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	<title>作家 - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
	<lastBuildDate>Mon, 16 Jun 2025 03:40:39 +0000</lastBuildDate>
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	<title>作家 - NIHONMONO</title>
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		<title>白磁と絵付け。器づくりの根底は、豊かな暮らし「大谷製陶所」／滋賀県信楽町</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 21 Aug 2022 03:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[陶芸]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/otani-02-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>良質な陶土に恵まれ、陶産業で発展してきた滋賀・信楽町。器好きからも注目を集めるこの地に、陶芸家夫妻が営む「大谷製陶所」はあります。現代のライフスタイルに合わせて土鍋をアップデートした万能調理器具「平鍋」をはじめ、白磁や絵 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/otani-02-1-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>良質な陶土に恵まれ、陶産業で発展してきた滋賀・信楽町。<br>器好きからも注目を集めるこの地に、陶芸家夫妻が営む「大谷製陶所」はあります。<br>現代のライフスタイルに合わせて土鍋をアップデートした万能調理器具「平鍋」をはじめ、<br>白磁や絵付けなど、暮らしを彩り生活に寄り添う陶芸作品を日々生み出しています。</strong></p>







<p>日本六古窯のひとつ信楽で陶芸に向き合う大谷哲也・桃子夫妻は、東京や海外からも個展のオファーが途切れない人気作家。山間の集落にあるふたりの工房には、ほっと肩の力が抜けるような、穏やな時間が流れている。白磁と絵付け。作風が違ってもどこか共通項を感じる、ふたりの器が生まれる場所にあったものとは？<br> </p>



<h2 class="wp-block-heading">丁寧な暮らしが、良いものを生み出す</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji1-6.jpg" alt="" class="wp-image-31997" width="825" height="550"/></figure></div>






<p>鳥がさえずり、季節の花が咲く広々とした敷地に、ゆったりと構えた工房と自宅。「大谷製陶所」を訪れた人はまず、そのロケーションの良さに魅了されるという。</p>



<p>「<strong>暮らしを整えることが仕事のひとつ</strong>」と話す哲也さん。庭木に水をやる、家族で食卓を囲むなど、<strong>職と住が重なり合う空間</strong>が、ふたりのものづくりのベースになっている。</p>







<h3 class="wp-block-heading">信楽は陶産業で発展してきたまち</h3>



<p>滋賀県の南部に位置する甲賀市信楽町。およそ400万年前は琵琶湖の底だったこの地域には全国でも有数の<strong>良質な陶土が堆積</strong>しており、時代の移り変わりとともに、芸術的な<strong>茶道具</strong>から<strong>日用品</strong>、建築に使うタイルまで、世の中のニーズにあわせ製造し発展してきた。なかでも大型陶器の制作を得意とする産地で、火鉢やタヌキの置物が有名。</p>



<p>近年は、土の素朴な風合いを生かした<strong>信楽焼の食器</strong>が、器好きから注目されている。</p>







<h3 class="wp-block-heading">暮らしに憧れ、陶芸家へ</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji2-6.jpg" alt="" class="wp-image-31998" width="825" height="550"/></figure></div>






<p>大谷夫妻がこの地に工房兼自宅を構えたのは2008年のこと。陶芸家だった桃子さんの両親が、信楽でものづくりをしながら穏やかに暮らす様子に憧れ、ふたりもこの地に工房を構えようと思った。</p>



<p>「<strong>生活によって培われる美意識</strong>は自然と作品にでてしまう」と、建物やインテリアにもこだわっている。</p>



<p>大谷家のリビングにクーラーはなく、大きな窓を開けっ放しにすれば夏のそよ風が部屋を渡っていく。物が少ないわけではないけれど、置かれているものに統一感があり、自分たちが心地良いと思えるものだけが存在する。</p>



