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	<title>トマト - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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	<title>トマト - NIHONMONO</title>
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		<title>被災地に実る希望。次世代型農業で人が集う場所をつくる「デ・リーフデ北上」／宮城県石巻市</title>
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		<pubDate>Mon, 15 Dec 2025 04:13:12 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5435.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>宮城県石巻市、北上川のほとり。かつて震災で大きな被害を受けたこの地で、被災した建設会社が新たに選んだのはオランダ式農業による復興だった。社名の「デ・リーフデ」はオランダ語で「慈愛（De Liefde）」を意味する。人と土 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5435.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>宮城県石巻市、北上川のほとり。かつて震災で大きな被害を受けたこの地で、被災した建設会社が新たに選んだのはオランダ式農業による復興だった。社名の「デ・リーフデ」はオランダ語で「慈愛（De Liefde）」を意味する。人と土地を想う挑戦が2013年より始まり、今も続いている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">復興を通して、新たな希望を育てる</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5392.jpg" alt="" class="wp-image-53747" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5392.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5392-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5392-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2011年の東日本大震災で町が壊滅し、居住禁止区域になった宮城県石巻市北上町釜谷崎地区。「この場所を復興させたい」との思いから、デ・リーフデ北上の挑戦は始まった。</p>



<p>「新しく農業にチャレンジしたい人たちや、震災後に移住してきた人たちが集える場所でありたいと考えています」と語るのは、総務部長の阿部さん。</p>



<h3 class="wp-block-heading">被災した建設会社が、「農業で復興」を選んだ理由</h3>



<p>デ・リーフデ北上の前身は、茅葺屋根を手掛ける建設会社。震災による津波で会社は流され、もともと農地だった場所は地盤沈下と塩害で再生が困難な状態にあった。代々受け継いできた土地が、瓦礫置き場になった姿を見て、会社の代表はしばらく何もできなかったという。転機となったのは2013年。オランダで農業コンサルタントをしている石巻市出身者が、この地を訪れたことにある。</p>



<h3 class="wp-block-heading">オランダ式農業で、持続可能な仕組みをつくる</h3>



<p>オランダ式農業の特徴は、テクノロジーを駆使して温度や湿度、CO2濃度を管理しながら栽培を行う施設園芸であること。さらに、高収量品種に特化して生産し、労働力とエネルギー効率を最大化する。こうした仕組みが、収益力のある農業として実現している。先端技術を駆使した高収益戦略を知り、「石巻を元気にし、雇用の創出や人口増加に貢献できる」と希望を見出し、施設の建設に踏み切った。</p>



<p>2014年、国の次世代型農業支援制度が始まったタイミングで補助金を得て、2016年に本格稼働。被災地に、復興の光が確かに見えた瞬間だった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">石巻の地で、トマトに復興を託す</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5508.jpg" alt="" class="wp-image-53748" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5508.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5508-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5508-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>豊富な日射量があり、夏は涼しい宮城県では、昔からトマトの栽培が行われていた。しかし、震災以降、津波による農地の冠水などの影響により県内のトマト生産量は半減。「トマトは日本で最も食べられている野菜のひとつ。冬でも安定して供給できれば、生産者にも地域にもプラスになる」との思いで、栽培する野菜はトマトと決めていた。施設園芸を行うことで、通年収穫も可能になるとの見込みもあったのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">生産性とおいしさを両立。飲食店に選ばれる理由</h3>



<p>デ・リーフデ北上が育てているトマトの品種は、「富丸（とみまる）ムーチョ」。日本とオランダの種苗メーカーが共同開発したもので、日本のトマトらしい甘さと、オランダ品種の多収性を兼ね備えている。</p>



<p>富丸ムーチョは加工にも適しており、販売先は飲食店がメイン。日持ちが良く、スライスしても水分が染み出しにくい特徴を説明して、販売先を少しずつ開拓したという。現在はコンビニチェーンや大手ハンバーガーショップなどにも卸している。</p>



<h2 class="wp-block-heading">農水大臣賞を受賞した、人・環境・地域の好循環を生む農場</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="549" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC9364.jpg" alt="" class="wp-image-53749" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC9364.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC9364-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC9364-768x511.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>一般的なビニールハウスではなく、透過率の高いガラスハウスを導入しているデ・リーフデ北上。1.1haの広さに圧倒されるが、その構造にも特徴がある。高い天井から日射をさんさんと取り込み、空気の循環を良くすることで、平均的なハウスの約3倍もの収穫量を実現。さらに、IT技術を活用して安定出荷や労働環境改善を叶えた。その成果が評価され、2023年全国優良経営体表彰の生産技術革新部門で最高賞となる農水大臣賞に選ばれた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">誰もが働きやすい、やさしい農場設計</h3>



<p>水耕栽培の仕組みを活かし、トマトの根の位置を高く設定。床下には作業用台車のレールを設け、立ったまま収穫できるよう工夫されている。体への負担が少ないため、高齢者や女性スタッフも安心して働ける職場だ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">天候に左右されない、安定した雇用の実現</h3>



<p>これまで宮城県内で行われていた農業は天候に左右され、雇用の安定化が難しいとされてきた。しかし、デ・リーフデ北上のガラスハウスでは、コンピューター制御による温度管理により、天候に左右されず通年で安定生産が可能。雇用が途切れず、農業の常識を覆す働き方を実現している。</p>



