクに水を入れたもので代用しているがその重さはひとつ16キロ～18キロ。その重さは約1トンに上る。</p>



<p>その後の充填・ラベル貼り・出荷作業も一貫して手作業だ。こうした工程のひとつひとつを<strong>慎重かつ丁寧</strong>に、そして<strong>苦労を惜しまず手間ひまかけて生み出す</strong>からこそ、<strong>奥深い味わい以上の酒</strong>に仕上がるのだろう。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji6-2.jpg" alt="" class="wp-image-32000"/></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji7.jpg" alt="" class="wp-image-32000"/></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">もうひとつのこだわり“花酵母”</h2>



<p>日本酒の味わいを大きく左右する原料のひとつが、<strong>酵母</strong>。種類によって<strong>生まれる香りや味の成分</strong>が違うため、<strong>どの酵母を選択するかは酒造りにおいて重要な要素</strong>となる。代表的な酵母といえば、「<strong>きょうかい酵母</strong>」や、「<strong>都道府県酵母</strong>」などがある。</p>



<p>吉田屋が使用しているのは、このどちらでもない自然界に存在する<strong>天然の清酒酵母</strong>「<strong>花酵母</strong>」と呼ばれる種類のもの。そもそも酵母は自然界のあらゆる場所に存在しているが、その中でも花や果物などには特に多く生育している。ここに着目した<strong>東京農業大学</strong>の「<strong>花酵母研究会</strong>」は、<strong>世界で初めて花から酵母を分離</strong>させることに成功。現在では十数種類の花酵母が実用化されている。当大学は嘉明さんの出身校とあり、開発当時から花酵母を使用する機会に恵まれたという。</p>



<p>「花酵母」と聞くと、香りが強くて華やかなイメージが思い浮かぶが、嘉明さんは「香り高いというよりも、<strong>味わいの幅広さが花酵母の魅力</strong>ですね。この酵母はどんな味わいを出してくれるだろう？と、酵母に合わせて造り方を変えるなど、日々研究です」と話す。</p>



<h3 class="wp-block-heading">花の種類によって発酵の特性は様々</h3>



<p>香り華やかで、辛口でありつつも口に含んだ瞬間にしっとりとした甘味が広がるのは、<strong>ナデシコ酵母</strong>を使用した「はねぎ搾り 純米吟醸酒」。</p>



<p>果実酒のように甘くフルーティーな香りが人気の「純米大吟醸 清泉石上流（せいせんせきじょうをながれる）」は、<strong>アベリア酵母</strong>を使用。上品かつなめらかな味わいを持ちつつ、飲んだ後には爽やかなキレを感じられる自信作となっている。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji8.jpg" alt="" class="wp-image-32000"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">次世代の蔵元が手掛けるのは新しい花酵母</h3>



<p>息子の<strong>嘉一郎さん</strong>（5代目）が修行後、蔵に戻って初めて開発した純米吟醸酒「<strong>BANG</strong>」も注目株だ。アルコール度数16度とあるが、その強さを感じさせない軽やかな味わいですっきりとした甘さが特徴。吉田屋では初めて<strong>オシロイバナ酵母</strong>を使用するなど新たな扉を開くとともに、「BANG」の名は吉田屋の老舗銘柄「<strong>萬勝</strong>（バンショウ）」を由来とするなど、古き良きものを受け継ぐ<strong>次世代の志</strong>が光る<strong>新ブランド</strong>となっている。</p>



<p>「酒蔵業界にバン！と音を立てて名前を知れ渡らせたいという思いを込めています。温度変化によって表情がガラッと変わるので、ぜひ色々な温度帯で楽しんでほしい」と嘉一郎さん。  </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji9.jpg" alt="" class="wp-image-32000"/></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji10.jpg" alt="" class="wp-image-32000"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">勢いを増す日本酒以外の商品も</h3>



