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	<title>カトラリー - NIHONMONO</title>
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	<description>「にほん」の「ほんもの」を巡る旅マガジン</description>
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		<title>末永く使い続けられる真鍮のカトラリーを。「Lue」の菊地流架さん／岡山県瀬戸内市</title>
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		<pubDate>Mon, 24 Jun 2024 01:00:58 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5304.54-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>細くまっすぐな柄に、丸っこい匙の部分が印象的な真鍮のスプーン。このスプーンは、菊地流架さんが代表を務め、真鍮のカトラリーや雑貨などを手がけるブランド「Lue（ルー）」のもの。無駄な装飾などいっさいないシンプルなデザインだ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5304.54-1024x819.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>細くまっすぐな柄に、丸っこい匙の部分が印象的な真鍮のスプーン。このスプーンは、菊地流架さんが代表を務め、真鍮のカトラリーや雑貨などを手がけるブランド「Lue（ルー）」のもの。無駄な装飾などいっさいないシンプルなデザインだからこそ、手仕事ならではの温もりが感じられる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大切なのは、誰が作ったかではない</h2>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-44886" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5309.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「<a href="https://www.lue-brass.com/" target="_blank" rel="noopener" title="">Lue</a>」の工房は、岡山市中心部から東へクルマで約40分ほど、瀬戸内市邑久町（せとうちしおくちょう）の、のどかな田園地帯に建つ。妻の実家の納屋を改装した建物で、1階が工房、2階がギャラリーショップとなっている。</p>



<p>真鍮のアクセサリー作家の父親の元に生まれた菊地さんは、高校時代からその手伝いを始めた。独立を考えたとき、父親が手がけていたアクセサリーをそのまま継いでいく自信がなかったことと、料理が好きだったことから、自身は真鍮のカトラリーを専門にしようと決意。2006年に「Lue」というブランド名で活動をスタートした。その名の由来は、子どもの頃の愛称。「僕の名前は、菊地流架（るか）。クリスチャンだった父が、キリスト教徒の信徒・ルカから名付けてくれました。子どもの頃は、「ルーくん」と呼ばれていて、それを元に」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">父親の影響を受けた、美しく機能的なスプーン</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-44887" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5783.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>そして最初に生まれたのが、「ティースプーン」だ。現在も作り続けているこの定番商品にも父親の影響を色濃く受けている。スプーンを作ってみたいと相談したときに、見本のような感じで作ってくれたものが、今の形に近いものだったのだ。特に、菊地さんが注目したのは、柄を叩くことで施される槌目を、デザインではなく持ちやすさのために付けている点だった。無駄な作業がなく、かつ見た目にも美しく、機能的であることに、強く惹かれたという。</p>



<p>さらに、<span class="swl-marker mark_yellow">銅と亜鉛の合金である真鍮の使ううちに酸化して色が落ち着いてくるという特性も気に入っている。使い方や手入れの仕方によって色の変化も変わってくるので、世界にひとつだけのアイテムとして、愛着を持てるからだ。</span></p>



<h3 class="wp-block-heading">末永く使い続けてもらうことが幸せ</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-44888" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/6L8A5346.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">菊地さんが大切にしているのは、末永く使い続けてもらえること。</span>そこには民藝的な考えも含まれている。「民藝の方にはそう思われないかもしれませんが」と前置きをしたうえで、「<span class="swl-marker mark_yellow">岡山の民藝は、いいものを、同じ形で、安く提供できるように作ることで、長く作り続けていく。</span>そんな職人的な考えに基づいているように感じています。同じ形を作り続けるという点において、「Lue」のアイテムは民藝品に近いイメージなのかなと思っています」と語る。</p>



<p>そのことは、自分の名前が前面に出る作家としてではなく、「Lue」というブランド名で活動していることにもつながる。最初はひとりで始めた工房であったが、現在は製作スタッフ2名と、営業や事務などを担当する1名とともに運営。「自分たちが亡くなったあとも、誰が作ったとか関係なく、このスプーンをずっと使い続けてもらえたらうれしい。僕自身には「Lue」という名前が残ることへのこだわりもない。おもしろがって使ってくれる人がいるとしたらそれが幸せ」と。</p>