<h3 class="wp-block-heading">木質チップと雨水循環。環境にやさしい農業へ</h3>



<p>燃料には地元の木質チップを利用し、雨水を循環利用。環境負荷を抑えながらエネルギーを自給する仕組みを整えている。さらにLEDライトによる試験栽培では、冬場の収穫量を20%増加させることに成功したという。</p>



<h2 class="wp-block-heading">次なる挑戦へ。地域とともに歩む未来</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5605.jpg" alt="" class="wp-image-53750" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5605.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5605-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/12/DSC5605-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2021年には、敷地内にレストラン「リーフデ・テラス」がオープン。食品ロス削減に取り組みながら、年間数千人が視察に訪れる地域の交流拠点にもなっており、地域経済にも貢献している。</p>



<p>また、施設の外ではヤシ殻を培養土として活用したブルーベリー栽培もスタート。山形県の農家と連携しながら、新たな循環型モデルの実現と農業の6次産業化を目指している。</p>



<p>「オランダ式農業をそのまま真似るのではなく、この土地に合った形でさらに発展させたい」と先を見る阿部さん。石巻の地に根を張り、挑戦を続けるデ・リーフデ北上には、震災から立ち上がった人々の、確かな希望が息づいている。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/53741/">被災地に実る希望。次世代型農業で人が集う場所をつくる「デ・リーフデ北上」／宮城県石巻市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>土づくりにこだわり、甘くて柔らかいミディトマトを届ける「井尻農園」／鳥取県八頭町</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Sep 2024 07:20:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[鳥取県]]></category>
		<category><![CDATA[トマト]]></category>
		<category><![CDATA[野菜農業]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/01nkt_0112.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>甘くて柔らかく、程よい大きさが魅力のミディトマト。なかでも、酸味とコクのバランスが素晴らしいと県内外のシェフを惹きつけて止まないのが鳥取県八頭町の井尻農園だ。地元の竹を使用するバイケミ農法や、農薬の使用を控える土づくりで [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/01nkt_0112.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>甘くて柔らかく、程よい大きさが魅力のミディトマト。なかでも、酸味とコクのバランスが素晴らしいと県内外のシェフを惹きつけて止まないのが鳥取県八頭町の井尻農園だ。地元の竹を使用するバイケミ農法や、農薬の使用を控える土づくりで、健康的なトマト作りを実践してきた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">フルーツの里・鳥取県八頭町の高糖度トマト</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0109.jpg" alt="" class="wp-image-49854" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0109.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0109-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0109-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>鳥取県の東南部に位置する八頭町（やずちょう）。山々に囲まれ、花御所柿や二十世紀梨など、古くから果樹栽培が有名で「フルーツの里」として名を馳せてきた。町の中心には八東川（はっとうがわ）が流れ、田園風景と柿の木が立ち並ぶ光景が美しい。</p>



<p>そんな自然豊かな八頭町に、県内外のシェフが視察に訪れるほど評判になっている高糖度のミディトマトを育てる農家がいる。井尻農園の井尻弘明さんだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大玉トマトよりも甘く柔らかいミディトマト</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0152.jpg" alt="" class="wp-image-49855" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0152.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0152-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0152-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>井尻さんが育てているのは、ミニトマトと大玉トマトをかけ合わせて作られた「ミディトマト（中玉トマト）」。ミニトマトは10〜30g、大玉トマトは100g以上が目安と言われる中、ミディトマトは30〜60gでゴルフボールくらいの大きさだ。従来のミニトマトよりも食べごたえがあり、大玉トマトよりも食べやすいため、近年人気を集めている。</p>



<p>また、大玉トマトの糖度が3〜5度程度に対し、ミディトマトの糖度は平均7〜8度と言われており、その甘さも特徴のひとつ。なかには、糖度が9度以上のフルーツトマトに適している品種もあり、栽培者も増加傾向にあるようだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">製造業から農家へ転身した井尻さん</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0113.jpg" alt="" class="wp-image-50851" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0113.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0113-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0113-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>もともとは製造業の会社に勤めていたという井尻さん。リーマンショックの際に県内の製造業界の先行きに不安を覚え、かねてより興味があった農家への転身を考えた。ちょうどそのとき、県が農業従事者を育成する「農業農村担い手育成機構」の「アグリスタート研修」という事業に出会った。井尻さんはその事業に参加し、果樹や米、野菜農家などを複数見て回ったなかで、「トマトを作りたい」と感じ、県内の代表的なトマト、キュウリなどのハウス農家のもとで約2年間修業。研修期間が終わった後、町営のガラス温室ハウスを借り、トマト農家としての一歩を踏み出した。</p>



<h3 class="wp-block-heading">八頭町の土地に合った栽培方法を研究</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0110.jpg" alt="" class="wp-image-49857" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0110.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0110-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0110-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>八頭町では果樹や米、白ネギなどの栽培が一般的で、施設トマト農家は非常に少なかった。そのため就農後も、鳥取県の中部でトマト栽培をしている農家や有名なトマト農家を訪ね、知識と技術を身に付けながら、八頭町に合った栽培方法やトマトの育て方を研究。視察させていただいた農家が実施している方法も貪欲に取り入れた。その結果、酸味やえぐみを抑え、甘くてフルーティーなトマトにするため、井尻さんは減農薬に挑戦することを決めた。</p>