<p>そのほか、甘味・酸味・心地よい苦味と、ふくらみのある旨味のバランスが整う<strong>ツルバラ酵母</strong>使用の「はねぎ搾り 純米酒」や、若干の酸味の中に、フレッシュな果実を思わせる夏らしい爽やかな味わいが特徴の特別純米酒「<strong>ひまわり酵母</strong>のお酒」など、吉田屋ではすべての銘柄に花酵母を使用している。「花酵母はまだまだ新しいものも出てきていますし、私たちも知らないことがたくさん。それだけに楽しみですね」</p>



<p>日本酒以外にも、日本酒をベースにした<strong>梅酒</strong>「<strong>歌酒</strong>」や、<strong>米麹</strong>を瓶の中で自然発酵させた「<strong>百年甘酒</strong>」なども人気を増している。甘酒は、「にっぽんの宝物」の<strong>世界大会で最優秀賞を受賞</strong>（2018）した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">長崎の日本酒を全国に広めたい</h2>



<p>先代が一度は機械化に舵を切りながらも、<strong>昔ながらの伝統製法</strong>である撥ね木搾りを<strong>現代に復活</strong>させ、<strong>花酵母</strong>という独自路線を開拓した4代目・嘉明さん。それを礎に、新たな酒造りの知識や技術をさらに取り入れようと試み続ける5代目の嘉一郎さん。「酒は寒造り」と言われるほど、寒い季節、寒い地域で造るのが品質的にも合っているとされてきたのが、これまでの日本酒。それを歯牙にもかけず、<strong>長崎の地</strong>で意気揚々と酒造りに向き合う吉田さん親子の姿には、むしろ清々しさが漂う。</p>



<p>「『日本酒って長崎でも造っているの！？』と驚かれることも、いまだに少なくありません。そうした従来の価値観を少しでも変えられるように、変化を恐れず、長崎の酒を胸を張って全国へと送り出せる酒蔵へと成長していけたらと思います」と、朗らかな笑顔で蔵の今後を力強く語る。現在生産量わずか90石ほどの小さな蔵ではあるが、自分たちがこだわった酒造りを貫き通すその信念に、長崎の日本酒の明るい未来が見えた。  </p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33283/">“撥ね木”と“花酵母”　2つのこだわりから生まれる唯一無二の酒　「吉田屋」／長崎県南島原市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>創業７５年「森永材木店」が作る、時間と手間と愛情をたっぷりかけたイチョウのまな板/長崎県南島原市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 06 Oct 2022 03:15:57 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC09096a-2-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>家庭の「おうちの味」を受け継いでいくまな板を作りたい——。長崎県南島原市にある「森永材木店」は、そんな想いから良質なまな板などを作っている材木店です。台所仕事に適した特性を持つイチョウ木を用い、木を知り尽くした材木店が手 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC09096a-2-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>家庭の「おうちの味」を受け継いでいくまな板を作りたい——。<br>長崎県南島原市にある「森永材木店」は、そんな想いから良質なまな板などを作っている材木店です。<br>台所仕事に適した特性を持つイチョウ木を用い、<br>木を知り尽くした材木店が手間と時間をかけて丁寧に作るまな板は、プロからも高く評価されています。</strong></p>







<p>毎日の料理に欠かせないまな板。プラスチック製やゴム製、木製など様々な素材のものがあるが、特にイチョウの木は古くからまな板に最も適した木材とされ、プロの料理人たちから愛用されている。御神木としても馴染み深い九州産のイチョウの木でまな板を作る「森永材木店」を訪れた。<br> </p>



<h2 class="wp-block-heading">イチョウのまな板の特徴</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji1-2.jpg" alt="" class="wp-image-31997" width="825" height="550"/></figure></div>


<p> </p>



<p>プロの料理人や料理好きが愛用する、木製のまな板。抗菌作用が高いヒノキ、水切れが良いホオ、弾力性のあるヤナギ、耐久性のあるヒバなどがまな板の素材として古くから使われているが、中でもイチョウの木が最も多く選ばれるのは、全ての特性のバランスが良いためと言われる。イチョウの木のまな板の特徴は大きく分けて以下の3点だ。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>刃こぼれしない</strong></h3>