<h2 class="wp-block-heading">他者とのかかわりが新たな製品を生む</h2>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45471" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_5215.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>また、「Lue」ではオリジナル製品のほか、店や企業などからオーダーを受けて製作するアイテムも数多く手がけている。京都のレストラン「monk（モンク）」のために作ったピザ取り分け用の「ピザスクープ」や、自動車メーカー・トヨタの「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」から生まれた和菓子用の「黒文字」などが一例だ。それらのアイテムは、多くの人に長く愛されるよう「Lue」としても定番商品化し、継続して販売している。</p>



<h3 class="wp-block-heading">手仕事だけにこだわらない姿勢</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45472" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/2a2fcde0d4bccff8a76d1c7f86bfa5b5.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>さらに、2013年からは、すべて手作業で行う「ハンドクラフト」以外に、「インダストリアル」というラインでの商品も展開している。その名のとおり、工業製品だ。</p>



<p>工房にこもっての仕事だけでなく、人とかかわる仕事をしてみたいと思ったのがきっかけ。自ら工場をまわり、協力してくれるところを探すことからスタートしたと、当時を振り返る。<span class="swl-marker mark_yellow">「インダストリアル」のラインは、菊地さんが手作業で作った原型を元に、金属加工製品の産地・新潟県燕市の工場で機械生産。手仕事では実現できない、統一された形と薄さ、輝きを備えた製品に。</span>機械生産することで、価格を抑えることにもつながっている。</p>



<p>工業製品である利点を生かすべく、「スタックできること」をこのラインのコンセプトに掲げた。第一作となったのは、アウトドアや子ども用のスプーン兼フォークの「スポーク」。重ねてもかさばらず持ち運びしやすいアイテムが誕生した。工業製品であっても原型がハンドクラフトのため、「Lue」ならではの温かみをまとった製品に仕上がる。もちろん、真鍮ならではの色の経年変化も楽しめる。<span class="swl-marker mark_yellow">機能的で長く使えるアイテムを生み出すためには、どうあるべきか。手仕事だけにこだわらず、最良の方法を選択する。</span>これこそ、菊地さんのもの作りの真髄なのだろう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">次なるステップは、自ら楽しむこと</h3>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-45473" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-1024x682.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678-768x512.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/06/MG_6678.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>ハンドクラフトの製作に関しては、2、3年前からスタッフに仕事をすべて任せられるようにシフトしてきた。それにより、菊地さんの仕事の取り組み方にも変化が。仕事として割り切らずに、「自分も楽しめる、半分遊び感覚での仕事にも挑戦できる」ようになってきたのだ。</p>



<p>たとえば、2022年には、鹿児島県奄美大島の染色工房「金井工芸」で「奄美泥染め」を行う金井志人さんと、兵庫県神戸市の「つくも窯」でスリップウェアを中心に手がける陶芸家の十場天伸さんと、コラボ作品を作った。ひとまずは実験的な試みとしての位置付けだが、ゆくゆくはライターや写真家など、異業種の仲間も巻き込んでの展開をも視野に入れているというから楽しみだ。</p>



<p>そしてもうひとつ、真鍮のオブジェを手がけたい気持ちもあるという。「無理やり作ってもいいものは作れないので、今はまだそっと寝かせている状態です」と菊地さん。無理せず、焦らず、機が熟すのを待つというのが、彼らしい。そんな風にまるで真鍮のごとく、少しずつ変化しながら深い輝きを増していく「Lue」の活動。これから先、菊地さんが心をくすぐられるような楽しい仕事に巡り会えたあかつきには、真鍮の新たな魅力で我々を驚かせてくれるはずだ。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/44881/">末永く使い続けられる真鍮のカトラリーを。「Lue」の菊地流架さん／岡山県瀬戸内市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>「匙（さじ）」だけを作り続けて25年。木工作家･さかいあつしさん／岡山県瀬戸内市</title>
		<link>https://nihonmono.jp/article/40207/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 22 Feb 2024 03:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/e4668b66a3a5c5953af5ae5525f40d7b.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>瀬戸内海に面した小さな港町で、木製のスプーンを一人でコツコツと作り続ける、木工作家のさかいあつしさん。彼の工房では、道具としてのスプーンから、まるでアートのようなスプーンまで、形はさまざま、温かみのある作品が数多く生み出 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/40207/">「匙（さじ）」だけを作り続けて25年。木工作家･さかいあつしさん／岡山県瀬戸内市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/e4668b66a3a5c5953af5ae5525f40d7b.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>瀬戸内海に面した小さな港町で、木製のスプーンを一人でコツコツと作り続ける、木工作家のさかいあつしさん。彼の工房では、道具としてのスプーンから、まるでアートのようなスプーンまで、形はさまざま、温かみのある作品が数多く生み出されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">導かれるように匙屋に</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5060.jpg" alt="" class="wp-image-40209" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5060.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5060-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5060-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>岡山県の南東部に位置し、穏やかな瀬戸内海に面した瀬戸内市牛窓町。江戸時代には北前船や韓国からの外交使節団･朝鮮通信使の寄港地として栄えた歴史を持つ港町だ。その古い町並みを残す通りに、さかいあつしさんは工房「<a href="https://www.sajiya.jp/" title="">匙屋</a>」を構える。その向かいでは、さかいさんの作品の販売や企画展などを行うギャラリーショップ「sajiya studio」を妻のかよさんが営んでいる。</p>



