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ムリーニで創りだすこの旅の茨城編でガラス工房SILICAを訪れた際に、ちょうどゲストアーティストとして招かれていた江波冨士子さん。彼女がガラス工芸作家の小西潮さんと共に制作をしている工房が神奈川にあると聞き、お邪魔させていただいた。 |
小西さんはレースガラスを小西潮さんは大学卒業後に国内外のガラスカンパニーで修行を重ね、アメリカから帰国後、江波さんと共にこの潮工房を立ち上げた。「ここ(三浦半島)は海がすぐそこなので、作業の後に海に潜りに行くこともあります」と、なんともうらやましいお話を伺う。 小西さんの作品は、ガラスの中に細かな線が幾重にも折り重なり美しい模様を表現している。この「レースガラス」と呼ばれる技法は、その名のとおりレースを編みこんだような繊細で複雑な線を描きだすのが特徴だ。レースガラスの制作も、ムリーニと同じようにまず素材となるガラス棒を作るところからはじまる。複数のガラス棒を組み合わせることで、新しいレースの模様が生まれ、小西さんの作品のように彩り豊かな表現を行うことが可能になる。 「チームワークで作るのが私たちの制作スタイルです」と江波さんが話すように、潮工房では一人では出来ない作業が多い。作業を見学すると、工房にいるメンバーが力を合わせて、息を合わせて作らなければ完成しないことがよくわかる。しかし、共同作業のなかにも、一人ひとりが自らの作品に特徴をもち、まったく異なる表現に挑戦しているのだ。 |
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中田も腕がパンパンに!?では、中田も体験をということで、レースガラスのコップを作ることに。まず、素材となるガラス棒を作る。七色のガラス棒を組み合わせて溶かし、その塊が着いた棒をふたりの人間が持って両端に伸ばすのだ。 苦労の甲斐もあって、ガラス棒にはしっかりと七色の線が螺旋を描いている。 |
ACCESS
- 潮工房
- 神奈川県三浦市初声町和田2645-7
- URL http://www.ushio-studio.com/