<p>派手さはないけど<strong>地に足をつけた豊かな暮らし</strong>。それが、ふたりの作品の根底になっている。</p>







<h2 class="wp-block-heading">「豊かな暮らし」が生みだす、普遍的な器</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji3-6.jpg" alt="" class="wp-image-31999" width="825" height="550"/></figure></div>






<p>工房と自宅をつなぐ部分には「knot」（結び目）と名付けられたギャラリーがある。窓から差し込む柔らかい光が、ディスプレイされたふたりの作品の造形美を浮かび上がらせている。</p>



<p>それぞれの作風は最初の頃からほとんど変わらない。何年後かに買い足しても違和感なく馴染み、<strong>暮らしに長く寄り添ってくれる</strong>器だ。</p>







<h3 class="wp-block-heading">シンプルで無国籍。どんなシーンにも合う白磁</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji4-6.jpg" alt="" class="wp-image-32000" width="825" height="550"/></figure></div>






<p>哲也さんが作るのは磁器の白い器。研ぎ澄まされたフォルムはとても<strong>シンプル</strong>で美しく使いやすい器として、単体でも十分機能しているが、<strong>スタッキング</strong>させたときに、また違った表情で魅せてくれるから不思議だ。</p>



<p>色は“白”、成形方法は“ろくろ”という限定された世界の中で戦い見つけた、自分だけのフィールド。</p>



<p>器には<strong>使い手のための余白</strong>も残されていて、料理を盛ったり、花を飾ったり、自分だけのアレンジを楽しむことで器の世界観が完成する。</p>







<h3 class="wp-block-heading">のびやかな絵付けで食卓を彩る器</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji5-6.jpg" alt="" class="wp-image-32000" width="825" height="550"/></figure></div>






<p>桃子さんの作品は、信楽焼特有の<strong>土の質感</strong>を残した器に、<strong>のびやかで繊細</strong>な絵を描いたものが多い。</p>



<p>「<strong>アイデアは台所で生まれます</strong>」と桃子さん。料理をしたり、お客様をもてなしたり、暮らしを楽しむの中で生まれてきた。</p>



<p>絵付けのモチーフは、ハスの花やバナナの葉など主に植物。海外の大学に留学していた際にインドネシアに渡る機会がありその時目にした熱帯の魅力に触れたのがきっかけ。絵付け作品はともすれば存在感が強くなりがちだが、そう感じさせないのは、自然を題材にしているからかもしれない。 <strong>使い勝手がよく</strong>、使えばなんだか心が弾む。<strong>暮らしに彩りを与えてくれる</strong>器だ。</p>







<h3 class="wp-block-heading">和洋中、どんな料理にも活躍する平鍋</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji6-3.jpg" alt="" class="wp-image-31997" width="825" height="550"/></figure></div>






<p>哲也さんが最初に陶芸家として注目されたのは白磁だった。</p>



<p>白磁のシリーズを作りながら、大谷家では「平鍋」を日常の中で使っていたのだが、使い勝手もよく、作品として発表するとたちまち人気に。直火でもオーブンでも使え、グラタンやキッシュなどの洋食はもちろん、和食の煮物やお菓子作りまで、どんな料理にも<strong>万能な土鍋</strong>。 従来の土鍋のような持ち手はなく、<strong>シンプルなフォルム</strong>で食卓にそのままだしても様になる。使い込むほどに白色から褐色へと変化し、風合いを増していく。サイズ違いでスタッキングして収納できるのも魅力的だ。</p>



<p>大谷製陶所のホームページで「日々平鍋」と題し、桃子さんが発信するブログには、<strong>暮らしを楽しむヒント</strong>も盛り込まれている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">自分たちが良いと思うものを周りへ繋げていきたい</h2>



<p>いまや展覧会初日に整理券が配られることも珍しくない人気作家の地位を確立したふたり。子育てもひと段落し、いまは<strong>新たな目標に向かって</strong>歩み始めている。 </p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji7-3.jpg" alt="" class="wp-image-31997" width="825" height="550"/></figure></div>