<p>大学卒業後、東京で2年間ほど会社勤めをしていた、さかいさん。しかし、自分にはこの生活が向いていないと感じる日々だった。改めて自分が何をしたいのかを考えたときに、彼の心に浮かんだのが、「ものを作って生きていきたい」という思い。そして、1994年、妻が背中を押してくれたこともあり、独学で木工品の製作をスタートする。最初は、看板や表札、椅子など、知人からオーダーを受けたものを手がけていた。そのうち、「木を削っているなら、スプーンを作ってみたら？」、「スプーンなら漆を塗ったらいいんじゃない？」など、節目節目で製作のアドバイスをしてくれる人たちに出会う。その言葉に導かれるように進んでいくうち、気づけば手がけるアイテムが木製のスプーンに集約されていった。</p>



<p>そこで、2000年頃、屋号を匙屋とし、<strong>木製のスプーンを専門に作ることを決意</strong>した。当時は、作家ものの手仕事の器がギャラリーやショップなどで注目を集め始めた頃。器に合わせる木製スプーンの需要も高まっていた。その時流に乗るかのようにスプーン作りに専念し、2006年には、東京都国立市に店舗兼工房を開いた。</p>



<h3 class="wp-block-heading">自分が作るものにピントを合わせなければ</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5126.jpg" alt="" class="wp-image-40210" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5126.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5126-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5126-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>転機となったのは、2011年の東日本大震災。何があってももの作りを続けていくためにはどうすればいいかを自問し、移住を決断。仲間がいたことや工芸が根付いた地であることから、岡山県が候補のひとつに。「地元の人は何もないところと言うけれど、穏やかな環境にこそ漠然とした可能性を感じた。」という<strong>瀬戸内市牛窓町に、2013年8月に移住</strong>を果たした。</p>



<p>それを機に、さかいさんのもの作りにも変化が訪れる。東京では展示会に合わせてスプーンを製作するという活動のサイクルだった。そのなかで、展示内容や見栄えを重視した作り方をしている自分に気づく。<strong>「自分が作っているスプーンそのものに、もっとちゃんとピントを合わせなきゃと思ったんです」</strong>と、さかいさんは振り返る。どんな材料でどんな道具を使って作り、どんな人に届けたいのか、を改めて見つめ直し、それからは自分のペースでのもの作りが基本となっていったのだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">削る手をどこで止めるかはいまだに悩む</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5068.jpg" alt="" class="wp-image-40211" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5068.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5068-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5068-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>一人で製作する工房内には、素材となる大小さまざまな木片や枝、さまざまな道具類が並ぶ。道具のなかには、ヨーロッパで木靴職人が使っていたものを参考に、自己流で作ったものまで。それらの道具を駆使して、まずは木片からスプーンの大まかな形を削り出していく。どんなに技術があっても木目には逆らえないので、常に木目を意識しながらの作業となる。そして最後は、ナイフでくぼみを削ってスプーンの形に仕上げていく。いまだに、どこで完成とするかは探り探りだと言う、さかいさん。その言葉に、いかに真摯に一つひとつのスプーンに向き合ってきたが、うかがえるようだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">3つのカテゴリーでスプーンを展開</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5106.jpg" alt="" class="wp-image-40212" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5106.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5106-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5106-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>現在、さかいさんが手がけるスプーンは、大きくわけて3つのカテゴリーに分類される。ひとつ目は、日常使いの定番品。素材には細工しやすくて丈夫な<strong>サクラの木をメイン</strong>に用い、口触りが滑らかになるように漆を塗っては拭き上げるのを数回繰り返して仕上げている。スプーンは繊細な口に入れる道具である。しかも、離乳食期の赤ちゃんから、金属のスプーンを重く冷たく感じてしまう高齢者まで、実に幅広い人々が暮らしに用いるものだ。</p>