<p>適度に<strong>柔らかく弾力がある</strong>ため、包丁の刃を傷めない。また、<strong>復元力が強く傷が残りにくい</strong>ため、まな板が<strong>長持ちする</strong>という利点も。イチョウのまな板を使うと特に小気味よい音がするのは、刃当たりが良いという特性があるから。包丁を引いたときに小さな<strong>木屑が出ない</strong>のも料理人から選ばれる理由の1つだ。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>乾きが早く、抗菌力に優れる</strong></h3>



<p>適度な油分を含んでいるため<strong>水はけが良く、また乾きが早いので衛生的</strong>。さらに<strong>フラボノイドが含まれているため、まな板に臭いが付きにくい</strong>。イチョウに含まれるシキミ酸には<strong>防虫効果があり、カビを生えにくくする効果</strong>もある。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>反り・歪みが少ない</strong></h3>



<p>冬と夏で年輪の幅、木目に大きな差が出ないイチョウの木は、切り出した後も状態や質が均一に保たれる。そのため反りや歪みが出にくく、温度変化による割れも非常に少ない。<br></p>



<h2 class="wp-block-heading">イチョウのまな板を作る製材店「森永材木店」</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji2-2.jpg" alt="" class="wp-image-31998" width="825" height="550"/></figure></div>


<p> </p>



<p>長崎県島原半島の南東に位置する有家町。約1300年の歴史を誇る九州総守護神社「四面宮」の1つ「有家温泉神社」そばの「森永材木店」では、<strong>九州産のイチョウの木を使用</strong>したまな板作りが行われている。<br></p>



<p>無垢のイチョウの板がずらりと並ぶ工房で迎えてくれたのは、代表の森永惠子さんと副代表の森永茂夫さん。惠子さんの夫であり2代目の隼人さんが急逝した際、市役所職員としての業務を勤め上げた隼人さんの弟・茂夫さんが家業のサポートに入り、材木店としての歴史、知識、経験を活かした「イチョウの木のまな板づくり」をメイン事業に切り替えた。 </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/10/kiji3-2.jpg" alt="" class="wp-image-31999" width="825" height="550"/></figure></div>


<p> </p>



<p>75年前の創業時は、伝統的な工法を用いた建築業を事業の主としていたが、時代の流れと共に需要が減少。今後の材木店のあり方を模索した結果、平成7年から良質なイチョウの木を使用したまな板づくりを建築業と並行してスタートさせることに。「イチョウは、スギやヒノキのように<strong>大規模な植林をおこなっていない木材</strong>。良質なものが手に入るのは、例えば神社の境内の御神木が災害で倒れてしまった時などの限られたタイミングだけです。材木の<strong>目利き</strong>だった夫は、九州全域の市場からイチョウの木の情報を集めては買い付けていました」と惠子さん。現在、まな板づくりに用いているイチョウの木は全て、隼人さんが生前買い集めたストック。「主人が<strong>愛情を持って大切に保管</strong>していたイチョウの木が、どこかの家の台所で活躍していると思うと本当に嬉しいです」と惠子さんは微笑む。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>森永材木店のイチョウのまな板の特徴</strong></h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji4-2.jpg" alt="" class="wp-image-32000" width="825" height="550"/></figure></div>


<p> </p>



<h2 class="wp-block-heading">～効率よりも美しさを極めたい～</h2>



<p> </p>



<p>森永材木店のまな板に使用するのは、<strong>11月から3月に伐採した「寒切り」</strong>のイチョウの木。<strong>腐りにくく耐久性があり、イチョウ独特の臭いがしない</strong>のが特徴だ。仕入れた原木はまず厚めにスライスし、1年半ほど乾燥させた後にさらにスライス。同じ工程で段階的に薄くしていき、最終的に<strong>8年ほどかけて材木として仕上げる</strong>。「時間をかけ、丁寧に仕上げているので、うちのまな板は特に割れ、反り、ヒビが出ません。完全に乾燥しているので非常に軽く、また表面が滑らかで美しいのも自慢です。日々台所で使われるものなので、信頼していただける物作りにこだわっています」と茂夫さん。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>商品ラインアップ</strong></h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji5-2.jpg" alt="" class="wp-image-32000" width="825" height="550"/></figure></div>


