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	<title>海苔 - NIHONMONO</title>
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	<title>海苔 - NIHONMONO</title>
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		<title>大分の海苔、そして日本の海藻文化を未来へつなぐ「鶴亀フーズ」／大分県大分市</title>
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		<pubDate>Mon, 21 Apr 2025 07:40:05 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF0627.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>自然豊かな大分県には、海の恵みを受けた関あじ・関さばや、山の幸である椎茸などの農産物が豊富にある。その中でも、今はわずかしかいないという漁師たちが守り続ける「海苔」の存在はあまり知られていない。大分県北部でしか獲れないと [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF0627.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>自然豊かな大分県には、海の恵みを受けた関あじ・関さばや、山の幸である椎茸などの農産物が豊富にある。その中でも、今はわずかしかいないという漁師たちが守り続ける「海苔」の存在はあまり知られていない。大分県北部でしか獲れないという、貴重な海苔を昔ながらの製法で作り続ける「鶴亀フーズ」が後世に伝えたい想いとは。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大分県における海苔養殖業とは</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8074.jpg" alt="" class="wp-image-52726" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8074.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8074-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8074-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「食卓のおとも」として、日本の食文化に欠かすことのできない「海苔」。</p>



<p>現在、海苔の国内生産量の約3〜４割を占めているのは、佐賀県など4県に囲まれた九州有明海の内海で水揚げされたもの。その有明海から見ると外海となる大分県では、周防灘（すおうなだ）に面した北部地方で海苔養殖が行われている。大分県における海苔養殖業は、明治から昭和の時代までは広島県から養殖業者を雇い入れるほど、とても盛んだったという。また、大分の郷土誌「豊後国史」を紐解くと、200年以上昔から海苔は大分の土産として有名なものだったとも言われており、海苔養殖も昔は数百軒、数百人の漁師がいたほど盛んだったが、現在は宇佐市、中津市で5軒のみと激減。停滞してきた原因のひとつとして挙げられるのが、漁師の高齢化だ。一部の若手漁師を除いては、ほとんどが70代、80代の漁師という。その年齢を考えると、大分における海苔養殖業の厳しさに直面する。</p>