<p>通常、同じ作物を同じ土地で栽培し続けると、土壌の成分が偏り、生育不良などにつながる「連作障害」が起きる。専業農家の場合は土壌消毒剤を使用して土壌のバランスを整えることが多いが、井尻さんは「土壌還元消毒」を採用。土壌還元消毒は、米ぬかやふすま（小麦の糠）などを撒き、水を入れて土をビニールシートで被うことで温度を上げ、土壌の成分を整える方法だ。エコファーマーも取得し、トマト栽培期間中の防除についても減農薬を実践している。</p>



<p>また、食味や糖度アップ、日持ちのよさにつながると聞き、鶏糞や牛糞などの肥料を使用せず、ミネラルが豊富に含まれている海藻やカニの殻などの肥料を活用。日本海が近い鳥取だからこそできる、まさに土地に合った栽培方法だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">地元の竹を使った土壌づくり</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0137.jpg" alt="" class="wp-image-49858" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0137.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0137-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0137-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>減農薬とあわせて井尻さんが取り組んでいるのが、自然由来の有機物を用いて、安心・安全な食物を育てる「バイケミ農法」。従来の里山などでは、落ち葉や枯れ草などが分解されて栄養豊富な土壌ができていたように、バイケミ農法では自然由来のエネルギーや有機物を取り入れることで、農薬をなるべく使わずに豊かな土づくりを目指す。</p>



<p>近年は、成長速度が速い竹の性質を逆手にとり、生の竹を粉砕した竹パウダーを活用する市町村が増えている。八頭町でも、竹林の管理を行いながら環境にやさしい農業が実践できるとして、バイケミ農法を推奨。井尻さんも竹パウダーを畑に撒いており、そのおかげで良質な菌が増え、減農薬にもつながっているという。</p>



<p>また、高糖度の大玉トマトを栽培する際は与える水分を減らし、トマトの成長を抑えて甘くする方法があるが、その場合は皮が固めになってしまう。</p>



<p>しかし、ミディトマトはもともと中玉の大きさまでにしか育たないため、水分を減少させたりストレスをかけたりしなくとも甘くなる。「減農薬とこだわり有機肥料、バイケミ農法などを組み合わせたことで、健康的に育てることができ、より食味も糖度も高まってきたのではないか」と井尻さんは言う。</p>



<h2 class="wp-block-heading">シェフから引っ張りだこのトマトに</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0133.jpg" alt="" class="wp-image-49859" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0133.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0133-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0133-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>さまざまな農法を取り入れた井尻さんのミディトマトは、「酸味とコクのバランスと、甘みとのバランスがいい」「甘いトマトは固いことが多いが、井尻さんのトマトは柔らかくて美味しい」と、次第にシェフの目に留まるようになっていった。</p>



<p>そのなかでもターニングポイントとなったのは、兵庫県神戸市でフランス料理店「アントル ヌー」を営む高山英紀シェフとの出会い。“料理のオリンピック”として知られる「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」に２度出場し、アジアパシフィック大会においてはアジア人で唯一2度の優勝を収めた、日本を代表するフレンチシェフだ。</p>



<p>県の依頼もあり、井尻農園に高山シェフが視察に訪れた際、井尻さんのミディトマトの美味しさを高く評価し、自身の店で使ってくれることになった。そこから多くのシェフや小売店へと広まり、販路拡大の一助となったのだ。</p>



<p>その後、2018年には鳥取県出身のシェフが地元食材でおもてなしをするイベント「DINING OUT TOTTORI &#8211; YAZU with LEXUS（ダイニングアウト鳥取八頭）」にも井尻さんのトマトが選ばれた。県内外のさまざまな飲食店での取り扱いも徐々に増えていて、その知名度はさらに広まっている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">これまでにないブランドを</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0142.jpg" alt="" class="wp-image-49860" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0142.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0142-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/10/batch_01nkt_0142-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>また、こだわりのミディトマトを差別化するため、ブランド名やパッケージも一新した。地元にある「実取（みどり）神社」に祀られている、地域では農業の神様「木花咲耶姫（このはなさくやひめ）」から名前をもらい、「花咲姫（はなさくひめ）」とブランド名を変更。花咲姫のイメージキャラクターも作成し、野菜としては珍しいパッケージングになった。<br>今後はより幅広い層へのアプローチも考えているそうだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">誰が食べても美味しいトマトを届けたい</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0151.jpg" alt="" class="wp-image-50853" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0151.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0151-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/09/batch_01nkt_0151-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>その年の気候や日当たりによっても、ミディトマトの味は大きく変わる。多くのシェフから人気の井尻農園だが、天候と水の管理のバランスが今後の課題だという。</p>



<p>「シェフからは、あの年のあの時期のトマトが一番良かった、と言われることもある。農業の技術も日々進んでいるので、新しい農法や肥料、機械などを意欲的に取り入れて、誰が食べても美味しいと言ってもらえるトマトを安定してお届けできるようにしていきたいです」。</p>