<p>木製ならではの口触りのよさを大切にしつつ、道具としての機能性にも心を配る。スプーンの膨らみをどのくらい残すか、どの位置を一番深くするか、食べ物がスプーンに残らないようにはどうすればいいかなど、試行錯誤を繰り返し、見た目のよさと使い心地のよさを兼ね備えた現在の形状にたどり着いた。</p>



<p>そして<strong>サイズは、25種類を展開</strong>。「使い手の要望や用途に合わせていたらこんなにも増えてしまった」と、優しく微笑むさかいさん。メンテナンスにも対応しており、道具としてのスプーンに対するさかいさんの誇りが詰まったシリーズだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">余さず作る、そして木を生かして作る</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5212.jpg" alt="" class="wp-image-40213" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5212.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5212-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5212-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2つ目のカテゴリーは、移住後に始めた、<strong>間伐材を用いたシリーズ</strong>。先に述べた定番のスプーンには、銘木店から購入した木材を素材に用いるが、スプーンに使うのはほんの一部だけ。そこに、長年、どこかうしろめたさのようなものを感じていた。</p>



<p>間伐材のスプーンは、木材を見て、使える形状のスプーンを削り出す。残った余白の部分からは小さいバターナイフを作る。もったいないというよりは、<strong>木材を余さず作るにはどうしたらいいかという視点でのもの作り</strong>だ。さらに、このシリーズは、使っていくうちに変化する様子も目で見て楽しめるように、漆を塗らないのもこだわりだ。</p>



<p>そして3つ目が、牛窓の特産品である<strong>オリーブの間伐材で作る、アート作品のようなシリーズ</strong>。2018年から<strong>「瀟木子（しょうぼくし）」</strong>と名付けて展開している。その作り方は独特だ。「枝の形状を見て、そこにスプーンの形を無理やり当てはめて作るイメージ。そうすることで、木の枝の変わった造形や皮の色、木の繊維の様子などが生かされる。木の精妙さを感じたくて作っています。道具としての使いやすさはないですが、作っていておもしろいんです」。</p>



<h3 class="wp-block-heading">目標は、長く作り続けること</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5076.jpg" alt="" class="wp-image-40214" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5076.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5076-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/02/6L8A5076-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>今から約25年前、30歳で匙屋になると決めたさかいさん。その決断に後悔はない。そのおかげで、いろいろな場所に出かけ、いろいろな人に出会えた。木製スプーンを媒介に、自分と世の中のつながりを実感する日々だ。</p>



<p>2023年には、毎月工房で開催する「spoon club 4U」と名付けた、スプーン作りのクラブ活動を始めた。さかいさんが一方的に教える教室ではなく、みんなで時間を共にするクラブというスタンス。スプーンを作ってみたいという人にこの場所で出会えたことも創作の刺激となっている。</p>