<p> </p>



<p>森永材木店では、大小様々なイチョウのまな板を用意。それぞれのサイズに「亭主」「女房」「長女」「長男」「孫」などのユニークな名前が付いている。全て厚さ2.5cmに切り出されており、軽いながらもしっかりとした存在感があり使いやすい。プロの料理人に愛用者が多い「亭主」から、フルーツやパンなどを食卓で切る際に重宝する「長男」などの小ぶりサイズまで、シーンやライフスタイルで選べるラインアップが魅力だ。<strong>サイズのオーダーやオリジナルの焼き印を入れることも可能</strong>。イチョウの木の端材で「マイ箸作り体験」を行うワークショップを開催することも。樹齢100年のイチョウの一枚板を使用したテーブル、木目が美しい器やスツールなど、木の風合いを活かした商品も開発している。<br></p>



<h3 class="wp-block-heading"><strong>手入れ方法</strong></h3>



<p>無垢の木の汚れの落とし方、乾燥させる方法、長く使うコツなど、購入後のイチョウのまな板の管理に不安を覚える人は少なくないはず。そこで上手な手入れ方法を惠子さんに聞いた。「使用前は全体を水で濡らしましょう。水の膜ができ、食材の色移り、匂い移りを減らすことができます。使った後は塩を振り掛けて木目に沿ってタワシでこすり、水気をしっかりと拭き取って陰干ししてください。塩で汚れが取れない場合は、お酢を使用すると良いですよ。干す際は、木目にそって縦方向に立て掛けて」。<br></p>



<p>食材がうまく切れなくなったら、まな板の中心がすり減ったサイン。その場合「削り直し」を行えば、カビや黒ずみまで取り除かれて新品同様に。<strong>森永材木店ではまな板を長く愛用してほしいとの思いから、無料で「削り直し」を行なっている</strong>。「削り直しを行いながら、長年使用してくださっているお客様が多数いらっしゃいます。お母様が使っていたからと、若い方がうちのまな板を探しにくることも。私たちのまな板が、各家庭の『おうちの味』に寄り添えていることを実感します」と惠子さんはうれしそうに話す。<br></p>



<h2 class="wp-block-heading">森永材木店の思い </h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/10/kiji6.jpg" alt="" class="wp-image-32000" width="825" height="550"/></figure></div>


<p> </p>



<p>「この辺りでは昔、<strong>嫁入り道具の一つ</strong>として母親が娘にイチョウの木のまな板を持たせたものです」と惠子さん。日々台所に立ち、家族の健康を願いながら食事を作る人にとって、いつの時代においても<strong>まな板はまるで右腕</strong>、あるいは<strong>相棒のような存在</strong>と言えるはず。「これからもまな板を通じて、台所から聞こえる音、家庭の味の記憶の中に少しでも寄り添えたら素敵だなと思います」。御神木としても馴染み深い長寿の木・イチョウを使用し、時間と手間を掛けて仕上げる森永材木店のまな板。惠子さん、茂夫さんの手によって生み出された1枚が、今日も誰かの暖かな記憶の一部となっているだろう。 </p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/1bd767505db1451000f2798ccf3d7593.jpg" alt="" class="wp-image-47453" width="825" height="550" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/1bd767505db1451000f2798ccf3d7593.jpg 900w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/1bd767505db1451000f2798ccf3d7593-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/1bd767505db1451000f2798ccf3d7593-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /><figcaption class="wp-element-caption">森永材木店 代表/副代表 森永恵子さん/茂夫さん（中央右/左）</figcaption></figure></div>