<p> </p>



<h3 class="wp-block-heading">視点は海外へ。往復航空券をにぎりしめ、滞在費は現地で</h3>



<p>いまからおよそ10年前には大胆な行動にでたこともあった。「海外で展覧会をすることを目標にしてお金を貯めていたんです。子どもたち3人を連れて、<strong>シアトルのギャラリーで二人展</strong>と<strong>ワシントン大学でワークショップ</strong>を開催することが決まりました。チケットを買いに行ったら、往復の飛行機代だけで予算オーバー。とにかく現地入りして、知り合いの家に泊めてもらいながら、展覧会の売上をすぐに現金でもらう事になりました。ゆとりが出た予算でレンタカーを借りてサンフランシスコまで旅行しました。」と懐かしそうに話す。</p>



<p>そんな無謀ともいえる挑戦をきっかけに、海外へ出向き評価されることも増え、アメリカ、台湾、オーストラリア、中国などで毎年展覧会を開くようになったという。</p>



<p>「海外は<strong>ダイレクトに反応があって刺激</strong>になります。食器は世界中で使われているもの。文化の違いを知ることも楽しい」。現在の仕事も、3分の1は海外から舞い込んでくる。</p>







<h3 class="wp-block-heading">陶芸家が憧れの職業になるために</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/08/kiji8-2.jpg" alt="" class="wp-image-31997" width="825" height="550"/></figure></div>






<p>陶芸家になる前は、地元の窯業技術試験場でデザインを教えていた哲也さん。試験場を卒業した人材が、信楽に定着しない現実を目の当たりにしてきた。</p>



<p>また、信楽で育った桃子さんも、地元の小学生が誰も将来なりたい職業に陶芸家をあげないことを憂いていた。</p>



<p>「作家としてやりたいことはやってきました。これからは<strong>若い人材が信楽に定着</strong>して、陶芸家としてやっていけるようにサポートしたい。毎年ひとりでも信楽に陶芸家が増えれば、この先の30年で30人の面白い陶芸家が増える。それはきっと<strong>町にも良い循環</strong>を与えると思います」。</p>



<p>現在工房ではふたりの弟子が一緒に働いている。弟子は基本的に5年で独立できるよう計画的にプラン立ててサポートしている。年内には工房も増築し、弟子の受け入れ態勢を整える予定だ。</p>



<p>陶芸の里で営まれてきた穏やかで豊かな暮らし。そこには信楽の未来へと向かう熱い想いもあった。ふたりの生活に憧れ、信楽で陶芸家を目指す人が増え、町全体が活気づくのも遠い日ではないだろう。</p>







<h3 class="wp-block-heading">大谷夫妻が見つめる先にあるもの</h3>



<p>哲也さんの<strong>「平鍋」</strong>は大谷製陶所の看板商品として不動の人気を誇っている。</p>



<p>大谷さん夫妻は<strong>「平鍋」</strong>を今よりもさらに人気商品に育てる事で、いつしか弟子が巣立ち、作家としての暮らしが軌道にのるまでの助走期間を支えてやれたらと考えている。弟子たちが<strong>「平鍋」</strong>を作りながら暮らしのベースを整えられたら、今売れているものの模倣や類似品を作らずに、<strong>自分らしい作品作り</strong>が出来るのではないかと、<strong>弟子たちの健全な作家としての独立</strong>の一助になりたいと切に願っているからだ。そしていつしか日本の食卓だけの特別なものではなく、世界中で愛用される<strong>「平鍋」</strong>になってくれることを楽しみにしていると話す。</p>



<p>いつか自分たちがこの世にいなくなっても、自分たちが育てた器がいつまでも人々に愛される<strong>不変のものとして受け継がれていく</strong>、そんな<strong>陶芸家冥利</strong>につきるような世界を、いつの日か二人で微笑みながら迎えられるのが夢なのだろう。</p>