<p>今後の目標を尋ねると、大小2つの答えが返ってきた。小さな目標は、小ぶりの木のボウルを作ってスプーンとセットにした展開をすること。それに向け、ボウル作りを少しずつ練習中だ。そして、大きな目標は、<strong>匙を少しでも長く作り続ける</strong>こと。ひたすらに匙に向き合い続けてきたさかいさんがこれから生み出す匙はいったいどんな世界を私たちに見せてくれるのだろう。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/40207/">「匙（さじ）」だけを作り続けて25年。木工作家･さかいあつしさん／岡山県瀬戸内市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>職人の誇りと銘木が生み出す、美しきマルナオ「MARUNAO」の高級箸／新潟県三条市</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 27 Jun 2022 02:45:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[「にほん」の「ほんもの」を巡る旅]]></category>
		<category><![CDATA[職人]]></category>
		<category><![CDATA[箸]]></category>
		<category><![CDATA[新潟県]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/06/main-8-2.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>新潟県三条市で寺社を装飾する彫刻業から始まった「マルナオ」。今は箸に代表される多彩な木工製品を製作しています。彫刻の伝統技と銘木を扱ってきた経験を受け継ぐ製品は、高い機能性と洗練された佇まいが特長。長年積み上げてきた巧み [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/32103/">職人の誇りと銘木が生み出す、美しきマルナオ「MARUNAO」の高級箸／新潟県三条市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2022/06/main-8-2.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-center"><strong>新潟県三条市で寺社を装飾する彫刻業から始まった「マルナオ」。<br>今は箸に代表される多彩な木工製品を製作しています。<br>彫刻の伝統技と銘木を扱ってきた経験を受け継ぐ製品は、高い機能性と洗練された佇まいが特長。<br>長年積み上げてきた巧みな手練と最新技術を融合した、細部まで美しい製品を提供しています。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">マルナオの「箸」のはじまり</h2>



<p>新潟県の中心からやや西北の場所にある燕三条エリア。弥彦山（やひこさん）を望み、越後平野の田園地帯を見渡せる里山に、「<a href="http://www.marunao.com" target="_blank" rel="noopener" title="MARUNAO">MARUNAO</a>」（マルナオ株式会社）のショップを兼ねたファクトリーがある。森林に囲まれたそのモダンな工場では、八角箸に代表される高級箸やスプーンなどの木製カトラリーが、ひとつひとつ丁寧に職人の手作りで作られている。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image.png" alt="" class="wp-image-47509" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image.png 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-300x200.png 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>






<p>マルナオの創業は昭和14年（1939年）。現代表取締役・福田隆宏さんの祖父が、それまで手がけていた寺社や仏壇彫刻の伝統技をベースに、戦後の住宅需要を見込み、大工道具の製造をスタートさせたのがはじまりだ。大工道具三種の神器のひとつといわれ直線を引くための必需品「墨坪車（すみつぼぐるま）」が主な製品だった。以来、年号が平成に変わっても大工道具を作り続けてきたが、時代の変化とともに建築需要の落ち込みや工法の変化が訪れ、新しい事業展開が必要になった。そこで3代目の福田さんが、<span class="swl-marker mark_yellow">手工具を作る職人技術を生かし、「人間の身体に近く、使う人の繊細な感覚に寄り添えるもの」として目をつけたのが「箸」だった。</span></p>



<h2 class="wp-block-heading">世界に広がるマルナオ製品</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-1.png" alt="" class="wp-image-47510" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-1.png 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-1-300x200.png 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>






<p>使い慣れた道具をずっと使い続ける大工さんは、一度道具に裏切られると、もう二度とその道具を使ってはくれない。それを知っているからこそ、自分たちが自信と誇りを持って世に出せる道具しか作りたくはなかった。<span class="swl-marker mark_yellow">「とにかくいい箸を作ろう」と試行錯誤してたどり着いたのが、八角形で先端がわずか1.5ｍｍの木箸だった。</span>手に持つとき、中指がうまくフィットする偶数角が最も安定性が高く、掴みやすさと口当たりの良さが両立出来る形状だった。黒檀や紫檀といった密度が濃く水の浸みこみにくい硬い木が向いていることもわかった。<span class="swl-marker mark_yellow">特にマルナオ製品の代表的な木材であるカキノキ科の黒檀は、表面に漆加工などを施さない木箸には不可欠な防水性に優れ、木自身が持っている抗菌性が衛生的な上、見た目も美しく耐久性も抜群で、毎日使う食事道具として最適だった。</span>しかし、希少性の高い銘木を使うことで、当然、売値も高くなる。売り出し当時百貨店では一番高い輪島塗の夫婦箸で5,000円の時代に12,000円という価格設定だった。バイヤーからは「木箸なのになぜこんなに高価なのか」と半信半疑の目を向けられた。それでも、マルナオの箸は大手百貨店の対面販売などを繰り返すたびに高い評価を受け、実際に箸を使って日々の食事を楽しむ消費者に、その持ちやすさや口当たりのよさが理解されはじめた。平成16年（2004年）に新潟県を襲った集中豪雨で三条市を流れる五十嵐川が氾濫し、マルナオの工場の機械や資材の総入れ替えを余儀なくされたとき、箸づくりへの確かな手応えを得ていた福田さんは、箸の生産を中心にした事業計画へと舵を切る覚悟を決め父である2代目を説得した。その翌年に代表取締役に就任し箸づくりを更に本格化させていった。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-2.png" alt="" class="wp-image-47511" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-2.png 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-2-300x200.png 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>