<p>現在は注文に対応しきれていない部分もあるため、今後は人材も確保して、より多くのミディトマトを届けていきたいという井尻さん。こだわりのミディトマト「花咲姫」はこれからも多くの人を魅了していくだろう。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/49853/">土づくりにこだわり、甘くて柔らかいミディトマトを届ける「井尻農園」／鳥取県八頭町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>食べて笑って、思わず「ラララ」と口ずさむ、そんな野菜を届けたい。LaLaLaFarm・服部吉弘さん/北海道ニセコ町</title>
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		<pubDate>Tue, 03 Jan 2023 01:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[ニセコ町]]></category>
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		<category><![CDATA[野菜]]></category>
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		<category><![CDATA[トマト]]></category>
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		<category><![CDATA[北海道]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-14.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>「ちょっと他では味わったことのないおいしさ」。とLaLaLaFarm（ラララファーム）の野菜を食べた人は皆、口を揃える。LaLaLaFarmの服部吉弘代表は、趣味のアウトドアで知ったニセコの自然にひかれて単身、未経験の農 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34314/">食べて笑って、思わず「ラララ」と口ずさむ、そんな野菜を届けたい。LaLaLaFarm・服部吉弘さん/北海道ニセコ町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/main-14.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>「ちょっと他では味わったことのないおいしさ」。とLaLaLaFarm（ラララファーム）の野菜を食べた人は皆、口を揃える。LaLaLaFarmの服部吉弘代表は、趣味のアウトドアで知ったニセコの自然にひかれて単身、未経験の農業に飛び込んだ。もがき苦しんで出会った「発酵」、そして野菜作りの哲学とは。</p>



<h2 class="wp-block-heading">寒暖差が大きいニセコでは野菜が甘くなる</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2022/12/kiji1-14.jpg" alt="" class="wp-image-31997"/></figure></div>


<p>夏のアクティビティから冬のウインタースポーツまで、多くの観光資源を有する北海道ニセコ町。リゾート地として国内はもちろん、国外の人々をも魅了し続けてきた。東側に国立公園羊蹄山、北側には国定公園ニセコアンヌプリ、南西側は昆布岳と山々に囲まれるいわゆる丘陵盆地であり、春から夏は温暖で過ごしやすい気候を持つものの、冬は季節風の影響で<strong>降雪量は2メートル</strong>に及ぶこともある。</p>



<p>そして町には東西を横切る尻別川をはじめ、数々の清流が注ぐ。多彩な気候と豊かな自然を持つニセコでは、農業も盛んに行われてきた。</p>



<p>盆地特有の気候である昼と夜の寒暖差は、野菜に甘さをもたらしてくれるのだ。この気候を生かして育んだとびっきり甘いトマトを<strong>オーガニック（自然循環栽培）</strong>で育てるのがLaLaLaFarmの服部代表だ。トマト以外にもニンジン、ジャガイモ、タマネギ、大豆など多くの品目を少しずつ育てている。</p>



<h3 class="wp-block-heading">唯一無二の「高糖度」大玉トマト作り</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji2-14.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>LaLaLaFarmで作られるトマトは大玉で<strong>オリジナルの品種であるアロイトマト</strong>をメインに中玉、ミニ品種まで含めて8種類にも及ぶ。大玉を中心に他の品種をブレンドしたトマトジュースは<strong>「とにかく甘い」</strong>と多くの人から愛される逸品だ。「ジュースには糖度8～11度のフルーツトマトを使用しています。一般的なトマトの糖度が3～4度だから、3倍の甘さになりますね」と服部代表。</p>



<p>甘いトマトを作る方法としては、水を減らすなどトマトに水分ストレスを与え、果実に水が流入するのを抑える方法が知られる。例えば土壌に塩分を含ませ、浸透圧の関係で水分を吸収しにくくするやり方もその1つだ。ただ、糖の含有量が多くなればなるほど、果実そのものは小さくなってしまう。だから一般的な「甘い」フルーツトマトは中玉やミニ品種が多い。</p>



<p>だからこそ服部代表は、<strong>「大玉で甘い」トマト</strong>にこだわっていると話す。「ミニサイズが甘くて美味しいのは当たり前ですから。<strong>僕にしかできないトマトを作りたかった</strong>」</p>



<p>そこで実が大きいまま、水分を損なわずに「甘い」トマト作りにチャレンジすることを決意した。その際に鍵となったのが土壌の微生物だったという。「トマトと相性のいい<strong>土壌の微生物</strong>、それを増やせば良いと気づいた」</p>



<p>トマトを育てる際、一度育てた土壌は入れ替えるのが一般的だ。つまり、トマトとともに土壌にすみ着いていた微生物がまるまるいなくなってしまうことを意味する。ただ、本来同じ種類の微生物はともに互いを食って循環している。服部さんは、いいトマトができたときの土壌を交換するのに違和感があったのだと話す。</p>



<p>そこで長い時間をかけて行われる土壌の分解サイクルを早めるために、<strong>「発酵」のしくみに着目</strong>した。「トマトだったら一番良いときのトマトを葉っぱも実も根っこも刻んで乾燥させて土とミックスして発酵させます。自然が3年もかけて分解するものが、3週間で終わる」</p>