<p>二人が醸し出す世界観がなぜかとても温かく、二人の作り出すそれぞれの器に引き込まれていく。そんな大谷夫妻の器に信楽の未来が見えた。 </p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/143_kao_43-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-48428" width="825" height="550" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/143_kao_43-1024x683.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/143_kao_43-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/143_kao_43-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/08/143_kao_43.jpg 1200w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /><figcaption class="wp-element-caption">大谷製陶所 所長 大谷哲也さん</figcaption></figure></div>


<p>はるか昔から人々の食文化を支えてきた土鍋が使われなくなるのは、とてももったいないこと。少し目線を変えれば、土鍋はいろんな調理に使える優れものです。それを今の暮らしに合わせてアップデートしたのが「平鍋」。「にほんもの」を通じて、無限の可能性を秘めた「平鍋」をもっと多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/32612/">白磁と絵付け。器づくりの根底は、豊かな暮らし「大谷製陶所」／滋賀県信楽町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
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		<title>考え、迷いながら生み出す作品 陶芸家·佐々木里知さん／山形県山形市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 May 2013 06:00:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>磁器と陶器を練り合わせる作品 陶芸家 佐々木里知（りいち）さんの魅力はなんといっても、“とどまらない”ことだ。例えば最近の作品では陶器の粘土の上から磁器の粘土をかぶせて焼くというチャレンジをしている。そうすると、卵のから [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/18564/">考え、迷いながら生み出す作品 陶芸家·佐々木里知さん／山形県山形市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">磁器と陶器を練り合わせる作品</h2>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">陶芸家 <a href="https://www.nihonkogeikai.or.jp/works/2894/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">佐々木里知</a>（りいち）さんの魅力はなんといっても、“とどまらない”ことだ。<br></span>例えば最近の作品では陶器の粘土の上から磁器の粘土をかぶせて焼くというチャレンジをしている。そうすると、卵のからのように表面にだけ白く層が残り、違った風合いが出るのだそうだ。さらにそこに紋様をつけていくことで、自然に風化したような表情を持たせることもできるのだという。</p>



<p>「自然のなせる業というのももちろん魅力的ですが、作意を残すことも大事だと思っています。見え隠れするストーリーを入れる。例えば紋様を入れるなど何かしらの人為的なことを作品に入れ込んでいくということも作品の魅力のひとつだと思います」と佐々木さんは話す。<br><span class="swl-marker mark_yellow">佐々木さんは<a href="https://www.geidai.ac.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">東京芸術大学美術学部</a>における卒業作品の中で、教授会が推薦した優秀作品に対して授与される賞である、サロン・ド・プランタン賞をはじめ、その後の作陶生活のなかでいくつもの賞を受賞している作家だ。</span>それとともに、現在は1991年に山形市に設立した<a href="https://www.tuad.ac.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">東北芸術工科大学</a>で教鞭をとる<a href="https://www.tuad.ac.jp/about/search/teacher/2313/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">教師</a>でもある。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img02.jpg" alt="" class="wp-image-18838" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img02.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img02-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">「教わるよりも探す」をモットーにする作家</h2>



<p>そこで教えているのは、“探す”いうこと。「いろいろなものを吸収しながら育ってほしい。大学ではモノの本質はきちんと抑えた上で、視野を広げてほしいと思って教えています」。<br>学生たちにそう教えるように、自分でもその言葉通りの作陶を行っている。<br>例えば窯。何度も造っては壊し、造っては壊しということを続け、火の流れなど、火そのものの本質を知ろうと試みる。窯は学生といっしょに作ったこともあるという。</p>



<p>佐々木さんがこの道に入ってからすでに30年ほどが経つ。だから周りからは「責任を持て」などと言われることもあるそうだ。しかし佐々木さんは「実績はもちろん必要かもしれないけど、何を考えて、どう試みをしたかが大事だと思うんです。社会的に立派になるより、考えながら蓄積していったほうが、自分が面白い」と話してくれた。いまでもいくつも賞をとり、<span class="swl-marker mark_yellow">教える立場にいる現在でも“探す”というキーワードで動いている作家</span>なのだ。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img01.jpg" alt="" class="wp-image-18837" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure></div>


