中田英寿さんが、ふくしまを旅する連載企画。今回の目的地は、全国的にもお酒の名産地として知られる会津。中田さんが全国各地の酒蔵で“福島の日本酒を変えた人”と耳にした、鈴木賢二さんを訪ねて、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターに向かった。 |
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より高品質でおいしく。県一丸で酒造り改革日本酒の魅力を味わい尽くせる酒イベント「CRAFT SAKE WEEK」のプロデュースを始め、日本酒文化の普及に取り組む中田英寿さん。これまでおよそ350の酒蔵を訪れるなかで、各地の蔵元から鈴木賢二さんのうわさを度々、耳にしていたという。福島県の酒造りを改革し、大躍進に導いた人物がいる――と。 |
日本有数の酒どころとして知られる福島県だが、他県に大きく後れをとっていた時期もあった。 |
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わかりやすく伝え、日本酒ファンの拡大へ時同じく、会津坂下町出身で、新潟県醸造試験場の責任者を務めていた廣井忠夫さんからは「金賞の取れる酒造り」について話を聞く機会を得た。その理論を基に、鈴木さんは吟醸酒製造マニュアルを作成。県内の各蔵元に配布して回ったという。 |
福島県全体の技術の底上げに手応えをにじませつつも、販売数の伸びはまだまだ特定銘柄に限定されていると鈴木さんは言う。中田さんは、日本酒に馴染みのない人でも選びやすくするような表記が必要なのではないかと、提案する。 |
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ACCESS
- 福島ハイテクプラザ 会津若松技術支援センター
- 福島県会津若松氏一箕大字鶴賀字下柳原88-1
- URL http://www4.pref.fukushima.jp/hightech/index-pc.html