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温かみの伝わってくる作品盛岡市で作陶を続ける雪ノ浦裕一さんの工房、如月窯におじゃました。雪ノ浦さんは岩手大学教育学部数学科に進むが、副専で美術を専攻、フレスコ画など古典絵画を学び、数学科卒業後、特設美術科専攻科を履修、その後、北海道の野幌で焼き物を学んだ。1年間だけ作家さんのもとで修行をし、25歳のとき岩手に来てからは夫婦で作品を作り続けている。 |
岩手のものを素材に使う「器は使ってもらってなんぼですから」と雪ノ浦さんはいう。「日常雑器を作れないとダメだと思うんですよ」。展示会に出すためのいわゆる「作品」を作ることもあるが、根本には日常の器にこだわる気持ちがあるという。 |
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熱中した中田はいくつもの作品を雪ノ浦さんは、轆轤、手びねり、型おこし、など様々な技法で制作するが、今回は、タタラ技法での陶器作りに挑戦させてもらった。タタラ技法というのは生地を板状にしてそれを成型していくやり方だ。轆轤のように土のかたまりをそのまま形にしていく作業とはまた違った難しさがある。 |
ACCESS
- 如月窯 雪ノ浦裕一
- 岩手県盛岡市高松1-2-36