<h3 class="wp-block-heading">リスクを超えてこそ生まれる作品</h3>



<p>モノづくりという仕事は、例えば「こう表現をしたい」、「こういうモノを作りたい」というところから出発し、それを作品に落とし込んでいく仕事だ。ゴールを見定めて、それに向かって作りこんでいく作業ともいえるかもしれない。でも佐々木さんは、こうも言う。<br>「そのゴールが途中で変わっていくこともある。いい意味での裏切りや不思議なことがあるのもモノづくりのいいところだと思うんです。目標を達成したから満足というだけでなく、製作途中でちょっと裏切られるぐらいがいいんですよ。私にとってそれが焼物なんです」。<br>たしかに、<span class="swl-marker mark_yellow">佐々木さんの作品には裏切りがたくさんあるように思う。それが魅力となって私たちの目に飛び込んでくるのだ。</span><br>「陶芸は無理しなくてはダメだと思うんです。リスクはあります。でもそのリスクを超えたところに面白さがある。無茶なところに発見があるんです」。そう語ってくれた佐々木さん。次はどんなリスクを超えて、どんな発見を見せてくれるのか楽しみだ。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img03.jpg" alt="" class="wp-image-18839" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img03.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img03-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="212" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img04.jpg" alt="" class="wp-image-18840" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/11/18564_img04-300x198.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/18564/">考え、迷いながら生み出す作品 陶芸家·佐々木里知さん／山形県山形市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>さらなる自己の成長の為の器。陶芸家･宗像利浩さん／福島県会津美里町</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/9228/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 08 Oct 2012 07:19:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[日本陶芸展]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>海外でも活躍する会津の陶芸家 会津本郷に1718年から続く宗像窯の八代目当主である宗像利浩さん。これまでに数々の賞を受賞し、2010年にはフランスのパリで個展を開いたほどの作家だ。 宗像さんの代表作は、1997年に第14 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">海外でも活躍する会津の陶芸家</h2>



<p>会津本郷に1718年から続く宗像窯の八代目当主である宗像利浩さん。これまでに数々の賞を受賞し、2010年にはフランスのパリで個展を開いたほどの作家だ。 宗像さんの代表作は、1997年に第14回日本陶芸展で日本陶芸展賞を受賞した「利鉢（としばち）」という作品。どっしりとしていて、緊張感さえ漂う、それでいて温かみのある器でもあるのだ。作品名の利鉢はご自身の名前から一字をとり命名したものだという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">宗像窯の登り窯</h3>



<p>この日は登り窯を見学させていただく。2011年の東日本大震災の影響で代々受け継いできた登り窯が崩れてしまい、「宗像窯登り窯再生プロジェクト」を始め多くの人の協力を得て新しい登り窯を造っているのだ。完成はもう少し先だというが、すでに窯の原形が出来上がっていた。<br>「ずいぶん大きな登り窯ですね」と中田。<br>「これほど大きい窯もあまりありませんね。しかし、登り窯で焼けば、なんでも良いわけではありません。<span class="swl-marker mark_yellow">何を目的にするかということ、常に狙いを考えて焼くことが大事です</span>。」火入れの前には実際に窯の中に入り、この場所に置いたときにはどんな器に仕上がるのか、火の温度、炎がどの様に動いているかを考え尽くしていくのだという。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img01.jpg" alt="" class="wp-image-9489" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">器にとって大事なこと</h2>