<p>質のいい「トマト微生物」を増やし、同じ場所に戻せば連作もできることがわかった。甘いトマトを作るための必須条件でもあった水も減らさずに大きくて甘いトマトができることを発見したのである。</p>



<p>豊かな土壌を育み、LaLaLaFarmの甘いトマト作りに欠かせない「発酵」のしくみ。服部さんが「発酵」と出会ったのは、北海道に就農してから今に至るまで、悪戦苦闘を重ねる日々の中であった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">名古屋から単身、就農を志しニセコへ</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji3-14.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>名古屋出身の服部さんは大学を卒業後、家業である建築業界に足を踏み入れた。多忙な毎日を過ごすうち、本来は何かを「つくる」はずの業界であるはずが、結局はスクラップ・アンド・ビルドに過ぎないのではないか…という迷いが生じはじめていたと話す。30歳直前、もっと健康に自分らしく、そして自然を慈しめるような仕事がしたいという思いが高まった。</p>



<p>そんな折に浮かんだのは、自転車やバイクで旅した美しくて広大な北海道の景色。「まず現場に行ってみよう、見て感じてみよう」と働きながら勉強できる研修先を探しはじめる。観光地として知られるニセコはホテルやレストランも多く、販路も確保できる。そして札幌や新千歳空港から車で2時間とアクセスも良い。「大好きなスノーボードをするために冬にも訪れたことがあり、農業のできない冬は施設の雪かきやスキー場で働けるのではないかとも考えたんです」</p>



<p>実際にニセコで2年間の農業研修を経て、小規模での施設（ビニールハウス）栽培が現実に即していると考えた服部さん。たくさん食べられているトマトをメインに育てていこうと定め、トマト栽培の盛んな余市で学ぶことにした。その後、ニセコに戻り<strong>「自分が楽しく、そして食べる人も思わずラララと口ずさむような野菜を作りたい」</strong>との思いから自身の農園をLaLaLaFarmと命名。そして、前職で大事にできなかった自然・環境に優しく、皆に喜んでもらいたいとオーガニックでの栽培に取り組むことも決めた。</p>



<p>さらに農業に就く以前、ニセコに指導に来ていた<strong>木村秋則さんとの出会い</strong>もオーガニックへの興味を深めるきっかけとなる。木村さんは<strong>完全無農薬無肥料の“奇跡のりんご”栽培</strong>で知られ、自然栽培に関心のある人なら誰もが憧れるカリスマ的存在だ。木村さんの教えは厳しく、また同じようなやり方がすべての人に通じるほど農業は甘くはないと身をもって知ることとなった。</p>



<p>けれどその言葉には重みがあり、大いに影響を受けたと代表はいう。「『自然界は人間が肥料をやらなくても耕さなくても、こうやって立派に生きてるじゃない』という木村さんの言葉は今でも心に残っています」</p>



<h2 class="wp-block-heading">酒蔵で発酵を学ぶ日々</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji4-14.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>それからの道のりは険しかった。収穫量はなかなか増えず、約7年もの間、試行錯誤を続けることになる。農業一本では生活が厳しく、スノーボードのインストラクターを掛け持ちせざるを得ない時期もあったそうだ。</p>



<p>以前から堆肥と発酵のメカニズムに興味を持っていたこともあり、農作業が難しい冬のシーズンに倶知安町にある二世古（ニセコ）酒造で蔵人としての修行をスタート。</p>



<p>「羊蹄山の麓にある酒蔵は、冬は大雪によってかまくら状態になって、じっくり低温発酵が進むんです。二世古酒造では乳酸を加えてアルコール発酵を促す『速醸（そくじょう）』について深い見識を得ることができました。他にも「五人娘」などの無農薬・無化学肥料米を使った自然酒造りで知られる千葉の寺田本家に研修に行かせてもらって、昔ながらの生酛（きもと）仕込みを見せてもらったりしました」</p>



<p>蔵人として経験を積んだ服部さんは、<strong>土着菌</strong>、地元にいる菌を自分の農業に活用できないかと考えるようになった。「例えば味噌は、自らの常在菌が入り、自分の体の外で自分の菌を培養しています。それを畑の土で行うために発酵を利用し、自然の状態を再現するように試みました」と語る。それが先述の質のいい「トマト微生物」を増やす面で大きく生きることになる。</p>



<p>一番良いときのトマトを葉っぱも実も根っこも刻んで乾燥させて土とミックスして発酵させることを2、3年続けた後、ようやく収穫量も増え、トマトの糖度が上がり続ける状態を作り出すことに成功した。北海道で農業に就いて11年、服部さんの土作りがようやく実を結んだ瞬間でもあった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">発酵技術を生かしたワイン作りにトライ</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji5-14.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p>LaLaLaFarmではトマトや関連商品のほかにも、<strong>食用ホオズキ</strong>や<strong>マイクロきゅうり</strong>、<strong>エシャロット</strong>などのユニークな野菜も出荷している。またこだわりの<strong>「発酵ジンジャー」</strong>は、生姜の砂糖漬けで、発酵させたもの。発酵しない一般的なジンジャーエールにはない、独特の風味や香りが「味わい深い」と人気を呼んでいる。培った発酵技術を生かし、麹で作る味噌や甘酒の販売も手がけ、道の駅や道内や東京のレストラン、また通販などで販売。また麹で作るラー油などユニークな商品展開が光る。</p>