<p>まな板に凹みが生じてきたら、それは長年使った証。私たちのまな板を長年大事に使ってくださった方には、無償で手直しもしています。使ってよかったと思えるものを作るため、じっくりと木と向き合いながら仕事に取り組む日々です。木の温もりを感じる「トントントン」と響くまな板の音に癒やされてください。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/33225/">創業７５年「森永材木店」が作る、時間と手間と愛情をたっぷりかけたイチョウのまな板/長崎県南島原市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>本当の“手延べ”を貫き続ける小さなそうめん屋　南島原・高橋謙作製麺／長崎県南島原市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 18 Aug 2022 04:03:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/soumen1-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>国内有数の素麺の産地である長崎県南島原市にある「高橋謙作製麺」は、昔ながらの手延べ素麺作りを行う老舗の製麺所です。コシが強くのど越し爽やか、ふんわりとした上質な素麺は、長く多くの人々に愛されてきました。また、素麺の製法を [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/soumen1-1.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>国内有数の素麺の産地である長崎県南島原市にある「高橋謙作製麺」は、昔ながらの手延べ素麺作りを行う老舗の製麺所です。<br>コシが強くのど越し爽やか、ふんわりとした上質な素麺は、長く多くの人々に愛されてきました。<br>また、素麺の製法を取り入れた手延べのうどんや中華麺などの商品も展開しています。</strong></p>



<p>今や「手延べそうめん」のほとんどが機械で延ばして作られる時代。そのような中で、手で麺を延ばすという昔ながらの製法を貫き続ける数少ない製麺所が、そうめんの一代産地・長崎県南島原市にある。機械化が進む今、字の如く「手で延ばす」こだわりの原点とは。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji1-5.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">手で延ばすそうめんと、機械で延ばすそうめん</h2>



<p>店頭で見かけるそうめんのパッケージを良くみると、「<strong>そうめん</strong>」とだけ記載されているものと、「<strong>手延べそうめん</strong>」と書かれているものがあることをご存知だろうか。その違いは製造方法。「そうめん」は小麦粉、食塩、水を混ぜた生地をローラーで薄くのばし、機械で細く切って乾燥させているのに対し、<span class="swl-marker mark_yellow">「手延べそうめん」と書かれているものは、同様の生地に“撚り（より）”をかけながら細く引き延ばして乾燥させる。細くて喉ごしが良く、コシがあり、時間が経ってものびにくいのが、こうした「手延べそうめん」の特徴。</span>「そうめん」（<strong>機械式そうめん</strong>）の食感が手延べより劣ると言われている理由は、この<strong>製造工程の違い</strong>によるところが大きい。 </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji2-5.jpg" alt="" class="wp-image-31998" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>とはいえ「手延べ」のそうめんすべてが「手で延ばして」作られているわけではない。作業時間が早く量産に適していることから、今や全国の「手延べそうめん」のほとんどは、機械で延ばす時代だ。そのような中、読んで字の如く「手で麺を延ばしている」数少ない製麺所が、長崎県の<strong>南島原市</strong>にある。「手で延ばす」製法を貫き続けるのは、<strong><a href="https://www.tenobeya.jp/" target="_blank" rel="noopener" title="">高橋謙作製麺</a></strong>の<strong>高橋徹</strong>さんだ。<br> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji3-5.jpg" alt="" class="wp-image-31999" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">かつて700を超える製麺所があったそうめんの町</h3>



<p>南島原は古くから<strong>三輪そうめん</strong>（奈良）の下請けとして多くのそうめんを製造してきた歴史があり、最盛期には700を超える製麺所が軒を連ねたという。そうめんづくりに寄与したのは、ほかならぬ<strong>島原の自然</strong>だ。半島の中央に位置する雲仙・普賢岳の長年の活動により育まれてきた肥沃な大地とミネラル豊富な水。小麦の栽培に適した気候がこの地に小麦栽培を根づかせ自家栽培の小麦でそうめんをつくるのがこの集落では見慣れた光景だった。そして有明海の天然塩、そして潮風など自然の営為が、そうめんづくりを人々の暮らしに根ざし、南島原をよりいっそうそうめんの町として育ててきた。そうしたそうめんづくりの技術を活かし、1950年代頃にはそうめんを主産業のひとつに発展。現在では全国の手延そうめんの<strong>約3割のシェア</strong>を誇るなど、トップクラスのそうめんの町として伝統を紡ぎ続けている。成長を続けている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">160年の歴史を誇る小さな製麺所</h3>