<p>作品は眺めて美しいと感じるものでなくてはならないと同時に、<span class="swl-marker mark_yellow">手に持ち、口をつけたりすることを意識しなければ、良い器とは言えない</span>と宗像さんは言う。 大学で陶芸を教えているときに感じたことを話してくれた。 「例えば、てびねりで湯呑茶碗を作ろうというと、みんな特別なものを作ろうとするんです。でも “自分が使うものを作るんだ”って私は言うんです。そうすると作風も変わってくるものです」 食事のときに器を手で持つという習慣は日本にだけ残されたものだとも語る。たしかにヨーロッパはもとより中国や韓国でも、器を持って食べるということはしない。「だから、<span class="swl-marker mark_yellow">手に持つという触感を重視した日本の食習慣は脳科学からも評価されている</span>」と宗像さんは話す。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img04.jpg" alt="" class="wp-image-9576" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img04.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img04-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">使うからこそ見えてくるもの</h2>



<p>最後に中田はてびねりで茶碗づくりを体験させてもらった。そのときに宗像さんから受けたアドバイスは「この茶碗で飲むんだということを想像しながら作るといいですよ」というもの。そのアドバイスをもとに、中田は土をこねて作品を作っていく。<br>「中田さんもサッカーをやっていくなかで色々なものを身体のなかに吸収して進化したのだと思います。美を秘めた本質の良い茶碗でお茶を飲むと、お茶もお湯も吟味したくなる。五感を通して身体が反応するんです。」 そんな話をしているうちに、作品ができあがる。<br>「いいですね。見込みもたっぷりしていて、抹茶も点てられますよ」と宗像さんに言ってもらう。 「作品が出来上がって使ってもらえば器を見る目が次第に変わっていくものです」と宗像さんは目を細めながら話してくれた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img03.jpg" alt="" class="wp-image-9495" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img03.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9228_img03-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure>


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		<title>自然がつける色「陶芸家 寺本守」／茨城県笠間市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/3954/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Feb 2012 23:05:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[笠間焼]]></category>
		<category><![CDATA[作家]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/3954_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>器からオブジェまで。 数々の賞を受け、国内はもとより海外でも評価の高い陶芸家・寺本守さん。花器や器などは、銀彩や象嵌などを施し、丸みを帯びた姿の中に洗練された印象を受ける作品が多い。九谷で修行をしたという絵付けも、大仰な [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/3954_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">器からオブジェまで。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3954_img01.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>数々の賞を受け、国内はもとより海外でも評価の高い陶芸家・寺本守さん。花器や器などは、銀彩や象嵌などを施し、丸みを帯びた姿の中に洗練された印象を受ける作品が多い。九谷で修行をしたという絵付けも、大仰な模様を描くのではなく、色の折り重なりが意表をつくような模様が多く、作品のシャープさを増す。 また、モニュメントのような大きな作品を作るのも寺本さんの特徴のひとつ。見学当時も、長さ６メートルにもなるオブジェの製作中だった。まだ床にならべてある状態だったが、その時点ですでに迫力満点。焼き上がり、完成した作品がどのような雰囲気を醸し出すのか楽しみだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">笠間の地で陶芸に向き合う。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3954_img02.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>寺本さんは1976年に笠間に窯を建てた。だけれども、元々笠間の出身というわけではない。ではなぜ笠間に窯を持ったのかという質問をすると「自由にできるかなと思った」という答え。<span class="swl-marker mark_yellow">笠間焼そのものは歴史を持っているが、寺本さんが窯を作った当時は、古くからある窯があまり多くなかったという。 「それで、形式にとらわれずに、自由なものを作れると思った。だから笠間を選びました」</span>と言う。</p>



<p>もともと笠間は良質な土が取れる土地だったそうだが、現在ではあまり採取できず、土は全国からも取り寄せて使っているそうだ。だからその土地を使うことがその時代の焼き物というわけではなくなっている。 「たまたま笠間に住んでいる人間が焼いていますよっていうことになる。僕の友達は六本木で”六本木焼”といって作陶していますよ」と寺本さんは言う。笠間の地で作陶に集中できる環境を持ち、あらゆる可能性に挑戦しているのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">自然の偶発性が出す色。</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3954_img04.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>寺本さんの工房には、電気窯、ガス窯のほかに、登り窯もある。登り窯は、斜面を利用していくつもの連なった部屋をつくり、すべての部屋を高温に保てるように作られた窯だ。ガスや電気と違い、木を燃やして火をたくので、当然、灰が出る。それが作品に付着することで、灰のアルカリ分と土の鉄分が反応し、赤い色がでる。この赤い色は電気窯では出ないのだ。ただし、窯のなかを見られるわけではないので、どのような色が出るかは、勘と経験がものをいう。</p>