<p>発酵というシステムに魅了された服部さんの次なる興味はブドウに向かう。「お酒は得意ではなかったのですが、ブドウを発酵させたいという思いからワインを毎日飲むようになりました」とほほ笑む。ニセコの気候や土壌に適したオリジナルのワインを作りたいと話す。</p>



<p>「ニセコに向いているのはスパークリングだと思っています。品種はシャルドネとピノノワールを育てていて、今年3年目の収穫ができるんです。まだ1,000本しか植えていないですが、火山灰質の土壌にも手を加えて、トマトのメソッドが生きるかどうか挑戦したいと考えています」</p>



<h2 class="wp-block-heading">自然の恵みで皆を幸せに</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/12/kiji6-12.jpg" alt="" class="wp-image-31999"/></figure></div>


<p> </p>



<p>ニセコで就農して17年、家族もできた。大切に考えるのは、農業を通じてできた縁と自分の作るもので皆が幸せに、笑顔になってくれること。「ブドウでワインを作ったら、今度はワイナリーもやってみたい。ゆくゆくは宿としてお客さんや皆が集い、発酵の素晴らしさを知る場所を設けたい」と語る。</p>



<p>「自分が農業をやってみて感じるのは、自然って循環しているということ。発酵だってその1つ」。ニセコの豊かな自然は厳しくもあるが、優しくもある。「冬は雪が土を守ってくれるし、ベーコンを仕込んだり、野菜や魚を乾燥させて保存食を作ったりもできます。夏はいうまでもなく食べ物がおいしい」</p>



<p>発酵という自然の恵みを活かし、唯一無二の野菜を作り上げるLaLaLaFarmの次なる舞台はワイン造り。服部さんの新たな挑戦は始まったばかりだ。  </p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/34314/">食べて笑って、思わず「ラララ」と口ずさむ、そんな野菜を届けたい。LaLaLaFarm・服部吉弘さん/北海道ニセコ町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>雄大な自然の広がる阿蘇に位置する「谷川トマト研究所」／熊本県高森町</title>
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		<pubDate>Fri, 03 Jul 2015 11:25:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/top_tomato.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>熊本の名産品「トマト」 熊本県阿蘇は阿蘇五岳（通称阿蘇山）を中心とし、阿蘇山に降り注いだ雨は伏流水として濾過され美しく美味しい水となり豊かな農作物を育てる。熊本県はトマトの収穫量全国1位で、2位の北海道と比較すると約2倍 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/21672/">雄大な自然の広がる阿蘇に位置する「谷川トマト研究所」／熊本県高森町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/top_tomato.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">熊本の名産品「トマト」</h2>



<p>熊本県阿蘇は阿蘇五岳（通称阿蘇山）を中心とし、阿蘇山に降り注いだ雨は伏流水として濾過され美しく美味しい水となり豊かな農作物を育てる。熊本県はトマトの収穫量全国1位で、2位の北海道と比較すると約2倍の収穫量を誇る。<br>今回訪れたのは雄大な自然の広がる阿蘇にある「谷川トマト研究所」。<span class="swl-marker mark_yellow">高森の高冷地で、美味しい湧水、有機質たっぷりの堆肥、天敵を利用した減農薬栽培でミニトマトの栽培をする。</span></p>



<h2 class="wp-block-heading">様々なニーズに応えられるトマトを</h2>



<p>「谷川トマト研究所」では、6種類のミニトマトを生産している。外来種「トマトベリー」は果肉が肉厚でハートに見える形が特徴。甘みが少し強めでフルーツのような味わいだ。「イエローアイコ」は酸味が少なく果肉が柔らかいため子供でも食べやすい。この他にも赤色のアイコやトスカーナバイオレットと呼ばれる品種を栽培している。<br>「トマトを栽培する時、うちでは最初は糖度6～7度にして、その後徐々に糖度を上げていきます。ヘタがしっかりしていてしっかり熟したものが一番美味しい」と谷川さんが美味しいトマトの見分け方を教えてくれた。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/2_tomato1.jpg" alt="" class="wp-image-23225" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/2_tomato1.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/2_tomato1-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">「谷川トマト研究所」の若手農業者のリーダー</h2>



<p>所長の<a href="https://www.giahs-aso.jp/2014/06/03/%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E3%80%80%E6%B4%8B%E4%B8%80/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">谷川洋一</a>さんは熊本高校卒業後、久留米農業試験場で経験を積み、22歳で「谷川トマト研究所」を設立。若手農業者のリーダー的存在だ。「谷川トマト研究所」では、出荷率や品質を上げるために草原で刈った草やワラを使った独自の堆肥を使うなど、阿蘇の風土を生かしながら栽培に力を入れている。形だけはなく味も栄養価の面でも優れた物を育てたいという思いで、一年一年勝負しているそうだ。若きリーダーのあくなき挑戦はまだまだ続く。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/3_tomato.jpg" alt="" class="wp-image-23226" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/3_tomato.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2015/07/3_tomato-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/21672/">雄大な自然の広がる阿蘇に位置する「谷川トマト研究所」／熊本県高森町</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>自然流栽培で耕作放棄地を復活「チャルジョウ農場」小川光さん·小川未明さん／福島県喜多方市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 11 Oct 2012 07:20:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>自然流栽培とは 『トマト・メロンの自然流栽培』という著書を持つ小川光さんと息子の未明さんのもとを訪ねた。やはり気になるのは著書のタイトルにもなっている”自然流栽培”というものだ。これまでの旅で自然農法で野菜などを栽培して [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/9252/">自然流栽培で耕作放棄地を復活「チャルジョウ農場」小川光さん·小川未明さん／福島県喜多方市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">自然流栽培とは</h2>