<h2 class="wp-block-heading">元の味を、昔ながらの製法をもとに進化</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="681" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/45cba854d1db15112f0809f7558675a8-1024x681.jpg" alt="" class="wp-image-52727" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/45cba854d1db15112f0809f7558675a8-1024x681.jpg 1024w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/45cba854d1db15112f0809f7558675a8-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/45cba854d1db15112f0809f7558675a8-768x511.jpg 768w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/45cba854d1db15112f0809f7558675a8-1536x1022.jpg 1536w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/45cba854d1db15112f0809f7558675a8.jpg 2000w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>　そんな大分県の海苔を70年以上、加工販売業として手掛けているのが大分市内に本社を置く鶴亀フーズ。3代目の名を受け継ぐ幸野剛士さんの祖父が創業した、前身会社「鶴亀海苔」から大分県産の海苔にこだわり、その味を追求してきた。海苔の収穫量は自然に左右されるため、一時は他の産地から仕入れることも考えたというが「つくり手の顔が見える商品づくり」を第一に考え、大分県産にこだわる信念は今もなお受け継がれている。そんな鶴亀フーズを代表する商品は、いわゆる一般的によく見る板状の海苔ではなく、「あおさ」のようにフレーク状になった「摘み海苔」。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/ec55e33885b7cfaff264ba2b8e66a496.jpg" alt="" class="wp-image-52728" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/ec55e33885b7cfaff264ba2b8e66a496.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/ec55e33885b7cfaff264ba2b8e66a496-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/ec55e33885b7cfaff264ba2b8e66a496-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「バラ干し海苔」とも呼ばれており一見、ふわっとした見た目とは裏腹に、口に入れるとしっかりとした歯応えがあり、濃厚な海苔の旨味が広がっていくのが特徴だ。汁物や、炊き立てのご飯で作る卵かけご飯にプラスすれば、普段の料理が贅沢なひと皿に様変わり。大分市内の飲食店では、鰻屋や蕎麦屋の薬味としても提供されている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">海苔本来の味を求めて誕生した「摘み海苔」</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF0761.jpg" alt="" class="wp-image-52729" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF0761.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF0761-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF0761-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>「摘み海苔」誕生のきっかけとなったのは、今から30年以上前。昭和5、60年代頃から海苔生産の機械化が進み、生産量が伸びたことで供給過多が起こり、売れ残った海苔は焼却処分されていたという。そのような背景から食品ロスへの考慮はもちろんのこと、板状の海苔にはない新たな海苔の形と味を求め、辿り着いた。一般的な板状の海苔は、江戸時代後期頃に浅草和紙の技術を活かし誕生したとされる中、「摘み海苔」は、それ以前の江戸時代中期までに取り入れられていた、昔ながらの製法からヒントを得た。それは、海から摘み取った状態の生海苔を岩場で天日干しにし、乾燥させた後、火鉢で炙るというもの。「これこそが、昔懐かしいようで新しい海苔の食べ方だ」と考えた鶴亀フーズは試行錯誤しながら製品のアップデートを繰り返し、約30年という歳月をかけて、ようやく納得する味に辿り着いた。先人が行ってきたこの製法で作る“古くて新しい”海苔は、機械ではできない工程も多く、そのほとんどが手作業で行われる。手間も時間もかかるが、そこから生まれる風味や歯応えは唯一無二の味わいを生む。また、海苔本来の濃厚な味を味わうだけではなく、良質なタンパク質や葉酸など海本来の持つ栄養をそのまま摂取できることも大きな魅力のひとつである。</p>



<h2 class="wp-block-heading">究極の海苔を追求し、原点回帰</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="800" height="532" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/f46557096e83f1d9878322f0e103dea8.jpg" alt="" class="wp-image-52730" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/f46557096e83f1d9878322f0e103dea8.jpg 800w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/f46557096e83f1d9878322f0e103dea8-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/f46557096e83f1d9878322f0e103dea8-768x511.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p>創業から「食卓へおいしいものを届ける」という信念を持つ鶴亀フーズ。数年前から、その原点に返り、海苔本来の持つ究極の味を求め取り入れたのが、宇佐市で海苔養殖を営む漁師・松本泰英さんが獲る海苔だ。それまでも宇佐や中津の海苔を使用していた中で、データや味を集計し比べていくと、松本さんの獲る海苔の味が際立っていることに気が付いたという。「普通、水揚げされた海苔に付く珪藻（けいそう）ですが、松本さんの海苔は丁寧に手入れされているので珪藻が入ることがあまりありません。それから松本さんが獲った海苔だけを仕入れるようにしました。」と幸野さん。また、それまで鶴亀フーズでは獲れた海苔は一度冷凍し使用していたが、生の状態で仕入れるように変えたことで風味や味わいが格段に上がり、味に絶対的な確信が持てたという。</p>