<p>高橋謙作製麺も、その創業は安政5年（1858）と長い歴史を誇る。現在は6代目にあたる徹さんが、妻、息子の家族3人で、日々麺作りに励んでいる。</p>



<p>工場に入ると、両手に持った竹の棒を巧みに使いながら、麺を細く引き伸ばしていく光景が目に飛び込んでくる。絹糸の機織りのように、管（くだ）にかけられた麺の間に竹棒を差し込み、麺をさばきながら手際よく延ばしていく様は圧巻。最初は小指ほどの太さだった麺も、あっという間に1ミリほどの細さになる。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji4-5.jpg" alt="" class="wp-image-32000" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>「<strong>麺を延ばすのは時間との戦い</strong>。その日の天候や湿度・温度で麺の質が変化するので、毎朝仕込む生地にも気を遣います。」と徹さん。そうめんの味を決めるのは、夜明け前に仕込む、この<strong>生地</strong>。厳選した小麦粉に食塩水を混ぜ合わせていく「<strong>捏ね</strong>（こね）」の作業は、その日の天候や湿度を見極めながら微妙に配合を変えるため、長年の経験をもってしても難しい工程とされている。 </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji5-5.jpg" alt="" class="wp-image-32000" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">いかに白く、コシの強いそうめんを作るか</h3>



<p>「捏ね」で生地がまとまったら、生地同士がくっつかないように食用油を表面に薄く塗りながら、撚りをかけて麺状に引き延ばしていく。<span class="swl-marker mark_yellow">徹さんがそうめんに使用する小麦粉は、たんぱく質の含有量がやや多めの中力粉～強力粉。水と混ぜ合わせて捏ねることで、このたんぱく質が<strong>グルテンへ</strong>と変化し、粘り気と弾力が生まれる。またグルテンの量が多いほど黄味がかるのも特徴。</span>何度も熟成させながら、生地を途中で切ることなく幾重にも編み込むように延ばす工程を繰り返すことにより、1ミリほどの細さでも切れないコシの強いそうめんが出来る。「強力粉を使うとコシが強くなりますが、たんぱく質が多い分、グルテンの量も多いから麺が黄色っぽくなりがち。でもそうめんはやっぱり絹の糸のように白いほうがおいしそうでしょう。だからコシを強くしつつ、いかに色を白くするかにこだわっています」<br> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji6-2.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">麺を延ばす作業だけは、どうしても手に敵わない</h3>



<p>コシが強くても、その日の気候に合わせて延ばしていくため、温度変化でうまくいかず切れてしまったり、色が思うように白く出なかったりもすることもしばしばだという。「私の代で45年やってますけど、今日はばっちりという日は少ないですね」と話す。徹さんが<strong>手延べにこだわる理由</strong>は、まさにここにある。「生地を捏ねることなど、機械のほうが上手にできることは機械に任せたい。<strong><span class="swl-marker mark_yellow">でも延ばす作業は、生地の変化を見極めながら力を加減しなくてはいけない。</span></strong>時間が経つと麺が乾燥したりダレてきたりするので、切れやすいんですね。この、<span class="swl-marker mark_yellow">麺を延ばすという作業だけは、やっぱり手には敵いません</span>」と徹さんは話す。生地を引き伸ばし束ねることを繰り返す事でグルテンが麺の中心に通るようになり、一般的なそうめんでは味わえないつるっとしたのど越しと独特の強いコシ、そして茹でても切れにくいあのなんともいえない食感がうまれるのだ。<br> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji7-2.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<p>そんな高橋謙作製麺のそうめんを食べた人が口にするのは、「同じ原料で作っているのに、どうしてこんなに美味しいんですか？」という言葉。一度ついた顧客は、長年徹さんのそうめんを求めてくれるという。「やっぱり手で延ばしていることで、味や食感に違いが出るんじゃないかなと思いますね。手で延ばしていることも含めて、お客さんがそうめんを買ってくれているという感じです。機械じゃないので、どうしても作れる量には限りがある。それでもお客さんから『高橋さんとこのそうめんが<strong>一番美味しい</strong>』と言ってもらえると、手延べを貫いてきて良かったなと思いますね」と笑顔が溢れる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">乾麺を茹でて食べる日常を取り戻したい</h2>