<p>登り窯の姿をみて、中田が「実際に焼いているところを見てみたい。実際に器を作って焼いてみたい」というと、すかさず寺本さんは「一度やるととりこなっちゃいますよ」と言う。やはり、自分で作品を制御しきれない部分がたのしいのだという。</p>



<p>灰がかぶれば出来上がりが違う。熱の伝わり方、炎のあたり方で出来上がりが違ってくる。そういう偶発性と、自分の思い描いた作品の姿が、最後にどのようなものになってでてくるのか。想像を超えて、興奮する瞬間だろう。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3954_img03.jpg" alt=""/></figure></div>

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		<title>“星”をよみがえらせる「陶芸家 林恭助」／岐阜県土岐市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/4509/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 19 Sep 2010 09:25:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[岐阜県]]></category>
		<category><![CDATA[土岐市]]></category>
		<category><![CDATA[曜変天目]]></category>
		<category><![CDATA[再現]]></category>
		<category><![CDATA[茶碗]]></category>
		<category><![CDATA[作陶]]></category>
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		<category><![CDATA[焼き物]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/4509_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>800年の歳月を超えて「曜変天目」を再現。 岐阜県土岐市に生まれ、23歳のときに地元の土岐市立陶磁器試験場に研修生として入所。その翌年には第30回陶磁器デザインコンペに入選するなど、早くからその才能が認められた林恭助さん [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/4509/">“星”をよみがえらせる「陶芸家 林恭助」／岐阜県土岐市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/4509_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">800年の歳月を超えて「曜変天目」を再現。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/4509_img01.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>岐阜県土岐市に生まれ、23歳のときに地元の土岐市立陶磁器試験場に研修生として入所。<br>その翌年には第30回陶磁器デザインコンペに入選するなど、早くからその才能が認められた林恭助さん。<br>後に、人間国宝・加藤孝造さんに師事し、さらにその技に磨きをかけた。<br>数々の賞を受賞し、注目される陶芸作家であったが、その名前が不動のものになったのは2001年、「曜変天目」の再現に成功してから。</p>



<h3 class="wp-block-heading">作陶と研究を続ける。</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/4509_img02.jpg" alt=""/></figure></div>


<p><span class="swl-marker mark_yellow">「曜変天目」とは、古く中国で焼かれた茶碗で、現存するものは南宋時代の3点しかないといわれている。</span>そのすべてが日本にあり、国宝に指定されている。曜変とは黒い釉薬のうえに、星のような紋様が浮かび上がったもののこと。<br><span class="swl-marker mark_yellow">この紋様を作り出す技法はこれまで誰も解明することができず、多くの人が曜変作りに挑戦したが、ついぞ完成にはいたらなかった。しかし、800年ぶりに林さんが曜変を作り出すことに成功したのだ。</span></p>



<p>この作品は日本陶芸界のみならず、岐阜県知事表彰を受けるなど広く一般に評価された。さらに、曜変の生まれ故郷である中国でも国立美術館での個展開催や故宮博物院に収蔵されるなど高く評価された。<br>ただし、曜変についてはいまだ解明できていないことが多く、現在も林さんは研究を続けている。<br>科学の進歩著しい現代でも解明できない紋様。それが意図的に作り出せるものなのか、偶然が織り成す美しさなのかは、いまだにわからない。<br>ただし、800年後の現在でも曜変が人々を魅了することだけは、まぎれもない事実である。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/4509_img03.jpg" alt=""/></figure></div>

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