<h3 class="wp-block-heading">若手漁師が受け継ぐ漁から生まれる“大分の海苔”</h3>



<p>父親の跡を継ぎ、若くして海苔漁師となった松本さんは、海苔養殖を営む家に育った。物心ついた頃から、両親が働く工場の傍らで過ごすことがほとんどだったという。20代の頃、一度は県外で働いていたが、両親の体調不良により帰郷。漁師という職業が大変な仕事であることは理解しながらも、手伝っていく内に“いい仕事だな”と感じることが増え、この仕事で生きる覚悟を決めたと松本さんは当時を振り返る。そんな松本さんが行う養殖方法は、「支柱式」。漁師が海に支柱を打ち込み、支柱と支柱の間に海苔網を張る天然海苔の生育に近い方法だ。潮の満ち引きを活かし、海の水が浸る満潮時には海の栄養素を吸収させ、海苔が海から完全に出る干潮時に日光を浴びた海苔は病気に強く、旨味が凝縮される。「海面が上下することで、海苔が乾燥しすぎることはないか、また水に浸りすぎてはいないかのバランスを常に管理しないといけません。」と、松本さんは毎日、潮の満ち引きを見極めながら網の高さを調節するという作業を繰り返し、大分市内にある鶴亀フーズまで往復4時間をかけてとれたての海苔を運んでいる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">常に前進し、大分の海藻文化を伝え続ける</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8099.jpg" alt="" class="wp-image-52731" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8099.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8099-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8099-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>こうした海苔漁師の過酷な重労働は、確かに高齢化の進む漁師たちには大きな問題ではあるが、それは海苔養殖に限ったことではないと幸野さんは言う。「農業や漁業、小さな産地であればあるほど高齢化、後継者問題は避けては通れない問題。だからこそ今、私たちにできるのは大分の海苔の魅力やおいしさを発信して、海苔の評価を上げること。それが課題解決に繋がればと願い挑戦を続けています。」優れた製品をつくることが魅力となり、後継者を生む。衰退していく海苔養殖業の世界を変えるためには、常に進化し続けなければならないのだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="825" height="550" src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8095.jpg" alt="" class="wp-image-52732" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8095.jpg 825w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8095-300x200.jpg 300w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2025/04/DSCF8095-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 825px) 100vw, 825px" /></figure>



<p>2020年以降のコロナ禍には売り上げの減少は否めなかったというが、鶴亀フーズは逆境を逆手に取り、代表作である「鶴亀海苔摘み海苔」を様々なコンテストに出品。その結果、2022年には「料理王国100選」で優秀賞、「食べるJAPAN美味アワード2023」では準グランプリを受賞した。全国規模の賞を受賞したことで変わったのは、お客様の商品の受け入れスピードだという。「自分たちのこだわりを伝えることはもちろん大切。ただ受賞したことで、お客様に興味を持ってもらえる速度がかなり早くなりました。」長い歴史の中で培った味に自信はあるが、世の中に訴えるための武器を持ったことで、認知度は増した。</p>



<p>「大分の海苔養殖が最盛期だった頃、私たちの歴史も始まった。だからこそ、この文化を絶やすことなく大分の海藻文化を継承する企業として使命感を持ち、今後の商品づくりに活かしていきたいです。」と幸野さん。</p>



<p>大分生まれ、大分育ち。まさに地元の味にこだわった鶴亀フーズの海苔は今、全国の食卓へと羽ばたいている。</p><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/52725/">大分の海苔、そして日本の海藻文化を未来へつなぐ「鶴亀フーズ」／大分県大分市</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>一流料理人が信頼をおく「丸山海苔店」／東京都中央区</title>
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		<dc:creator><![CDATA[devnakata]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 11 Oct 2021 11:57:43 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/main-2.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>高い品質の海苔を届けるやりがい 東京・築地に本店を構える「丸山海苔店」は、創業安政元年（1854年）に創業した海苔専門店。「ミシュランガイド東京」の三ツ星寿司店など、一流の飲食店が今も昔も信頼をおく老舗だ。3000軒もの [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/main-2.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><h2 class="wp-block-heading">高い品質の海苔を届けるやりがい</h2>



<p>東京・築地に本店を構える「<a href="https://www.maruyamanori.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">丸山海苔店</a>」は、創業安政元年（1854年）に創業した海苔専門店。「ミシュランガイド東京」の三ツ星寿司店など、一流の飲食店が今も昔も信頼をおく老舗だ。<span class="swl-marker mark_yellow">3000軒ものプロが信頼をおく理由は、一定して高い品質が保たれているため。海苔は自然の産物なので安定した品質を維持することは容易ではないが、常に上質な原料を確保し、安定した品質に仕上げていることが「丸山海苔店」の強みだ。</span><br>仕入れ担当の櫻井明彦さんは、「プロの厳しい要望に応える仕事の“緊張感”がやりがい」と語る、この道30年の目利き職人。さまざまな顧客の要望に応えるべく、全国の主要漁場に赴き、入念な下見と試食を繰り返しながら仕入れを行っている。主な産地は、東京湾、瀬戸内海、有明海の３箇所。いずれの産地でも、芽が伸びきる前の柔らかい状態の海苔を早摘みして仕入れている。</p>