<p>『<a href="https://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54010188/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">トマト・メロンの自然流栽培</a>』という著書を持つ小川光さんと息子の未明さんのもとを訪ねた。やはり気になるのは著書のタイトルにもなっている”自然流栽培”というものだ。これまでの旅で自然農法で野菜などを栽培している農家の方を訪問したことはあった。しかし自然流とはいったい何だろう。<br>未明さんはこう説明してくれた。「<span class="swl-marker mark_yellow">有機農法ですよ。化学合成農薬はまったくのゼロ。栽培は自然農法に近いくらいですね。ただ、土を耕したり、堆肥をやったりもする。だからまったくの自然そのままというわけではないんです。そのため父は自然流と自分で呼ぶようにしたんですよ</span>」<br>品種の特性を考え、堆肥の入れ方を工夫することで、作物は育つことを実践している。この農法で育てているのは、多品種に及ぶ。その中でも、特徴的な野菜はメロンとトマトだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img01.jpg" alt="" class="wp-image-9371" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img01.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img01-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">福島でトルクメニスタンに近い環境を作る</h2>



<p>もともと福島県農業試験場などで野菜などの研究、普及に携わり、早期退職をして完全に農業へとシフトした小川光さん。農業試験場にいたときに中心としていたのがトマト、メロンの研究、開発だった。そこで出会ったのが<a href="https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkmenistan/index.html">トルクメニスタン</a>原産のメロン。乾燥した地域でもメロンが育つことに着目し、研究のためにトルクメニスタンに長期滞在した。そして、日本に戻るとトルクメニスタン原産のメロンと福島産の瓜を交配させ、日本の環境に合ったメロンを作るようになった。<br><span class="swl-marker mark_yellow">農園では、自然に降る雨以外では水を与えずに育てている</span>という。<br>「水をやらないんですか？」と中田も驚く。水を使わないと収量は落ちる。それでも光さんが水を使わない自然流農法にこだわる理由があるのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img02.jpg" alt="" class="wp-image-9372" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">耕作放棄地を復活させる</h3>



<p>福島県は実は日本一耕作放棄地が多いのだと未明さんは教えてくれた。<br>「畝（うね）の横に溝をほって、落ち葉堆肥を入れて、堆肥に水をすいこませて、無潅水農地をつくる。そうすると山間部の耕作放棄地で、トマトもメロンも育つんですよ。こういう水を引けない場所では、これまでソバや大豆しかできなかったけれど、この農法では耕作放棄地を農地として活かすことができるんです」光さんは<span class="swl-marker mark_yellow">耕作放棄地の活用が、地方農村部の過疎化対策にもつながる</span>と話す。<br>実際に光さんは自らの農場で毎年研修生を受け入れて、就農支援を行っているのだ。</p>



<p>もともと有機農法を始めたのは1989年のこと。当時は農薬による健康被害が叫ばれて、食の安全を考えたのがきっかけだ。そこから研究を重ね、現在にいたるのだが最後にこうも語ってくれた。「有機のほうが多様性があるんですよ。それから生態系を大切にしたいという思いもあります」。<br>作物について深く知り、その特性に合った育て方を行う。福島の山間部での実践は日々続いているのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="213" height="321" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img03.jpg" alt="" class="wp-image-9373" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img03.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/12/9252_img03-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/9252/">自然流栽培で耕作放棄地を復活「チャルジョウ農場」小川光さん·小川未明さん／福島県喜多方市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>大きく甘いフルーツトマト「宮澤農園」／茨城県小美玉市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/3947/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 09 Feb 2012 23:06:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/3947_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>甘さと酸味のバランスの難しさ。 ひとつトマトをもぎとって手渡してくれる。まだ青みの残ったトマトだったが、すごく甘い。取材時に食べることのできたトマトはまだ糖度が10度ぐらいだったが、熟すと14度にまでなるそうだ。つまりち [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3947/">大きく甘いフルーツトマト「宮澤農園」／茨城県小美玉市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2012/06/3947_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">甘さと酸味のバランスの難しさ。</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3947_img01.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>ひとつトマトをもぎとって手渡してくれる。まだ青みの残ったトマトだったが、すごく甘い。取材時に食べることのできたトマトはまだ糖度が10度ぐらいだったが、熟すと14度にまでなるそうだ。つまりちょっとしたいちごよりも甘いトマトにまでなるのだ。<br>「ただし…」と宮澤農園の宮澤竜也さんは言う。「そこまで甘くしてしまうと、熟しすぎて食感が崩れてしまうんです。それから”トマト”っていう味がなくなってしまう。だから甘ければいいっていうものでもないんですよ。そのバランスが難しい」甘味と酸味のバランスがトマトの魅力。しかも「少し青いぐらいで酸味が強いもの、食感も固めのものが好きな人もいれば、完熟トマトが好きな人もいる。好みはそれぞれなので、難しいですよね」と言う。</p>