<p class="has-text-align-left">そうして<span class="swl-marker mark_yellow">平成21年（2009年）には世界最大規模を誇る国際消費財見本市である、ドイツ・フランクフルトのアンビエンテに箸だけで初出展を果たした。</span>手ごたえはまずまずだった。そして<span class="swl-marker mark_yellow">翌年には洋食需要を意識し、底圧2mmの薄さで口当たりの良さと見た目の美しさを備えた木製スプーンもラインナップに加え参加。</span>たまたま足を運んでいたフランス料理の巨匠ジョエル・ロブション氏の目にとまり、モナコにある氏の和食店でスプーンと箸が採用されることが決まった。それを足掛かりに次はパリで開催される国際展示会メゾン・エ・オブジェにも出展。スプーンなど文化性に合わせた商品が受け入れられると、名だたる星付きレストランのシェフたちがこぞってマルナオの高度な研磨技術が生み出すカトラリーを求め、欧州での知名度をぐんぐんと高めていった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">伝統と革新が生み出すマルナオの道具</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-3.png" alt="" class="wp-image-47512" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-3.png 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-3-300x200.png 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>






<p>製品が評価されはじめ、多くのバイヤーが工場を見学に訪れるようになると、職人たちが来訪者の度に作業を中断しなければならないなどといった過度なストレスを抱えるようになった。それならば作業現場を常時公開しようと平成26年（2014年）現在の場所に<span class="swl-marker mark_yellow">製造工程を一般消費者が自由に見学できる<a href="https://www.marunao.com/ofinfo/" target="_blank" rel="noopener" title="オープンファクトリー">オープンファクトリー</a>と直営店を備えた新社屋を新たに設立した。</span>製造現場とギャラリーの間をガラスで間仕切りする事で見学者の気配を遮断し、また見学者側のスペースを暗いトーンにすることで職人の目には見学者が見えずらく、作業に集中できるようになった。一方の見学者はガラス越しながらも間近に職人たちのものづくりへの情熱を感じる取ることが出来る設計にした。この構造が職人に適度な緊張感をもたらすことにつながり、技術力の向上にもプラスに働いた。</p>







<p>平成29年（2017年）には東京に直営店をオープン。さらに2年後には「食文化や食の歴史が異なる場所で挑戦したい」と考え、新潟県では初となる念願の海外1号店をパリにオープンした。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-4.png" alt="" class="wp-image-47513" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-4.png 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/image-4-300x200.png 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>






<p>今後はファクトリーの敷地にレストランを新設し、来訪客が実際にマルナオの箸やスプーンで食事のできる場所を提供できるよう計画中だ。<span class="swl-marker mark_yellow">戦前、彫刻の伝統技からスタートしたマルナオのものづくりは、当時と同じ高い職人魂を携え、美しく理想的な食具づくりとなって現在に至る。</span>「あくまでメインは食であって、道具は脇役でいいんです」と福田さん。持ちやすく、使いやすく、清潔であること。私たちは手で触れ口に入る食具を作っているという強い意識を持ってると胸を張る。本当によいと思えるものを世の中に提供している、その自信と誇りが更なるマルナオの発展を支え続けるだろう。</p>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" width="920" height="613" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/104-kao.jpeg" alt="" class="wp-image-47514" style="width:825px;height:550px" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/104-kao.jpeg 920w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/104-kao-300x200.jpeg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2024/07/104-kao-768x512.jpeg 768w" sizes="(max-width: 920px) 100vw, 920px" /><figcaption class="wp-element-caption">マルナオ 3代目 福田隆宏さん</figcaption></figure></div>






<p>「マルナオ」のものづくりは、彫刻の伝統技から始まりました。そして現在、精鋭の職人たちの卓越した技能を巧みに駆使し、高い精度と美しい仕上がりの商品を世に送り出しています。先人の軌跡を踏まえ、伝統と革新を融合した道具を、これからも作り続けます。<br></p>


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