<p>「海苔は牡蠣の殻で芽を育て、海水温が14～18度になる秋ごろ網に種付けします。通常は11月の下旬から12月上旬ごろ、20センチほどの長さに育つと摘み取りますが、当店は5～10センチのごく限られた部分を中心に仕入れます。そうすることで、口の中でとろけるような海苔ができるのです」（櫻井さん）。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji2-3.jpg" alt="" class="wp-image-30556" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji2-3.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji2-3-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>


<h2 class="wp-block-heading">個性ある海苔のあじわいを引き出す</h2>



<p>海苔を加工する工場は、茨城県つくばみらい市にある。工場を見学した中田英寿が感動したのは、火入れのこだわりだ。丸山海苔店の工場では、通常の倍以上の時間をかけ、低温と高温でそれぞれ3時間半も火入れを行っている。<br>焼きの温度や時間は、海苔に含まれる塩分や厚さ、その日の気温や湿度に合わせて調節し、高級な海苔は繊細なので、低温でじっくりと甘みを出すように焼くという。</p>



<p><span class="swl-marker mark_yellow">海苔の味わいには、焼き方の巧拙だけでなく、産地の特徴も現れる。たとえば古くから「浅草のり」として親しまれてきた東京湾の海苔は、ほろ苦さをまとった甘さと、しっとりとしたコシ、軽く炙ると引き立つの香りの良さが特徴。瀬戸内海の海苔は黒みと艶と香ばしさに優れ、破れにくいため太巻きなどに最適だ。また、有明海の海苔はうまみ成分が豊富で初々しい香りを持ち、軟らかさと歯切れのよさを併せ持つタイプ。そんな有明海の海苔の特徴を生かしたのが「佐賀のはしり」。</span>はしり、とは旬を意味する言葉でもあり、海苔を知るにはまず手にしてほしい一品である。はしりシリーズの中でも特別気象な極み海苔を吟味して作られた「初代彦兵衛」は、農林水産大臣賞を3度受賞した看板商品だ。また、天然の青海苔が混ざった「こんとび」は香りが鮮やかで、「昔の海苔に一番似ている」と評価されている。</p>



<p>中田が一番印象に残ったのは、徳島県の吉野川で採れる最高級品のスジアオノリ。口に入れると、青のり特有の風味が広がった後、ハーブのようにしびれる苦味が上品に後を引く。収穫量がわずかで希少なため、ウニより高いといわれておりあまり出回ることは無いが、家庭料理に使うなら、お吸い物などに少量入れるもよし、焼きそばに振りかけるのもよさそうだ。一口に海苔といっても、これほどまでに産地や品種、焼き加減によって違いがあり、また合わせる食材によって、その使い道は無限大になる。一度それぞれの食べ比べをしてみるのも面白いかもしれない。多くの料理人に愛用される海苔は、とにかく奥が深かった。</p>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji3-3.jpg" alt="" class="wp-image-30557" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji3-3.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji3-3-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div>

<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="426" src="https://swell.nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji4-3.jpg" alt="" class="wp-image-30558" srcset="https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji4-3.jpg 640w, https://nihonmono.jp/wp-content/uploads/2021/10/kiji4-3-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure></div><p>The post <a href="https://nihonmono.jp/article/30553/">一流料理人が信頼をおく「丸山海苔店」／東京都中央区</a> first appeared on <a href="https://nihonmono.jp">NIHONMONO</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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