<h2 class="wp-block-heading">トマトとフルーツトマトは同じもの!?</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3947_img05.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>とうもろこし農家を訪ねて、ヤングコーンととうもろこしは収穫時期の違いで、同じ種のものだと聞かされたときにも驚いたが、<span class="swl-marker mark_yellow">実はフルーツトマトとトマトも同じ種。育て方を変えれば、普通のトマトにも甘いフルーツトマトにもなるそうだ。</span> 「中田さんがサッカー選手になったのと同じ。野球選手にだってなれたわけですよね。品種は同じですが、環境と育ち方の違いなんです」 ただし話はそこで終わらない。</p>



<p>富澤さんは「オリンピック選手を育てている」というのだ。宮澤さんは水耕栽培でトマトを作る。その育て方だと、何段もの房ができるのだが、ここでは3段目までしか栽培しないのだ。根元から順に肥料分と水を吸い取って育つので、伸びれば伸びるほど、成長も遅くなるし、病気にもなりやすくなる。そのため、３段目までの選りすぐりだけを商品として選別しているという。というわけで、オリンピック選手なのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">すべて自分に返ってくる責任。</h3>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter"><img decoding="async" src="/rnp/files/2012/06/3947_img02.jpg" alt=""/></figure></div>


<p>宮澤さんはサラリーマンをやめて、農業という道に入ったのが６年前。やはり一番違うのは、「すべて自分の責任」ということだという。だから「ひとつひとつの作業の重み」が違うという。 フルーツトマトは温度調節が非常に大事な作物なのだが、2011年の東日本大震災のときは、ハウスに故障が起き温度調節がままならずに、栽培していたトマトが全滅してしまったという。それは収入に直結する損害だった。そういったすべてが自分に跳ね返ってくる。しかし、お客さんから高評価を得れば、それはすなわち自分の評価になる。 人と関わっているという実感がとても大きいのが今の農業。そこが魅力だと話してくれた。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/3947/">大きく甘いフルーツトマト「宮澤農園」／茨城県小美玉市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>懐かしい味のトマト「ミネラルトマト」／高知県高知市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/14447/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 12 Jan 2010 06:00:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>室戸海洋深層水のにがりをトマト栽培に活かす 最近スーパーでよく見かけるフルーツトマトもいいけれど、やっぱり甘酸っぱさが懐かしい普通のトマトも捨てがたい。仁淀川（によどがわ）のほとりの高知市春野町で、野村巧さんがつくってい [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/14447/">懐かしい味のトマト「ミネラルトマト」／高知県高知市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_main.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">室戸海洋深層水のにがりをトマト栽培に活かす</h2>



<p>最近スーパーでよく見かけるフルーツトマトもいいけれど、やっぱり甘酸っぱさが懐かしい普通のトマトも捨てがたい。仁淀川（によどがわ）のほとりの高知市春野町で、野村巧さんがつくっているのがまさにそんなトマトだ。<br>ずっしりと持ち重りのする肉厚ジューシーなトマトは、子どもたちに大人気。ミネラル分たっぷりだから、その名も「ミネラルトマト」。農園の近所には、他のトマトは食べられないけどここのミネラルトマトだけは大好き、という子どももいるそう。</p>



<p>その美味しさの秘密は、<span class="swl-marker mark_yellow">肥料として使用している室戸海洋深層水のにがりにある。何百年も地下をめぐり、汚染度が低く栄養をたっぷり含んでいる深層水だから、ミネラル成分が高まり、栄養が豊富なトマトができる。</span>ずっしりと重いミネラルトマトは、栄養がたっぷり詰まっている証拠なのだ。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="213" height="320" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_img01.jpg" alt="" class="wp-image-14506" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_img01.jpg 213w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_img01-199x300.jpg 199w" sizes="(max-width: 213px) 100vw, 213px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">水質日本一の清流と温暖な風土が育むトマト</h2>



<p>もう1つ、ミネラルトマトを育むものに、仁淀川の清流がある。仁淀川は、愛媛と高知を縦断して流れる川。四万十川の影に隠れて目立たない存在だが、じつは国土交通省が2003年におこなった水質調査では第1位に選ばれたほどの名河川だ。宮尾登美子の自伝的小説、『櫂』『春燈』『朱夏』『仁淀川』の4作の舞台にもなっている。<br>この<span class="swl-marker mark_yellow">清らかな川の伏流水をふんだんに使い、日射量日本一という温暖な高知だから、糖度と酸味のバランスがいい、生で丸かじりするのにふさわしいトマトができる。</span><br>料理に使うのもいいけれど、まずはそのままかぶりついてもらいたいトマトである。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="320" height="213" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_img02.jpg" alt="" class="wp-image-14507" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_img02.jpg 320w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2013/05/14447_img02-300x199.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/14447/">懐かしい味のトマト「ミネラルトマト」／高知県高知市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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