<p>最近では、こうした<strong>乾麺</strong>を茹でて食べる習慣がない世代も増えつつある。中元・歳暮の看板商品だったそうめんも、近年の市場規模縮小に伴いその需要も減少。加えて、核家族化や共働き世代の増加は、より調理の手間を省いて時間をかけない「<strong>時短調理</strong>」を促進させている。乾麺を茹でて食べるよりも、お湯を注ぐだけで完成する<strong>カップ麺</strong>や、電子レンジで温めるだけの<strong>冷凍麺</strong>が優勢で、「おばあちゃんがそうめんを茹でて家族で食べる。それがまた受け継がれる。そんな風景が減りましたねえ」と徹さんはつぶやく。</p>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji8-1.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">生活様式の変化がもたらした産物</h3>



<p>しかし、生活様式の変化が訪れた事で、この状況にも思わぬ変化が訪れつつあるようだ。<span class="swl-marker mark_yellow">テレワークが増え自宅にいる時間が長くなったことで、ストックしやすい乾麺の売上が上昇。</span>食べ応えや健康面から、味付けも簡単な上、アレンジして楽しめるそうめんやパスタなどの乾麺の出番も増えているという。<span class="swl-marker mark_yellow">高橋謙作製麺でも、そうめん以外の<strong>ちゃんぽん、うどん、ラーメン、冷やし中華</strong>などの手延べ乾麺も人気だ。</span>「何よりそうめんをはじめとした乾麺は、素朴でシンプルな美味しさ。ぜひ味を知ってほしい」と徹さん。「ポキっと半分に折って、少し薄めた味噌汁に直接入れる。のせる薬味はネギなどシンプルなものでも十分美味しくて、夏から冬までいろんな楽しみ方がありますよ」と、そうめん屋ならではの茹で方や味わい方を教えてくれた。<br> </p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji9.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">瀧のように白いそうめんを</h2>



<p>かつては<strong>家内製工業</strong>として長らく栄えてきた南島原の手延べそうめん。<strong>家族</strong>という最小単位の人の集まりだからこそ受け継がれてきたそれぞれのそうめんづくりは、今なお残り続けている。</p>



<p>「いろんな製麺所があっていいと思っています。機械の技術も進んでますから、機械に頼るのもいい。でも今のところ、私には機械の必要がないんです。一緒にそうめんを作っている息子も『今のままがいい』と。そういうそうめん屋が一軒くらい残ってもいいかな」と徹さんは目を細める。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">看板商品の「白瀧（しらたき）」の名に込められているのは「瀧のように白くて真っ直ぐなそうめんを」という先代の想い。</span>そうした想いを受け継いできた徹さんの視線もまた、真っ直ぐに前を見据えている。「手間もかかるし、時間もかかる。量も作れませんが『高橋さんのそうめんが一番美味しい』と言ってくださる方々がいるかぎり、このやり方に誇りを持ってそうめんを作り続けていきたいと思います」。</p>


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<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji10.jpg" alt="" class="wp-image-31997" style="width:825px;height:550px"/></figure></div>

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<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="600" height="400" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/108_kao_FB_IMG_1658485335880.jpg" alt="" class="wp-image-45820" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/108_kao_FB_IMG_1658485335880.jpg 600w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/108_kao_FB_IMG_1658485335880-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">高橋謙作製麺 代表 高橋徹さん（中央）</figcaption></figure></div>


<p>当社の手延べ素麺は、絹のように色が白く、ふんわりとした食感・強いコシ・つるりとした爽やかなのど越しが目標。伝統の技術を受け継ぎ､その日の気候に合わせて時間にとらわれず、じっくりと作業をしていきます。伝統ある「島原手延そうめん」の中でも数少ない、昔ながらの手延べ素麺を、どうぞご賞味ください。</p>


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						<a class="p-blogCard__title" href="https://nihonmono.jp/article/33560/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">そうめんの名産地奈良で伝統の手延べ製法を守る 三輪山勝製麺 山下勝山さん/奈良県桜井市 &#8211; NIHONMONO</a>
						<span class="p-blogCard__excerpt">伝統ある三輪のそうめん 日本有数のそうめんの産地である奈良県三輪。そんな伝統ある土地に「株式会社 三輪山勝製麺</span>					</div>
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